バラエティ全話レビュー「第16回 アメリカ横断ウルトラクイズ 第2週」レビュー 評価はまだありません

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みどころ

  • 早押しクイズの多さ

 

放送日

  • 日本テレビ本放送:1992年10月29日

 

はじめに

ウルトラクイズ史上全編福澤さんである唯一の大会であり、レギュラー放送最後の大会の第16回2週目です。前回は放送時間を拡大した2時間10分番組でしたが、今回からは通常通りの1時間30分番組に戻ります。

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放送内容

今回はスタジオパートがないのでルート紹介もありません。しかし、最初に先週までのおさらいダイジェストをやっていました。これまでも先週までの軽いダイジェストはあったのですが、地球儀のCGでルートを見ながらのダイジェストなので、この辺りはこの前まであったちょっとしたルート紹介っぽいです。

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第3チェックポイント「対決 ドボンクイズ/ハワイ」(24人→12人)
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今週最初のチェックポイントは、まだアメリカ本土ではないハワイで行われました。海上に浮かぶ船で1対1の早押しクイズ対決です。

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この対戦相手の決定は、前日行われた血圧測定により、血圧が高いと小心者、低いと図太いとの分け方をし、小心者vs図太い人との対決にしたとか。ただ、ここはスタッフのさじ加減で対戦カードを決められるのも事実です。高血圧と低血圧を2グループに分けたとして、その中の誰と誰を対決させるかの詳しいことは言われていなかったので、良いキャラで残したい人を有利な組み合わせにしたのかも知れません。かなりスタッフの意思が反映できてしまうクイズです。ここもちょっと引っ掛かるところです。

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この辺りで既にキャラ付けが結構されている人がいました。その最たる人が『接吻母ちゃん』こと35歳の小澤晴美さんで、勝ち抜けすると福澤さんにキスをするためこのあだ名が付けられていました。おそらくこのような人たちを残したいのでしょう。

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このクイズでは間違うと海に落ちるだけなので、正直なところあまり工夫があるようには見えませんでしたし、たいして面白くもありませんでした。しかもこの段階で1対1の早押しクイズというシンプルなクイズ形式もあまりそそられず…。これまでのように団体戦だったり駆け引きがあり、運や体力要素が入った物が良かったなと。

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福澤さんもプロレスやバラエティで培った高いテンションと独特のワードで盛り上げてはいるのですが、やはりのこ辺り、一般人の挑戦者が主役であることが魅力のウルトラクイズに合ってないかなと…。福澤さんが高いテンションになり、独特の「マッチョメン!リボーン!」などの言葉を発すれば発するほど、福澤さんが目立ち、主役になり、一般人挑戦者の影が薄くなってしまっていました。

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ここでは24人から一気に半分の12人が脱落してしまいました。しかも敗者復活戦はなしです。

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罰ゲーム:浅瀬を歩いて帰国
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罰ゲームは、今回行われた海の浅瀬を歩いて日本に帰国するというもの。そしてファミ劇的には、前回放送の第8回でなかった『帰国?』の『?』が出ました。

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今回のように大量脱落のチェックポイントで脱落してしまうと、TVに映るのはその他大勢の中の1人にすぎず損をしてしまいます。1人ずつ落ちるチェックポイントなら、高視聴率番組の数分を独占できるチャンスなのですが…。

 

ちなみに、やはり今回は罰ゲームが温いです。

 

第4チェックポイント「真夜中のウルトラツアー○×クイズ/ハワイ PARⅢ」(12人→11人)

お馴染みの夜襲クイズです。夜襲してその場ですぐに出すものではなく、夜中に起こして一カ所に集めてのクイズ形式となります。

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以前もありましたが、挑戦者を集めて○×クイズを行い、その場では正解不正解を知らせず、スタッフがそれぞれの正解数をカウントしていき、あとで敗者を伝えるクイズ方式です。この方式だと、挑戦者は今の問題が正解か不正解か分からないどころか、自分が勝ち抜けたのか負けたのか暫く分からないのでずっとドキドキです。勿論、視聴者にもわかりません。

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今回独特の方式としては、○×クイズを1問ごとに場所を変え、観光地巡りをしながらとのものでした。夜中に叩き起こされての眠い状態での観光地巡りで、なおかつ夜中なので周りがなにも見えません。ほぼ罰ゲームです。この方式は面白かったです。

