今回解説・考察するのは、この世の果てで恋を唄う少女YU-NO の第11話「」です。
原作をやっていない方はいまいち分からないこともあると思うので、原作の話を降りませながらアニメを1話1話追い、その都度出てきた謎やわかったことを解説したり考察したりしていきます。
原作のゲームがとっくの昔に出ているので、その先のことやどうなるかは全て分かっているのですが、あくまでアニメの『その時点まで』をネタバレなしで記載してます。ネタバレが気になる方も読んで問題ありません。
それでは早速解説・考察を書いていきたいと思います。
ちなみに、YU-NOの全話レビューは別記事にまとめましたので、気になる方はご一読ください。
未視聴の人が知らない方が良いネタバレについては、このようにオレンジ色のマーカーで、ネタバレの始まりと終わりを注意します。重要なことを強調する黄色のマーカーとは別なのでご注意ください。
目次
あらすじ
三角山地下からの出口を探すたくやと澪。
たどり着いた部屋には思いもよらぬものが…
そしてそこに現れた美月の意図とは…!?
今回の謎(★)とわかった(☆)ところ
- ★ケイティア(恵子)はなんだったの?
- ☆リフレクターデバイスのことを澪に言った
- ☆三角山の謎が明らかになる
- ★落雷は何故起こる?
- ☆美月の洗脳はなに?
- ★美月の自殺は原作通りなの?
- ★澪が言っていた一条先生を助けられるとは?
- ★神奈は地下通路のことを誰から聞いていたの?
- ★カオスの矯正後澪たちははどうなるの?
- ★有馬広大が言っていた龍造寺が別の何かとは?
解説・考察
★ケイティア(恵子)はなんだったの?
何故出てくる人をセーレスからケイティアに変えたのかはわかりません。アニメ制作スタッフがこう思って変えたのかな…との推察は前回の記事で書きましたが、あとから何故ここが変わったのかわかるのでしょうか。一応、まだ出会っていないセーレスをここで出すのは理屈が合わないと考えたのかな…とは思いますが…。
ケイティアの出方は、夢に母親が出てきただけなので、何の神秘的なことも謎もなく、ただの夢ってことになってしまったような…。多分ここは深く考えても答えは提示されないと思います。いわゆる夢枕というもので、単なる不思議な夢だったなあってだけの気がします。
☆リフレクターデバイスのことを澪に言った
リフレクターデバイスのことをたくやは澪に告げていましたが、原作ではこんなシーンはありませんでした。澪の目の前でカオスの矯正が起こるので、澪がリフレクターデバイスや並行世界のことを知っていた方が良いとアニメ制作スタッフが考えたのでしょうか。
☆三角山の謎が明らかになる
澪ルートの肝である三角山の謎が今回で解き明かされました。三角山内部に謎の機械の塔があり、海岸から超念石を持ち出そうとすると落雷で攻撃するシステムとのこと。現再編で解き明かされるのはここまでが限界で、いつ誰が何の目的で建てたのかは、このあとの異世界編で完全に解明されます。
★落雷は何故起こる?
落雷事故は海岸から超念石が運び出されると発生するのですが、そのシステムは誰が造り、目的はなんなのか…。この辺りは異世界編までおかずけです。気持ち良いくらいきちんと丁寧に物語の中でで説明さるので、この辺りは期待しています。
☆美月の洗脳はなに?
美月の洗脳は龍造寺に掛けられた暗示『ナイアーブ』です。絵理子先生も知っているのですが、現代人のたくやは全く知らない言葉なので、絵理子先生や龍造寺が現代人とは少し違うことがわかるはず。意識を持ったまま、特定条件下で龍造寺の命令に沿った行動を取るようになる特殊な暗示のようです。
★美月の自殺は原作通りなの?
美月は今回、洗脳されて好意を持っているたくやを殺すことなるくらいなら…と、残った意識を振り絞り拳銃自殺。その後降ってきた大岩に潰されてミンチに…。この死に方はアニオリです。原作では洞窟内にも発生した雷に貫かれて死ぬ流れでした。また、息を引き取るまで少し時間があったので、たくやの腕の中無念と謝罪の言葉伝えながら死ぬという、悲しい話ではなくなってしまいました。ただ、このあと美月ルートに入るので、おそらくその死に方はそちらでやるのだと思います。
★澪が言っていた一条先生を助けられるとは?
澪はリフレクターデバイス、並行世界のことをたくやから聞いていたので、リフレクターデバイスさえあれば美月を助けられると言っていましたが…。実際にはこの世界はこの世界で存在し続けるので、他の世界線でたくやが美月を救ったとしても、この世界の美月は死んだままなのでもうどうにもなりません。
★神奈は地下通路のことを誰から聞いていたの?
神奈は龍造寺家の庭と洞窟が繋がって老いることを知っていましたが、ある人から聞いたと言っていました。これは神奈ルートでハッキリわかります。非常に重要なストーリー上の肝です。また、井戸には結城も来ていましたが、原作では結城はおらず神奈だけが助けに来てくれました。その流れで結城は澪に謝罪したのですが、これもアニオリ。原作では結城は死んでしまうので澪に謝ることができませんでした。
★カオスの矯正後澪たちははどうなるの?
カオスの矯正が発生した後は、亜由美のルートと同じように、その世界はその世界はその世界で存在し続けます。たくやが他の世界線へ移動するだけです。その世界のたくやはいなくなってしまうのですが、他の世界線のたくやが偶然その世界線に飛んでくるので、やはりこの世界にたくやは必ず1人いることになります。公式設定によると『世界はそういう風にできている』とのこと。
★有馬広大が言っていた龍造寺が別の何かとは?
最後に有馬広大が龍造寺は龍造寺ではない別の何かと言っていましたが、このことは美月ルートである程度わかり、完全に判明するのは異世界編になってからになります。
総評
今回も前回に引き続き、かなりの改編が入りました。賛否は人による野でしょうが、ストーリーの根本を変えかねないギリギリの線が最近あるので冷や冷やします。
こんな人にお勧め
- タイムトラベル、タイムリープものが好きな人
- 異世界ものが好きな人
- 壮大な話が好きな人
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