今回レビューするのは、Xiaomiさんのスマートフォン『Redmi Note 9S』です。
今回は全3回ほどレビューする2回目となります。2回目の今回は実際に1日ほど触ってみて感じたことをザッと見ていきたいと思います。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
スペック
- 驚異の4800万画素 AI4眼カメラ OS:Android 10.0/ MIUI 11
- 全く新しい6.67インチDotDisplay、 スタイリッシュなデザイン
- 超長持ち5020mAhバッテリー、 18W急速充電
- Super powerful Qualcomm Snapdragon 720G
- メモリ、ストレージ:RAM 4GB / ROM 64GB
- SIMスロット:デュアル NanoSIM
- 端末サイズ と重さ(高さ x 幅 x 厚さ):約165.75mm x 約76.68mm x 約8.8mm・約209g
ファーストインプレッション
最初に感じたことのまとめ
- 画面が縦長で大きい
- 電源キーと指紋認証パネルが一緒になっていて便利
- 顔認証が速くて正確
- ホームキーの並びが変わっている
- インカメラが超ノッチ
- GPS精度はやや悪い?
- カードスロットは非排他制御
- 電子書籍は上下が凄く余る
- カメラが4眼レンズで出っ張っている
- カメラの光学ズーム2倍が綺麗
- ズームは2倍までしかない
- 大きいので写真はブレやすい?
- Bluetoothは最新の5.0で途切れない
画面が縦長で大きい
画面は6.67インチで、スマホの中では最大サイズです。とはいえ、昨今流行の縦長の画面なので、一般的にイメージするような16:9のや16:10のタブレットとはサイズ感がだいぶ違います。
画面解像度は2400×1080で縦横比はなんと20:9。このように超縦長なので、画像のように片手で問題なく持つことができます。ただ、片手操作で全て行うことはできません。親指が逆サイドや上下の端までどうやっても届きません。
千円札と比較すると、幅は全くといって良いほど同じで、縦はホームボタン分長いサイズ感。千円札を縦にし、そこから3cmほど足したらこのRedmi Note 9Sのサイズになります。
他のスマホと比べてみましょう。HUAWEIのP30 liteと比較してみました。P30 liteと比べても縦に長いことが分かります。縦以外の幅や厚さは全くといって良いほど同じです。
電源キーと指紋認証パネルが一緒になっていて便利
このスマホのユニークなことは電源キーと指紋認証パネルが一緒になっていることです。一般的には背面に専用の指紋認証パネルがあったり、ホームボタンと指紋認証パネルが一緒になっているのですが、こちらは電源キーと一緒になっています。
電源ボタンはきちんと押すとへこむハードボタンにもなっています。押下感はグニュっとしており気持ち良いです。ボタン表面は指紋認証パネルとして使いやすいように湾曲などない真っ平らです。軽く触れると指紋認証パネルとして機能し、グッと押し込むと電源キーとして機能します。
顔認証が速くて正確
顔認証の精度と速度は物凄く速いです。0.5秒どころではなく、一瞬でパッと画面が点灯してロックが解除されます。また、持ち上げスリープ解除も便利で、ジャイロスコープで持ち上げられたことを感知し、画面が点灯。顔認証でロックが解除。この流れが非常に便利です。ボタンを押す必要がありません。
ホームキーの並びが変わっている
ホームキー周りの並びは少し変わっています。これまでとリターンキーとホームキーの位置が逆になっています。これまでと逆なので少し戸惑います。Xiaomiのスマホはこうなのか、はたまたAndroid10で変わったのか。
他に使用しているスマホはほとんどが下記のような、リターンキー、ホームキー、タスクキーの並びになっています。
インカメラが超ノッチ
ノッチとは、インカメラ部分だけが液晶画面に飛び出し、できるだけ画面を広く採る方式なのですが、このRedmi Note 9sもノッチです。しかも画像を見て分かるとおり、これまでのノッチ以上に無駄な部分がありません。インカメラの回り1,2mmだけが黒い部分になっており、それ以外は液晶画面になっています。
このインカメラは設定で以前のようなバー状にすることもできます。この辺りは次回記事で触れていきます。
GPS精度はやや悪い?
