今回レビューするのは、Ucomxさんのワイヤレスイヤホン『U6H Pro』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
- 【Bluetooth 5.0接続+EDR搭載】最先端Bluetooth 5.0+EDRが搭載されたワイヤレスイヤホンで、従来の2倍データ転送速度が有り、信号が強くなり、ブロードキャスト通信容量が多くに増やし、10m長めの伝送距離iosとandroidに対応可能。まさに簡単・高速・安定かつ途切れのない接続体験が実感できるBluetoothイヤホンです。音切れ、音飛びなどの状況を幅広く改善し、接続安定性は抜群です。bluetooth対応するスマホ、タブレット、iPhone、Androidなどに適応。
- 【自動オン/オフ/ペアリング&操作簡単】イヤホンは充電ケースから取り出せば、電源が自動オン、左右のイヤホン同士が自動的にペアリングになります。充電ケースに戻すと自動で電源がオフになり、通常使用の際には物理的操作は一切必要ありません。音楽の再生停止/Siriの起動/通話の開始終了などに簡単に操作できます。最新のイヤホン通話技術による両サイドのイヤホンが同時に通話できます。また、両耳で再生する通常モードに加え、左右それぞれで再生可能な片耳モードも対応できます。
- 【2000mAh充電ケース】2000mAh充電ケースが付き、コンタクトレンズケースと同じくらいの大きさで収納はとても便利です。片方イヤホンへ約32回フル充電可能です。イヤホン本体がフル充電された状態で最大6時間の音楽連続再生ができ、待機時間最大約160時間。イヤホンの電量不足を心配せず、ご安心して使用いただけます。
- 【Hi-Fi ステレオ】8mm拡声器+DSPノイズキャンセリング技術を採用し、どの音域でもバランス良くクリアで高品質なサウンドを楽しめます。音も粒も感じれるほどクリアで高音質の通話を楽しみいただけます。トレーニング、ドライブ、通勤、通学、DVD鑑賞、電話会議など、様々なシーンで使用可能。
長所と短所
- ○セパレートタイプで完全コードレス
- ○オートペアリング、オートチャージ対応
- ◎音楽再生で6時間のバッテリー持ち
- ○ケース内蔵バッテリーが2000mAhと大容量
- ○両方とも片耳イヤホンとして使用できる
- ○極小なので耳の穴にスッポリ入れるだけ
- ×イヤホン本体のボタンで音量や局の変更ができない
- ○音質、受信感度、音ズレ問題なし
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
イヤホン。
ケース。
USBケーブル。
イヤーピース。
説明書。日本語ページあり。
使用した感想
○セパレートタイプで完全コードレス
このイヤホンはいわゆる『セパレートタイプ』と呼ばれる物です。オーソドックスなイヤホンタイプのイヤホンの場合、左右を繋ぐケーブルがあるのですが、セパレートタイプは左右のイヤホンを繋ぐケーブルが無く、それぞれ独立していて『独立型』とも呼ばれることもあります。
イヤホンタイプだとケーブルが首筋や衣服に擦れ、ジョリジョリしたタッチノイズが発生するのですが、セパレートタイプはこれが一切ありません。また、どんなに首を振ってもゴロゴロ転がり回っても、ケーブルが無いので体に引っ掛かったり周囲に引っ掛かる物がありません。動きが完全自由なので装着感は快適です。
○オートペアリング、オートチャージ対応
便利な機能としては、オートペアリング、オートチャージに対応していることが挙げられます。
オートペアリングとは、ケースから取り出すと、自動的に電源が入り、ペアリング状態にまで勝手になってくれることです。そのため、初回ペアリング時もスマホなどの端末でBluetooth機器を検索し、『Bluetooth 6P tws』を選択するだけで接続は完了。2回目以降はケースから取り出すと自動的に接続されるので、自分で操作することはなにもありません。
オードチャージとは、ケースにイヤホンをセットすると、自動的に電源がオフになり、自動で充電が開始されることです。また、満充電になると自動的に給電が止まります。こちらもオートペアリングと同様、自分で操作する必要はなにもありません。
