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押し入れで眠っているビデオをパソコンに取り込もう
私のうちでは既にビデオデッキがもうありません。なのにVHSテープは大量に押し入れに眠っていました。それは何故か。捨てられないからです。
友人たちと旅行に行ったときのふざけあっているビデオ。1990年W杯で、ロジェ・ミラがアルゼンチンから値千金のゴールを決め、世界に衝撃が走ったビデオ。自分のサッカーの試合。こんなビデオテープが、ビデデッキがなく再生できないのに、一向に捨てられずに押し入れに眠っていました。
何度か捨てようかなと思ったこともありました。どうせ見られないのに無駄なスペースを占有しているのも無駄ですからね。とは言っても、やはり旅行や自分のサッカーの試合なんかは思い出ですし、昔のW杯の試合なんかも当時の思い出がその映像の向こうに蘇ってきます。やっぱり捨てられないんです。
こういったビデオをパソコンに取り込む方法は知っていたのですが、面倒さもあって中々その作業に踏み切れずにいたのですが、重い腰を上げてビデオテープデジタル化計画を実行しました。
PC周辺機器と言うよりケーブル
写真を見て貰えばわかりますが、GV-USB2はPC周辺機器と言うよりもはや単なるケーブルです。途中ツチノコよろしく、ボコッと出っ張っているところはありますが、それでもほとんどケーブルのみと言っても良いほどかさばりません。
肝心のビデオデッキはと言うと
先ほど、うちにはもうビデオデッキがないと書きましたが、GV-USB2と一緒に揃えなければならない中核の機器です。どうせ取り込みにしか使わないので、ネット通販で新品を買うのもなんだかなあと言うことで、近所のハードオフで中古を購入しました。私が購入した物は1,500円です。取り込みにしか使う気はないので、別に拘りの機能や拘りのメーカーなどもなく、適当に見繕って安いのを購入です。
ちなみに取り込みが終わり、ビデデッキが不必要になったあとはヤフオクで売りました。1,000円で売れたので差額500円ですね。ヤフオクの手数料やプレミアム会員登録料があるので、実質もうちょっと掛かってはいますが、十分安価で一時しのぎのビデオデッキは購入できました。
逆に考えると、オークションで1,000円+送料で中古のビデオデッキを買えると言うことになりますね。ハードオフではなくヤフオクで買うというのも一つの手です。ただハードオフとヤフオクで購入するのは、送料、手数料を入れると価格差がほとんどないと思うので、実際に見て購入できる分、ハードオフの方が良いかなと私は思います。
いざ取り込みへ
取り込みは何も難しいことはありません。PCに疎い人でも余裕だと思います。
ビデオデッキの映像、音声出力とPCのUSBポートをGV-USB2で繋げるだけです。あとは付属のCDからソフトをPCにインストールして、そのソフトの録画ボタンを押し、ビデオを再生させるだけです。
ただ気をつけなければならないのは、当たり前ですがビデオの取り込みには再生時間分掛かると言うことです。2時間のビデオなら2時間。6時間のビデオなら6時間掛かります。倍速ダビングのような機能はありませんからね。取り込むビデオが大量にあればあるほど時間が掛かります。
しかしこれもちょっとした工夫でなんとかなります。寝る前にセットする、出掛ける前にセットするなどすると、起きたら一本終わっている、帰ってきたら一本終わっている状態になるので、これを繰り返していけば、それほど取り込みを意識せずにできると思います。とは言え再生時間分ですからね。気長にやって下さい。
こんな人にお勧め
- 捨てるに捨てられないビデオがある人
- ビデオテープが未だに大量にある人
- 大量のビデオテープ保管スペースをなくしてスペースを広げたい人
- PCに取り込んで数クリックで簡単に好きなときにビデオを見られるようにしたい人
「捨てる」と「捨てられない」の両立
昔撮ったビデオって、もう見ないだろうなと分かっていても中々捨てられませんよね。それが例え何でもないスポーツの試合だったとしても、画面の向こうにその当時の自分が見えてきて、思い出やそのときの気持ちまで一緒に蘇ってきます。そんな捨てられない気持ちと、捨ててスペースを空けるという効率性を両立できるのが、このPC取り込み作業です。
私はこれで大量のビデオテープをPCに取り込み、収納スペースが広くなってスッキリしました。
ちなみに無用になったビデオテープですが、これもヤフオクで売りました。見られて困るような映像ではないのですが、一応全部に入力チャンネルの真っ黒な画面を上書き録画してから売りました。これが結構な値段になりまして…。
まとめて100本200本と出すと、ちょっとしたお小遣いになります。ただラベルなど綺麗に剥がし切れない部分もあったので、その辺は正直に写真に撮って出品しました。皆さんもヤフオクでトラブルにならないために、この辺のマイナス点もちゃんと報告して出品した方が良いと思います。当たり前ですが、今もビデオテープを使っている人はいますし、中古ビデオテープでも気にしない人もいますからね。
今回の作業で要らない物を捨てつつ、映像資産は今後劣化しないデジタル化として取り込んだので、省スペースの意味でも、経済的な意味でも、映像資産の保護という意味でも、十分満足のいく結果となりました。
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