今回レビューするのは、FOSITANさんのトレイルカメラ『FOSITAN HC-2』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
- 【特定の32GBスピードSD】専用特定の32GB TFカード(スピードSD)を付き、高速、スピードは10MB /秒、約7500枚(1200万画素)の写真を保存し、または8時間以上のビデオを保存可能です。
- 【高解像度】1400万高画質とFull HD 1080p で、昼間のカラー画像、夜間の白黒画像を鮮明に映えります。42個赤外線LEDライト搭載で光源のない場所でもより高精細な映像を記録できます。
- 【防水・防塵・防錆仕様】IP66の防水・防塵仕様で雨や砂埃に強い設計で屋内·屋外に問わず、過酷な環境でも設置可能です。単三乾電池8本で最長待機時間は8か月です。
- 【動体検知と自動録画】高感度な動体センサーと赤外線照射機能が搭載され、最大120°の広範囲の人や動物の動きを検知することができ、自動的に録画が行われます。駐車場のいたずら対策、農畜産業の鳥獣被害対策など、配線や電源不要で手軽に監視・防犯カメラとして幅広い適用できます。
- 【パスワード保護】パスワード保護を設定でき、製品を屋外に置いている場合でも大丈夫です。日本語説明書も付きます。
長所と短所
- ○設定や操作が簡単
- ○電池が4本でも動く
- ○32GBのMicro SDカードが付属している
- ○動体検知で無駄の無い撮影ができる
- ○暗所でも赤外線モードでハッキリ撮影できる
- ○トレイルカメラでの確認が音声付きでできる
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
トレイルカメラ。
AVケーブル。USBケーブル。
装着金具。ネジ。ベルト。
Micro SDカード。(32GB)
説明書。日本語あり。
動画
スペック
- イメージセンサー:1400万画素,CMOSセンサー
- レンズ仕様:F2.5 f=3.6mm
- 静止画撮影解像度:14M,12M, 8M, 5M, 3M, 1 M
- 動画解像度:1920x1080 , 1280 x 720 , 720 x 480 , 320x 480
- 撮影形式:静止画/JPEG、動画/AVI
- 撮影モード:写真/動画/写真+動画
- 液晶サイズ:2.4インチTFTモニタ
- SDカード:TF32GBClass10SDカード(付き)
- 防水防塵規格:IP66
- 赤外線LED:42灯
- 赤外線フラッシュ:22m
- 人感センサー距離:22m
- 人感センサー範囲:120度
- トリガー速度(撮影速度):約0.2秒
- 撮影距離:日中/1mから∞、夜(赤外線LED点灯時)/3m-22m
- スタンバイ時間:8ヶ月/単三乾電池8本使用時
- 連続撮影枚数:1枚 / 2枚 / 3枚
- 自動上書き録画:設定可能
- パスワード保護:設定可能
- 電源:単三電池8本または4本(電池は別途ご用意ください)
- 外部6V電源、2A以上
- 接続端子: ミニUSB 2.0
- 取扱説明書:日本語取扱説明書
使用した感想
○設定や操作が簡単
設定や操作は一般的なトレイルカメラと全く同じです。このようなトレイルカメラに触れた事がある方なら、説明書を見なくても全て理解して操作できると思います。基本的には二つ折りされているトレイルカメラを開き、左側の液晶画面とボタンで設定と操作をします。
開くと上に液晶画面、下にコントロールボタン、そしてその更に下にスイッチや端子類があります。この左側の部分で全て行います。
まずは下部右のスライドスイッチを真ん中の『SETUP』に切り替えます。するとトレイルカメラが起動して液晶画面が点灯。この状態でメニューボタンを押すと設定項目が現れます。設定項目は縦並びになっており、これを上下ボタンで移動してOKボタンで選択。項目の詳細に入り、好みのモードを決定していく…と言った感じになります。
主な設定すべき項目をいくつか見ていきます。まずはなんと言っても重要なのは『録画解像度』になります。ここで録画される際の解像度を任意で設定。最大で1920×180のフルハイビジョンまで選択できます。デフォルトでは1280×720になっていました。また、静止画撮影の解像度も同じように他項目で選択できます。この辺りはSDカードの容量や、録画したい時間と相談して各々決めてください。
肝心の『撮影モード』ですが、これはカメラの前で何かが動いたとき、どのような挙動にするかと言うことです。写真を撮影するか、動画を撮影するか、はたまたその両方か。この際の写真撮影は1枚か連写かなども他項目で選択できます。
カメラを起動する『動体センサー感度』も、『低』、『中』、『高』から選択できます。これは感度の良さを表しており、1番敏感なのが『高』です。デフォルトでは『中』に設定されていましたが、特に問題なく動作しています。
設定はこのような手順で行っていきます。それほど項目は多くないので、1つ1つ見ていけば全て理解できます。日本語も特におかしな所はなく、読んで字の如くでそのままわかります。
そして、この設定が全て終わり、どのように動作させるかを決めたら、最初に移動させた下部のスライドスイッチを、今度は1番左の『ON』に移動させます。すると、15秒のカウントダウンの後トレイルカメラがスタンバイ状態になります。あとはカメラの前でなにかが動いたら、先ほど設定した通りの挙動で撮影されます。
