目次
特徴
- Bluetooth対応、コードがない革新的な完全完全コードレスイヤホンです。コードが邪魔にならないのでどんな場面でもストレスフ リーにお使いいただけます。
- 完全コードレスイヤホンの中でも超小型・超軽量のシンプルでコンパクトなデザインです。装着感も良く、小型ですが耳から落ち にくいフィット感があります。
- 左右独立型ワイヤレスイヤホンとモバイルバッテリーが一体化しています。収納ケースはワイヤレスイヤホンのバッテリーとして だけでなく、USB出力できる850mAhのモバイルバッテリーとしての機能もあり便利です。
- 音楽の再生/停止/通話の応答/拒否/終了が行えます。音楽を聴くの最中に電話受け、着信/終話も可能です。マイク機能が備えてい るので、両手が塞がっている時でもラクラク高品質な通話できます。
長所と短所
- ○トゥルーワイヤレスでコードが一切無い
- ○極小で耳に負担が掛からない
- ○充電まわりが良く工夫されている
- ○IPX7の防水性能
- △音楽再生のバッテリー持ちは約4時間
- △ボタンは1つのみ
はじめに
今回レビューするのは、OKCSCさんのトゥルーワイヤレスのワイヤレスイヤホン『OKCSC』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
外観チェック
細長くコンパクトな黒い箱です。
パッケージ内容は、イヤホン、収納ケース兼モバイルバッテリー兼充電器、USBケーブル、サイズ違いのイヤーピース2組、説明書。
収納ケースの両端にイヤホンが収まっています。非常に補足コンパクトです。ポケットにも楽々入ります。
収納ケースに両端にイヤホンを装着します。マグネットなので、大雑把に近付けるだけで正しい位置にピタッと吸着します。
側面にはUSB端子のインとアウト。そして電源ボタンがあります。吸着させただけでは自動充電となりません。この側面の電源ボタンを短押ししてやると充電が始まります。また、充電中に短押しすると充電がオフになります。
イヤホンは指先で摘まめるほどの極小で、耳の穴にスッポリとはまります。
USBケーブル。
サイズ違いのイヤーピース。
説明書。
説明書に日本語ページはありませんでした。初心者にはハードルが高いかもしれません。
片耳の重量は実測値5.6gでした。
収納ケース込みの重量の実測値は68.0g。
イヤホンの大きさは100円玉と比べても小さいほどです。
以上、外観チェックでした。
動画チェック
"https://youtu.be/K1nerzvA1Ws
トゥルーワイヤレスでコードが一切無い
最近Bluetoothのイヤホンで多いスタイルですが、このイヤホンはトゥルーワイヤレスとなっています。トゥルーワイヤレスとはその言葉の通りで、左右のイヤホンを繋ぐコードすら無い、完全コードレスのイヤホンです。
これまでの両耳イヤホンの場合、スマホとの接続はBluetoothで無線にはなるのですが、左右のイヤホンを繋ぐコードがありました。そのため、首の後ろを這うコードが鬱陶しかったり、体に接触する際のジョリジョリとの衣擦れ音が乗ることがよくありました。しかし、このイヤホンはその首の後ろを這うコードすら無いので、首の後ろの据わりが悪くなったり、衣擦れ音が乗ることは一切ありません。
また、使用しない時でも、仕舞った際にゴチャゴチャするコードもありません。他の小物と絡まったり、取り出す際に何かに引っ掛かることもないので、スッキリと綺麗に仕舞うことができます。これは精神衛生上結構大きいです。きれい好きの方や細かい事が気になる方には向いていると思います。
極小で耳に負担が掛からない
イヤホン自体のタイプとしては極小タイプのカナル型です。カナル型なので、耳の穴の中にイヤーチップを入れます。イヤホン全体が耳の穴の中にスッポリと填まりきるので、それだけで装着力は問題ありません。イヤーフックやその他装着力を強くするための気候は一切無く、耳が痛くなるパーツがありません。
イヤホンを装着して耳が痛くなるなんて方は、このような極小タイプのイヤホンを試す価値があると思います。
充電まわりが良く工夫されている
このようなトゥルーワイヤレスのイヤホンの場合、左右のイヤホンが独立しています。また、極小であるため紛失の危険もあります。そのため、このイヤホンのように収納できるケースが付属していることが多いです。更に、この収納ケースは850mAhのモバイルバッテリーにもなっています。つまり、この収納ケースにイヤホンを仕舞うと充電されるんです。
本来、充電作業はイヤホンにUSB端子をグリグリ差し込んでするものなのですが、この作業が必要なくなります。勿論、収納ケース兼モバイルバッテリーのバッテリーが無くなったときは充電してやる必要がありますが、充電作業の回数は劇的に減ります。
