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バラエティ全話レビュー「第7回 アメリカ横断ウルトラクイズ 第3週」レビュー

みどころ

  • アメリカ入国
  • 岩瀬さんの脱落
  • 戸塚ヨットスクールをギャグにする時代

 

放送日時

日本テレビ本放送:1983年11月3日

ファミリー劇場再放送:2016年7月21日

 

はじめに

今回は今では絶対に無理であろう、戸塚ヨットスールをギャグにしたチェックポイントが出てきます。この時代の倫理観はどうだったのかがよくわかるエピソードだと思います。ちなみに、別にこの時代の倫理観が悪かったと言っているわけではなく、『この時代はそういう倫理観だったんだな』というだけの話です。今の倫理観で昔の倫理を語ることほど的外れなことはありませんからね。当時には当時の基準があったわけで、当時は今とは違うというだけの話です。この時代の違いがよくわかり楽しめる回でもあると思います。

 

放送内容
残り9人から

今週の放送は10人を切って残り9人からのスタートです。ここまで人数が絞られると、1人1人にスポットが当たる時間が多く、1つのチェックポイントで落ちる人数は1人になるので、1人が画面を占める割合がグンと上がります。そうなるともう日本全国のアイドルなんですよね。まあウルトラクイズ放送中と、その後1,2週の寿命ではありますが、その期間中はただの素人が、子供から大人まで知る超有名人になってしまいます。学校でも誰々が優勝しそうとか、誰々が良いとか、話題の中心になりました。

 

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第6チェックポイント「双子神経衰弱/ロサンゼルス」(9人→8人)

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今週は遂に番組タイトルにもなっているアメリカへ入国です。今回はカナダからアメリカ大陸へ入ったので3週目でやっとです。そして、番組開始後のスタジオパートから移ったのはコンピュータールームの小林完吾アナでした。

 

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この2億円掛けたコンピューターでの敗者予想は、ずっとこれまでのクイズの正解率をただ順に並べているだけで、正解率の低い人に落選予想マークを付けているだけです。このあとのウルトラクイズでは、その他の要素も入れたクイズ正解率だけではない独自の順位付けを行っていたのですが、この頃のコンピューターの能力やスタッフのアイディアでは無理だったみたいですね。それでも1983年なので、自分の記憶を辿ると手書きではない機械文字だけですげーとなっていた気がします。

 

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ちなみに、ここロサンゼルスは翌年にオリンピックが行われましたが、当然そのことにも触れながら番組は進行していきます。ロサンゼルス五輪と言えばロケットマンが有名ですね。

 

 

今回クイズの会場となったのは豪華客船クイーンメリー号。この頃は船舶としては既に引退していて、ロングビーチで博物館兼ホテルとして静態保存されていて、現在もホテル、レストラン、会議場などとして運用されているとか。豪華客船って船舶として引退してもこのような使い方が出来て、なおかつ引退後50年も使えるものなんですね。

 

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会場に来た挑戦者たちは皆で本場のディズニーランドへ行ったようで、お土産に買ったTシャツを着ている者もいれば、大きなミッキーのぬいぐるみをお土産に買った人もいました。どの回でもそうなのですが、2周目後半や3周目ともなると人数も絞られるので、挑戦者同士がだいぶ親密になり仲間意識が芽生えます。なので、この辺りからは敗者との別れに涙する場面も多くなります。ちなみに、日本にある東京ディズニーランドは、ちょうどこの年1983年にの4月15日に開園したようです。

 

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会場で席に着いた挑戦者たちに、福留さんが「本場のステーキは食べたか?」と聞いていました。それに対して挑戦者たちは「普段食べないから」みたいなことを返していましたが、この頃はステーキ=ご馳走でしたね。今でこそオーストラリア産の安い牛肉がスーパーに溢れていますが、この頃牛肉には高い関税が設定されていていました。国産を守るための措置だったのですが、高い国産の牛肉よりも輸入牛肉が高くなってしまうので、実質的に海外の牛肉は入って来ていません。そんなわけで、1991年にウルグアイラウンドで牛肉とオレンジの高い関税が撤廃されるまでは、ステーキ=高級品だったんです。私も子供の頃、月一でステーキを家族で食べに行った記憶があります。その時は皆お洒落をして出掛けました。

