今回レビューするのは、iwolyさんのコードレス掃除機『C150』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
- ►【3つモード・脱着式バッテリー】掃除機に電源ボタンと掃除モードボタンを搭載され、弱モード、中モード、強モードを自由に選択できます。また、2000mAhの着脱可能なリチウムイオンバッテリーが搭載され、約4時間でフル充電になり、弱モードで最大30分間、中モードで25分間、強モードで20分間の連続稼動が可能です。
- ►【強力・サイクロン掃除機】多重濾過サイクロンシステムと高性能のHEPAフィルターにより、「ゴミ」と「空気」をはっきり分離して、部屋の空気よりもきれいな空気を排出します。強力吸引と15Wのパワフルなモーターヘッドが組み合わせて、ほこりと食べこぼしなどのゴミを手軽に吸い込みます。さらに、フロアヘッドにLEDライト付き、暗いところの掃除に便利です。
- ►【軽量・コードレス掃除機】本体重量はわずか1.3kgで、腕への負担を軽減し、女性でもお年寄りでも片手での操作がラクラク!パイプとノズルを簡単に組み立てて、スティッククリーナーとハンディクリーナーが自由に変身できます。また、コードレス式掃除機なので、部屋の中に自由に移動し、車内のお掃除にも、狭い場所や階段や高いところのお掃除にもストレスなくできます。
- ►【ゴミ捨て・収納・充電便利】紙パック不要、ワンプッシュでゴミを捨て、手が汚れません。また、ステンレス製フィルターとHEPAフィルターを取り外して水洗い可能なので、繰り返しの利用が可能!壁掛けアクセサリーで、壁掛け収納しながら充電できます。また、バッテリーパックを取り外して、どこでも充電できます。
- ►【パッケージ内容】掃除機の本体*1、パイプ*1、フロアヘッド*1、すき間ノズル*1、ブラシ付きコンビネーションノズル*1、アダプター*1、収納用ブラケット*1、日本語取扱説明書*1 【商品仕様】充電時間:4~5時間、持続時間:14~30分間、消費電力:150W、本体重量:1.3kg、スティッククリーナー重量:1.85kg
長所と短所
- ○組み立てが簡単
- ○操作が簡単
- ◎吸引力が強い
- ○動作音は比較的静か
- △左右の首振り角度が狭い
- ○ブラシ先端にLEDライトがある
- ○ハンディクリーナーにもなる
- ○ゴミ捨てが簡単
- ×ダストカップが分離できない
- ○ランニングコストがゼロ
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
掃除機本体。
延長ホース。
モーターヘッド。
コンビネーションノズル。
隙間ノズル。
バッテリー。
ブラケット。
充電器。
説明書。。完全日本語版。
動画
スペック
- モデル:C150
- 消費電力:150W
- ノイズ:<75dB
- 本体部分の重さ:1.3KG
- バッテリー容量:リチウムイオン 2200mAh
- 充電時間:4-5時間
- 使用時間:14-30分間
- パッケージの重さ:3.4KG
- パッケージ寸法:75cm x 34cm x 47cm
- パッケージの内容:掃除機本体、延長パイプ、モーターヘッド、すき間ノズル、コンビネーションノズル、壁掛けブラケット、ACアダプター、日本語取扱説明書
使用した感想
○組み立てが簡単
このスティック型クリーナーは組み立て式ですが簡単に組み立てられます。基本的には3つのパーツを組み合わせます。『掃除機本体』+『延長ホース』+『ヘッド(ノズル)』です。この3つをカチッと填めるだけです。特殊なギミックやロックもありません。
逆に分解するときも簡単で、接合部分にある赤いボタンを押しながら引っ張るだけです。力もいりません。全て軽いので非力な女性や子供でも30秒あれば組み立て、分解ができます。
○操作が簡単
操作は非常に簡単です。バッテリーと一体になっている操作面にボタンが2つあります。左が『電源ボタン』で右が『モードボタン』です。
電源ボタンを押すと電源が入り『中モード』で開始。電源が入ったらモードボタンを押すと弱、中、強が順次切り替わっていきます。前回終了時のモードは記憶してくれません。電源を入れると必ず中モードで運転が始まります。
ボタンの上にLEDのインジケーターがあることでもわかるように、ここでバッテリー残量と現在のモードを表示してくれます。左がバッテリー残量で右が現在のモードになります。
◎吸引力が強い
吸引量は予想外に強かったです。1万円程度の掃除機なので、吸引力は弱いだろうなと思っていたのですが、中モードで短毛絨毯に蒔いた塩をほぼ1往復で取り切りました。2往復するともう塩の粒子が全くなくなりました。
もっと高い1.5万円や2万円のスティック型掃除機をいくつも試しましたが、それでも3,4往復してやっと取り切れることも多かったです。それを考えると、1万円程度の安いこの掃除機でこの吸引力は驚きました。
このような細かい粒子状のゴミを吸ったあと、すぐに電源を切ってしまうと逆流してゴミが吐き出されてしまう物もあります。しかし、こちらはそのような逆流もなし。掃除の能力でいえば非常に優秀でした。
○動作音は比較的静か
動作音は比較的静かでした。実際に計測したところ、弱で80db、中で77db、強で79dbといったところ。
