今回レビューするのは、サムスンさんのスマートフォン『Galaxy A7 (SM-A750C)』です。
今回は全3回ほどレビューする2回目となります。2回目の今回は実際に1日ほど触ってみて感じたことをザッと見ていきたいと思います。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
スペック
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- OS種類:Android 9
- 最大待受時間
- CPU:Exynos 7885
- CPUコア数:オクタコア
- 内蔵メモリ:64GB
- インターフェース:microUSB
- 外部メモリタイプ:microSDXCメモリーカード
- 外部メモリ最大容量:512GB
- バッテリー容量:3400mAh
- 画面サイズ:6インチ
- 画面解像度:2220x1080
- パネル種類:Super AMOLED
- 背面カメラ画素数:メイン:約2400万画素|超広角:約800万画素|深度測位:約500万画素
- 前面カメラ画素数:約2400万画素
- 複数レンズ:○
- 幅x高さx厚み:76.8x159.8x7.5mm
- 重量:168g
- カラー:ブラック | ゴールド | ブルー
- ハイレゾ:○
- 認証機能:指紋/顔認証
- Bluetooth:Bluetooth 5.0
- テザリング対応:○
- NFC:○
- 無線LAN規格:802.11 a/b/g/n/ac
- SIM情報:SIMフリー (nano-SIM)
ファーストインプレッション
最初に感じたことのまとめ
- 1万5千円なのに狭小ベゼル、極薄
- LINEモバイルのドコモ、ソフトバンク回線、au回線繋がる
- SIMカードを脱着すると強制再起動される
- 液晶画面が良く指が滑る
- 写真画質は十分綺麗
- シャッター音が物凄く大きい
- ゲームしないのであれば十分メインにできる
- Googleマップの描画速度など問題なし
- Bluetooth接続は問題なし
- 普通に使える
1万5千円なのに狭小ベゼル、極薄
有名メーカーの格安スマホの中では最安の部類である『GALAXY A7』ですが、それなのにベゼル幅が凄く狭いです。画像を見るとわかりますが、上下に1cmほどはあるものの、左右はほとんどベゼルがありません。
SHARPの『AQUOS Sense 3』よりも狭いくらいです。
ベゼル幅が狭いと何が良いかというと、単純に本体が小さくなるので、指が届く範囲が広がること。そして目でパッと見たときにそのほとんどが画面を占めるので気持ち良いことが挙げられます。
1万5千円程度でこの狭小ベゼルは素晴らしいです。
薄さも素晴らしく、同じくAQUOS Sense 3の2/3程の薄さです。AQUOS Sense 3は、当時のレビューでも書いていますが、もう少し薄く頑張って欲しかったくらい、ちょっと厚いのですが、それでもこのGALAXY A7は格安スマホとは思えない薄さです。
LINEモバイルのドコモ、ソフトバンク回線、au回線繋がる
起動時に楽天モバイルのロゴが出てくるので、もしかしたらドコモやソフトバンクなんかは繋がらないかなとも思ったのですが、MVNO回線ですが、ドコモ、au、ソフトバンクの三大キャリア全てに繋がりました。もちろん4番目のキャリアになる楽天モバイルにも繋がります。
APN設定はプリセットは楽天モバイルしかなかったので、他の回線業者で接続するには、自分でAPN設定を作成する必要があります。これはご自分の使用している回線業者から送られて来た紙に書いてあるはずですし、わからなければ全員共通のものなので、ネットで調べれば簡単に分かります。
ちなみに、私が使用しているLINEモバイルは、回線業者にかかわらず以下の設定になります。
【名前】LINEモバイル(任意)
【APN】line.me
【ユーザー名】line@line
【パスワード】line
【認証タイプ】PAPまたはCHAP
SIMカードを脱着すると強制再起動される
SIMカードを入れたり外したりすると、スマホの再起動が必要になります。SIMカードを新たに入れた場合には、強制的に無言で再起動するわけではなく、きちんとメッセージが出て、OK『再起動』をタップすることになります。
逆にSIMカードを抜いた場合、メッセージは出るのですが、こちらがなにも操作しなくても勝手に再起動されます。
ちなみに、前回の記事で書きましたが、こちらはSIMカードが1枚しか入りません。最近の格安スマホでもSIMか-土が2枚入るDSDS(デュアルシステムデュアルスタンバイ)も多いのですが、さすがに大手メーカーでこの価格ともなると、ここはコストカットされているようです。
液晶画面が良く指が滑る
このスマホを触ってまず感じたのが、画面が良く指で滑るということでした。私は裸の画面だと指が引っ掛かってしまうので、必ず液晶保護フィルムを別途購入して貼り付けています。