 

さて、ここで行われるクイズは双子神経衰弱。番組を見ている私たちにはいつどのクイズが行われているかわかるのですが、挑戦者たちはその会場で福留さんに言われるまで、どんな形式のクイズなのか全く分かりません。今回も双子神経衰弱と告知されて驚いていました。

 

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ここでは、普通に出されるクイズに正解すると双子神経衰弱を行う権利が与えられ、見事双子が揃えばそこで勝ち抜け。誤答すると1問休み。運悪く1組だけいる三つ子が出てしまうと3人とも揃えないと抜けられません。クイズだけに強くても駄目、記憶力がなければ駄目、そして運もちょっと必要というウルトラクイズらしいクイズです。

 

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罰ゲーム:クイーン・メリーの甲板掃除

ここで落ちたのは富井さんでした。

 

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罰ゲームはこの豪華客船クイーン・メリー号の甲板掃除。しかも雑巾掛けで…です。その甲板の長さは実に208m。この長さの甲板を雑巾掛けして行ったり来たりします。

 

第7チェックポイント「猛暑早押しダブルチャンス/デスバレー」(8人→7人)

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このデスバレーは日本ではあり得ない光景と気温で珍しく、ウルトラクイズで何回もチェックポイントとして出てきていますね。今回のデスバレーも気温47度なのですが、湿度が低いため汗も出ないとか。そしてこのような暑すぎる場所へ行ったときにやるお約束として、生卵を岩の上に落とし、白身が焼けるのを確認。

 

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ここで行われたクイズでは、耐熱早押しハットという物を使用していました。……が、変わったところは首の後ろに布が付いただけのでした。ただ、首の後ろが熱くなると頭もやられてしまうため意味はあるんですよね。真夏にスポーツをやる人なんかだと、首の後ろに水を掛けて体を冷やしたことがあるはず。砂漠の民も首の後ろに太陽光が当たらないこのような帽子を被っていますしね。

 

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ここでのクイズ形式では、誤答をすると1枚ずつ服を着ていくというもの。脱いでいく野球拳とは真逆ですね。47度のデスバレーなのでキツそうです。しかし、ここまで来るとしっかり皆クイズに答えられる人ばかりです。たまたま運良くここまで来たってだけの人はいません。運『も』なければ来られないのは間違いないのですが、運だけの人もいません。機内400問ペーパーテストや、その後何回かあった早押しクイズできちんと勝ち残ってきた人たちですからね。

 

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罰ゲーム:防寒具を着て帰国

ここで落ちたのは女性の渡辺幽江さん。罰ゲームは防寒具を着てこの47度のデスバレーを歩いて帰ることでした。

 

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成田空港の男女対決になったじゃんけんでは女性がかなりの数勝ち残ったのですが、ここまで来てその女性のほとんどは落ちてしまい、残るは松本さんただ1人となってしまいました。

 

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第8チェックポイント「クイズヨットスクール/レイクパウエル」(7人→6人)

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今回のチェックポイントはレイクパウエル。有名な湖なのですが、問題はここで行われるクイズ名と内容です。ヨットスクールですよ。そう、あの死者を何人も出して社会問題になった戸塚ヨットスクールををテーマにしたクイズなんです。今では絶対に無理ですね…。ちなみに、今も体罰こそ禁止にしていますが、スパルタ教育の思想そのままに戸塚ヨットスクールは続いており、生徒も十数名いるようです。ちなみに、戸塚ヨットスクールは事件が発覚するまではメディアで真の教育だと賞賛されていたようで、その反動で大きなニュースとなったみたいですね。

 

 

 

当時はおおらかといえば良いのか、無神経といえばいいのか、今見ると倫理的に問題のあるようなことも平気でTVでやっていましたね。しかも戸塚ヨットスクールで死者が出たのが発覚したのは1982年ですから、問題になってからもこうやってジョークにしているんですよね。どこまで許容して、どこから制限すれば良いのかは難しい問題なのですが…。

