目次
特徴
- 作業領域:13.8*8.6インチ、タブレット本体の寸法:17.9*10.55*0.6インチ(455*266*16mm)。HUION一番大きいペンタブレットといわれています。自由に絵を描くことができます。
- 12メートル以内の無線接続もできます。重さは1.1キログラムだけで、もっと自由に使用できます。2000mAh電池は40時間の連続使用できます。もし電力が不足を感じましたら、電力供給ケーブルが付いているので、ご安心ください。
- 2048レベル筆圧、230反応率、5080解像度、発達したハードウェアを持っています。 ペンが紙の上を滑らかにこすれるのような自然な感じで、デジタル写真の編集、絵画や描画ができます。
- 12個ショートカットキー付き、カスタマイズ可能です。芸術家、デザイナーのような方々は自分の習慣によって設定してください。そうすると、作業効率を向上させます。レシーバーに8GBのフラッシュメモリーが搭載されています。貴方の絵を保存することが便利で、時間を節約できます。
- 対応システム:Win 10/Windows 8/Windows 7, Mac OS X10.8.0以降。ほとんどのペイントソフトに対応します。注意:弊社の公式サイトでドライバをダウンロードしてください。一年間の保証付きです。
長所と短所
- ○導入が簡単
- ○無線で取り回しが良い
- ○作業範囲が広い
- ○絵を描くのは簡単
- △上手く書くには時間が掛かる
はじめに
今回レビューするのは、HUIONさんのペンタブレット『WH1409』です。
この製品は以前使用していた同メーカーのペンタブレットに比べ、作業領域が広くなり、無線接続になった、いわゆるハイグレード版という物みたいですね。前回、初めてペンタブレットを使用して、プロもこれを使うわけだなと納得したのですが、今回はどんな感じなのでしょうか。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
外観チェック
化粧箱。高級感があります。
同梱品一式。ペンタブレット本体、ペン、替え芯、芯ケース、USBケーブル、USB充電ケーブル、説明書。
ペンタブレット本体。充電状況を示すインジケーターがあったり、高級感があります。今の状況が分かりやすいですし、ショートカットボタンもあり、非常に使いやすいです。
肝心のペン。ペンにもショートカットキーが2つ付いていて自由に設定可能で便利です。
無線接続を実現するUSBレシーバー。レシーバーとしては大きいのですが、USBメモリにもなっていて、中にドライバが入っています。
以上、外観チェックでした。
動画チェック
気になる点
まずは気になる点から書いていきたいと思います。
上手く掛けるまでには慣れと練習が必要
このペンタブレットに限った話では無いのですが、ペンタブレットのお絵かき感覚は独特です。
ペンタブレットをペンでなぞると、別の液晶モニタに絵が描き上がっていく感覚。この感覚と言うか操作性には練習と慣れが必要だと感じます。慣れてしまえば、数多くの色鉛筆や筆が要らない、間違っても消しゴムで消す必要も無い、こまめにセーブすれば失敗しても前に戻って書き直しができるなど、享受できるメリットはあまりにも多いので戻れなくなるんですけどね。最初に慣れと練習が必要なことは覚悟しておいた方が良いと思います。
導入が簡単
HUIONさん以外のペンタブレットを使用したことは無いのですが、少なくともこのHUIONさんのペンタブレットは導入が物凄く簡単です。
無線接続を実現するUSBレシーバーはUSBメモリにもなっていて、そこに入っているドライバをダブルクリックで解凍し、出てきた実行ファイルをダブルクリックするだけ。これだけでドライバはインストールされ、ペンタブレットが使用できるようになってしまいます。
勿論、高度な機能を使いこなすには、ペイントソフトは何を使おうかとか、そのソフトの機能を理解して使い分けたりしなければならないのですが、取り敢えずペンタブレットでお絵かきを始められるところまで行く導入に関しては、PCに疎い人出も難なくできてしまうレベルです。この導入の簡単さは驚きでした。
このような機器の場合、今までの経験上、いくつかのドライバを入れ、ソフトを入れ、細かい設定をし、やっと使用できるようになることが珍しくありませんでした。ペンタブレットもこのような面倒さを覚悟していただけに、この簡単さには「え?これでもう良いの?使えるの?」って感じで逆に戸惑うくらいでした。
無線で取り回しが良い
