目次
特徴
- 幅33cm、奥行17.5cm、高さ37.3cmの小型サイズの電動シュレッダーです。デスクの下や横でも邪魔になりにくく、家庭やSOHOでの利用に最適です。細断形状は5×45mmのクロスカットです。
- 個人情報が記載された媒体を細断し、ゴミ箱からの情報漏洩を防ぎます。A4用紙を最大5枚まで同時に細断できます。約13リットル(A4コピー用紙約90枚分)のダストボックスです。
- 小型ながら大容量なので、頻繁にゴミ捨てに行く必要がありません。細断部分がダストボックスにセットされていないと電源が入らない仕様で、ゴミ捨て中に作動してしまう心配がありません。投入口は指が入らない安全設計です。
- 電源ON状態で、入/自動または逆回転にレバーをスライドすることで電源LEDが点灯します。電源ONと逆側にスイッチをスライドさせると、紙詰まりが起こった際も、紙を簡単に取り出せます。
- 投入口に紙が投入されると自動的に細断し、終了すると自動的に停止します。モーター保護のため、2分以上の連続運転を続けたり、書類をかみこんだ状態で放置すると、自動的に停止します。約45分後には再び細断が可能になります。
長所と短所
- ○クロスカットで安全
- ○A4を5枚まで同時に裁断できる
- ○A4用紙90枚分(13リットル)のゴミが収納可能
- ○LEDで通電状態が一目で分かる
- ○自動停止機能がある
- ○覗き窓でゴミ箱の中身がどれくらい埋まったか確認できる
- ×音が五月蠅い
はじめに
今回レビューするのは、サンワサプライさんの電動シュレッダー『400-PSD023』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
外観チェック
コンパクトな電動シュレッダーとは言え、化粧箱…と言うか梱包の段ボール箱は結構大きく重いです。
電動シュレッダー本体。箱から取り出すと、電動シュレッダーとしてはコンパクトだと言うことが分かります。
上部の電動シュレッダー部分。スイッチはスライド式なので、間違って押す心配はありません。また、稼働状況はLEDランプが点灯するので一目で分かります。
注意事項はわかりやすく紙を入れる部分にシールで貼ってあります。見ておわかりのように、連続運転は安全のため2分までで、細断枚数は5枚までとなっています。
スライドスイッチとは別に主電源ボタンもあります。こちらをオンにしない限り、前述のスライドスイッチを弄っても動かないので、お子さんやペットが居る家にとっては安心です。
電動シュレッダーを横から見たところ。形状としては一般的なゴミ箱と全く同じで、上に乗っかっている蓋が電動シュレッダーに変わっています。
コンセントは1.5m。
電動シュレッダーを後ろから見たところ。
電動シュレッダーの心臓部。
以上、外観チェックでした。
動画チェック
気になるところ
音が五月蠅い
電動シュレッダーは初めて使用してみたのですが、音は結構するなという印象でした。常に稼働している物ではなく、必要なときだけ散発的に使用する物だと思うので、多少五月蠅いからと言って欠点と即言える物ではないのですが、気になる人はいるかも知れません。深夜家族が寝静まったあとに使うのは憚られるかなとは思います。
クロスカットで安全
電動シュレッダーには色々なカット方式があります。代表的な例を挙げると以下のような物があります。
【ストレートカット方式】
用紙を縦方向のソバ状に細断するシンプルなカット方法。
【クロスカット方式】
ストレートカット方式に一定間隔ごとに横に切る機能を付け足した方式。
【スパイラルカット方式】
縦にストレートカットした後、スパイラルカッターにて横切りする機能を付けた方式。
【マイクロカット方式】
クロスカットよりもさらに細かく細断する方式。
【メディア類対応方式】
メディア類に対応しているシュレッダー。基本はストレート状にカットする方式。
この電動シュレッダーは上記の絵から2つめのクロスカット方式と呼ばれる物で、安価なストレートカット方式よりも機密性が高いことが特徴です。もっと価格が高く、機密性が高い複雑なカット方式もあるのですが、一般家庭で使用する分には、このクロスカット方式で十分ですね。
A4を5枚まで同時に裁断できる
