目次
特徴
- 1200/800/500万のCMOSセンサー付き、1200万画素のデジタルカメラで0.5秒のトリガ速度なので、鮮明に映ります。日中、シャープで鮮明なカラー画像や夜間にクリアな白黒画像。待機動作で非常に低い消費電圧、長い動作時間を提供します。待機モードで4本単3型電池を使用すると、最大3ケ月に達して、8本単3型電池を使用すると、最大8ケ月に達します。
- ユニークなセンサー設計は、より広い検出の角度を提供しており、カメラの応答時間を改善します。—20°Cから60°Cの間の極端な温度下での使用が可能です。コンパクトなサイズ、約13.5x9.0x7.6cm。理想的には屋根付きの使用に適しています。
- 動体センサーと赤外線照射機能が付いたデジタルカメラで、動物の通り道には仕掛けておくと、動いた物に反応して自動で写真撮影が行われます。
- 日付、時間、温度及び月相を画像上に表示することができるので、野生動物の観察には最適の機械です。(記録しない設定も可能です。)
- ストラップを固定する操作しやすく、迅速な組み立てとカメラの位置に合わせを可能にします。シリアル番号の機能を使用して、場所は写真に符号化することができます。複数のカメラを使用する場合、写真を見ているとき、この機能は場所を簡単に識別することができます。
長所と短所
- ○IP56の防水防塵機能
- ○-20~60度まで稼働する耐久性
- ○細かい設定が可能
- ○設定が簡単
- ○日本語表示が可能
- ○動体センサーが優秀
- ○赤外線撮影で暗所でもハッキリ映る
- ○32GBのSDカードが付属している
- △単三電池が8本必要
- △説明書に日本語がない
はじめに
今回レビューするのは、Coolifeさんのトレイルカメラです。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
外観チェック
化粧箱はアウトドアなトレイルカメラらしく、緑色をベースにしたミリタリーチックな感じ。
パッケージ内容は、トレイルカメラ、SDカード32GB、USBケーブル、AVケーブル、ストラップ、取り付けアダプタ一式、説明書。
トレイルカメラ本来。厚みがあるのですが全体的な大きさとしてはコンパクトな方です。
ハウジングケースを開けると、左側にハウジング部分のモニタ、コントロールボタン、底面には各種端子類があります。右側は分かりづらいのですが、上の爪に引っ掛けて外すと単三電池収納スペースとなっています。
コントロールパネルは上下左右ボタンやOKボタンなど、直感的に分かりやすく、設定に戸惑うことはないと思います。
動力として単三電池8本と多く必要なので、使い捨ての単三電池をいちいち用意するより、再利用可能な充電池を使用した方が便利だと思います。
壁や木などにネジ止めするアダプタ。
アダプタに使用するネジとストラップ。
USBケーブルとAVケーブル。本体にUSBケーブルを繋げると、SDカードをいちいち代仕入れせずとも、外部USBメモリとしてPCが認識するので、そのままデータの遣り取りが可能です。
32GBのSDカードが同梱されているのですが、ノーブランドではなくメーカー品のKingSton製なので安心です。
重量は単三電池抜きで354.6gでした。
以上、外観チェックでした。
動画チェック
気になるところ
まずは気になるところから書いていきたいと思います。
単三電池が8本必要
このトレイルカメラを稼働させるには単三電池8本が必要です。USBで充電できるような内部バッテリーはありませんし、ACアダプタからの外部電源も使用できません。単三電池が8本必要なので、用意する手間、交換する手間を面倒に感じるかもしれません。ただ、このおかげで配線は必要なく、大容量のバッテリー容量になるので、長時間の稼働が可能になるとのメリットもあります。
単三電池8本を使用し、切れたら交換…を繰り返すと、いちいち交換用の電池を購入したり、予備を常備しておくのも面倒ですし、ゴミが出るのも大変なので、ここは素直に充電池を使用した方が現実的だと思います。ちなみに、単三電池8本で撮影枚数が少なければ、2~3ヶ月持つとのことです。玄関の防犯として頻繁に撮影するとしても、1ヶ月は持つと思います。
説明書に日本語がない
しっかりとした分厚い説明書が付属しているのですが、残念ながら日本語ページはありませんでした。Amazonの販売ページに設定方法は全て記載してあるので、そちらを読めばわかるのですが、Amazonで購入しなかった場合は戸惑うかもしれません。
設定方法はデジカメやウェアラブルカメラに似ていて、上下ボタンで項目を選択し、出てきた詳細設定をそれぞれ選んでいくだけなので簡単です。デジカメやウェアラブルカメラを使用したことがある人は、簡単に設定できると思います。また、表示言語を日本語にできるので、説明書が無くても解く問題はないかと思います。
