「3つ星 ビストロ NE-BS605/パナソニック」レビュー 2 ~1か月使ってわかったこと~ 評価はまだありません

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今回レビューするのは、パナソニックさんの電子レンジ『NE-BS605』です。

 

実際に温めたり焼いたりしてみて、どうなったかを書いていきます。

 

それでは早速レビューを書いていきたいと思います。

 

 

特徴

  • 外はこんがり、中もしっかりあたためる「パンのあたため」。
  • こだわりの料理に応える低温オーブン機能を搭載。
  • 裏返さなくても両面がこんがり焼ける「ビストログリル皿」。

 

長所と短所

  • ◎設定温度に温められるのは便利
  • △位置や食材によっては温めムラがある
  • ◎スチームのタンク式は便利すぎる
  • ◎グリルで裏返さなくて良いのはやはり便利
  • ◎フライ温めは揚げ物が外側サクサクで温められる
  • ×運転後の排気ファンの音がうるさくて長い
  • ○大体の電気代が分かる

 

スペック

  • オーブン、ヒーター:遠赤Wヒーター
  • レンジ、センサー:スイングサーチ赤外線センサー
  • 庫内形状 :フラット
  • メニュー【レシピ数/(自動メニュー数)】 :192(163)
  • 省エネ :オートOFF機能
  • 自動お手入れコース :庫内/脱臭/洗浄・水抜き/クエン酸洗浄

 

使用した感想

◎設定温度に温められるのは便利
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オート温めの場合、真ん中に置いた食材を設定温度まで温められます。勿論、これには食材や量、置く位置によって数度の誤差はありますが概ね満足です。以前の記事でも書いたように、温めムラは位置によっては下手したら10度近く出てしまいます。問題はこれくらいで、これまで色々な素材や重さの物を温めましたが、真ん中に置けば概ね設定温度通りに温まっています。

 

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例をいくつか挙げていきます。まずはメンチカツ。中心部の温度は70度設定のオート温めで71.3度。この精度は素晴らしいです。

 

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ちなみに、表面温度は62.0度でした。表面の方が温度が低くなりましたね。外側なのですぐに冷めてしまったのか、それともビストロの赤外線温度センサーはきちんと中まで見てくれるのか…。それはわかりませんが、このようにメンチカツでは『中身』がきちんと設定温度の70度に温まりました。

 

このように、設定温度にきちんと温まることによるメリットは計り知れません。簡単に言うと、電子レンジから取り出してすぐに食べられる、飲める』ということです。

 

以前使用していたターンテーブルタイプの電子レンジは、温度設定なんてできなかったので、『温め』→『1分』というように使用していました。しかし、これだと『ちょうどいい温度』にはならないんです。大抵ぬるすぎるか熱すぎるか…。ぬるすぎると意味がないので、結局熱すぎても良いので温めて、温度がちょうどいい頃合いに下がったら飲む、食べるということをしていました。これって電子レンジの電気代は無駄ですし、温める時間も、冷めるのを待つ時間も無駄だとずっと思っていました。

 

しかし、このビストロで±2度くらいの温めができるようになったので、温めた紅茶は電子レンジから出してすぐにに飲めますし、温めたメンチカツもすぐに食べられるんです。数分の無駄を無くすだけではあるのですが、これは非常に便利でストレスがなくなりました。

 

△位置や食材によっては温めムラがある

前述もしましたが、温めムラはあるかないかと言えばあります。ただ、それは『置く位置による温めムラ』であって、真ん中に置きさえすれば、食材や量、凍っているいないなどの状態による温めムラはほぼありません。

 

端っこは誤差が大きい場合、10度ほど真ん中と差が出てしまうのでここだけは要注意です。

 

◎スチームのタンク式は便利すぎる

実は今回7年ぶりに電子レンジを購入するにあたり、スチームができるタイプが便利だとは思っていたのですが、『角皿式』と『タンク式』のどちらを購入するかは迷っていました。どちらかと言うと安く済む角皿式に傾き掛けてもいました。しかし、角皿式の場合、使用する度に角皿に水を入れる作業が必要になるのが面倒なので、5,6千円高くなってしまいますが、結局タンク式を選びました。で、これが大正解でした。

 

購入前と購入後で想像と違っていたことがあります。購入前はスチームなんて使わないだろうなと思っていたのですが…ゴリゴリ使っています。独り身で電子レンジ調理をそれほどしない人間でも使うと思います。私がそうでした。スチーム機能があったらそちらの方が便利なので結局使うんです。そして、自動メニューにスチームが組み込まれているものも多いので、どうやっても水が必要になるんです。

 

スチームの特徴としては、水蒸気を150度以上にする過熱水蒸気にして油で揚げたような処理ができることが1つ。もう1つはそこまで温度を上げず、食材に水分を含ませてしっとり仕上げることができるのが1つです。

 

前者の場合、唐揚げやとんかつを電子レンジで作ることは勿論、揚げ物をカラッと温めるフライ温めなどに使用します。後者の場合、パンを作りたてのようにふっくら仕上げたり、乾燥したご飯をしっとり温めたりもできます。

 

