アニメ全話レビュー「めぞん一刻 第40話 「優しさがせつなくてX’マスは恋の予感!」」 3/5 (1)

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あらすじ

1986年12月24日放送。

 

アニメオリジナルの謎の石後編です。どういう石か響子さんに頼まれた五代君が坂本に頼むも、坂本が石を無くして大慌てする話です。

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放送時期と内容を合わせた

何故か茶々丸のマスターのナレーションで始まりましたが、本放送は前回が12月17日で、今回が12月24日です。おそらくアニメオリジナルでクリスマスの話にしたのは、現実の放送時期に合わせたのでしょう。

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ちなみにこの頃は12月に雪が降るのは珍しくなかったのですが、昨今は12月に雪なんてまず降りませんね。

 

アニメオリジナルはテンポが遅い

前回の記事で、アニメオリジナルでは一番マシな話と書きましたが、やはりそれでも原作漫画の話には遠く及ばないことを改めて感じました。この回に限らず、アニメオリジナルはテンポが遅いんです。

 

原作漫画は、軽妙でテンポの良い会話のやりとりが多く、無言の間などは少なく、次々と話が転がっていきます。ところがアニメオリジナルの場合、原作漫画に比べ、圧倒的に無言のシーンが多く、終始無理矢理引き延ばしているように見えてしまうんです。

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原作漫画のエピソードの場合、会話のテンポが良く、間も少ないので、目を離す隙がなく、気付いたらあっという間に時間がたっていたなんてことがよくあります。ところが、アニメオリジナルの場合、何も台詞がないシーンが非常に多く、余裕で目を離す隙があり、時間がたつのを遅く感じてしまいます。

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なんでもないただの会話で、目が離せないくらいのテンポの良い会話を描く。そしてそれを常に行う。こんな事はおそらく、高橋留美子さんにしかできないとは言いませんが、ある程度天賦の才、素質、センスがなければ無理でしょう。

 

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石を無くしてただ探すだけ

坂本が五代君から調べてくれと頼まれた石思を無くしてしまうのですが、それをただ何の工夫もなく探し回るだけのシーンが長いです…。

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電車の中をただなんの工夫もなく探し、最後はゴミ箱にあるのを偶然探し当てるという不思議展開。もう一寸やりようがあったのではないかなと思わずにはいられません。

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原作漫画では

オリジナル

 

これでも良い方

結局この石は、惣一郎さんから送られた、小さな虫の化石が多数埋まった石だと言うことがわかった話でした。

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アニメオリジナルでは一番マシな話と前回書きましたが、結局不満を多く書いてしまいましたね。しかし、これでも本当にアニメオリジナルでは一番マシな話なんです。

 

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