厚みがある紙がどれくらい裁断できるのか、、何枚同時に裁断できるのかは、この電動シュレッダーでは気になるところです。この電動シュレッダーはA4コピー用紙5枚を同時に裁断することができるので、こちらも一般家庭では十二分な機能だと思います。
A4用紙90枚分(13リットル)のゴミが収納可能
裁断機能は勿論電動シュレッダーで大事なのですが、裁断した紙くずをそれだけ貯めておけるかも気になります。この電動シュレッダーは、A4用紙90枚分のゴミが収容可能で、ゴミ箱換算すると13リットルだそうです。一般家庭で90枚の紙を電動シュレッダーに掛けるには何日も、もしかしたら2,3ヶ月くらい掛かるかも知れないので、こちらも一般家庭で使用するには十分すぎるスペックとなっていました。
LEDで通電状態が一目で分かる
電動シュレッダーは常時通電し、1日に何十枚も裁断するなんて事は、一般家庭ではあまりないと思いますが、そうなると電源の状態がどうなっているのかわかりやすいと有り難いのですが、この電動シュレッダーは電源がオンになっているときは、緑色のLEDランプが点灯するので、遠目にも一発で通電状態が分かります。
自動停止機能がある
スライドスイッチを『入/自動』にすると、紙が入れられたことを自動判別し、裁断が終わると同時に運転は停止します。安価な電動シュレッダーだと、スイッチを入れるとずっと電動シュレッダーが稼働し、終わったら自分でオフにしなければならず、音が大きい電動シュレッダーでは鬱陶しいことがあるかと思うのですが、それがこの電動シュレッダーではありません。必要なときだけ動き、裁断が終わると同時に運転が止まるので、音も、電気代も無駄になりません。
覗き窓でゴミ箱の中身がどれくらい埋まったか確認できる
地味に便利だと思ったのが、ゴミ箱上部に覗き窓が付いており、ゴミ箱の中身がどれくらい埋まったのか確認できることでした。
電動シュレッダーの構造上、ただのゴミ箱部分の下部は軽いのですが、上部電動シュレッダー心臓部の機械が詰まっている部分は非常に重いです。なので、中身がどれくらい溜まったのか、そろそろ捨てる時期ではないかと思い、いちいち重い上部を持ち上げて…なんてことは非常に億劫になるんです。ところが、この電動シュレッダーには中の容量がどれくらい埋まったかわかるのぞき穴が付いているので、そうしたことは一切必要無く、覗き窓に紙くずが見えてきたら捨てるサインと言うことになります。石油ファンヒーターの覗き穴と全く同じような形です。
総評
電動シュレッダーは前から気になっていた物の、なかなか手が出せずにいました。今の時代、ネット通販を使う人も多いと思いますが、明細が丁寧に描かれているので、透明ゴミ袋が義務科されている今、このような情報が書いてある紙をそのまま出すのは躊躇ってしまいます。そのようなときは、いちいちハサミで縦に横に斜めにと工夫をしていちいち切っていたのですが、細かくなった紙くずで部屋が汚れますし、何重にも折って一気に切ろうとすると中々切れなかったりと不便でした。ところが、この電動シュレッダーを使用してみたところ、それらの面倒さが全て解決しました。
気になる点としては動作音ですが、常時稼働している物ではなく、瞬間的に使う物なので、夜中に家族が側で寝ているなどの特殊な状況でない限り問題は無いと思います。また、電動シュレッダー自体コンパクトで、それほどスペースの無い場所にも収まりよく置くことができるのも利点かと思います。
昨今はストーカー問題などもありますし、うかつにゴミの中に個人情報を残しておくのは危険です。かと言って、ハサミでちまちま切るのも手間ですし、人力でわからないようにカットするのには限界があります。また、手動のシュレッダーも結局面倒さと機密性で問題が残ります。そんなことで手間や時間、労力を掛けたり心配するくらいなら、このようなコンパクトで邪魔にならない、一般家庭で使うには必要十分な機能を兼ね備え、4000円程度で買えるような電動シュレッダーを購入すれば、今後は紙に印刷された個人情報の処理に頭を悩ますことは一切無くなるのでお勧めです。
こんな人にお勧め
- 通販をよく利用する人
- 通販の明細書などを他人にわからないように裁断したい人
- ストレートカットより安全なクロスカットの電動シュレッダーが欲しい人
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