今回レビューするのは、AKASOさんのキーチェーンカメラ『SYA0057-WT』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
美しい瞬間を逃さず、簡単に。AKASOキーチェーンは、コンパクトなサイズながら、ループ撮影、スローモーション撮影、タイムラプス撮影、バースト撮影そしてその他の機能を手に入れることができます。
4K動画の撮影、タイムラプス撮影、そしてその他の機能がたった一つのボタンで利用可能に。小型で持ち歩きにおすすめのAKASOキーチェーンは、超高精細で4K/30fpsの撮影とデータ消失を防止するエクスポート機能を有し、重量はたったの36gしかありません。
長所と短所
- ○アクションカメラよりも小さくて軽い
- △日本語マニュアルがない
- △液晶画面がないので現在の状況が分かりづらい
- △スマホアプリが必須
- ○4Kの30fps撮影が可能
- ○画質は合格点
- ○最大70分の撮影が可能
- ○色々な場所に取り付けられる
- ○ループ撮影やタイムラプス撮影ができる
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
キーチェーンカメラ。
キャリーオンカメラケース。
ピボットスタンド&固定ベース。
簡単クリップ。
磁石ベース。
USB Type-Cケーブル。
ストラップ。
リセットピン。
説明書。英語のみ。
動画
スペック
使用した感想
○アクションカメラよりも小さくて軽い
アクションカメラよりも小さくて軽いです。そのため体に装着してもどこかに設置しても目立ちません。監視カメラや隠しカメラとしても役に立ちます。
画像のように手で握ると持っていることが分からないくらい小さく、千円札や百円玉と比較しても非常に小さい事が分かると思います。重さはSDカードを入れた状態でたったの50.3gでした。
大きさを計測したところ、高さ6.24cm×幅3.10cm×厚さ1.84cmでした。数値からも非常に小さいことが分かります。
後述しますが、マグネットやクリップで体に取り付けられるので、アクションカメラと同じような使い方(体に取り付けて一人称視点で撮影すること)ができます。アクションカメラと違い、本体での操作がほとんどできなかったり、液晶画面がないのですぐに映像を確認できないデメリット(後述)はありますが、とにかく小ささを重視するなら選択肢として十分に入ると思います。
△日本語マニュアルがない
日本語マニュアルがなく、簡単な説明書しかありません。ただ、アプリをスマホにDLし、当該機種を選択するとペアリングの方法が書いてありますし、その後の操作はスマホアプリで行うことがほとんどです。そのため、最初のペアリングさえできれば問題ありません。
ペアリング方法を記載しておくと以下のようになります。
- 本体側面の電源ボタンを青色LEDが点灯するまで長押しする
- もう1度側面の電源ボタンを短押しして黄色LEDが点滅する(Wi-Fiスタンバイ状態になる)
- スマホのWi-Fi設定で『SNKC_XXXXXX』を選択してパスワードの『1234567890』を入力し接続する
- スマホアプリの『AKASO GO』を起動して『KeyChain』を選択してカメラと接続
Wi-Fiでのペアリングは、本来スマホアプリからたどって行うのですが、私の環境の場合なぜかできませんでした。以前もこんなことがあったので、もしかしたら私のスマホが悪いのか…。なので、直接スマホのWi-Fi設定から検索、接続を行い、その後にスマホアプリを起動して接続しました。
接続したらあとは解像度の変更や録画、停止など、全ての操作はスマホアプリから行います。
△液晶画面がないので現在の状況が分かりづらい
似たような体に取り付けたりするカメラはアクションカメラがあります。TV番組制作などでも使われているGo Proが有名です。
このキーチェーンカメラ最大の特徴は、アクションカメラより小さいことなのですが、小さくするために液晶画面は存在しません。そのため、今どのような画が取れているのかは本体のみでは分かりません。アクションカメラだと液晶画面がある裏側にはなにもなし。
スマホアプリで見ることはできるのですが、カメラ本体のみで確認できないことを不便に感じる方もいるかもしれません。この辺りは体に取り付けるカメラにとにかく小ささを求めるのか、それとも多少大きくなってもカメラ本体のみで操作できる物が良いのか。各自好みに合わせて選んでください。
△スマホアプリが必須
本体に液晶画面がなく、ボタンも側面に上下の2つしかありません。そのため、電源のオン、オフ、初回ペアリング以外のほぼ全ての操作はスマホアプリで行います。アクションカメラは液晶画面もあり、本体のボタンも複数あるため、スマホ無しでの運用でも全く問題ありません。しかし、こちらは前述のような特徴のため、スマホは必須となっています。スマホがなければなにもできません。
接続さえしてしまえば、スマホアプリで全て操作を全て行いますし、複雑な設定や操作はなくシンプルなアプリなので、機械が苦手な方も問題なく使用できると思います。
スマホアプリの画面はオーソドックスなカメラアプリと似ています。録画ボタン、停止ボタン、動画と静止画の切り替えなどなど。解像度も右側の画像のように簡単に切り替えることができます。
スマホアプリは自動回転も可能で、横にすると画面いっぱいの大画面へとなります。画像を見ても分かるように、充電中やバッテリー残量のステータスも表示されます。
○4Kの30fps撮影が可能
非常に小さなカメラですが、4Kの30fps録画までできます。録画可能な解像度は以下のようになります。
- 4K/30fps
- 2.7K/60fps
- 2.7K/30fps
- 1080P/60fps
- 1080P/30fps
- 720P/120fps
- 720P/60fps
静止画撮影だと解像度の選択肢は以下のようになります。
- 20M
- 16M
- 14M