こんな便利なスチーム機能ですが、便利だと思って頻繁に使用するのに、毎回角皿に水を溜めるのって面倒ですよね。なので、やっぱりタンク式がお勧めです。購入前はわからなかったのですが、このタンクは水が空になるまで水を足すことなくそのまま連続使用できます。説明書にはどこにでも『タンクを満水にする』と書いてあったので、「ちょっとでも水が減ったら毎回水を足して満杯にしないといけないのか?」と思いましたが、そんなことはありませんでした。適度に使う分には1週間くらいタンクの水が持ちます。

 

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ただ、逆に一気にタンクの水が減るメニューもあります。いろんなメニューを使用してみたのですが、『自動メニュー』の『18』、『手作りシューマイ』では1/4くらいゴリッっと減りました。蒸す動作中心のメニューは減りが早いです。それ以外のメニューだと、前述もしたように1日数回使用したとしても、1週間ほどタンクの水は持ちます。水をタンクに満杯に入れたら1週間ほど放置で良いのは物凄く楽です。少しでもスチーム機能に興味があるなら、角皿式よりタンク式を選ぶべきだと思います。数千円や1万円程度の差は目を瞑った方が良いです。今後5年、6年と使う物ですからね。

 

ただ、この水タンク唯一の不満点としては、残量が分かりづらいことです。満水のラインはあるのですが、水がどこまで入っているのか、中が暗いので分かりづらいんです。ここはもっとなんとかならなかったですかね…。顔を思い切り近付けてやっとわかるくらいです。

 

◎グリルで裏返さなくて良いのはやはり便利

この電子レンジを購入した最大の理由である、グリルで裏返さなくて良い『両面グリル』機能ですが、これは想像通り便利で素晴らしいです。トースト、焼き魚、焼き鳥など、約調理であるグリルで裏返さなくて良いので、最初にスイッチを入れたらあとはずっと放置で良いんです。この両面グリル機能はビストロが特殊であって、他の電子レンジではできない事がほとんどだそうです。

 

実際に使用してみても、表と裏両方にきちんと焼き目、焦げ目が付いているのがハッキリ分かるくらいしっかりと焼けています。

 

◎フライ温めは揚げ物が外側サクサクで温められる

スーパーでとんかつや唐揚げ、コロッケなどの揚げ物を良く購入するので、フライ温めがサクサクにできれば良いなと思って期待していたのですが、期待以上に外側サクサク、中身はフワフワにできました。ただ電子レンジで温めるとか、トースターで温めるだけではできない仕上がりでした。

 

このフライ温めも前述したスチーム機能が使われています。過熱水蒸気で油で揚げる挙動を擬似的にしてくれるので、二度揚げしたときのようなサクサク感です。それでいて油を使用しないのでヘルシーですし、油も劣化せず、捨てる必要もないので、エコで手間いらず。非常に便利です。

 

×運転後の排気ファンの音がうるさくて長い

運転後に庫内温度を下げるために回る排気ファンはうるさいです…。最近の電子レンジはみなこのような挙動らしいのですが、うるさくてビックリしました。ビストロ以外の最近の電子レンジは知らないので比較できませんが、今のところビストロ唯一の欠点だと感じています。

 

使用が終わったら扉を開ければ一気に庫内温度は下がるので、ファンの回る時間も短くなるんですけどね。それでももうちょっと静かにならかなったかなあ…と。

 

○大体の電気代が分かる
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電気代が使用後に表示されるのは面白い機能です。当然稼働時間が長ければ長いほど電気代は掛かりますし、メニューによってもレンジ、グリル、スチーム、はたまたワット数などを自動的に変えているので電気代は変わります。それらがパッとすぐに出てくるんです。

 

デフォルトでは1kW27円設定ですが、設定で変更できます。ただ、詳しくない方や自分の家の契約がよくわからにかたはデフォルトのままで大丈夫です。電気代の計算の場合、どこのHPでも大体27円になっているのでそのままで問題ないです。ちなみに、600Wで90秒レンジで温めると0.7~0.9円でした。インスタントのみそ汁(『あさげ』とか『ゆうげ』)を水に入れて温めると大体90秒でちょうど良い温度に温まります。

 

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総評

購入から毎日使用して1ヶ月以上たちましたが、短所は『使用後のファンがうるさいこと』くらいです。とは言え、これは今の電子レンジではどれも同じようなので仕方がないかなと…。以前の記事でも書きましたが、例えばみそ汁を2分レンジで温めると、ドアを開けないと5分くらいファンが回りっぱなしで非常にうるさいです。ドアを開けてしまえば1,2分でファンは止まるので、使用が終わったらドアを開けてそのままとの使い方になると思います。庫内温度を下げなければなりません。

 

また、存外に使い勝手が良かったのは給水タンクの水が中々減らないこと。家族で毎日数回使用したとしても、おそらく2週間くらいは給水しなくて持ちます。私は1人で使用しているのですが1ヶ月くらい持ちます。ただ、1ヶ月同じ容器に同じ水を入れっぱなしというのは衛生的に疑問なので、2週間くらいで一旦水を捨てて新しい水に入れ替えています。水も普通に腐敗するのでで、夏場は数日で交換した方が良いかもしれません。

 

3万5千円前後での電子レンジとしては非常に良くできていると思います。両面グリル焼きができますし、タンク型のスチームレンジですし、これだけでその価格分の価値はあると思います。

 

こんな人にお勧め

  • フラットタイプの電子レンジが欲しい人
  • 安いタンク式の電子レンジが欲しい人
  • グリル(焼き)で裏返しが不要な両面焼きできる電子レンジが欲しい人

 

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