目次
特徴
- トレンドに左右されない、誠実さや安定感を与えるシンプルで品のあるデザイン。
- 軽くて強度のあるチタン製で、長時間掛けていてもストレスのない、かけ心地の良さも追求しました。
- 広い天地幅で、累進レンズ(遠近両用)※にもお勧めです。
- フロント部分には光沢を、テンプルにはつや消し加工と装飾を加えています。
- 定番かつ、細部にまでこだわりがあるデザインで、長く使い続けられるメガネです。
- ■フロント:天地幅広めのスクエア
- ■素材:チタン
- ■鼻パッド:クリングスタイプ
長所と短所
- ○レンズが大きく視界が確保される
- ○フレームが金属で丈夫
- ○フレームが細く視界の邪魔にならない
- ○なんと言っても安くて1万円で購入できる
- ×デザインが古臭い
はじめに
今回レビューするのは、JINSさんの眼鏡『ワイドリムチタン(MTF-15A-247)』です。
この製品はレンズが大きく、そして…ダサイです。西部警察の時代の眼鏡かってくらい野暮ったいです。※個人的な感想です。
しかし私の目的としてこれでいいんです。「ダサくても良いから視界を確保したい!」との欲求が1番だったのですから。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
外観チェック
JINSさん専用の段ボール箱。
眼鏡がきちんとケース後と収まるように設計されている段ボール箱です。
同梱の書類は、納品書などの書類と、使用したレンズの袋です。レンズの袋には、自分の目の数値が書いてあるので、取っておくと後々役に立つかも知れません。
基本的に非球面レンズの厚さ1.60です。これはどこの眼鏡屋でも標準的な物です。
書類を細かく見ると、納品書、返品・交換カード、保証書となります。
眼鏡ケースは一杯持っているので、今回は派手な赤を選択。追加料金無しで色違いを選べます。
中には注文した眼鏡が不織布に包まれ、眼鏡拭きと一緒に入っています。
そして今回注文したワイドリムチタン(MTF-15A-247)。さすがにレンズが大きいですね。満足。
正面から。
上から。
横から。
テンプル先端は柔らかい素材になっていて、自分で曲げ伸ばしできます。しかし、あまり強引にやったり、曲げ伸ばしを繰り返すと、劣化して折れるかも知れないのでほどほどに。
右側テンプル裏側には、型番、サイズ、生産国。
左側テンプル裏側には、JINSの刻印。
ちょうつがいの作りも良さそうです。きしむこと無くしっかりと稼働しています。
鼻パットはちょっと固いかも。ここは人によって合う合わないがあるので、後述しますが取り替えることも視野に入れた方が良いです。
以上、外観チェックでした。
動画チェック
気になる点
まずは気になる点から書いていきたいと思います。
ダサイ
個人的な意見ですが、やはりこのデザインは私的にはダサイです。格好悪いです。ですが、私の目的はただ一つ。家用の眼鏡なので、誰に見られるわけでもありません。デザイン度外視でとにかくレンズが大きい眼鏡が欲しかったんです。
基本的にレンズが大きいと、それだけ『きちんとレンズを通して見る部分』が多くなるため、視界に違和感が少なくなります。どうしてもレンズとレンズ外の境界線は気になってしまうので、これができるだけ無い眼鏡にするために、このようなレンズの大きい眼鏡を購入しました。
鼻パットが固い
鼻パットは少し固めかも知れません。ただ、この鼻パットは人によって合う合わないは千差万別で、JINSの鼻パットが悪いわけではありません。この鼻パットでも合う人は当然いるでしょうし、そちらの方が多数派かも知れません。ただ、私はこの鼻パットは痛くなるので、Amazonでシリコンタイプの鼻パットを購入して取り替えました。