ユニークなのはなぜか弱より中の方が動作音が静かだったことです。弱は低い唸るような動作音で、中と強は甲高いキュイーンという音なので、その音質が関係あるのでしょうか。どちらにしろ1番動作音が大きく、1番吸引力の弱い弱を使う意味はありません。基本的に中で良いと思います。
80dbは画像の基準に当て嵌めると、『地下鉄の車内(窓を開けたとき)・ピアノの音 聴力障害の限界』となっています。中は75dbなのでその下の70dbを見ると、『掃除機・騒々しい街頭・キータイプの音』となっています。
中と強は甲高いモーター音になるので、数値ほどうるささを感じません。具体的には体に響かないというか、遠くまで届かないような類いの音です
△左右の首振り角度が狭い
ホースの首振りですが、前後には90度の直立にもなりますし、水平の状態にもなります。そのため、ベッドやソファーの下に楽々潜らせることができました。
前後の首振り範囲は問題ないのですが、左右の首振り角度は非常に狭いです。画像の状態が限界です。角度にすると10度くらいか…。小回りをきかせて円状に掃除するとか、スムーズに曲がりながら掃除することは難しいです。そのような場合、一旦掃除機を床から浮かせて方向転換することになります。
○ブラシ先端にLEDライトがある
ブラシの先端には白色LEDがあります。要は簡単な懐中電灯です。明るい場所ではあまり意味はありませんが、ベッドやソファーの下に潜り込ませて掃除するときは非常に役に立ちます。
ベッドやソファーの下は暗いので、その先にどらくらいゴミが溜まっているのかわかりません。しかし、このLEDライトがあればそれがわかります。重点的に掃除すべき場所がわかるのはもちろん、きちんと掃除しきれたかどうかの確認にも便利です。暗い場所での掃除残しがなくなります。
このLEDライトはオン、オフのスイッチはなく、電源を入れたら自動的に点灯し、電源を切ったら切れます。
○ハンディクリーナーにもなる
延長ホースを外すとハンディクリーナーになります。ハンディクリーナーにすると軽くコンパクトになるので、机の上やソファーの上、カーテンなど高い場所の掃除も楽にできるようになります。また、バッテリーを内蔵しているため、外に持ち出して車内の掃除にも使えます。
一般的なスティック型とハンディクリーナーでは画像のように大きさがかなり違います。
長さはスティッククリーナー型で約112cm。ハンディクリーナー型で約44cmとなりました。
ハンディクリーナーにできると使用シーンが一気に広がります。前述のような車の中の掃除もそうですし、布団の掃除も楽にできるようになります。
○ゴミ捨てが簡単
ゴミ捨てが非常に楽です。ダストカップの蓋はワンタッチで開くことができます。このボタンはダストカップの中程につ付いているため、指で押してもゴミが手に付くことはありません。
ゴミの捨て方は簡単で、基本的にダストカップをゴミ箱の上などに持っていきます。そこでボタンを押して蓋を開いて、ダストカップの中にあるゴミを落として終わりです。少し詰まっていても外から軽くポンポン叩くと落ちます。
×ダストカップが分離できない
残念な点としてはダストカップが掃除機本体から分離しないことです。ネジ留めされておりガッチリ固定されています。多くのスティック型掃除機の場合、ダストカップだけを取り外すことできるのですがこれはできません。
ダストカップのみが取り外せれば、ゴミ箱まで持って行く物は小さくて軽いダストカップのみになるのですが、こちらは掃除機本体ごと持って行かなければなりません。いくら掃除機自体は軽いとはいっても、壁際などにあるゴミ箱の場合、形状が邪魔になって上手くゴミ捨てできない場合があるかもしれません。
狭い場所にあるゴミ箱に捨てる場合の対策としては、掃除機本体のみにして行うことです。延長ホースやブラシは外してしまいましょう。一手間は掛かってしまいますが、簡単に分解できるのでそれほどの手間ではありません。
○ランニングコストがゼロ
サイクロン式なので紙パックは必要ありません。そのため消耗品はなくランニングコストゼロになります。
ダストカップの中に紙フィルターが入っているので、定期的に取り出して掃除してください。外し方は簡単で、ダストカップのフタを開け、フィルタをクイッと捻るとロックが外れて画像のように分離します。逆に填めるときも同じで、溝に合わせてクイッと捻って終わりです。
紙パックが必要ないメリットとして、お金が掛からないのはもちろんですが、定期的に購入する手間や、家に予備があるのかどうかのチェックも必要なくなるので楽になります。
もうひとつ排気口にフィルターがあります。掃除機本体の手元底にあります。こちらも定期的に水洗いしましょう。
総評
1万円程度の掃除機なので、それほど期待していなかったのですが、吸引力が強かったのは嬉しい誤算です。掃除機本来の性能を求める方に向いていると思います。高くても吸引力が弱い物はたくさん見てきたので、この価格でこれだけ吸引力が強ければ十分だと思います。
コスパの良さを考えると、部屋用は1人暮らし用として最適な掃除機だと思います。
こんな人にお勧め
- 吸引力の強い掃除機が欲しい人
- 静かな掃除機が欲しい人
- ゴミ捨てが楽な掃除機が欲しい人
関連リンク