今回レビューするのは、OneAudioさんのゲーミングヘッドホン『E900』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
- 【迫力のDOLBY7.1chサラウンドサウンド】大口径50mmドライバーユニットで、クリアな高中音域、強力な重低音まで再生し、臨場感に満ちたサウンドを実現できる。くっきりとした音像定位や、明確な方向感の再現を重視した最高音質のヘッドホンで様々なゲーム(例えばFPS、COD、PUBG、MMOなど)に最適。※7.1チャネルのサウンドはPCでの使用時のみ, eksaの公式Webサイトからソフトウェアの導入は必要があります。https://www.eksa.shop/download
- 【優れたフィット感】肌に優しい革素材を採用されるイヤーマフ、優しく耳を包みこむことで、長時間使用しても耳が痛くなりません。頭頂部も柔らかいイヤークッションを装着し、頭のサイズを問わず誰でも気軽に使えます。
- 【進化したノイズキャンセリングマイク】マイクはノイズキャンセリング技術を用いており、有効的に背景の騒音を抑制し音を360度から拾えることができます。クリアな会話(スカイプ・ps4・LINEなど)ができます。 また、マイクで困ったことがあれば、マイクを取り外したり、良いポジションにしたりすることができます。
- 【優れた対応性】 PC/Mac/Window/skype/ラップトップ等に対応できます。PS4、プレステ4、Xbox One、パソコン、ノートパソコン、任天堂、3DS、PSP、ps vita、wiiu、タブレット、iPad、iPhone、Mac、スマートフォンでも使用できます。また、DVD、オンデマンド、映画、音楽、チャット等もできます。注意事項:旧型XBOX ONEゲーム機にご使用いただく場合は、変換アダプター(別売)が必要です。
長所と短所
- ○オーバーイヤーで耳に負担が掛からない
- ◎フルプラグインケーブルなので無駄なケーブルが無い
- ◎マイクは変形、脱着可能
- ○オーディオケーブル接続時はマイクのオン、オフやボリューム調整が手元でできる
- ×USB接続だと音が大きすぎる
- ○音質は癖のないフラットな感じ
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
ヘッドホン。
USBケーブル。
オーディオケーブル。
オーディオ、マイク分岐ケーブル。
マイク。
サンキューカード。
説明書。日本語あり。
動画
スペック
メーカー型番:G
ドライバ直径:40mm
イヤホンのインタフェース:USB接続
インピーダンス:32Ω±15%
感度:105dB ± 3dB at 1KHz 周波数:15Hz-20KHz
マイクの感度:-38dB ± 3dB
マイクのインピーダンス:2.2kΩ
指向性:すべての方向性
ケーブル長さ:約2.1m±0.15
LED作動電圧:DC5V±5%
作動電流:≦50mA
ヘッドホンの重量:298g / 10.5oz
使用した感想
○オーバーイヤーで耳に負担が掛からない
このヘッドホンはいわゆるオーバーイヤータイプと言う物です。耳たぶまで含めた耳全体をスッポリとイヤーカップの中に入れてしまいます。そのため、オンイヤータイプのように耳をイヤーパッドで圧迫することがない構造です。耳たぶを押さえつけないので耳が痛くなりづらい構造をしています。ヘッドホンをすると耳が痛くなるような方は、このようなオーバーイヤータイプのヘッドホンをお勧めします。
ただ、オーバーイヤータイプだとハウジングが大きくなるので、収納スペースや置き場所は取ってしまいます。この辺りも考え、ご自分に合ったタイプのヘッドホンを選んで下さい。私は耳が痛くなることはいやなのでオーバーイヤータイプの方が好みです。
耳たぶではなく耳周りの頭蓋骨を抑えるイヤーパッドですが、パッドの厚さは十分でクッション性もあり柔らかいです。装着していて締め付けられて痛いなどの不快感はありませんでした。
頭頂部に当たるヘッドパッドですが、こちらも厚み十分で柔らかいので、当たる部分が痛くなることはありませんでした。この辺りの締め付けの強さや装着感は、アジャスターを広げることでも緩くできます。
重さは242.0gでした。軽い方だと思います。装着していて重いなと感じることはありませんでした。
オーバーイヤータイプで締め付けもそれほど強くなく、イヤーパッドもヘッドパッドも厚み十分で柔らかいので装着感は良いです。少なくとも耳たぶが痛くなるタイプではありません。オーバーイヤータイプは高価になりがちですが、これは3千円ちょっとなので、オーバーイヤータイプを試すには最適だと思います。