このシリコンタイプの鼻パットは柔軟性があり、肌にピタッとくっつきます。そのフィット感は素晴らしいですし、痛くなることもあまり無いのですが、このくっつく感じが嫌だと言う人もいます。まあ安い物なので、ダメ元で購入して使ってみるのも良いと思います。これで気持ちよく装着できるなら、それに越したことは無いですからね。毎日着ける物なので装着感は大事です。
眼鏡を傷付けてしまった
今回、JINSで眼鏡を購入したのでは、今まで使用していた眼鏡市場で作った眼鏡が傷付いてしまったからです。面倒なので、眼鏡を外すときは机の上にポンと直置きしていました。今まではこれで問題無かったのですが、先日気付いたら傷が付いていました。可能性は低い物の、こうなるかも知れないことは分かっていたんですけどね。面倒なのでついつい机の上に置いてしまっていました。
ちなみに、画像の下側にある擦り傷がそれです。ほんの小さな面積に見えるかも知れませんが、実際に眼鏡を掛けると鬱陶しくて鬱陶しくて…。常に左目視界の2割ほどが傷になってしまう感じでした。これはたまらんと思い、急遽過去に購入したことのあるJINSで前述の眼鏡を購入した次第です。
眼鏡の通販は革命的な便利さ
JINSの通販は非常に便利です。と言うか眼鏡の通販が革命的に便利なんです。
眼鏡を購入する際、これまでは自分で店舗に足を運び、店に並んでいる眼鏡の中から好みのフレームを選び、店員さんに視力を測って貰い、そして注文。後日連絡が来て受け取りに行くという流れでした。しかし、眼鏡の通販はこれが全てPCの前でできてしまうんです。勿論、視力検査は自分ではできないので、事前に医師か眼鏡屋の店員さんにやってもらう必要があるのですが、眼鏡を過去に作ったことがあり、自分の数値がわかっていれば、PCの前の作業だけで眼鏡を注文できてしまいます。私は以前にJINSで外用のを作ったことがあるので、数値はそのまま設定されており、フレームとオプションを選ぶだけでした。
JINSは注文してから基本的に3日ほどで届くようなシステムになっているのですが、今回、私はレンズに一切オプションを付けなかったから早かったのか、9月15日木曜日に注文し、9月17日土曜日の昼に到着と言う信じられないスピードで届きました。注文して2日後ですよ…。まさかここまで早いとは思いませんでした。ただ、レンズにオプションを付けたりすると、その分加工に時間が掛かるので、手元に届くまでに時間は掛かってしまいます。
眼鏡市場で同等品を購入すると2万円超え
傷付いた眼鏡は、2年半ほど前に眼鏡市場で購入した眼鏡で、レンズオプションでブルーライトカットを付けたので、総額2万5千円ほどだったと記憶しています。今回も眼鏡市場で作ろうかなと思ったのですが、わざわざ店舗に行き、選び、そして店員さんと打ち合わせをするのが面倒くさい…。と言うことで、メインの眼鏡にするには、激安通販店ではどうかなと不安もあったのですが、楽さに負けてJINSで購入してしまいました。
満足度を結果から言うとほぼ100点満点です。正直、レンズやフレーム含めたトータルで、眼鏡市場との差はほぼ無いと思います。ただ、前述したように、鼻パットが固いかも…くらいでしょうか。これは数百円で購入して自分で交換できるので些末な問題でしょう。
本当に激安通販のJINSが眼鏡市場と変わらないのかと疑問に思うでしょうが、本当に変わらないんです。レンズもフレームも全く問題ありません。これについては1つ1つ後述していきたいと思います。
レンズは一流メーカーのHOYA
よくある誤解と言うか、使ってもいないのにそうなんだろうと想像で吹聴されているのがレンズの質の悪さです。JINSは激安だから、「レンズが悪い」だとか、「工作精度が悪い」だとか。ハッキリ言いますがこれは全く根も葉もないことで、少なくとも私が何回か眼鏡を購入している眼鏡市場と比較し、レンズが粗悪だとか、工作精度が悪いとかは一切ありません。全くと言って良いほど見え方も厚みも同じです。
