目次
特徴
- 耳を守る安全機能ANC:ユーザーの耳を保護し快適にお使い頂けるよう、製品に アクティブノイズキャンセルを装備しています。周囲の雑音をボタン一つで低減し、クリアな音楽を楽しめる環境を提供します。
- 長持ちバッテリー: 2時間の充電で最大20時間音楽を楽しめます。通勤通学、外出や旅行に十分なバッテリー性能を備えています。
- 有線可能: Bluetooth のバージョンは4.1です、Bluetoothにより接続できます。3.5mm端子のAux-inを搭載し、Bluetoothが使えない場合や電池が切れる場合でも、付属のケーブルを接続すれば通常の有線接続イヤホンとして音楽を聴き取れます。
- 着信振動:電話を受信すると、本体が振動でお知らせします。ビジネスもプライベートも、これで電話を取り逃すことはありません。
- 心地よい装着感:首にフィットする軽量ネックバンドを採用し、ソフトな肌触りの素材で作られているため、長時間使用でも快適に音楽を楽しむことができます。イヤーピースは最初から3種類付属しているので好みのものに付け替えて使用することができます。
長所と短所
- ○ネックバンド式で衣擦れ音が乗らない
- ○音楽再生で20時間のバッテリー持ち
- ○有線接続が可能
- ○着信で振動する
- ○アクティブノイズキャンセリングで遮音性が高い
- ○余計なハウジングがイヤホンに無いので耳が痛くならない
はじめに
今回レビューするのは、LEOPHILEさんのネックバンド式の両耳ワイヤレスイヤホン『W3-JP』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
外観チェック
箱はしっかりした物で、ネックバンドタイプのためイヤホンとしては大きめの物でした。
パッケージ内容は、イヤホン、USBケーブル、オーディオケーブル、巾着袋、サイズ違いのイヤーチップ2組、ケーブルクルップ2個、説明書。
イヤホンはネックバンドタイプのため、ケーブルが首にこすれて乗るジョリジョリとした音はありません。
イヤホン部分はハウジングがほとんどない極小タイプで耳に負担が少ないです。
ボタンは一般的なマルチファンクションボタン、+、-の3ボタン式です。
電源はスライドスイッチ式なので間違って操作することはありません。ボタン類、端子類は全て左側に集中しています。
イヤホン部分は100円玉と比較しても非常に小さいことがお分かりいただけると思います。
重量は50.6gと、ネックバンド式の中でも重量級です。しかし、重さのほとんどはネックバンド部分で首に掛かるので、耳を引っ張られる感じなどは全くありません。
USBケーブル。
オーディオケーブルは片方がUSB端子になっている特殊な物です。
サイズ違いのイヤーピース2組。
ケーブルは極力外に出ないような構造になっていますが、それでも長い場合は、このケーブルフックにケーブルを絡めることによって更に短くできます。
以上、外観チェックでした。
動画チェック
ネックバンド式で衣擦れ音が乗らない
このイヤホンはネックバンド式です。ネックバンド式とは、首の後ろに軽量のプラスチックの帯があるタイプです。このおかげで、コードが首の後ろに当たり、ゾリゾリと乗るノイズはありません。
コードレスのイヤホンでも、両耳イヤホンを繋ぐコードがあるので、どうしても首の後ろに触れ、頭を動かすと乗るノイズは防ぎようがなかったのですが、ネックバンド式はこれがありません。ただ、プラスチックの帯状の物に異物感を感じる人がいるかもしれません。この辺りも各機種工夫してあり、肌触りの良いレザー素材で覆っていたり、シリコンゴムで覆っていたりするので、よほど気にする人出なければ大丈夫かと思います。
また、ネックバンド式のイヤホンは、一般的なイヤホンよりもネックバンド分若干重くなる傾向にありますが、重さのほとんどはネックバンド部分で首に掛かるので、耳が引っ張られるような感じはほとんどないので、こちらもそこまで気にする必要はないと思います。
衣擦れ音だけではなく、コードが体に擦れて気持ち悪い、据わりが悪いと感じている方にも合っています。ネックバンドがしっかり首の後ろにあり、あっちに行ったりこっちに行ったり動かないので、非常に据わりが良いんです。
音楽再生で20時間のバッテリー持ち
ネックバンド式の利点に、ネックバンド部分にバッテリーや音響の機械を入れられることが挙げられます。このおかげで、一般的な両耳イヤホンより、概ねバッテリー持ちが良い傾向にあります。このイヤホンも音楽再生で20時間も持ちます。
