今回レビューするのは、AMOOWAさんのミニプロジェクター『P150G』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
特徴
- 【プロジェクター小型 轻量】ミニポータブルプロジェクター本体の重さはわずか360gで、サイズは121 * 61 * 38.5mm、大型のプロジェクターと違って、軽いので移動に困りません。
- 【インテリジェント制御】タッチパネルまたはリモコンによる制御。機械が苦手方でも、簡単に操作できます。RCを取り除く、スムーズ&スマートタッチパネルでアプリを使用します。AMOOWAだけです。
- 【超高輝度】200 ANSIルーメンの投影図、3段階の明度モードを備えていて、省エネ/標準/高照度から選択可能。先進的なDLPタイプなので画面色の表現力が高く、周囲の輝度が均一です。鮮明な映像と迫力ある音響をお楽しみいただけます。
- 【自宅の壁や天井がシアターに】120インチの大画面で、横縦比16:9の映画鑑賞にも向き、狭い部屋で床や天井にまで大画面で表示させることができ、映画鑑賞やゲームはもちろん、ヨガやストレッチなどエクササイズ動画を見ながらの自宅トレーニングにも最適。一人暮らしや子供部屋でもスツキリ使えます。
- 【パッケージ内容】赤外線対応リモコン、リモコン用単4×2本、ACアダプタ、三脚、日本語対応取扱説明書(クイック操作ガイド)。
長所と短所
- ◎手の平に乗るくらい小さくて軽い
- ○ミニ三脚で角度自由自在
- △入力ソースがHDMIしかない
- ◎自動台形補正機能が凄い
- ◎自動ピント合わせ機能がある
- ○wifiでネット接続ができる
- ○本体にはタッチボタン
- ○リモコン付き
- ○リモコンでマウスのような操作が可能
- ◎明るさ十分
- ○音が大きく出る
- ○動作音は比較的静か
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
プロジェクター。
リモコン。
単四電池×2。
ミニ三脚。
収納袋。
説明書。日本語ページ。
動画
スペック
- 商品仕様 OS:Android 7.1
- Bluetooth:4.1
- 投写推奨距離:1-3m(20~120インチ)
- 明るさ:200ANSIルーメン
- コントラスト:300:1
- 光源:LED
- 投影方法:DLP
- 解像度:854*480
- 電池容量:7000mAh
使用した感想
◎手の平に乗るくらい小さくて軽い
まずパッと見ですぐわかる特徴としては、非常に小さくいて軽いことです。手の平に簡単に乗るくらい小さく、どんな場所でも設置することが可能。
小ささだけではなく、重さも331.0gと超軽量。一見するとただの長方形の箱なので、プロジェクターとは思えない外見です。
大きさを計測すると幅約12cm×奥行く約6vm×高さ約4cm。とても小さいです。
レンズも出っ張りがなく、カバーがしてありますし、入力ソースの端子類もカバーがしてあるので、見た目はまさに長方形の箱です。
とてもプロジェクターには見えないのですが、きちんと機能しますし、それどころか大型のプロジェクターよりも高機能、多機能でした。この辺りは追って説明していきます。
○ミニ三脚で角度自由自在
付属品にはミニ三脚があります。プロジェクター本体が小さくて軽いので、このような三脚でも問題なくらい安定して取り付けられました。
ネジは一般的なカメラ三脚と全く同じ規格です。高さがある程度調整できるだけではなく、前後左右の首振りも、三脚用ネジの下のツマミを緩めたり閉めることでできます。
プロジェクターの底面には三脚用のネジ穴があります。ここに前述のミニ三脚をねじ込むだけです。
三脚を取り付けた様子です。三脚を取り付けることによって、レンズを上下に角度を付けて向けることができるため、投影する高さは自在になります。
△入力ソースがHDMIしかない
入力ソースは側面にあります。そこにはゴムカバーがしてあり、一見すると何もないように見えますが、小さいくぼみに指先を入れた開けることができます。
入力ソースは画像のもので全てになります。映像用入力ソースはHDMIしかありません。もう少し大きなミニプロジェクターや、フルサイズのプロジェクターの場合、VGAやAV端子がある場合が多いのですが、こちらはHDMIのみになります。
今の映像機器はHDMIがあれば事足りるとはいえ、場合によっては困る方もいると思うので、自分の使い方を想定して選んでください。
その他画像に写っているポートは左から下記の物になります。
- USBポート
- HDMIポート
- 電源ポート
USBメモリを利用することはできるのですが、SDカードスロットはないので使えません。USBメモリに関しては、中に入れた動画や音楽、画像ファイルを読み込んで使用することがでできます。どうしてもSDカードを使用したい場合、下記のようなアイテムを使用すると可能になります。
◎自動台形補正機能が凄い
使い方は少し変わっていますが簡単です。電源のオンはボタンで行うのではなく、レンズにあるスライドカバーを開けることで行います。閉じているスライドカバーを開けると電源が入り、閉めると電源がオフになります。
レンズカバーを開けると電源が入り、閉めるとオフになるのですが、オフにするにはリモコンの電源ボタン長押しでも可能です。
プロジェクターに台形補正機能は必須だと思いますが、このプロジェクターではそれが自動で行われます。なにをどう検知して行われているのか仕組みはわかりませんが、上や下に向けて台形に映像が歪んでしまうと、数秒後にはきっちり長方形に補正されます。
この自動台形補正機能が凄いのは、上下40度くらい角度を付けてもきちんと補正されることです。プロジェクターをAmazonなどで物色し、スペックを見ている方ならわかると思いますが、大抵この台形補正機能は上下15度までが限界です。それ以上だと歪みすぎて台形補正が効きません。
