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奇跡の再放送
今ファミ劇で奇跡の再放送をしています。
子供の頃見て物凄く汚い映像しか残っていないので、大喜びで録画しました。
テレビが一番面白かった時代
勿論ノスタルジーもあるでしょう。思い出補正も入っているでしょう。それでもこの番組はやはり今見ても無茶苦茶面白いんです。
1988年放送なので、この頃はまさにバブル真っ盛り。画面からバブリーな空気がヒシヒシと伝わってきます。髪型やメイクや服装から、景気が良くて明るい未来が待っているぞと言う雰囲気がわかるんです。
私が参加可能年齢になる前にこのウルトラクイズは終わってしまったのですが、1回で良いから参加したかった…。
放送時期になるとウルトラクイズの話題で持ちきり
ウルトラクイズの放送時期は毎年10月か11月だったのですが、その時期になると、学校のクラス中がこの番組を見ていて、金曜朝の挨拶は「昨日のウルトラクイズ見た?」でした。大袈裟ではなくこんな感じだったんです。
今はレジャーが多種多様で、全国民共通のレジャーという物が無いので、こういった共通の話題が作られ辛い傾向にあります。色んな楽しみがあって、自分に合った楽しみを選べるので、それはそれで良いのですが、この当時あった「共通の楽しみ」と言うのも良い物でした。みんながその話題で一つに繋がれたんです。
必要不可欠なスタジオ
現在のバラエティでは、どう考えても邪魔なだけのスタジオが途中途中に挟まれて鬱陶しいと思う事がありますが、ウルトラクイズでは高島忠夫と石川牧子のスタジオは必要でした。
毎週初めに今後のルート説明をしますが、BGMとマシンガントークと相まってテンションが上がるんです。最後は今週の復習や来週の見所の紹介なんてのもしますし、本来バラエティ番組の途中に挟むスタジオの役割ってこういうことなんですよね。
○×クイズとじゃんけんで90分
この第12回に限らず、第1週目はほぼ例外なく、東京ドーム(後楽園)での○×クイズと、空港でのじゃんけん、それに加えて機内ペーパーテストとどろんこクイズの触りだけの構成でした。
よく考えるとこれって凄いんですよね。有名人でもなんでもない素人が、○×クイズとじゃんけんをするだけの企画、絵でゴールデンの90分をやってしまうんですから。しかしそれが無茶苦茶面白いんです。
クイズに特化してしまえば、ライトなクイズファンや一般人は楽しめません。クイズを蔑ろにすれば、それはクイズ番組ではなくなります。このウルトラクイズは、その微妙なバランスを上手く取っていて、飛行機に乗るまでは運だけでも行ける、つまりどんな素人でも冷やかしでもそこまでは行ける「夢」があるんです。しかしそれも機内のペーパーテストまで。運だけで進んできた人は確実にここで落とされます。
まさにキャッチコピーの「知力・体力・時の運」を見事に実践しています。
歴代のクイズ王が参加
歴代のクイズ王が参加しました。
優勝旗返還なんてのもテンション上がりました。
しかし今回はほとんどの優勝経験者が最初の○×クイズで落ちてしまうと言う…。
司会のトメさんが絶妙
ウルトラクイズを構成している重要な要素の一つに、司会のトメさんこと福留功男がいます。
トメさんのテンション、笑顔、突っ込みが実に的確で番組に合っていたんです。しかしあのテンションを、カメラが回っているときだけとは言え維持するのは、さぞ大変だったことでしょう。
制作費のギネス記録
このウルトラクイズは珍しい記録も持っていて、制作費の最も高いクイズ番組として記載されました。
こんな人にお勧め
- 最高のクイズバラエティを見たい人
- テレビが一番面白かった時代の国民的番組を見たい人
- バブリーな番組を見たい人
素人が一躍ヒーローになるとき
ウルトラクイズ放送期間だけは、素人が国民的ヒーローになれるんです。
高視聴率番組で4週から5週ゴールデンにスペシャルで放送されていましたから、その期間中勝ち残っていく人はまさにヒーロー扱いでした。
第12回だけとは言わず、他の回も放送してくれないかなあ。
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