今回レビューするのは、AKASOさんのモバイルプロジェクター『TYA0002-BK-JPFSKY』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
特徴
- 【大画面の視聴をもっと簡単で便利に】AKASO FOCUS 小型のモバイルプロジェクターは僅か210g/14.5x8x2.01cm(iPhone 12 Proより少し小さいくらい)のサイズです。普通なホームプロジェクターと比べると、より薄いより収納しやすいコンパクトデザインで、持ち運びにとてしやすいです。カバン、ポケットに入れても気軽に持ち歩けます。キャンプなどアウトドアシーンでの使用にとても便利のはもちろん、狭い室内にも置き場所や設置場所にも全然困りません。
- 【DLP、高精細な視聴体験を実現】DLP技術のメリットは、均一で鮮明なカラービジョンと高精細な画像を確保でき、応答速度もより速い、滑らかな映像を映し出だし、動きが速い動画再生時に残像などの精細度を落とす現象が発生しにくい、それに投影画像がデバイスに焼き付く事がほとんどない。サイズを超えた表現力と優れた視覚体験を提供することができます。
- 【自動台形補正機能付き、最適な鑑賞角度を調整可能】画面が垂直方向に±30度、斜めから投影した際に自動で画面サイズを調整してくれ、いつでも最適な投影状態に再調整できる。投影が斜めになりやすい寝室など狭い区間でも、自動的に最適な状態に調整します、他のプロジェクターのように手間をかけて投影角度を心配する必要はありません。
- 【スマホと直接に繋がり、Wi-Fi/HDMIより多様さの使用方式】本体のUSB2.0ポートを介して、適用なUSB充電ケーブルでiOS/Androidスマホと直接に接続して使用することができます。メモ:iOSスマホなら接続するだけ使用可能になりますが、Androidスマホなら、「EZcast」アプリをスマホにインストールする必要があります。また、タブレットPC、ノートパソコン、Micro SDカード、USBデバイス、Xbox-ONE、PS3/PS4ゲーム機などのコンテンツを大画面で表示することはもちろんです。
- 【4000mAh大容量内臓バッテリー、外部バッテリーとして使用可能】1.5-3時間に持続でき、映画鑑賞などをゆっくり楽しみます。また、蓄電機能があり、いざ緊急時には、モバイルバッテリーとして使用可能です。デバイスの電量不足でお仕事などを順調に進めない心配は要りません。* 注:Prime Vedio、Hulu、Netflix、および同様のサービスからの著作権で保護されたコンテンツは、ワイヤレス伝送またはHDMIケーブルを介してミラーリングとスクリーンキャストすることはできません。優れた画質効果を確保するために、このプロジェクターを暗い環境で使用するのをお勧めします。
長所と短所
- ◎超小型のモバイルプロジェクター
- ○出力解像度は854×480だが高コントラストで綺麗
- ◎超小型ながら高機能
- △早送りや巻き戻しの操作がしづらい
- ◎スマホ内の動画や画像、WEBを投影できる
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
モバイルプロジェクター。
リモコン。
ミニ三脚。
USB Micro Bケーブル。
HDMIケーブル。
USB充電器。
メーカーカード。
説明書。日本語ページあり。
動画
スペック
- ディスプレイ表示技術:DLP
- 輝度:50 ANSI
- コントラスト比:2000:1
- 投写距離:0.2~3メートル
- 最大解像度:854 * 480(WVGA)
- 内蔵バッテリー:4000mAh / 15.2wh
- 放映時間:1.5~3時間
- コネクタ:USB2.0 Type-A、HDMI 1.4、TYpe-A、リモコンコントロール、 microSDカード (最大32㎇)
使用した感想
◎超小型のモバイルプロジェクター
このプロジェクターは、ミニプロジェクターよりもさらに小さいモバイルプロジェクターと呼ばれる物です。画像を見るとわかると思いますが、片手に軽く乗ってしまう程の小ささです。縦横は千円札と比較しても若干小さいくらいです。
比較として5.5インチのスマホを並べてみました。5.5インチよりも小さいですね。
さすがに厚さはスマホよりはありますが、それでもいかに小さくて薄いかおわかりいただけると思います。
計測したところ、縦138.8mm×横69.2mm×厚さ15.8mmでした。厚さですら1.5cmほどと薄いです。
重さは221.5g。これも非常に軽いです。
とにかく小さいです。前述したように、サイズ感としては5.5インチスマホを2つか3つ重ねた程度の大きさと厚さです。バッグに簡単に入るのはもちろん、ポケットにも楽に入ります。持ち運んでサッと出して使うとか、友人の家に持っていき、皆で大画面を見るなんて使い方もできます。
○出力解像度は854×480だが高コントラストで綺麗
出力解像度は854×480なので、それほど高解像度とは言えません。しかし、プロジェクターはTVと違い、厳密に1ドットずつ格子状になって見えるわけではないので、これでも十分綺麗です。字幕も問題なく読めますし、にじみもありません。
特にコントラストが高いので、部屋の明かりをフルに付けた状態でも映像が分かるくらいでした。カーテンを閉めて部屋を少し暗くすれば非常に綺麗な映像が観られます。
当然視野角も問題なく、真横や真上から見ても反対側が暗くなったり色が変わることもありませんでした。
