ドラマ全話レビュー「24 JAPAN 第05話 「04:00-05:00」」

今回レビューするのは、テレビ朝日さんのドラマ『24 JAPAN』第05話です。

 

それでは早速レビューを書いていきたいと思います。

 

あらすじ

 誘拐された娘たちを捜す獅堂六花(木村多江)と函崎要吾(神尾佑)は、女の子が車にはねられたことを知り、病院へ急行。手術室へ運ばれる函崎の娘・寿々(柳美稀)の姿を確認する。寿々の命は助かるのか、そして彼女と行動を共にしていた六花の娘・獅堂美有(桜田ひより)はどこにいるのか…。心配でパニックに陥る六花。そんな妻から事情を聞いたCTU(テロ対策ユニット)第1支部A班の班長・獅堂現馬(唐沢寿明)は、別の線から美有の行方を調べると告げ、警察署の取調室へ向かう。取調室にいるのは、現馬の前で警察官の命を奪った男・陳元永福(渋谷謙人)――日本初の女性総理候補・朝倉麗(仲間由紀恵)の暗殺計画に関与している可能性が極めて高い男だ。しかも、陳元は美有が誘拐されたことも知っていた! 暗殺計画の黒幕と美有の居場所を突き止めるため、陳元を尋問しようとする現馬。だが、その眼前にCTU第1支部長・鬼束元司(佐野史郎)が立ちはだかり…!
その頃、麗は苦悩していた。息子・朝倉夕太(今井悠貴)がかつて妹・朝倉日奈(森マリア)に暴行を働いた少年を殺した――そんな衝撃的なニュースをまもなくキャスター・山城まどか(櫻井淳子)が報道してしまう…。そうなれば、日奈のショックは計り知れない。報道される前に日奈に伝えるべきではないか、と考え始める麗。やがて彼女は、この窮状を打開するために“大胆な決意”を固める!
一方、美有は謎の男・神林民三(高橋和也)のもとへ連れ去られていた。そんな中、“掟破りの行動”に出た現馬は、ついに美有の居場所につながる手がかりを入手するが…!?

 

みどころ

  • 違法捜査しまくり

 

感想

やはりカメラが揺れている

やはり前回同様、今回もカメラが揺れていました。これは本家の特徴の1つでもあったのですが、3話まではカメラが固定されており全く揺れませんでした。そこにも日本版に違和感を感じたのですが、前回からカメラが急に揺れ初め…。

 

調べてみると、1話から3話の完監督は鈴木浩介で、4話と今回の5話の監督は木内健人になっていました。つまり、3話までとそれ以降で監督が変わったんです。これが急に4話からカメラが揺れ始めた理由ですね。監督は他にもいるので、今後もカメラが揺れるかはわかりませんが、前回から急にカメラが揺れ出した理由は監督が替わったからでした。

 

前回からの木内健人監督の方が24を理解しているのでしょう。24といえばカメラ揺れというくらい特徴的なことでした。逆に、監督によってこの根幹部分が変わるのは問題だと思います。ここはきちんと統一してくれないと…。

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24時間リアルタイムドラマのはずなのに時間が飛ぶ?

寿々の父、函崎要吾が娘の容態を見て狼狽したあと、シーンが変わって待合室のベンチに腰掛けるのですが、ここって同じ人物で続きの話なのに時間が飛んでますね。前回も同じシーンをやっていて今回繰り返されましたが、前回も「あれ?」と思ったんですよね。

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24は時間が視聴者が見ている一分一秒が同じなので、このようなシーンが飛ぶってあってはだめなのですが、こういった粗がチラホラ出てきています。これだけ本家をトレースしているのに…。

 

Abema版では1時間近くあるディレクターズカット版が配信されているので、そちらだとシーンが飛ぶ間に、なにか他のシーンが挟まっているとだとは思いますが、TV放送版でこれを放送してはいけない気がします。TV放送版だと、24の『24時間リアルタイムで話が進む」とのコンセプトがおかしくなってしまっています。

 

仲間由紀恵さん丸くなりました

今回、初の女性総理候補として仲間由紀恵さんが出演していますが、だいぶ丸くなりましたね。ドラマのトリックも好きで見ていたのですが、その頃と比べるとだいぶ太ったみたいです。

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足の引っ張り合い

CTUと警察、CTU内部でも組織間、人との間で足の引っ張り合いがあり、一筋縄では話が進まないのがたまりませんね。24はこれも面白い要素の1つです。テロリストの方もそうで、どこも一枚岩ではなく、内部でも争いがあり中々ことが進みません。

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主人公は暴力OKのドラマ

24は本家ももちろんそうでしたが、主人公は違法な捜査しまくりで、容疑者に対して暴力はおろか、拷問までしてしまいます。日本だとあまり現実味がありませんが…。

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現実では、どんな卑劣な犯人にも法律を遵守して丁寧に接しなければいけません。ここにフラストレーションを感じている人も多いので、24で「そんなことは関係ねえ!」的に悪逆非道な犯人に鉄拳制裁を加え、情報を吐かせる様を見てスッキリって感覚も、視聴者にはあったのでしょうね。

 

LINEかな

日本版ではテロリストの1人が、取調室からトイレに行き、奪ったスマホで獅堂にLINE(?)をしていました。時代ですね。本家だと牢屋から出たところで、弁護士に電話を掛ける振りをし、実際はジャックに電話したとの流れでした。

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こういった時代の流れによるテクノロジーの使用だったり、インフラの代わり具合なんかは、日本版でちょこちょこ修正していますね。

 

警官シーンの意味が分からない

本家では女性の黒人警官が1人だけジャックに同行して死亡したのですが、日本版は男性警官も同行していました。今回はその男性警官が、死亡した女性警官の死体を前に涙していました。これまで本家のトレースかというくらい本家そのまま進めていたのに、なぜここだけこんな改変したのでしょう。日本ならではのお涙頂戴演出がしたかったのでしょうか。

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総評

これまで日本版を見て、普通にストレスなく、ギュアクニイエバドキドキ感もなく見られているわけですが、それはなぜだろうと考えたところ、娘の馬鹿さが足りないかもしれません。

 

役者本人にとっては馬鹿に見られないので良いことなのかもしれませんが、本家では娘が突き抜けた馬鹿なことが一挙手一投足から分かりましたが、日本版の女優さんは賢そうな顔をしているからか、挙動がきちんとしているからか、不良だとか馬鹿に見えづらい気がします。

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本家では娘はキム(キンバリーの愛称)と言いましたが、このキムが馬鹿すぎてイライラし…。ドラマを見て登場人物にイライラするのも、面白い要素の1つなんです。それだけドラマに入り込んでしまっていることの証左ですし、なにより馬鹿っぽい役、憎らしい役を演じて、きちんとその通り馬鹿で憎らしく見せているわけですから。今後もっと娘は足を引っ張るわけですが、もっともっと馬鹿で邪魔者に見えるような演技をして欲しいです。

 

こんな人にお勧め

  • 24が好きな人

 

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