- 10M
- 8M
- 5M
画角は120度です。上下左右を広く撮影しつつ、それでいて歪みも少ないバランスの良い画角だと思います。アクションカメラやドラレコの場合、超広角で170などもあります。ただ、これだけ超広角になってしまうと、上下左右を広く撮影できる分、外周の歪みは大きくなってしまいます。
画質はさすがにこの小ささなので、やや白っぽいもやが掛かったような画質になってしまいました。レンズが小さいと光を取り込む能力が乏しいため、人工的に白っぽくなるのは仕方がないかなと思います。その反面、暗所では意外と強く、夜間や影でも黒潰れはあまり見られませんでした。
PCへUSB Type-Cケーブルで繋げるとUSBメモリとして認識します。動画も写真もここに保存されているので、編集したり視聴したい場合はPCへコピーや移動をしてください。
○画質は合格点
画質はこの小ささから考えると合格点だと思います。ただ、明かりが強い場所だと若干白いもやが掛かったようになる感じです。
夜や影などの暗い撮影では予想以上に明るく撮影できました。ただ、こちらも暗いと若干ザラザラしたノイズが乗っているようです。
画質は若干気になる点はありますが、この小ささと価格なら十分だと思います。数千円のアクションカメラよりは上じゃないでしょうか。
○最大70分の撮影が可能
バッテリー内蔵なので最大70分の撮影が可能です。4K撮影をしてみたところ、若干バッテリー持ちは悪くなり60分ほどでした。フルハイビジョンなら70分、4Kなら60分と覚えておけば良いでしょう。
充電は底にあるUSB Type-CポートにUSB Type-Cケーブルを差し込んで行います。充電中は側面のボタン、インジケーターが赤色に点灯するので分かりやすいです。充電が完了すると青色になります。ちなみに、パススルーでの使用が可能です。つまり、充電しながらの撮影です。バッテリー持ちが不満で長時間録画したい場合、モバイルバッテリーと繋げれば200分でも300分でも連続撮影ができます。
前述したように、小さいの隠しカメラと似た使い方もできます。その場合はUSB充電器からUSB Type-Cケーブイルで給電したり、モバイルバッテリーを繋げると良いでしょう。
○色々な場所に取り付けられる
特徴として色々な場所に簡単に取り付けられることが挙げられます。アクションカメラの場合、胸ベルトや頭のベルトが大事になってきます。また、このような大型の装着道具は最初に付属していない場合が多いので、別途購入する必要があります。
このキーチェーンカメラは最初から付属している物のみであらゆる取り付けが可能になっています。
特に便利なのは磁石ベースでした。磁石ベースを服の内側に入れ、服の外側のキーチェーンカメラとくっつけます。要は服を挟むように取り付けるんです。マグネットは非常に強力なので、きちんとその場で止まってくれます。バイクや自転車で走行しながら撮影しまたが安定しており、落ちそうになることやズレることもありませんでした。ただ、これは分厚い服では厳しいです。できてトレーナーくらいの厚さです。さすがにコートでは使用不可能でした。
キャリーオンカメラケースはゴムの入れ物になっていて、上に輪っかのストラップホールが付いています。付属のストラップと組み合わせて首に掛けると便利に持ち運べます。ただ、これは撮影する道具ではなく、あくまで持ち運びの道具かと思います。首に掛けたまま撮影すると激しく揺れてしまいますからね。首に引っ掛けていつでも撮影できる状態にしておき、必要なときにサッと撮影する使い方が良いと思います。
キャリーオンカメラケースは首に引っ掛けるだけではなく、どこか部屋の隅に引っ掛けて置いて撮影する分には撮影道具として使えます。これだと固定するので揺れません。
簡単クリップはその名の通り、服やベルト、バッグのショルダーベルトなどに挟んで取り付けます。
ピボットスタンド&固定ベースはその名の通りスタンドです。監視カメラや見守りカメラはこの使い方が便利です。
私が使っていて思い付いた便利な利用方法は以上のようになります。このほかにも工夫次第で色々使えると思います。
○ループ撮影やタイムラプス撮影ができる
極小のカメラなのですが、便利機能も搭載しています。ドラレコで良くあるループ録画や、アクションカメラで良くあるタイムラプス機能です。
ループ録画とは、SDカードの容量がいっぱいになった場合、古いファイルを自動的に削除して録画を続ける機能です。ちなみに、。SDカードは公式では64GBまで使用可能とのことですが、128GBの東芝SDカードが使えました。
タイプラプスは何秒に1回撮影するの機能です。間隔秒数は設定で変更できます。星の動きや景色の時間による変遷を撮影することはもちろん、撮影回数が少なくなるのでバッテリー持ちにも効果的です。常に動画で撮影する必要がない場合などには有効です。
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総評
アクションカメラよりもはるかに小さいキーチェーンカメラという変わったカメラです。またはVLOG CAMERAとも言われるジャンルです。BLOGのBをVideoのVに変えた造語で、動画をブログ(日記)にしちゃおうとのコンセプトです。このVLOGを撮るのに最適なカメラということで、VLOG CAMERAなんでジャンルがあるんです。記念撮影やしっかりと撮影する目的ではなく、日常を気軽に撮れるカメラです。
アクションカメラは便利なのですが、高機能化に伴って大型化もしています。スマホと同じ道を辿りつつあります。そういった大型化がいやで、とにかく小さいカメラが良いんだという方に向いていると思います。
こんな人にお勧め
- とにかく小さいアクションカメラが欲しい人
- アクセサリーを揃えなくても体の色んな所に取り付けられるカメラが欲しい人
- スマホと連携して操作や撮影をしたい人
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