以前使用したHUIONさんのペンタブレットはUSBケーブルをPCに挿して使用する有線接続だったのですが、こちらはそれよりも1段階価格が上がっている分グレードアップして、無線接続での使用が可能となっていました。同梱のレシーバーをPCのUSB端子に挿すだけで無線になるので、こちらも至極簡単でした。
ペンタブレット自体、そこでお絵かきをすることに時間を掛けるべきガジェットなので、設定や導入に手間が掛からないことは非常に助かります。ここで何時間も悪戦苦闘していたのでは本末転倒ですからね。
無線接続になると問題になってくるのが遅延です。無線マウスやキーボードでもそうですが、今『あ』と入力したのに、画面に反映されるまでに0.5秒掛かりました、とかでは使い勝手が非常に悪くなってしまうんです。ペンタブレットはキーボードやマウスの遅延より更に遅延があっては使い物にならないシビアなガジェットです。ペンタブレットでスイスイ絵を描いているのに、それが画面に出てくるのが遅延したのでは使い物になりません。その点、このペンタブレットは遅延が全く無く、スムーズに絵を描くことができました。少なくとも、人間の目には遅延しているかどうかは全く分かりません。遅延で絵を描くことがおかしくなるなんてことは、使用してみて1度もありませんでした。
また、無線のバッテリー持ちですが、40時間連続稼働するので、1日8時間使用して5日、12時間使用して3日とちょっとってところかと思います。完璧とは言えませんが必要十分かと思います。
作業領域が大きい
無線接続であると同時に売りの1つが作業力粋が大きいことのようで、果たしてその使い勝手はどうなのかと思ったのですが、非常に使いやすくて驚きました。
PC周りのガジェットは、大は小を兼ねるなんてことは無い場合があるのですが、このペンタブレットは確実に大は小を兼ねるんですね。大きければ大きいほど作業は楽になることが分かりました。まあ、物理的に机の大きさ以上には置けないので限界はあるのですが。
私は24インチのモニタを使用しているのですが、作業領域ほぼこれと同じでした。つまり、24インチのモニタと縮尺がほぼ同じなので、その点もスムーズに絵が描けた理由かと思います。
絵を描くのは簡単
前述しましたが、ただ絵を描くだけなら、導入から絵が描けるまで物凄く簡単です。私は絵が描けるように設定するまでに5分くらいでできてしまいました、私はPCに詳しいので、それを差し引いてPCに疎い人を想像しても、どんなに悩んでも15分はかからないと思います。そして、Windows標準付属のペイントソフトを起動すれば、もう絵を自由に描くことができます。
言葉で上手く伝わらないかも知れませんが本当に簡単なんです。ただ…ここから絵を上手く描こうとすると、練習と時間が必要です。ペンタブレットにペンを走らせて絵を描く、そしてそれが目の前のモニタに反映される。この挙動に慣れるまでには努力が必要です。
ペンタブレットのメリット
ペンタブレットのメリットは枚挙に暇がありません。
- ペンを用意しなくて良い
- 色違いの鉛筆や絵の具を何本も用意しなくて良い
- 間違って消す場合消しゴムカスが出ない
- こまめにセーブすれば失敗してもやり直せる
簡単に挙げるだけとこれくらいですが、とにかくペンを用意しなくて良いのは経済的にも物凄いメリットで、お絵かきを趣味にしている方の場合、これだけでおそらく元は取れると思います。
色鉛筆や絵の具なんか用意すると、何十本も必要で、なおかつ定期的に補充が必要です。また、ペンや筆の太さもワンタッチで何百種類物へ切り替え可能なので、その使い勝手は抜群です。机の上もスッキリしますしね。
総評
前回使用した同メーカーのペンタブレットより、作業領域が広く、無線接続できるようになり、グレードアップしたペンタブレットでした。
無線接続は地味ですが、ケーブルが無いので取り回しが良く、位置替えや持ち運びにも便利でした。また、使用しないときに端っこに寄せて『立て掛けておく』ことも気楽にできます。ケーブルがあるとこれが面倒で、ケーブルがどこかに絡まったりしてしまうんです。使用しない時に片付ける際に楽になったと言う点だけでも、無線のメリットは享受できました。また、心配していた遅延も全く感じることが無く快適でした。
作業領域が広いのも大きなメリットで、モニタの大きさに近い大きさで書けることがこれほど快適だとは思いませんでした。
こんな人にお勧め
- 作業領域広いペンタブレットが欲しい人
- 無線接続のペンタブレットが欲しい人
- 導入が簡単なペンタブレットが欲しい人
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