今回レビューするのは、Tangajiさんのワイヤレスイヤホン『JP-Force-BK』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
- 先進的なCSR4.1のBluetoothチップ、CVC6.0ノイズキャンセリングとaptXテクノロジーを採用し、オーディオファイルを圧縮し、音質に影響を与えることなく、高忠実度のステレオ音楽、クリアな音声及びCD品質のステレオサウンドを楽しめます。
- 従来のBluetoothイヤホンの連続再生時間は長くても8時間しか持たないという欠点を2つのバッテリーを用いることにより解消したのが Forceです。音楽再生時間は最大16時間(60%の音量時)、スタンバイ時間は最大300時間です。
- ハウジングには金属を採用、耐久性を高めるとともに、アルマイト処理を施した高級な金属製が音質に悪影響を与える不要な振動を抑えます。ドライバーユニットの構造を最適化した10mm径ダイナミックドライバーと、広帯域再生を実現した新開発の振動板を採用したことにより、繊細な音も表現できます。
- パッケージ内容: ●Force Bluetoothイヤホン(ブルートゥースイヤホン)本体 ●イヤーピース(XS/S/M/L/XL)※初期装着M ●イヤーフック(S/M/L)※初期装着M ●収納バッグ ●USB充電ケーブル ●カラビナ ●ユーザーガード
長所と短所
- ◎音楽再生で16時間バッテリーが持つ
- ○左右のイヤホンがマグネットでくっつき落下防止になる
- ◎apt-x対応の高音質、低遅延
- ○ネックバンド式ながら柔らかいバンドで小さくまとめられる
外観
パッケージ外観
パッケージ内容
セット内容
- イヤホン
- USBケーブル
- イヤーフック×3組(1組は装着済み)
- イヤーチップ×5組(1組は装着済み)
- カラビナ
- 専用ポーチ
- クイックスタートガイド(日本語)
- 説明書(日本語ページあり)
動画
使用した感想
オーソドックスなイヤホン
いわゆるオーソドックスなイヤホンですね。最近は左右のイヤホンを繋ぐコードすら無い、完全コードレスのセパレートタイプと呼ばれるイヤホンもありますが、このイヤホンは左右を繋ぐケーブルのある物です。
セパレートタイプのイヤホンが最近は本当に多いですが、オーソドックスなイヤホンはまだまだ長所があります。以下に簡単にまとめておきます。
- 音質が良い
- バッテリー持ちが良い
- 音ズレが起こりにくい
- 操作性がシンプル
- 接続が安定している
逆にデメリットとしては下記のような事が挙げられます。
- 首にコードが触れるので気持ち悪い
- 首や衣服にコードが引っ掛かってイヤホンが下に引っ張られることがある
- 首や衣服に擦れたノイズが耳に入ってくる
- しまうときや持ち運び時にゴチャゴチャする
まとめるとこんな感じですね。これはメリット、デメリットを考慮し、ご自分に合うタイプを探してみてください。
このイヤホンはオーソドックスなイヤホンとですが、少し変わったところもあります。それは前述もしたネックバンド式であるということです。ネックバンド式とは、首の後ろが紐のようなケーブルではなく、少し厚みがあるプラスチックのバンドになっているイヤホンのことを指します。首の後ろにしっかりとバンドを置く、引っ掛けるという使い方になります。
これは、首の後ろがサワサワコードが触れたり触れなかったり、動いてコショコショしないメリットがあります。逆に、首に物が常に乗っかっているので、そこに違和感を覚える方がいるかもしれません。個人的にはそれほど気にならないです。このイヤホンのネックバンドは軽くて薄いですし、サラサラした表面加工がされており、蒸れることもありませんでした。コードが不安定に首筋をサワサワするくらいなら、しっかりと首に常に乗っかるネックバンドの邦画良いかもしれないです。この辺りは好みになります。
音楽再生で驚異のバッテリー持ち16時間
音楽再生では16時間バッテリーが持ちます。一般的な両耳イヤホンの場合、長くて8~9時間と言ったところなので、これはその倍にもなります。大袈裟ではなく驚異的なバッテリー持ちです。