1,2日使った感想ですが、どうもGPS精度がやや悪いような気がします。というのも、Googleマップをカーナビに使用しているのですが、曲がり角だいぶ前で指示が出ることが多かったです。
他のスマホの場合、10m手前で曲がるように指示が出るのに、このRedmi Note 9Sだと15m手前で出る…なんて感じです。かと思えばこれまでと同じように指示が出ることもあり…。このあたりは要検証なので今後使用して次回詳しく書きます。
カードスロットは非排他制御
カードスロットは非排他使用です。排他使用とは、SDカードスロットに、SDカードかSIMカードの『どちらか』を入れるというタイプで、格安スマホだと多いタイプです。
こちらは画像のようにSDカード、SIM1、SIM2のスロットが全て独立しており、3枚全て入れることができます。複数回線と契約していて、1台のスマホでそれらを待ち受け、通話したい方も安心して使用できます。
電子書籍は上下が凄く余る
縦長でなにが困るって、電子書籍で上下が余ることなんです。本の縦横比は3:2か4:3です。一方、このRedmi Note 9Sは縦横比は20:9。他のスマホも今は縦長が流行りなので、18:9か19:9あたりが多いです。そうすると画像のように上下に余りが出てしまいます。
動画でも同じ傾向があります。動画は基本的に16:9なので、3:2や4:3の電子書籍ほどではありませんが、やはり左右に余りが出ます。だからといって別になにか損をしているわけではありませんが、少し気になる部分ではありあります。
カメラが4眼レンズで出っ張っている
4眼カメラはユニークなのですが、本体から2mmほど出っ張っています。カメラ部分がゴチッと机に当たるのもあまり精神衛生上良くないので、安い物でも良いのでTPUケース等を使用する方が無難です。ちなみに、透明TPUケースは付属しています。こだわらない方ならこれでも十分だと思います。
カメラが出っ張っているので、机に平らに置いたつもりでもやや斜めになってしまいます。ここもスマートではありません。やはりケースはあった方が良いと思います。
カメラの光学ズーム2倍が綺麗
カメラのズームは光学ズーム2倍があります。光学ズームとは劣化のない状態でのズームです。格安スマホで光学ズームは珍しいです。カメラに力を入れていることが分かります。
ズームは2倍までしかない
前述のように、カメラに光学ズーム2倍があるのですが、デジタルズームはありません。つまり、ズームは2倍までしかできません。他の格安スマホの場合、劣化はあるもののデジタルズーム4倍、6倍なんて物も珍しくありません。このカメラはズーム倍率に関しては弱点です。
逆に0.6倍の広角カメラが使用できるので、広い範囲を撮影することができます。
大きいので写真はブレやすい?
大画面スマホの宿命で、カメラ性能は良くても肝心の持っている人間がプルプル震えてしまうので、できあがりの写真はブレやすいです。自分はきちんと静止できていると思っていても、大型スマホやタブレットだと見えないレベルで細かく動いてしまっています。
特に周囲が暗い状態(夜景)などだと、これが結構影響を与えてしまいます。手ぶれ補正機能はあるのですが、暗いシーンだと効きづらいんです。(クリックで拡大)
周囲が明るければ手ぶれ補正も良く効くので問題ありません。(クリックで拡大)
カメラについてのさらに掘り下げたことや、写真作例などは次回詳しく載せていきます。
Bluetoothは最新の5.0で途切れない
Bluetoothは現在最新のバージョン5.0です。基本的にBluetoothは新しければ新しいほど、消費電力も遅延も少なくなります。
総評
今回は1,2日使用してのファーストインプレッションを記事にしました。この時点で気になっていることは、『GPS精度が悪いのではないか?』、『カメラは手ぶれしやすい?』あたりでしょうか。逆に気にいったことは、電源キーと指紋認証パネルが一緒で便利なこと。指紋認証や顔認証がマッハで速いことです。
この他、バッテリー持ちに関してもまだ検証していないので、次回はいろいろと更に検証した結果を書いていきます。
第1回と第3回の記事
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