IP56の防水防塵機能
トレイルカメラの想定されている使用シーンは、動物の観察や防犯なので、外で使うことを踏まえ、防塵・防水もしっかりしており、IP56規格となっていました。
防塵規格は5なっています。以下の画像を参照すると、防塵形となっており、『粉塵が内部に侵入することを防止する。若干の粉塵の侵入があっても正常な動作を阻害しない。」となっています。砂漠で使わない限り、基本的にIP5Xの防塵性能で問題ありません。
一方、防水規格は6となっています。以下の画像を参照すると、耐水形となっており、『あらゆる方向からの強い噴流水による有害な影響がない。』となっています。イメージとしては、強いシャワーや豪雨を想像していただければ良いかと思います。こちらもIPX6で水没以外の雨からは守ってくれるので、アウトドアカメラとして十分な防水性能となっています。
-20~60度まで稼働する耐久性
外に長時間設置することが想定されているトレイルカメラなので、耐熱性、耐冷性も問題となってきます。仕様上、-20度から60度まで使用可能なので、日本の気候で使用して全く問題ありません。
細かい設定が可能
動画を撮影するか静止画を撮影するか、また、そのクオリティはどうするかなど、このトレイルカメラは細かい設定が可能でした。Amazonのページにも同じ事が記載されているのですが、こちらにも転載しておきますので参考にしてください。
Mode:設定値はCamera, Video,Camera+Video(初期値=Camera)
監視モードを写真撮影(Camera)もしくは動画撮影(Video)を選べる。 設定情報画面でも選択できます。 動画撮影時にも写真を撮るので、動画撮影を選択しましょう。
Photo Size:設定値はVGA,2M,5M,8M, 12M (初期値=VGA)
写真ファイルの品質(ファイルサイズ)を設定できる。
Video Size:設定値は1920*1080,1280*720, 848*480, 720*480(初期値=848*480) 動画の品質を選べます。
Picture Number:設定値は1Photo, 2Photos,3Photos,4Photos,5Photos,6Photos,7Photos,8Photos,9Photos(初期値=1Photo)
Video Length:設定値は10s~180s(初期値=10S)
センサー反応一回当たりの動画の撮影時間を選べます。10秒~180秒まで設定できます。動画撮影時間が長いと電池が早く切れます。
Interval:設定値は1s~60s(初期値=10S)
センサー反応 → 撮影後の待ち時間を設定できます。
Periodic Shot:設定値はOn, Off(初期値=Off)
Side PIR:設定値はOn, Off(初期値=On)
Volume Rec:設定値はOn, Off(初期値=On)
音の記録を設定できます。
Auto PowerOff:設定値はOff, 3m,5m,10m(初期値=Off)
BackLight Timer:設定値はOff, 3m,5m,10m(初期値=Off)
Flash light:Auto,High,Low(初期値=Auto)
ストロボの感度を設定できます。
Timer:設定値はOn, Off(初期値=Off)
この設定は放置で構いません。選択の余地がありません。
Date&Time: 時間の設定ができます。
Time Format:設定値は12HOUR, 24HOUR(初期値=12)
Time Stamp:設定値はOff, On(初期値=On)
写真・動画に撮影時刻を書き込みます。Onで問題ないです。
Camera Name:設定値はInput
この設定は放置で構いません。選択の余地がありません。
Pass Word:設定値はOff, On(初期値=Off)
Language:設定値はEnglish,Schinese,Tchinese,German,Spanish,Dutch,French,Polish,Dansk(初期値=English)
TV Out:設定値はNTSC, PAL(初期値=NTSC)
テレビへの出力を選べます。NTSCで問題ないです。
Format:設定値はExecute(No / Yes)
メモリーカードの全てのファイルを消します。メモリカード使って前にも初期化と言って1回します。必要な写真・動画がメモリーカードに記録されている時は初期化しないで下さい。データ全部消えます。
Reset to Factory:設定値はExecute(No / Yes)
全ての設定を初期化します。
