目次
特徴
- 【360度ステレオサウンド】5Wのスピーカーを2つ左右に搭載して、スピーカーを中心に360度全方向にわたってサウンドが大きく広がります。低音を増強しつつバランスの良い音質を提供でき、迫力のサウンドを実現します。
- 【防水機能で利用シーン拡大】防水性能IPX4の防水にも対応、5分間散水しても壊れません。ハイキング、クライミングのような屋外、屋内、旅行、スポーツで高音質の音楽を楽しめる。
- 【操作簡単】円形になぞる事で、ボリューム調整ができます。センサー部分で指を滑らせる事で、曲送りや戻しができます。
- 【より快適に】 2000mAHリチウム充電池内臓され、8時間の連続再生、最大約10mの伝送距離、内蔵マイクによるハンズフリーの通話が可能です。
- 【パッケージ内容】 ● P4スピーカー本体
長所と短所
- ○縦置きなので省スペース
- ○IPX4の防水性能
- ○無線、有線どちらでも接続可能
- ○5W×2の十分な出力
- ○バッテリー持ちは8時間
- △曲送り/曲戻しのスワイプにコツがいる
- ×音声アナウンスの音量が大きい
はじめに
今回レビューするのは、SoundPEATSさんのスピーカー『P4』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
外観チェック
化粧箱。布張りと記載があるように、スピーカー部分が布で覆われていて手触りが良く持ちやすいです。
同梱品。スピーカー、USBケーブル、オーディオケーブル、説明書。
スピーカー本体。縦置きとなります。横置きも可能ではありますが、コロコロ転がって、好きな位置で止められません。また、曲送り/戻しや、音量操作がしづらくなるので、縦置きのみでの使用が無難です。
曲送り/戻し、音量コントロールは上面となります。曲送り/戻しのみスワイプ操作で、音量はその周囲のジョグダイヤルを物理的に回します。
ファンクションボタンは底面です。長押しで電源オン/オフ。短押しで一時停止/再生、そして受話です。ファンクションボタンは底面にあるので、電源をオン/オフする場合には、いちいち持ち上げなければなりません。
USB端子とオーディオ端子。ゴム製のカバーで開けやすかったです。
給電用USBケーブルとオーディオケーブル。オーディオケーブルを接続すると有線接続画家のです。また、給電しながらの使用も可能なため、USBケーブルを接続すると、バッテリーを気にする必要のない、PCの常設スピーカーとして使用できます。
説明書。説明書はは完全日本語版でわかりやすいです。初心者にも安心。
以上、外観チェックでした。
動画チェック
気になるところ
まずは気になるところから書いていきたいと思います。
曲送り/曲戻しのスワイプにコツがいる
このスピーカーの一つの特徴が、スピーカー上面を左右にスワイプすると、曲送り/戻しができることなのですが、その操作には慣れというかコツがいるかも知れません。最初に操作した時には、普通のスワイプ操作とスピードでは反応が鈍く、思うように曲送り/戻しができませんでした。慣れてきて癖を掴んで、始点や終点、スピードを覚えると、「ああ、ここから初めてこれくらいのスピードでスワイプすると正常に動作するのか」というのがわかるんですけどね。最初はスマホのようなスワイプをしてしまうと、思うように動かないかもしれません。
音声アナウンスの音量が大きい
スピーカーは、電源のオン/オフ時やペアリング時に、音声ガイダンスや警告音でお知らせする機能があるのが普通です。このスピーカーですが、日本語音声による音声ガイダンスで、わかりやすいのは良いのですが、その音量が無茶苦茶でかかったです。また、この音声ガイダンスの音量は、スピーカーの音量を下げても同じなので、ユーザーが変更することは不可能でした。深夜に使うのはちょっと躊躇われるくらいの大音量なので、ここはもっと小さくするか、ユーザーが変更できる仕様だったら良かったなと感じました。
ただ、この音声ガイダンスは、電源のオン/オフ、そしてペアリング時のみだけなので、この操作をあまりしない方なら、それほど気にならないかも知れません。
縦置きなので省スペース
左右一体型のスピーカーは、一般的にいわゆる横置きで、長方形の横長になる物が多いのですが、このスピーカーは縦置き型です。ちょうど500mlのペットボトルをイメージするとわかりやすいと思います。大きさ、重さ、太さ、全て500mlのペットボトルと似ています。手に持った感じも、設置に必要なスペースも、まさに500mlのペットボトルです。
一般的な横置きスピーカーよりも、必要な設置面積が少なくなるので、あまりスペースのない机の上に置いたり、存在感のあるスピーカーが嫌な方には向いていると思います。購入前にどんな感じの設置になるのかを確認する場合、500mlのペットボトルを置いてみると、ほぼそのままのスペースが、このスピーカーの必要とするスペースになります。