ところがこのプロジェクターは、正確に何度まで補正が効くのかわかりませんが、かなり角度を付けても大丈夫でした。
◎自動ピント合わせ機能がある
自動で台形補正がされるだけではなく、ピント合わせも自動でした。レンズが出っ張っておらず、ピント調整のツマミもないので、どうするのかと思ったら、自分でやる必要はありませんでした。自動で距離を計測して補正してくれます。
本当にピント合わせが効くのかと疑問だったのですが、色々な距離で試しましたが、全て問題なく綺麗に映像が投影できました。画像のように字幕も歪みやボケがなく、ハッキリくっきりしています。
○wifiでネット接続ができる
ユニークな機能としてはネット接続ができることです。このプロジェクターはAndroidで作られており、Androidアプリも多数入っています。その中にChromeもあり、これでネットができます。
○本体にはタッチボタン
本体正面にはタッチボタンがあります。一般的なプロジェクターの場合、本体には最低限のボタンしかなく、基本的にリモコンで操作してねとのスタンスが多いです。しかし、こちらは画像のように全てリモコンにあるボタンが本体上面にもあります。そのため、リモコンなしでも快適に操作可能です。
○リモコン付き
他のプロジェクターと同じくリモコンも付いています。しかし、リモコンは少し変わっていて、Bluetoothでプロジェクターと接続します。一般的にはリモコン受光部がプロジェクターにあり、そこに向けてリモコン操作をするのですが、こちらはBluetoothです。
リモコンは単四電池2本で稼働します。単四電池は付属していました。
Bluetoothで接続するので、最初にペアリング操作が必要です。しかし、これも簡単で、プロジェクターが起動したら、リモコンのOKボタンと音量-ボタンを同時押しを5秒するだけです。これで初回ペアリングは完了し、次からは自動でプロジェクターとリモコンが接続され、普通のリモコンと同じように使えます。
ではBluetoothリモコンだと何が良いのか。これは前述もしたように、一般的なプロジェクターの赤外線リモコンの場合やTVでもそうですが、『リモコンを受光部に向ける』ことが基本です。逆に言えば、受光部に信号が行かなければ、操作を受け付けてくれない場合もあります。しかし、Bluetoothの場合は、赤外線リモコンのような直進的な信号ではないので、どの方向にリモコンを向けていても、プロジェクターがどこにあろうと、全て同じように操作を受け付けてくれます。
初回ペアリングの手間はありますが、初回だけですし簡単な操作なので、Bluetoothリモコンの方が使いやすいと感じました。
○リモコンでマウスのような操作が可能
ユニークな機能はさらにあり、リモコンをマウスのように使用することが出来ます。動画にもアップしていますが、リモコンのスコープマークを押すとマウスカーソルが出てきます。それをプロジェクターが投影した映像に向け、上下左右に動かすと、きちんとその方向に追従してマウスと同じ動きをします。そして、画面に出てきたアイコンなどにカーソルを重ねてOKボタンを押すと、クリックとなります。
◎明るさ十分
プロジェクターの映像で大事な映像の明るさですが十分です。小さいから明るくないなんてこともありませんでした。
部屋を暗くすればハッキリくっきり見えるのは当然として、動画にもアップしていますが、部屋の蛍光灯を明るくした状態でも結構映像を観ることができました。
視野角もプロジェクターなので全く問題なし。真横から見ても逆サイドが暗くなったり、色が変わることはありませんでした。
上下から見ても同じで、この辺りはプロジェクターの強みです。複数で見る場合、どの位置から見ても全く同じ映像を楽しめます。
○音が大きく出る
スピーカーはプロジェクターに内蔵されています。プロジェクターは大画面、大迫力で見たい物なので、大きな音が出ないと困るのですが、それも問題ありませんでした。
最大音量にすると物凄い音が出で迫力があります。また、大きな音が出るので、複数人で見るのにも適しています。
○動作音は比較的静か
動作音は比較的静かでした。動作音=ファンの音なのですが、ファンは小さくなればなるほどうるさくなる傾向があります。しかし、もう少し大きいミニプロジェクターよりも1段か2段静かなくらいです。この小ささを考えれば、十分静音と言って差し支えないと思います。
静音とは言っても無音ではないので、さすがに真横で見るとうるささを感じます。1,2mは離れた方が快適です。
総評
ミニプロジェクターとのジャンルがあります。フルサイズより2回りほど小さく、狭い場所にも手軽に置くことができたり、必要なときだけ出し、必要ないときはしまうなんてことができて便利なのですが、こちらはさらに小さいので極小プロジェクターと言ったところでしょうか。
プロジェクターがただ小さくなるだけでも、取り回しが良くなるのでありがたいのですが、さらにこちらはフルサイズのプロジェクターと比べても遜色のないほど多機能であることは、前述してきたとおりです。
- 自動台形補正機能
- 自動焦ピント合わせ機能
- ネット接続可能
- 本体ボタンでフル操作可能
- Bluetoothリモコン
- リモコンマウス機能
極小であるがゆえ、入力の映像ソースがHDMIしかないことだけは注意してください。これが問題ないのであれば、これだけ極小でこれだけ高機能なプロジェクターはなかなか無いと思います。
こんな人にお勧め
- 極小のプロジェクターが欲しい人
- 台形補正機能、ピント合わせが自動で行われるプロジェクターが欲しい人
- Bluetoothリモコンでどの位置、方向からでも操作を受け付けて欲しい人
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