このスマホの画面は裸でも良く指が滑ります。防指紋の液晶保護フィルムほどサラサラではありませんが、十分裸運用でも問題無いレベルです。
多分、良く汗を掻く方や、手が脂性の方は、私と同じように、裸では指が滑りづらいと感じるのではないでしょうか。そんな手が脂性な私でも、保護フィルムを貼り付けずに滑りやすくて快適でした。
写真画質は十分綺麗
「この価格帯のスマホだしカメラ画質はどうなんだ?」と思っていたのですが、十分実用に耐えられるレベルで綺麗でした。こちらの写真は、手前のプラモにピントを合わせて撮影したもの。きちんとピントはあっており、後ろのプラモがぼやけています。
逆に、こちらは後ろのプラモにピントを合わせた様子。きちんと前のプラモがボケています。
こちらはどこにもピントを合わせず、そのまま撮影した様子です。
いくつか作例を挙げましたが、ブログにアップする程度ならなんら問題ない画質であることがお分かりいただけたと思います。
安いカメラで問題になりがちか『カメラの暗さ』も問題ないですね。室内撮影なのですが明るく撮影できています。
詳しい写真の作例や、元画像をそのままアップしたりなどは、次回の記事で書きます。
シャッター音が物凄く大きい
カメラ画質は良いのですが、少しビックリしたのがシャッター音が大きいこと。これまで20台くらい格安スマホを使用してきましたが、その中でも飛び抜けて大きいです。しかも、音量を調整する設定もない…。
別に盗撮なんてしなくても、このシャッター音の大きさは、食べ物屋で料理を撮影するときにも躊躇してしまうレベル。もしかして小さくする設定があるのでしょうか…。
対策として無音カメラアプリを入れれば解決します。私はどのスマホにも『カメラ無音化Pro』を入れています。無料版もあるので、シャッター音が気になるなら入れておいて損はありません。と言うか、このスマホだとシャッター音が必要以上に大きいので入れざるを得ないと思います。
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ゲームしないのであれば十分メインにできる
もはやどの格安スマホでもそうですが、特に有名メーカーの格安スマホだと、3Dゲームさえやらないのであれば、普通にメインとして使用できます。現在1万5千円で購入出来るこちらのスマホもそうです。
WEB閲覧、文書作成、メール、SNS、動画再生、電子書籍、電話、写真・動画撮影、カーナビ、etc。なにをするにも特にストレスは感じていません。
上を見ればキリがありません。iPhoneやXperiaなんかはもっとキビキビ動くのでしょう。しかし、私にはこれでも十分ストレスなく使用できています。意ヶ月くらい使用しましたが、今のところおかしな挙動をして、アプリが強制終了するとか、フリーズしてどうにもならなくなるなんてこともありません。
Googleマップの描画速度など問題なし
万円前後の無名メーカー格安スマホの場合、Googleマップの描画で時間が掛かりもたつくことがあります。しかし、こちらはそれもほぼありませんでした。
さすがに3万円を超えるような格安スマホより少し描画が遅いですが、通常使用であれば特にストレスは感じないと思いますそれも初回の描画の時に時間が掛かるだけで、最初の描画が終われば、あとは車の移動速度程度でもたつくことはありませんでした。
Bluetooth接続は問題なし
Bluetoothの機能も問題ありませんでした。手持ちのいくつかのイヤホン、ヘッドホン、キーボード、マウスに接続して問題なし。特にキーボードやマウスでは遅延があると困るのですがそれもありありませんでした。
普通に使える
1ヶ月使って思った事は『普通に使えるじゃん』ということ。最近の格安スマホは良くできていて、2万円以上する物であれば安心して使えていました。しかし、少し触れたように、1万5千円を切ると一気に怪しい確率が増え、Googleマップでの描画が遅いとか、画面上を指が滑らないとか、なぜかアプリがたまに強制終了するなど、不具合に近いものがありました。
ところがこの1万5千円の格安スマホは、なんの問題もなく普通にメイン機として使用できました。大抵この値段になると、どこかに使いづらさが爆発して、『メイン機としては厳しいけど、さぶきとしては…』とお茶を濁したような表現になってしまうのですが、こちらは3Dゲームをやらないのであれば間違いなくメイン機に使用できます。
総評
率直な感想としてはここまで普通に使えるとは思いませんでした。1万5千円なので、どこかに使いづらさが出るのだろうなと覚悟していたのですが、それが一切ありませんでした。むしろ、これで遅いとか反応が悪いとか言う方は何が不満なんだろうと…。
次回は写真の作例を詳しく紹介したり、更に詳細に実験などしたことを書きたいと思います。
第1回と第3回の記事
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