IPX4の防水性能
このスピーカーは防水規格のIPX4対応となっています。下図を参照するとわかるのですが、『あらゆる方向からの飛沫による有害な影響がない。』となります。
これまでも防水規格に対応しているスピーカーは何回も使用しているのですが、IPX5だと確実にシャワーを想定しており、強い噴流水でも問題ありません。IPX4はそれよりも1段階低い防水性能となるので、シャワーを直接掛けなければ、お風呂に持ち込んでも大丈夫なのですが、意図せずシャワーが当たってしまうこともあるので、あまり推奨はできません。あくまで、海辺やプールで使用して、水が飛んできても平気って感じだと思ってください。
無茶な使い方をしなければ、生活防水としては最高の防水性能なので、突然の雨、スポーツ時の汗、海辺やプールサイドなどで安心です。
無線、有線どちらでも接続可能
スピーカーとはいっても、Bluetoothに対応していない機器もあります。コンポやTVなんかですね。そのようなそのような機器に接続するため、オーディオケーブルでの有線接続が可能でした。
また、PCへの接続でも、この有線接続を使い、USBケーブルを繋げておけば、バッテリーを気にすることなく、PCの外部スピーカーとして常設できます。PCモニタ付属のスピーカーだと、1W+1W、もしくは良くても2W+2Wあたりなので、どうしても音楽や映画などを見聞きする際、音質やパワーに不満を感じることもあると思います。そのような不満がある方は、オーディオケーブルで有線接続し、USBケーブルで常に給電するようにしておくと、5W+5Wの常設外部スピーカーのでき上がりとなります。
有線接続のみのスピーカーの方が単機能なので安いのですが、「無線で使うかも…いや有線でも使うかも」なんて、どちらにするか決めきれない場合、このようなBluetoothと有線両方で接続可能なスピーカーを選ぶと、のちのち「やっぱりあっちが良かった」なんて後悔はしなくなると思います。
5W×2の十分な出力
前述もしましたが、このスピーカーは5W+5Wの合計10Wの出力があるため、音楽を聴いてもパワー不足、迫力不足を感じることはありませんでした。
また、この手の無線スピーカーは、「サーッ」という『ホワイトノイズ』が乗ることが多いのですが、音が鳴っていない無音時には、ホワイトノイズが一切ありませんでした。今まで無線スピーカーは10個以上使用してきたのですが、無音時にホワイトノイズが乗るのが当たり前でした。大手日本メーカーの物も使ったことがあるのですが、それも無音時にホワイトノイズが乗っていたので、これはもう無線スピーカーの宿命だと思って諦めていたのでありがたいです。勿論、機種やメーカーによってスピーカーの大きさはまちまちなんですけどね。
ただ、音楽が流れ始めると、若干いつものホワイトノイズが背後に聞こえました。しかし、これは十分許容範囲で、小さい音で音楽を流しても目立つ物ではありません。一生懸命「ホワイトノイズが出るかな、出るかな」と気にして実験した時に、「あ、ちょっと出たかな」と感じただけなので、このレベルなら全く問題ありません。
無線スピーカーのホワイトノイズに悩まされている方にはお勧めできると思います。
バッテリー持ちは8時間
バッテリー持ちは8時間なので、一般的に使用する場合は必要十分かと思います。また、前述もしましたが、USBケーブルを1本接続しておけば、給電しながらも使用が可能となるので、バッテリーー持ちは一切気にせずに使用できるようになります。
受信感度について
8mの距離で、間に木製の扉2枚を挟んで、音が途切れることなく聞こえたので、受信感度は十分かと思います。いくら無線スピーカーでも、常に持ち運んで歩きながら使う物ではないと思うので、これだけの距離と遮蔽物で問題無いなら、良好な部類だと思います。
総評
ただ一点だけ残念なのは、前述もしたように音声ガイダンスの音量が物凄く大きいことです。今まで使用してきたスピーカーのなかでもダントツに大きい音量の音声ガイダンスでした。頻繁に電源のオン/オフする方は気になる可能性がありますのでご留意ください。
音声ガイダンスの音量さえ許容できるのなら、音質、出力ともに十分で、設置スペースも小さくてすみ、手の馴染むので持ち運びのしやすい、総合力の高いスピーカーだと思います。特に、ホワイトノイズが無音時に全く無かったのには良い意味で驚きました。ここまでホワイトノイズの無いスピーカーほとんど無いと思います。
こんな人にお勧め
- 設置スペースが小さいスピーカーが欲しい人
- ホワイトノイズのないスピーカーが欲しい人
- 5W×2の出力のあるスピーカーが欲しい人
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