System:設定値はFw Up Date,Fw Version(初期値=Fw Up Date)
どれ選んでも良いです。監視に影響しません。
初期設定ですぐに使用できる状態になっているので、面倒だとか、よく分からない人は、そのまま電源スイッチをオンに入れれば、そのままトレイルカメラとして使用可能です。
設定が簡単
細かい設定ができることは前述しましたが、その割にはかなり簡単に使い始めることができました。
トレイルカメラを使用するのは初めてだったのですが、設定が直感的でわかりやすかったです。デジカメやウェアラブルカメラの設定画面と似ており、縦にずらっと並んだ設定の弄りたいところを選択すると、更に細かい設定項目が出てくるので、そこで詳細な設定を選ぶといった感じです。デジカメやウェアラブルカメラを使ったことがある人なら、悩むことなくすぐに分かると思います。
日本語表示が可能
表示画面は日本語に変更できるので、英語の苦手な方も、どれがどんな設定を表しているのかすぐに分かるようになっています。説明書に日本語ページがなかったので、てっきりトレイルカメラ本体の表示設定にも日本語はないのかなと想像していたのですが、きちんと全表示が日本語になる設定がありました。これだけでも設定や操作が非常に楽になります。
動体センサーが優秀
動体センサーのあるLEDライトは使ったことがあるのですが、機種によって反応がいまいちだった経験があるので、このトレイルカメラもどうなのかおそるおそる使用してみたのですが、きちんとセンサーが反応し、トレイルカメラの前で何かが動いたらきちんと写真を撮影したり、短い動画を録画してくれました。動体センサーは確実に正確に動作しているようです。
カメラは魚眼になっているので、左右が広く撮影できます。
上記写真はかなり速く手を動かしたので見切れていますが、通常はきちんと撮影できます。画質はご覧の通りかなり綺麗でハッキリくっきり映っていると思います。
赤外線撮影で暗所でもハッキリ映る
このトレイルカメラは暗所でもきちんと撮影できるように、赤外線撮影が搭載されているのですが、モノクロになるものの、真っ暗な状態でもハッキリと映ってくれました。
通常のカラー撮影と、モノクロの赤外線カメラはどうやって切り替わるのかと思ったら、自動識別し、明かりが十分だと通常撮影に、暗所だと赤外線撮影に自動で切り替わってくれました。これなら、玄関に防犯目的として設置しても、昼は通常撮影のカラーで、夜は赤外線撮影でと切り替わってくれるので、なんの設定も操作も入らず簡単便利でした。
32GBのSDカードが付属している
このトレイルカメラに、32GBのSDカードが付属しているのは商品説明でわかっていたのですが、そのSDカードがノーブランドの安物ではなく、SDカード業界では一流のKingStonの物でした。これは嬉しい誤算です。KingStone製のSDカードは速度や安定性に定評があるので安心して使用できます。この手の付属品は、安物のノーブランドの場合が多いのですが、メーカー製のしっかりとした物で驚きました。
総評
私はこのトレイルカメラを玄関前に常設し、防犯カメラとして使用しています。玄関前で誰かが動いたら自動で撮影してくれるので、誰が何時に来たのか一目瞭然となり、不審者が来た場合にはすぐいにわかります。
トレイルカメラは基本的に動物観察と防犯を想定されていると思うのですが、防犯カメラとして使用してみると非常に優秀で、色々な目的で使えると感じました。まず1つは、暗くなると自動で赤外線撮影に切り替わるので、暗所でもハッキリ対象物が映るということ。玄関の防犯カメラとして最適だと思います。
昨今、ストーカーの問題もあるので、このトレイルカメラを使用すると、配線や設置の工事も入らず、自分でちょっと設定して所定の位置に設置するだけなので、お手軽な防犯カメラとして有用だと思います。また、このトレイルカメラは緑をベースとした迷彩柄になっているので、茂みに紛れ込ませることも簡単で目立ちません。トレイルカメラ底面にはネジ穴があるのですが、こちらは一般的なデジカメやビデオカメラの三脚に合うようにできているので、小さい三脚でも購入し、玄関脇の茂みに置いておくか、もしくは堂々とインターフォンのところにネジ止めするすると便利だと思います。
今回、始めてトレイルカメラなる物を使用してみたのですが、設定が簡単ですぐに使用できました。また、設定もきめ細かくできるので、色々な用途に使えるカメラだと思います。
こんな人にお勧め
- 配線、工事いらずで防犯カメラを設置したい人
- 動物の定点観察カメラが欲しい人
- 暗所でもハッキリ映る赤外線カメラが欲しい人
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