つまり、オートペアリングとオートチャージに対応しているおかげで、日常使用する際に、電源に関する操作は自分で一切する必要がありません。勿論、自分で操作したければ、他のイヤホンと同じく、マルチボタンを長押しすると、電源のオン、オフができます。
◎音楽再生で6時間のバッテリー持ち
音楽再生では公称値で6時間となっていますが、実際に使用するとどうなのか実験をしてみました。その結果、両耳で使用した場合、音楽再生で6時間8分バッテリーが持ちました。
また、片耳イヤホンとしても使用できるのでこちらも実験してみました。その結果、片耳として使用した場合、音楽再生で8時間33分バッテリーが持ちました。片耳だと両耳での使用時よりも2時間25分も多くバッテリーが持ちました。このバッテリー持ちは驚きました。ちなみに、バッテリー持ちは再生する音楽ファイルの音質、音量によって多少前後するので、この実験結果は参考値としてお考えください。
さらに、充電もどれくらい掛かるか実験してみました。公称値は2時間とのことでしたが、実験の結果、空から満充電になるまで1時間52分掛かりました。
○ケース内蔵バッテリーが2000mAhと大容量
ケースに内蔵されているバッテリー容量は2000mAhと大容量です。一般的なセパレートタイプイヤホンの場合、500~800mAh程度なので、かなりの大容量です。これだけ大容量なので、このケースを1度満充電にしてしまえば、しばらくはUSBケーブルを繋げなくても良くなります。充電作業がとても楽です。
ケースのバッテリー残量は、前面真ん中のLEDライト1つで表示されます。大まかではありますが、ここでケースのバッテリー残量が分かるようになっています。
下記にバッテリー残量表示の詳細をまとめましたが、1つのLEDライトの色と点滅の仕方で表示されるので正直なところ分かりづらいです。また、20-80%がひとまとまりなのも厳しい…。まあ、基本的には20%以下の赤色LEDの点滅になったら充電時期と覚えておけば問題ありません。
- イヤホン充電中:イヤホンが赤色LEDで点灯
- イヤホン充電完了:イヤホンが青色LEDに点灯、その後消灯
- ケース充電中:赤色LED:点灯
- ケース充電完了:LED:消灯
- 80%以上:青色LED:5秒間ゆっくり点滅
- 20-80%:赤色と青色LED:5秒間交互に点滅
- 20%以下:赤色LED:5秒間ゆっくり点滅
地味に便利なのは、イヤホンをセットする穴の奧に左右を示すLRの刻印があること。毎日取り出したりセットしたりする物なので、ボーッとしていたり、正面から取り出さない状況も多いのですが、左右間違えずにセットしたり取り出すことができます。
ちなみに、左右のイヤホンはケースの左右どちらにもセットできます。つまり、右耳を左にセットしても問題なく充電できる左右対称の形をしています。ただ、取り出した時にどちらか確認するのが面倒になるので、素直に指示通り左右合わせてセットした方が良いです。
ケースの大きさは千円札と比較すると画像のようになります。2000mAhのバッテリーが内蔵されている割りには小さいです。パンツのポケットにも入りますが、スリムジーンズだと少し苦しいかもしれません。また、重さはイヤホン込みで92.1gでした。
○両方とも片耳イヤホンとして使用できる
両耳イヤホンとして使用する以外に、左右どちらも片耳イヤホンとして単独で使用できます。ペアリングは左右それぞれ別個に行うことになります。両耳と左耳で1つ、右耳で1つ別の端末扱いになり、スマホなどにも2つの端末として表示されます。
ジョギングやサイクリング時は、周囲の音を聞くことも安全上大事です。後ろから近付く車の音や、曲がり角の先から走ってくる子供の声など、これらがわからないと街中では結構危険です。片耳だとこれら周囲の『必要な雑音』を聞きつつ、音楽を聴けるのでバランスの良い使用感となります。
片耳として使用すると当然モノラル音声になりますが、きちんとステレオ音声がモノラル音声にに変換されて片耳から全て聞こえます。ステレオだと左しか聞こえない音でも、右耳イヤホンで使用してきちんとそれが聞こえます。