◎フルプラグインケーブルなので無駄なケーブルが無い
ユニークなのはケーブルがフルプラグインだと言うことです。PCパーツの電源でも良く見る構造で、全て(フル)のケーブルが脱着(プラグイン)できます。これはなかなか珍しいです。しかも3千円を超える程度でこれは非常にお得です。
フルプラグインだと何が良いかと言うと、必要なケーブルだけ装着するので、邪魔な物を一切なくしてスッキリさせることができることです。この価格帯のヘッドホンだとこの構造はまずありません。USBケーブルもオーディオケーブルも両方ヘッドホンに直付けされていて、必要無い方のケーブルはぶらんと垂れて邪魔になる…なんて物か、もしくはUSBケーブルとオーディオケーブルどちらか一方だけか…。このどちらかなのですが、このヘッドホンはフルプラグインなので、自分が使用するシーンに合わせ、必要なケーブルだけ装着することができます。
付属のオーディオケーブルには方向の属性があるので注意してください。画像を見ていただければオーディオケーブル端子に突起がある子とが分かると思います。これをヘッドホンの端子の形状に合わせて差し込み、軽く回転させるとどんなに引っ張っても取れないようになっています。プラグインですから、これがないと不意にどこかに引っ掛けてケーブルが外れてしまうようなこともあるのですが、この突起がストッパーになるので外れることはありません。プラグインでありながら直付けと同じように引っ張っても取れない構造になっているのは良く考えられていると思います。
USBケーブルはPCに差し込むと、ドライバなどを入れる必要なく、すぐに認識して音が出るようになります。安いヘッドホンの場合、オーディオケーブルのみと言うことも多いのですが、やはりPCユーザーとしてはUSBケーブル1本で即繋がるのは非常に便利です。
◎マイクは変形、脱着可能
オーディオケーブルもUSBケーブルも好みで脱着できるのは前述の通りですが、マイクも好みで脱着できます。しかも、このマイクケーブルはシリコン製なのでグニャグニャと自在に曲がり、そして好みの位置で止めることが可能です。口元にピタリと持ってきて喋るには最適です。また、必要ないときは外すだけではなく、邪魔にならないように上げておくなんてことも可能です。
○オーディオケーブル接続時はマイクのオン、オフやボリューム調整が手元でできる
オーディオケーブルにはマイクのオンとオフに、ヘッドホンの音量を変更できるダイヤルが付いています。小さくて軽い物なので重くて邪魔になることもありません。
マイクのオン、オフスイッチはそのままわかりやすいのですが、横の音量ダイヤルはマイクの音量ではなく『ヘッドホンの音量』です。聞いている音楽などの音量を変えるダイヤルで、マイクの音量調整ではないので注意してください。ただ、このダイヤルで調整できる音量の幅は非常に狭いです。正直、あまり実用的ではないので、PCなどの接続先の端末の音量を直接弄った方が良いです。
×USB接続だと音が大きすぎる
USB接続だと音量がメチャクチャ大きいです。PCのサウンド設定で音量を50%にし、foobarと言う音楽再生ソフトの音量を15%にしてもまだ大きくて驚きました。USB接続で使用するなら、サウンド設定などでもっともっと音を下げないと厳しいかもしれません。ちなみに、USBケーブルを接続して使用すると、画像のようにハウジングが赤く光ります。
○音質は癖のないフラットな感じ
音質は低音高音ともに破綻なく、音割れすることもありませんでした。チープなシャカシャカ音も感じませんでした。ただ、低音もそこまで響かないので、重低音重視の方には向かないかもしれません。良く言えば軽快な音で、悪く言えば軽い音でしょうか。私は低音を余り重視していないので、このような軽い音は好みですが、重低音重視の方は厳しいかもしれません。
総評
3千円ちょっとで安いヘッドホンながら、高価になりがちなオーバーイヤー対応ですし、邪魔な物を省けるフルプラグイン形式ですし、コスパは非常に高いヘッドホンだと思います。USB接続での音の大きさだけは気になりますが、PCを微調整すれば問題ないと思います。
こんな人にお勧め
- 安いオーバーイヤーのヘッドホンが欲しい人
- ケーブルがフルプラグインのヘッドホンが欲しい人
- USBケーブルでもオーディオケーブルでも使用できるヘッドホンが欲しい人
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