◎超小型ながら高機能
超小型なので、大型のプロジェクターと比較して機能が少ないのではないかと思うかもしれませんが、そんなことはありませんでした。ここでは主な機能をピックアップして紹介していきます。
リモコン付き
このプロジェクターにはリモコンが付いています。電源のオンだけは本体で行いますが、それ以外の操作や電源オフはリモコンで全て操作できます。電池は単四電池が2本必要です。電池は付属していないので別途用意する必要があります。
本体にも最低限のボタンはあります。ただ、モバイルプロジェクターなので、ボタンを配置するスペースがなく、限られたボタンのみです。基本的に操作にはリモコンが必須となります。
リモコンの受信感度は良かったです。前後左右どこからリモコンを剥けて操作してもスムーズに受け付けてくれました。
入力ソースが十分
入力ソースも必要十分だと思います。USBメモリ、HDMI、Micro SDカードの映像を投影できます。HDMIケーブルは端子がフルサイズで、ここにPCやゲーム機を繋げると簡単に映像が投影されます。また、後述しますがスマホの中に入った動画や画像を投影することもできます。
充電はUSB Micro Bケーブルで行います。ケーブルもUSB充電器も両方付属しています。
4000mAhのバッテリー内蔵
極小のモバイルプロジェクターですが、バッテリ0が4000mAh内蔵されています。そのため、当然ですが電源ケーブルなしでの使用が可能です。輝度を4に下げて使用していますが、フルハイビジョンの動画を見て3時間くらい持ちます。
ユニークな機能として、モバイルバッテリーになることが挙げられます。電源スイッチのスライドを反対側の電池アイコンの方に入れると、パワーバンクモードとなり、青色LEDが点灯。USBケーブルを繋げると外部機器を充電できるようになります。
スマホを充電している様子です。プロジェクターのバッテリー残量を示す青色LEDが点灯し、スマホがきちんと充電されています。
4000mAhなので、モバイルバッテリーとしては少ない容量ではありますが。出先などで外部機器へ充電できることはメリットです。
自動台形補正機能
プロジェクターを角度を付けて投影すると、長方形が台形になってしまいます。しかし、このモバイルプロジェクターは、その台形の歪みを自動で検知し、長方形に整形してくれます。角度は上下30度とのことで広いです。一般的なプロジェクターの台形補正機能は上下15度が多いです。
ポイントは自動であること。手動でツマミを回して整形する物も多いのですが、こちらは自分でなにか操作する必要はありません。勝手に検知して勝手に綺麗な長方形にしてくれます。
スマホ内の動画や画像、WEBを投影できる
専用アプリのDLが必要だったり、設定がいるので詳しくは後述します。
△早送りや巻き戻しの操作がしづらい
唯一難点かなと思ったのは、早送りは巻き戻しの操作がしづらかったことです。リモコンで早送りや巻き戻しを独立したボタンはありません。画面内にコントロールパネルを出し、そのアイコンの中から早送りや巻き戻しを選択して決定。これが早送りや巻き戻しの挙動になります。
◎スマホ内の動画や画像、WEBを投影できる
スマホの中の動画や画像、WEBをプロジェクターに投影できます。有線でもできるのですが無線でもできます。少し手順が必要なので、Android版のやり方を記載しておきます。
(1)AndroidのスマホでGoogle Playを開き、『EzCast』を検索してDL。(説明書やプロジェクターに映るQRコードをスキャンしてもDLできます)
(2)プロジェクターのWi-Fi設定から、自分が利用しているルーターのパスワードを入れて接続する。
(3)トップメニューから『Wi-Fiで接続』を選択。
するとこの画面が出てきます。この画面を出しておくことが重要で、そうしないと後述のWi-Fiスポットが出てきません。この画面をプロジェクターで出したまま、スマホアプリのEzCastで接続してください。
(4)EzCastの設定でWi-Fiを検索し、『AKASO_FOUCUS_******』を選択。
(5)EzCastから動画や画像、WEB、カメラなど好みものを選ぶ。
スマホでもある程度の操作はできます。音量の変更や次、前の動画への移動などです。また、したのシークバーでのスキップもできますが、Wi-Fi経由なので、データ転送に時間が少し掛かります。
設定は最初やや面倒ですが、1度やってしまうとあとはスマホの中の動画や画像を、簡単にプロジェクターで見ることができるので非常に便利になります。
総評
5.5インチスマホくらいの大きさで、厚さは約1.5cm程度の極小モバイルプロジェクターです。パンツのポケットにも余裕で入るので、まさにモバイル機器としてプロジェクターを持ち運べてしまいます。
小さいからといって機能はそれほどカットされていません。それどころか1万円程度の格安プロジェクターよりずっと機能が豊富です。自動台形補正機能もあり、ユーザーが使いやすいように色々と工夫されています。また、動作音もかなり静かでした。ファンの音が小さいので、近くに置いて見ても画面に集中することができました。
こんな人にお勧め
- ポケットに入るプロジェクターが欲しい人
- スマホと無線で繋げられ動画などを見られるプロジェクターが欲しい人
- ファンの音が静かなプロジェクターが欲しい人
- モバイルバッテリーにもなるプロジェクターが欲しい人
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