ただ、1つ不可解な挙動がありました。片耳ヘッドとして使用していて、もう片方のイヤホンの電源を入れる(ケースから取り出す)と、自動的に両耳イヤホンとして再ペアリングされるのですが、右→左の順で電源を入れると両耳イヤホンとして再ペアリングされませんでした。
どうなるのかと言うと、左から音が流れ、右からは音が流れないという状況に…。右もきちんと電源は入っているのにです。逆に、左→右の順で電源を入れると、問題なく両耳イヤホンとして再ペアリングされました。
極めて限定的な状況で起こる不具合ですが留意しておいてください。ちなみに、じゃあ右を片耳として使用していた場合で、両耳で使用したくなった時はどうすれば良いのかと言うと、一旦右をケースにセットするなりして電源を切り、左右同時にケースから取り出すか、左→右の順で電源を入れるなどしてください。
○極小なので耳の穴にスッポリ入れるだけ
イヤホン自体の大きさは非常に小さく、指先で軽く摘まめるほどです。そのため、装着は耳の穴にスポッと軽く填めてやるだけとなります。これだけでしっかりと装着され、頭を激しく振っても運動時にも外れない装着力が得られます。また、小さいため軽く耳の穴に入れるだけなので、耳の穴に負担が掛かることも少なく、耳が痛くなることはまずありません。
極小なので装着して目立たないこともメリットの1つだと思います。後ろから見るとイヤホンをしていることが分かりませんし、。前方見てもマジマジ見ないとわからないほどです。目立つのが嫌な方にも合っていると思います。
とにかくその小ささは素晴らしく、100円玉と比較しても二回り以上小さいです。重さも両方合わせて8.2gと超軽量。他のセパレートタイプイヤホンと比較しても小さいのが際立つレベル。セパレートタイプの中では最小レベルです。
×イヤホン本体のボタンで音量や局の変更ができない
最近のセパレートタイプイヤホンは、イヤホンのボタンから音量や曲の変更をできる物も少なくないのですが、こちらはそのどちらもできません。マルチボタン1つしかなく、電源オン/オフ、再生/一時停止、受話/切断、着信拒否、音声アシスタントの操作ができるだけです。音量や曲の変更をする場合、音楽を再生しているスマホなどの端末を直接操作する必要があります。
ボタンはイヤホンの表面に小さい突起がありますがそれです。小さいのでやや押しづらいことは難点になってしまいます。
○音質、受信感度、音ズレ問題なし
音質はごく一般的なセパレートタイプイヤホンと言ったところ。apt-x並の高音質を期待してはいけません。セパレートタイプは、あくまで音質よりも取り回し(使いやすさや装着感)を重視する方向けのイヤホンです。とは言え、個人的にはスマホと接続し、外で音楽を聴く分には不満はありません。きちんとステレオで聞こえています。
受信感度は良い方だと思います。屋内でスマホと8mの距離を取り、間に壁や扉が2,3枚ある状況で、音が途切れることはありませんでした。ただ、その状況で耳を手で覆うと音が完全に消え、手を離すとまた音が聞こえてきました。受信感度としては普通からそれよりやや上と言った感じ。決して受信感度は悪くないです。
音ズレもスマホで動画をチェックして確認しましたが、口と声の動きにずれは感じませんでした。1年前くらいのセパレートタイプイヤホンの場合、音ズレがある場合も少なくなかったのですが、最近の物は音ズレがあることの方が珍しいみたいでです。
総評
セパレートタイプイヤホンとしては、バッテリーが最長レベルに持ちます。一般的な物は3.5~4時間程度なのですが、それよりもずっと持つ6時間です。これだけ持てば日常ヘビーに使用しても不足はありません。
セパレートタイプイヤホンはケースも一緒に持ち運ぶことが基本になるので、これと組み合わせ、使用しないときはケースにセットしておけば便利に1日中使用できます。
こんな人にお勧め
- 音楽再生で6時間持つセパレートタイプイヤホンが欲しい人
- 耳の穴にスッポリ収まるくらいの極小イヤホンが欲しい人
- 使用中、音量や局の変更をあまりしない人
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