今回レビューするのは、東芝さんのハードディスク『MN07ACA12T』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
- 東芝製内蔵HDD 新品3年保証
- サイズ:3.5 容量:12TB
- 回転数:7200rpm バッファ:256MiB
- 記録方式:CMR
- 最大120万時間のMTTF ワークロード180TB/年
- 24時間連続稼動 RVセンサー搭載
長所と短所
- ○12TBの大容量
- ◎静か
- ○静かなのに7200rpm
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
使用した感想
○12TBの大容量
このHDDは12TBの大容量です。遂に手が出せる普及価格帯でも10TB超えが出てきました。
HDDなどのストレージは、1024(byte)を1(キロbyte)とする慣習があるため、容量が大きくなればなるほど、理論値と実容量に差が出てきます。12TBともなるとその差は大きく、実容量だと10.9TBです。1TBも少なく損した感じ…。
◎静か
私は経験上、静かで壊れないHDDはWestern Digitalだと確信してきました。今もその信用に揺らぎはないのですが、新しく出たWDの12TBは、ヘリウムガスではなくうるさいとの評判が…。
私はPCがある部屋と寝るところが同じなので、静音性を重視しています。うるさいHDDでは困るので、今回は静かだと言われていた東芝のHDDを購入。これが大正解。
7200rmpの高速回転なので、本当に静かなのかどうか不安だったのですが、これまでのWDに勝るとも劣らない静かさでした。東芝の10TBのHDDも現在使用しているのですが、それよりも明らかに静かです。
画像のように、ケース内に入れず裸運用しても全くうるさくなかったです。うるさいHDDでありがちな、アクセス時のスピンアップで「キュルルルル」との音もなし。ケース内に入れてしまえば音は聞こえません。
○静かなのに7200rpm
静音HDDは5400rpmが多いのですが、最近は5400rpmをあまり見掛けなくなってきました。しかし、前述したように7200rpmでも静かですし、やはり7200rpmだと読み書きは速いです。
こちらの画像はUSB 2.0の外付けでの転送速度を計測した様子です。
一方、こちらはUSB 3.0での接続。USB 2.0とは比べものにならないくらい速いです。USB 3.0は優秀。
そして、こちらは内部のSATAケーブルで接続した様子。USB 2.0、3.0よりも速いです。しかし、予想外にUSB3.0でも速かったので、外付けUSB3.0での運用でも十分です。
HDDで気になるのは、速度、静音性、そして温度です。高温になるHDDは寿命が短くなります。その点もこちらは優秀で、1時間ほどファイルを連続して書き込んでいる状態です。以降もこれ以上温度が上がることはなく、最大でも42度でした。このときの室温は31度です。
総評
静音。それでいて7200rpm。温度も低め安定。弱点のないHDDだと思います。どうも私が鉄板だと思っている、WDの12TBはうるさいとの評判が多いので、静音性を気にするなら、東芝のこのHDDはお勧めです。
東芝製はうるさいと言われた時期もあったようですが、このHDDは間違いなく静音です。
こんな人にお勧め
- 12TBの静音HDDが欲しい人
- 7200epmで静音のHDDが欲しい人
- 温度が低め安定のHDDが欲しい人
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