 

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ここでは、戸塚ヨットスクールのスパルタ教育をテーマに、腹筋をさせて早押しクイズを押させるとの形式。誤答すると足側の高さが徐々に上がっていき、それに伴って腹筋もきつくなります。誤答をすれば1回休みとの単純なことではなく、誤答を繰り返せば繰り返すだけ早押しボタンが押しづらくなるわけです。そして、この形式では当然太っている人は不利になるので、恰幅の良い岩瀬さんにはとても不利なクイズとなってしまいました。また、ここで面白いのは、足の高さを上げるのはスタッフの人力で、ブロック塀を重ねていくとの原始的な物であったこと。こんなことすら機械的に出来なかったのか、それとも戸塚ヨットスクールの空気を出す演出だったのか…。

 

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罰ゲーム:ヨットスクールのスパルタ訓練

ここでは遂にキャラが強かった岩瀬さんが脱落してしまいました。

 

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福留さんもお気に入りのキャラだったこようで、岩瀬さんの罰ゲームは他の人の罰ゲームよりずっと多く時間を取っていました。

 

そして、ここで行われるゲームは当然戸塚ヨットスクール的な物。スパルタでボートの乗り方を教えていました。しかし、この小型のボートに乗って帰るわけではなく、大きな紙の船を自分で作って帰れとの指令が…。実際に岩瀬さんが大きな紙の船を作って乗りはしたのですが、当然まともに浮くことも漕ぐことも出来ず沈んでしまいました。

 

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第9チェックポイント「リレー珍発明クイズ/セントルイス」(6人→5人)

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ここでは挑戦者が出てくる発明品が何に用いられる物なのか順に答えていくとのものです。席順は抽選で決められているとのことで平等です。発明品といってもいわゆる珍発明の類いで、ジョギングのサポートをするバックパックだったり、靴下を楽に履かせる道具だったり…。なので、一見すると何に使う物なのかなかなかわかりません。

 

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ここは観察して勘で答えるしかなく、珍発明も多数用意出来なかったからでしょう。1問正解すると勝ち抜けでした。

 

ちなみに、ここでは優勝賞品が突然発表されていました。それは家一軒とのこと。ただし土地は用意しないとのことで一体どどういうことなのか…。この第7回は初見なのでさっぱりわかりません。新鮮な気持ちで見たいので情報も出来る限り遮断しているのですが、最後までこのスタンスで行くつもりなので最後が楽しみです。

 

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罰ゲーム:発明品の“強制マラソンマシン”を装着して帰国

ここで脱落したのは今でいうイケメンの田村さん。罰ゲームの内容は先ほど出た珍発明ジョギングマシンを使って走って帰ることでした。

 

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放送を見終わって

遂にこれでラスト5人になってしまいました。1万人超の参加者からついにたったの5人に…。そしてこれで来週がラストです。4週だと濃密ではあるのですが、やはり心のどこかにもっと見たいとの思いもあり物足りない気もします。ただ、この頃のウルトラクイズを5週にすると飽きてしまう部分も出てくるんでしょうね。これくらい濃密な方が良いのかもしれません。

 

制作費は福留さんが語ったところによると、5億8千万円の回があったことは確定していて、それ以上の回もおそらくあっただろうとのこと。これで90分4回の放送なので、1回あたり単純計算で1億4500万円に…。これを毎年やっていたのが信じられません。これだけお金を掛けたら5回、6回とやりたくなるでしょうがそれはしない贅沢な作り。ここにもお金が有り余っていた時代、TVが娯楽の王様だった時代を感じますね。

 

おわりに

さて、遂に残るは最終回を残すだけとなりました。私は前述もしたように優勝者が誰なのかは、このレビュー記事を書くにあたって調べた際に見てしまったのですが、その他のことの成り行きや優勝賞品は全く予備知識としては持ておらず、純粋に初めて見る番組として楽しんでいます。このまま最終回も見るつもりですが、優勝賞品が家だけど土地がないとはどういうことなのか気になります。

 

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