○電池が4本でも動く
トレイルカメラは多くがそうなのですが、単三電池が8本必要です。1つハードルになるのがこの部分だと思います。設定を終えてスタンバイモードにしてしまえば、常時録画しているわけではないので、半年前後録画可能状態が続きますが、設定しているときは液晶画面が点灯しっぱなしなので、電池がどんどん減っていきます。この負担を軽くしてくれるのが電池4本で動くことです。
ただ、4本電池での稼働はあくまで緊急時や『取り敢えず』と言った感じで、常用するようなものではありません。電池4本で動かすと最初から液晶画面のバッテリー残量が半分以下から始まりますし、設定を弄っているとモリモリ減っていきます。とは言え、4本で動くのはなんの損もないのでありがたいですし使い方次第です。
電池4本で起動するとバッテリー残量がどうなっているかと言うと、画像のように半分かそれ以下からスタートしてしまいます。ただ、たまたま手元に電池が足りなかったとか、1,2日だけ動かしたいとか、その後に補充するまでの繋ぎとしては十分使えます。
○32GBのMicro SDカードが付属している
少し嬉しいこととしては、付属品に32GBのMicro SDカードが付属していることです。ノーブランドですが、このトレイルカメラで使用して問題ありませんでした。ちなみに、SDカードアダプターは付属していません。MicroSDカードのみです。
速度は『V10』なのでスペック的には4K撮影もできる物です。昨今のビデオカメラは4K撮影など高解像度の撮影ができる分、書き込み速度の遅いSDカードだと速度が追いつかず、映像が飛び飛びになる場合もあります。1080Pでは気にすることはないと思いますが、動画撮影に使用する場合はSDカードの『スピードクラス』にも気をつけてください。
実際に動画を撮影するとどうなるのかと言うと画像のようになります。USBケーブルでPCと接続するとUSBメモリとして認識され、でき上がったファイルの転送など、PCと全く同じように操作できます。
○動体検知で無駄の無い撮影ができる
動体検知センサーがあり、その前でなにかが動いた時だけ撮影するので一切無駄がありません。正面下部に正面、左右側面それぞれに対応した合計3つの動体検知センサーがあります。真正面で動いた場合だけではなく、左右広い角度を検知範囲にしてくれるので、左から右に通り過ぎる人物や動物でも、カメラ正面に来る前に撮影が始まります。
設定では常時録画はできません。常に動体検知での撮影となります。ただ、前述の『SETUP』モードで『SHOT』ボタンを押せば手動で録画を開始できます。その状態でトレイルカメラを閉じて放置すれば常時録画機となることはなるのですが、数時間しか電池が持たないのであまり実用的ではありません。使用できるシーンを考えると、誰かが家に訪ねてきた時の記録用と言ったところでしょうか。
○暗所でも赤外線モードでハッキリ撮影できる
トレイルカメラは元々野外の動物観察のためのカメラだったので、夜間の撮影もできるように赤外線撮影ができます。通常の撮影時は画像のようにカラーの広角カメラで広い範囲を撮影します。このあたりはネットワークカメラや防犯カメラと同じ感じです。撮影の際は下部に日時や温度などの環境を記録することも設定で可能です。
赤外線撮影での撮影は画像のようになります。通常撮影の状態から周囲の明るさを検知し、自動的に赤外線撮影へと切り替わります。逆もまた同じように、明るくなると通常撮影に戻ります。自分で切り替える必要はありません。
この実験時、トレイルカメラの画面でリアルタイムに映像を見ながら撮影したのですが、そのときは画面四方がかなり暗くて戸惑いました。しかし、どうもそれはトレイルカメラで見たときだけの現象のようで、PCででき上がった映像を見たら前述のように問題なく撮影されていました。
このとき、トレイルカメラの赤外線ライト部分は定期的に赤紫色に点滅します。なので、暗所で誰にも気付かれずに撮影したいと言う希望の場合は無理です。撮影している事がわかります。ただ、逆に防犯の観点から考えると、『撮影しています』とのサインを相手に送ることになるので良いのかもしれません。
○トレイルカメラでの確認が音声付きでできる
でき上がった映像や写真は、いちいちPCと接続しなくてもトレイルカメラのみで見ることができます。ボタンの下にメッシュのような穴が開いていることが画像からわかると思いますが、ここがスピーカーになっています。映像のみではなくきちんと音声も確認することができるので便利です。
ボタンで見ると『MENU』下の『REPLAY』で簡単に撮影動画や画像を確認できます。深いメニューを辿る必要はく、ボタン1発で確認できます。複数の動画や静止画がある場合、上下左右のボタンで選択して見ることになります。
総評
映像のできや操作性は一般的なトレイルカメラです。オマケで32GBのSDカードが付いてくることも考えると、8千円を切るので非常にコスパの良いトレイルカメラと言えます。当然、強固なIP66の防水性能もあり、シャワーを当てながらの使用も可能と言うレベルなので、外に雨ざらしで放置しても安心です。
こんな人にお勧め
- 安いトレイルカメラが欲しい人
- 使いやすいトレイルカメラが欲しい人
- SDカード付属のトレイルカメラが欲しい人
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