一般的なイヤホンは長くて8時間、奇跡的に持って9時間といったところです。それに比べても2倍以上持つことになります。また、ネックバンド式でもここまでバッテリーが持つことは珍しいです。ネックバンド式のカテゴリの中でもバッテリー持ちは最長の部類となると思います。
20時間もバッテリーが持つと、通勤や通学に毎日往復2時間使用しても10日、3時間使用しても6~7日持つことになり、1週間は充電をしなくて良くなります。また、1日中外にいる場合でも、朝8時から夜8時まででも12時間なので、余裕で1日中持つんです。
有線のイヤホンでスマホの音楽を聞いている方も多くいますが、無線を選ばないのは、充電の手間もネックになっているのではないでしょうか。その点、このイヤホンは20時間も音楽再生でバッテリーが持つので、充電の手間、どれくらい充電が残っているのかの確認などの手間も極端に少なくて済みます。
有線接続が可能
バッテリーの話を前述しましたが、もしバッテリーが切れても有線接続できます。イヤホン本体のUSB端子に、付属の特殊なケーブルを繋げると、スマホなどのオーディオ端子に差し込んで音楽を聞くことができます。
基本的に無線で使うことになるとは思うのですが、充電を忘れてバッテリーが切れてしまった場合や、家でTVの音を有線で聞く場合など、意外に重宝する機能です。
着信で振動する
スマホへの着信を振動で知らせてくれます。
一般的に、イヤホンで音楽を聞いているときに着信があると割り込みがあり、設定にもよりますが、音楽が一旦止まって着信音が鳴ったりします。しかし、このイヤホンは振動で体感的に分かるので便利でした。
例を挙げると、耳にイヤホンをしていなくても着信が分かるんです。イヤホンを使用しているからといって、終始イヤホンを耳に入れて音楽を聞きっぱなしということもありません。電車内のアナウンスを聞く場合だったり、スーパーのレジを通る場合、友人とばったり会った場合など、一時的に耳からイヤホンを外すことがあります。このような場合でも、振動で着信を知らせてくれるので、耳ではなく体でわかるんです。着信の取り逃しがなくなります。
アクティブノイズキャンセリングで遮音性が高い
このイヤホンにはノイズキャンセリング機能もありました。
仕組みとしては、周囲の雑音と同じ周波数の人間には聞こえない音をイヤホンからも出して打ち消すというものです。なので、ANC機能をオンにすると、気にするほどではありませんが、若干ホワイトノイズが乗ります。ホワイトノイズが乗っても周囲の雑音を消して没入感を高めたいか、それともホワイトノイズなしで周囲の雑音を受け入れるか…になります。
とは言っても、ANCをオンにせずとも、カナル型で耳の穴にイヤーチップが入りますし、遮音性を高めるようなストッパーのような部分もあるので、標準でも十分遮音性は高いと思います。
余計なハウジングがイヤホンに無いので耳が痛くならない
ネックバンドにハウジング(機械部分)を持っていけるため、イヤホン部分は極小で耳への負担はほとんどありませんでした。耳たぶに引っ掛けるイヤーフックも必要ありませんし、無理に奧に押し込まずともしっかりと耳に装着でき、激しく動いても落ちませんでした。
音質について
音質にこだわる方ではありませんが、音楽を楽しむのに必要十分と感じました。低音で割れることもなく、高音でチープなシャリシャリ音も特に気になることはありません。また、前述もしたように、ANCがオフでも遮音性が高く没入感が得られます。
TVや動画をPCで見てみましたが、口の動きと声がずれることもなかったので、音ズレもありませんでした。動画の視聴にも向いていると思います。
受信感度について
8mの距離、木製の扉2枚を挟んで音楽を流してみましたが、音は一切途切れることがありませんでした。また、その状態でイヤホンやネックバンド部分を手で覆ってみましたが、それでも音は一切途切れませんでした。
多くのイヤホンを使用してきましたが、これは最上級の受信感度だと思います。日常生活で困るようなことは一切ないと思います。
総評
ネックバンド式イヤホンはバッテリーが持つとはいっても、20時間も持つ物は非常に珍しいです。バッテリー持ちは最高の部類に入ると思います。
また、ネックバンド特有のメリットである、衣擦れ音が乗らないこと、イヤホンが小さくなること、耳が痛くならないことなども備えており、ネックバンドに抵抗がなければお勧めできるイヤホンだと思います。
こんな人にお勧め
- 音楽再生でバッテリー持ちが20時間あるイヤホンが欲しい人
- コードの衣擦れ音が乗らないイヤホンが欲しい人
- 遮音性が高く没入感が得られるイヤホンが欲しい人
- 有線接続できるイヤホンが欲しい人
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