レンズを削るのは数値を入れて機械でやることなので、ここは高級店と激安通販店で大差は無いと思われます。実際に両方使用している私は間違いなく差は無いと断言できます。また、端っこは歪んでるとか見えづらいと言うことも一切ありません。
レンズメーカーも一流のHOYAを使っており、これも眼鏡市場とJINSは同じです。レンズも工作精度も、激安通販だから悪いと言うことは全くありません。
レンズの厚みもメガネ市場と変わらず
見え方が眼鏡市場とJINSで同じだと前述しましたが、レンズの厚さも全く同じです。一応、眼鏡市場のアドバンテージとして、薄型レンズも選べるのですが、「薄すぎると割れちゃいますよ、1.60くらいがちょうど良いんですよ」と言って選ばせてくれません。勿論これには事実も含まれてはいるのですが、言い方は悪いですが、基本的に選ばせてくれません。強引に言えば作ってくれるとは思いますが…。
これはどこの眼鏡屋でも一緒です。薄いレンズほど高価なので、できるだけ1.60の標準的な安価なレンズを勧められるんです。一方、JINSはレンズの薄さを選べません。ここが眼鏡市場との差と言えば差ですね。
ただ、乱視も入っている私のレンズでも1.60で分厚すぎて使いづらいなんてことにはならないので、障害者手帳が出るくらいの視力の悪さでなければ、このアドバンテージを生かす機会は無いと思います。
左が眼鏡市場のレンズ。右がJINSのレンズです。フレームからのはみ出方、つまりレンズの厚さ変わらないことがおわかりいただけると思います。
眼鏡市場との差
眼鏡市場との差は、薄いレンズを選べるかどうか(実際には中々選ばせてくれませんが)と前述しましたが、他には違いは無いのかと言われれば、挙げるとすればフレームの質でしょうね。
JINSのフレームも悪くはないのですが、眼鏡市場のフレームは、さすがに値段なりにしっかりしていたり、非常に軽かったりします。安いフレームでもチープ感はありません。
一方、JINSのフレームは、安価な物だと本当にチープでオモチャのように見える物も。これはこれで、お洒落眼鏡はある意味オモチャみたいなデザインであっこその面もあるので、一概に悪いとは言えませんし、セカウンド、サード用眼鏡だったり、万が一眼鏡を忘れた場合の車備え置きの眼鏡、職場備え置きの眼鏡なんかにも使えるかと思います。
JINSでも、今回私が購入した最も高い9800円のフレームなら、眼鏡市場と比べてもそれほど遜色の無いフレームになっていると思います。少なくともぱっと見での安物臭さは無いかなと思います。また、掛け心地でも眼鏡市場の眼鏡と、今回購入した1万円眼鏡に差は感じられません。勿論、見やすさの面でもそうです。
眼鏡市場で同等品を購入すると確実に2万を超えます。ところが、JINSで購入すると1万円で購入できるんです。
総評
眼鏡はいつも掛けている物だから高い物を買うべきとの意見も分かります。ただ、今回の私のように、いくら良い物を購入しても傷付けたり壊してしまったら元も子もありません。これはPCにも言えるのですが、30万円のPCを5年、6年…10年と使うなら、5万円のPCを2年ごとに買い換えた方が、常に新しいので快適に使えるとの考え方もあります。
眼鏡も似たようなところがあり、使っていくうちに細かい擦り傷が付いてしまうことはよくあることですし、壊してしまうこともあります。また、デザインの移り変わりも早く、どんどん新しいデザインのフレームが出てきます。で、あるなら、高い眼鏡を購入するのも良いのですが、傷付いてもそれほど凹むこと無く、新しい眼鏡をサクッと購入できるJISNの眼鏡を2年ごとに購入するのもありなのではないでしょうか。
こんな人にお勧め
- レンズが大きく視界を確保したい人
- フレームが金属の眼鏡が良い人
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