今回レビューするのは、Sound PEATSさんのワイヤレスイヤホン『TF』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
- 【進化したbluetooth5.0 ワイヤレスイヤホン 】Realtek製の最新bluetooth5.0モジュール採用し、V4.2以下デバイスとのプロファイル交換性を革新的にアップしました。
- 【 SBC + AAC 】オーディオコーデックに対応。ダイナミックな6mm径ドライバーを搭載し、超小型 / 超軽量でありながら、音楽本来のサウンドエフェクトを充実に再現し、音楽の深みを広げ、臨場感、空間感を限りなく表現します。
- 【 自動電源ON/OFF ・ 自動ペアリング 】イヤホンを充電収納ケースから取出すだけで、自動的に電源ON & 瞬時に設定済みデバイスと自動ペアリング。
- 【 20時間連続駆動 】イヤホン本体はフル充電で連続約4時間の音楽再生が可能です。充電ケースのバッテリーを組み合わせれば最大20時間の音楽再生が可能です。
長所と短所
- ◎ペアリングがとてつもなく簡単で速い
- ◎左右どちらも片耳イヤホンとして使用可能
- ○イヤホンのボタンで曲送りができる
- ○音質及第点
- △遅延は両耳だと若干あり、片耳だとなし
- ○音楽再生でのバッテリー持ちは約4時間
- ×ケースからイヤホンを取り出しづらい
外観
パッケージ外観
パッケージ内容
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
イヤホン&ケース。
イヤーピース。
Micro BのUSBケーブル。
サンキューカード。
英語のクイックスタートガイド。
説明書。日本語ページあり。
動画
スペック
Bluetoothバージョン | 5.0 |
オーディオコーデック | AVRCP_V1.6、HEP_V1.7、HSP_V1.2、A2DP_V1.3 |
チップセット | Realtek 8763BFR |
最大距離 | 10m |
待機時間 | 120時間 |
再生時間 | 約4時間 |
充電時間 | 1.5時間 |
充電ケース・イヤホンバッテリー容量 | 4-5回(左右両耳イヤホン) |
入力電圧 | 3.7V/43mAh |
充電ケース・イヤホンバッテリー容量 | 3.7V/380mAh |
重量 | 4.7g(片耳) |
パッケージ内容 | イヤホン、ケース、イヤーピース×4、USBケーブル、サンキューカード、クイックスタートガイド、説明書 |
使用した感想
◎ペアリングがとてつもなく簡単で速い
完全コードレスのTWSは随分普及してきましたが、まずハードルになるのがペアリング方法です。このイヤホンはそのペアリングが物凄く簡単でした。
ケースから取り出すとイヤホンの電源が入り、自動的にペアリング状態になります。ここまでは普通ですね。両耳イヤホンとしてペアリングする場合、まずは右のイヤホンをケースから取り出し、スマホなどとペアリングします。その後、盲片方の左を取り出すと自動的に両耳としてペアリング完了。一般的なTWSイヤホンは、簡単な物でも両方を同時に出してペアリングしなければならないのですが、このイヤホンは右を出して左を出してと順番が明確なのでわかりやすくて楽でした。両方を同時に取り出すのに手間取って失敗することもありますしね。
しかも驚くべきはそのペアリングの速さです。反応が鈍いイヤホンだと、スマホ等で端末の検索をしてから10秒くらい掛かる物もあるのですが、これは1,2秒でイヤホンが現れました。ちなみに、イヤホンの端末名は『Sound PEATS trueFree R)』と『Sound PEATS trueFree L』です。
また、詳しくは後述しますが、片耳イヤホンとしても使用できるので、もう片方の左を使用する場合、左だけをケースから取り出し、先ほどの手順を踏むとペアリングできます。
初回のペアリングが終われば、あとは特にスマホ等の端末を弄る必要は無く、ケースから取り出すだけで自動的に接続されて使用可能状態になります。
◎左右どちらも片耳イヤホンとして使用可能
前述しましたが、このイヤホンは両耳イヤホン、右片耳イヤホン、左イヤホンの3種類の使用が可能です。
TWSイヤホンは普及してきましたが、片耳イヤホンとして使用できない物、片耳イヤホンとしては使用できても左右どちらか一方しか使用できない物など、癖がある物もあるので注意してください。
ちなみに、両耳イヤホンとして使用できるなら片耳イヤホンとしては使い道がないと思われるかもしれませんがそんなことはありません。片耳イヤホンも十分に使い道があります。私の場合は下記のシーンで積極的に片耳イヤホンを使用しています。