ただし、収納すると勝手に充電されるわけではありませんでした。側面の電源ボタンを短押しすると充電が始まり、赤井LEDランプが点灯します。また、充電を止めたいときはもう1度短押しをするとLEDランプガス婦トウしてオフとなります。
850mAhとの容量も素晴らしく、このようなトゥルーワイヤレスの収納ケース兼モバイルバッテリーでここまで大容量な物はなかなかありません。大容量とはいっても、モバイルバッテリー単機能のものよりは勿論全然少ないのですが、トゥルーワイヤレスのモバイルバッテリーとしては大容量ということです。これだけ十分な容量があるので、スマホのバッテリー残量がピンチの時にも役に立ちます。十分スマホを充電するモバイルバッテリーとしても利用でできました。
このような無線のガジェットの場合、最も面倒なのが充電作業です。ここが極力少なくて良いように工夫されているのは素晴らしいと思います。
IPX7の防水性能
トゥルーワイヤレスのイヤホンはいくつも使用しましたが、IPX7の防水機能の物は初めてでした。
上記画像を見ていただければ分かりますが、最高等級から2番目の7級です。
『水深1mで30分間の条件で水没しても内部に浸水することが無い。』となっています。水泳の時にこのイヤホンをしたまま…という使い方は無理ですが、お風呂に入りながらや、シャワーを浴びながら使用しても問題の無い防水等級なので、スポーツ時や海辺、プールサイドでも問題ありません。
音質について
音質についてそれほどこだわる方ではありませんが、音楽を楽しむのに十分だと感じています。低音で音が割れることもなく、高音で音が歪むこともありませんでした。シャリシャリしたチープな音もそれほど感じません。
このような極小タイプのイヤホンを求める方の場合、音質よりも使いやすさという方だと思います。使いやすさ重視の方なら、音質に特に不満は出ないレベルだと思います。ただ、apt-x対応の高音質を謳うイヤホンには敵わないので、音質重視の方は満足できないかもしれません。また、このタイプのイヤホンで、あまりこのような用とを求める方はいないと思いますが、極小タイプのイヤホンの場合、バッテリー容量が小さいので、音量によりバッテリー消費の影響がもろに出ます。音量を大きくすればするほどバッテリー消費が大きくなるので、大音量でガンガン聞く用途には向かないタイプです。
受信感度について
受信感度の実験を屋内でしてみました。
8mの距離で間に木製の扉が2枚あり、その扉を閉め切った状態で音楽を流してみたところ、全く途切れることなくスムーズに聞こえてきました。また、その状態で耳を手で覆ってみたところ、音楽がブツブツと途切れ、手を離すとまたスムーズに聞こえてきました。また、バッグにスマホを入れ、フルフェイスのヘルメットを被った状態でも、音は途切れることなく聞くことができました。
数多くイヤホンを使用してきましたが、これは中の上から上の下といったところで十分だと思います。一般的な生活で問題になるような受信感度ではありません。
気になるところ
最後に使用してみて気になったところを挙げていきます。
音楽再生のバッテリー持ちは約4時間
極小タイプでなおかつ左右をシンクロしなければならないので、トゥルーワイヤレスはバッテリー持ちが厳しい傾向にあります。このイヤホンも音楽再生で4時間と、一般的なイヤホンからすると心許ないのは事実です。ただ、このタイプの場合、3時間との物も普通にあるので、4時間はまあ許容範囲かなと思います。バッテリー持ちに関してはトゥルーワイヤレスの課題だと思います。
ただし、前述もしたように、収納ケースがモバイルバッテリーになっており充電も簡単にできるので、外出先でも使用しない時に収納し、電源ボタンを押してやると充電されます。4時間以上使わないのであれば、不使用時に充電されていくので、実使用時間は飛躍的に伸びます。
ボタンは1つのみ
このイヤホンだけの問題ではありませんが、イヤホン本体にボタンはマルチファンクションボタン1つしかありません。そのため、再生、一時停止、受話などの操作はできるのですが、音量の変更や曲送りなどは、スマホなど音楽を再生している端末を直接操作してやる必要があります。
音量の変更や曲送りなどを頻繁に操作する方には合わない可能性があるので注意が必要です。
総評
トゥルーワイヤレスは最近競争が激しく、低価格化や高機能化が著しいのですが、ここまで価格が安くなり、機能も安定していると、興味があるなら試してみると面白いかも知れません。
こんな人にお勧め
- コードが一切無いイヤホンが欲しい人
- モバイルバッテリー部分が大容量のイヤホンが欲しい人
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