今回解説・考察するのは、この世の果てで恋を唄う少女YU-NO の第05話「」です。
原作をやっていない方はいまいち分からないこともあると思うので、原作の話を降りませながらアニメを1話1話追い、その都度出てきた謎やわかったことを解説したり考察したりしていきます。
原作のゲームがとっくの昔に出ているので、その先のことやどうなるかは全て分かっているのですが、あくまでアニメの『その時点まで』をネタバレなしで記載してます。ネタバレが気になる方も読んで問題ありません。
それでは早速解説・考察を書いていきたいと思います。
ちなみに、YU-NOの全話レビューは別記事にまとめましたので、気になる方はご一読ください。
未視聴の人が知らない方が良いネタバレについては、このようにオレンジ色のマーカーで、ネタバレの始まりと終わりを注意します。重要なことを強調する黄色のマーカーとは別なのでご注意ください。
目次
あらすじ
亜由美を救おうと何度もリフレクターデバイスで並列世界を遡るたくや。
しかし悲劇を止めることができない。
万策尽きたかに見えるたくやであったが、ふと香織との取引を思い出す。
そしてたくやは香織の元に向かう…
今回の謎(★)とわかった(☆)ところ
- ★記憶が完全に残っていた
- ★何回やり直しても亜由美が自殺した
- ★ブルーカードを手に入れた
- ★アイテムは持ったままロードされる
- ★豊富とヤクザの密会写真を手に入れた
- ★豊富の悪事が暴露された
- ★亜由美の自殺を回避した
- ☆別の世界に行くとは?
解説・考察
★記憶が完全に残っていた
たくやは今回何回も宝玉セーブとロードを使ってやり直していましたが記憶を完全に保持していました。原作では記憶が保持しているかどうか曖昧でした。
★何回やり直しても亜由美が自殺した
何回も亜由美が自殺したのはアニオリです。原作では最初に手首を切って自殺するだけの1回で、2回目で救うことができました。しかし、アニオリのこれは毎回自殺方法が違ったり、ポリ袋を被って自殺したり、ふざけているようにしか…。亜由美は自殺の決断が早すぎます。
★ブルーカードを手に入れた
今回、亜由美の自殺後、お風呂からベッドに移動させていました。このシーンはアニオリなので、何故こんなことをするのだろうと思ったのですが、その時亜由美の持ち物からブルーカードを抜き取って入手していました。原作では亜由美のトゥルーエンドで亜由美から渡されたので、ブルーカードの入手方法が大幅に変更されました。
★アイテムは持ったままロードされる
ブルーカードの件で顕著でしたし、以前にも説明されていますが、宝玉のロードでは持ち物は持ったまま移動できます。これは物凄くゲーム的なのでアニメだと突っ込みどころになりそうですがそういう設定です。
★豊富とヤクザの密会写真を手に入れた
たくやは豊富に気をつけろとのメッセージや、ブルカードを欲しがっていることなど、香織との前回までのやりとりを思い出し、豊富を撃退する品地があるのではと想像。香織にブルーカードを渡し、交換として豊富とヤクザの密会写真を入手しました。
原作ではたくやも豊富とヤクザの密会現場を見ているのでこの成り行きはわかりやすいのですが、アニメではこれが省かれてしまったためやや唐突に見えます。
★豊富の悪事が暴露された
今回、たくやが豊富にヤクザとの密会写真を見せたことで完全に豊富を撃退しました。捨て台詞で亜由美を利用しただけだと言うこともバラしたので、亜由美からの信頼も地に落ちました。また、豊富の処遇は香織に任せることになりました。
★亜由美の自殺を回避した
何回も亜由美が自殺して回避方法がないように見えましたが、今回豊富を撃退したことによりたくやへの信頼も回復し、風呂場で手首を切る前に自殺を阻止できました。原作ではここから亜由美トゥルーエンドに。そしてカオスの矯正(強制的にスタート地点に戻る)との流れだったのですがそれはなくなるようです。
カオスの矯正でスタート地点に戻ると、また話を最初からある程度やり直さないといけないので、その面倒さを省いたのでしょうか。
☆別の世界に行くとは?
最後にたくやは亜由美に「俺が別の世界へ行っても…」と言っていましたが、YU-NOの世界観はシュタゲと違い、世界は複数できていきます。亜由美が自殺した世界も存在し続けます。ただ、エネルギー保存の法則で可能性の低い世界から順次消滅します。この辺りは後々きちんと説明が出てくると思います。
簡単に言うとドラゴンボールのトランクスの話と同じです。過去を変えても今(移動する前の世界)が変わるわけではありません。新しい世界ができるだけです。
総評
今回は自殺が不可避の亜由美をいかにして救うかがテーマだったので、得に新しい謎や伏線は出てきませんでしたね。寧ろ香織のブルーカードや豊富に気をつけろのメッセージなど伏線を回収する話でした。
こんな人にお勧め
- タイムトラベル、タイムリープものが好きな人
- 異世界ものが好きな人
- 壮大な話が好きな人
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