- ジョギングやサイクリング時周囲の音を聞いて安全確保したい場合
- 電車の中でアナウンスを聞きたい場合
- 買い物で簡単な会話のやりとりをするとき
- 家で使用中に周囲の音を聞いておきたいとき
簡単にまとめると『周囲の音を聞きたいとき』ですね。ジョギングやサイクリング時は背後から近付く車や自転車の音、曲がり角の先にいる子供の声などが聞こえないと危険です。また、自転車での両耳イヤホンは基本禁止になったので、グレーですがこれは片耳で使用するしかありません。
買い物時にレジを通るときに簡単な会話をするときも、いちいちイヤホンを取り外さなくて良いので楽ですし、家で音楽や動画を見聞きする場合でも、周囲の音を聞いて状況を知っておきたいときもあります。
このようにやはり片耳として使用すると便利なシーンっていっぱいあるんです。なので、両耳でも片耳でも使用できるTWSイヤホンは非常に便利です。
また、重量は下記のように、片耳だと4.3g。両耳だと8.7g。ケースにイヤホンをセットした状態で36.4gでした。非常に軽量です。
○イヤホンのボタンで曲送りができる
両耳イヤホンとして使用する場合、右耳のボタンをダブルクリックで曲送り、左耳のボタンをダブルクリックで曲戻しができます。音量の変更はできませんが、曲の変更ができるだけで相当便利です。特に数多くの曲をランダム再生している方なんかは便利だと思います。私がそうなのですが、気分によってガンガン曲を飛ばすので、曲送りはしょっちゅう使っています。この機能がイヤホンにないと、スマホ等の音楽を再生している端末を直接操作しなければなりません。
ちなみに、片耳イヤホンにしたらこの操作性はどうなるのかと思ったら、両耳で使用する場合と全く同じで、右を片耳として使用した場合、ダブルクリックで曲送り。左で使用した場合、ダブルクリックで曲戻しでした。どうせなら左で使用したときも曲送りが良かったです。曲戻しはあまり使いませんからね。
○音質及第点
音質はスマホから流れる音楽を外で聞くには及第点と言ったところ。決して高音質ではありません。apt-xに及ばないのは言わずもがな。少し籠もった感じがしますが、きちんとステレオで聞こえますし、音質に拘りがある方以外は問題ないと思います。
△遅延は両耳だと若干あり、片耳だとなし
動画を見るときにあると困る遅延ですが、両耳イヤホンとして接続すると若干ありました。口と声が0.2~0.3秒遅れる感じ。気にしない方ならギリギリ許容範囲かな…と言ったところ。片耳として接続すると遅延は全くありませんでした。このイヤホンで動画を遅延なく視聴したい場合、片耳イヤホンにすると解決します。
○音楽再生でのバッテリー持ちは約4時間
TWSイヤホンは現在平均的には音楽再生でバッテリー持ちは3時間30分と言ったところ。一方、このイヤホンはギリギリ4時間を超えたので、平均よりは若干バッテリー持ちが良いと思います。ただ、バッテリー持ちに関しては音質、音量、気温に多少左右されるので気を付けてください。基本的に音質が良く、音量が大きいとバッテリーの減りは早いです。
×ケースからイヤホンを取り出しづらい
TWSイヤホンとすてあらゆる面で完成度が高く、万人受けすると思いますが、唯一の欠点はケースからイヤホンが取り出しづらいこと。これは盲点でした。指をイヤホンとケースの間に上手く滑り込ませられないんです。正確にはそのスペースが狭いと言った方が良いでしょうか。指が太い方、手が大きい方はさらにこれが顕著だと思います。
ケースは細長く、パンツのポケットやワイシャツのポケットに入れるのに便利なのですが、『指を滑り込ませるスペース』が犠牲になっていました。まあ、雑に指を滑り込ませれば取り出せるのですが、ツルンとイヤホンが飛び出たりしちゃいます。慣れるとある程度上手くできるようにはなるんですけどね。
総評
1番良かったのはペアリング(接続)が速いことです。初回ペアリングが速いのは勿論、2回目以降のペアリングもまさにマッハ。ケースから取り出して1,2秒で接続されます。数秒の違いではありますが、せっかちな人には有り難い速さです。
その他にも音質は及第点、遅延も両耳だとギリギリ許容範囲、片耳だとなし。バッテリーは4時間持ち、曲送りも曲戻しもでき、左右どちらも片耳イヤホンとして使用できるなど、誰が使っても満足度の高いイヤホンだと思います。
こんな人にお勧め
- ペアリングが簡単なイヤホンが欲しい人
- ペアリングが速いイヤホンが欲しい人
- イヤホンのボタンで曲送りも曲戻しもできるイヤホンが欲しい人
- 音楽再生でバッテリーが4時間持つTWSイヤホンが欲しい人
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