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敗者の発表は、前夜クイズで訪れたワイキキビーチで双眼鏡を使ってのものでした。ここので脱落したのは関谷さん。関谷さんはクイズ研究会だったので、ウルトラクイズで勝ち進むことにさぞ本気だったでしょうし、自信もあったからでしょう。心底ガッカリしていました。

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罰ゲーム:海上に浮かぶ、敗者の荷物が入ったボートへ取りに向かう
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先ほど双眼鏡を使い、沖のボートから発表された敗者の名前を見た関谷さんですが、罰ゲームはそのボートに繋げられていた関谷さんの荷物を自分で取りに行くというものでした。

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ここの罰ゲームも温いですし、工夫がないですし、あっさりと短時間で淡泊に終わってしまいました。今大会は罰ゲームがしょぼいような気がします。

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ウルトラクイズの罰ゲームは、本当に苦しいようで安全を保たれている、それでいて見た目的にインパクトがあり、そう来たかとニヤッとしてしまうようなものが多かったのですが、今回は今のところどれも拍子抜けするくらい淡泊です。

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第5チェックポイント「11人早押しクイズ/サンフランシスコ」(11人→9人)
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ここでやっとアメリカ本土に上陸です。

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ここでもまたシンプルな早押しクイズです。グァムで泥んこクイズが早押しに変わったこともありますが、第5チェックポイントにして早押しクイズが本当に多いです。バラエティに富んだ面白いクイズ形式もウルトラクイズの面白さだと思うのですが、この辺りも今回は少し物足りなさを感じてしまいます。

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また、ここに残った挑戦者の内訳は、11人中6人が現役大学生で、平均年齢は24歳だそうです。また、女性は小澤さんただ1人です。

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その女性の小澤さんは1度ボタンを押したのみで敗退。女性はこの第5チェックポイントで全滅してしまいました。また、もう1人の敗者は木ノ下さんで、キャラ付けが明確にされていて、番組的には残って欲しいであろう2人がここで脱落してしまいました。

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罰ゲーム:人口霧製造機を抱えながらの写真撮影
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ここで行われた罰ゲームは、大きい人口噴霧器を背中に抱え、霧の町サンフランシスコの人々に霧を噴霧して記念写真を撮るというもの。

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この罰ゲームも、罰ゲームというほどの苦しさは見えませんし、面白さ的にもいまいちと感じました。

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噴霧器は30kgあるそうなので、本当はキツいのかもしれませんが、どうもそれが画面からは伝わってこず、視聴者に伝わりづらい罰ゲームが多いです。

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第6チェックポイント「飛行時間獲得クイズ/キャメロンパーク」(9人→8人)
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飛行機で通勤する人などが多い、変わった街のキャメロンパークでの早押しクイズです。

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今回も早押しクイズなのですが、勝ち抜けのポイントは少し変わっていました。正解したら街の住人を誰か一人選ぶのですが、飛行時間がトータル2000時間になったら勝ち抜けです。ベテランは1人で2000時間を超える人もいれば、まだまだ初心者で200時間いかないような人もいて、人を見る目や運も必要になってきます。

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ここに来て、やっと少しだけウルトラクイズのクイズ形式だなと思えるようなものが出てきました。それでもまだ早押しクイズが根底にあるので、もう少し変化球を入れても良いかなとは思いますが…。

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ちなみに、女性で唯一残っていた小澤さんが前チェックポイントにて脱落してしまったため、ここからは全員男性の画的にはあまり嬉しくない構図となります。

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ここでクイズに協力してくれたキャメロンパークの飛行機を所有している住人は、皆職業などを見るとお金持ちっぽく、飛行機を持っているのも納得といった感じでした。

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ここで脱落したのはパソコン父ちゃんこと野上さんでした。野上さんは2問正解したのですが、指名した人の飛行距離が少なく、既定の2000時間に届かず勝ち抜けできませんでした。

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野上さんは残っている中で最年長の40歳でしたが、これで40代もいなくなりました。

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罰ゲーム:レールの白線を塗り潰す
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罰ゲームは、このキャメロンパークの飛行場で使わなくなった白線を消すとのもの。この日は39度あったそうです。

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総評

今回は第2週目ですが早押しクイズが多く、ウルトラクイズらしい趣向を凝らしたものが少なく、少し飽きてしまいました。

 

福留さんのウルトラクイズの場合、画面に本当に集中し、他のことは一切考えないほどのめり込んでいたのですが、今回は途中で明日のことやこれからのことなどを考えてしまうことも…。

 

クイズ形式は最後はウルトラクイズらしく、運や人を見る目の要素が入ったので来週に期待です。

 

ではまた来週。

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