何故ここまでバッテリーが持つかと言うと、前述もしたネックバンド式が大きく関わってきます。ネックバンド式は首にバンドを乗っけるため、耳を下に引っ張られることを気にせず、バッテリーなどを積めるスペースが確保できるんです。この写真を見ると分かりますが、左右にバッテリーなどの機械部分を積んでいるであろうハウジングがあります。このようなことはネックバンド式じゃないとできません。一般的なイヤホンでこれをやってしまうと、イヤホンが下に引っ張られて装着感も装着力も損なわれてしまいます。これはネックバンド式ならではの強みです。
その他、コントロールボックスは、一般的な3ボタン式で、+、-、マルチファンクションボタンとなっています。ここは本当にオーソドックス。
開けづらくてストレスが溜まりがちなUSBカバーですが、こちらは指を引っ掛ける爪がしっかり付いており、かつ硬めの素材になっているので、簡単に開閉できました。充電は頻繁に行う作業なので、ここが便利だと大変助かります。
マグネットでネックレス状になり落下を防ぐ
街中で知り合いに会ったり、レジで会計をするとき、電車のアナウンスを聞くときなど、一時的にイヤホンを外すシーンは結構あると思います。そのようなときに便利なのがマグネットによる吸着です。左右のイヤホンの背中がマグネットになっており、一時的にイヤホンを使用しないとき、ネックレス状にしておけるんです。
マグネット機能があるおかげで、一時的に使用しないときにネックレス状にしておけるので、スルスルと落下して紛失…なんてことを防いでくれます。また、しまうときもケーブルがゴチャゴチャせずまとめておけるので、細かい事ですが結構便利です。
耳が痛くなりづらい構造
イヤホン自体は小さく軽いです。また、イヤーフックも耳たぶを大きく引っ掛ける物ではなく、耳穴の中の溝に小さく引っ掛けるかぎ爪状です。触ると分かりますが、耳穴の溝は硬く神経があまり通っていないため、痛覚は鈍いです。なので、耳が痛くなる構造はほぼありません。まあそれでも耳穴の奧にイヤーチップを入れるカナル型なので、長時間装着すると違和感を感じる方もいると思いますが、少なくとも耳が痛くならないよう最大限工夫されています。
重さは32.8gなので、ネックバンド式ではない一般的なイヤホンとしてはかなり重めです。一般的なイヤホンは20g程度です。ただ、ネックバンド式なので、首筋にネックバンドを置くため、重さはほぼここに掛かります。なので、耳に填めるイヤホンに掛かる負担はほぼありません。重いからと言って、イヤホンが下に引っ張られるとかの不快感はありません。
ネックバンドはグニャグニャ曲がる
一般的なネックバンドは、プラスチックの物が多く、ある程度弾力はあってもあまり変形しないのですが、こちらはゴムとまでは行きませんがシリコン製のようで、ほぼ自由にグニャグニャ曲げられます。なので、付属の小さいポーチに曲げて入れることも可能ですし、バッグの中に放り込んでも壊れる心配はありません。
イヤホンを入れるケースはこの写真の右の物になります。また、カラビナも付属しており、組み合わせるとパンツのベルト穴やバッグに取り付けることも可能です。
ポーチはファスナーで完全に開ききり、中には小物を入れる網もあるので、必要な物は全てこの中に収まります。
apt-xの高音質
セパレートタイプのイヤホンと比較した強みは音質もそうです。セパレートタイプはコードが無いので便利なのですが、apt-x対応の物は見たことがありません。一方、一般的なコードのあるイヤホンは、安い物でもapt-x対応品があります。音質で選ぶなら一般的なイヤホンですね。
apt-xの音質をもう少し詳しく書くと、背後に雑音のないクリアな音が聞けるってことですね。「サーッ」とのホワイトノイズは全くありませんし、シャリシャリしたチープな音もしません。CDの音をそのままピュアに聞いている感じです。また、低遅延も特徴に挙げられます。音ズレのあるイヤホンだと、動画を見る際、口の動きと声がズレてしまい、なんとも言えない違和感が…。しかし、apt-xは低遅延も売りで、実際に私が使用したapt-xで音ズレが発生した物はありません。
ペアリングが爆速
電源を入れてから、スマホやPCなどと接続が成されるまでどれくらい掛かるかは、イヤホンによります。2秒でペアリングできる物あれば、10秒くらい掛かる物もあります。このイヤホンは前者で、電源を入れてから2秒掛かるか掛からないかでペアリングされました。すぐに接続されるのでノーストレスですね。
クイックスタートガイドも説明書もしっかりした日本語表記
このイヤホンにはクイックスタートガイドと説明書の2種類の説明書があります。この写真の薄い半透明の紙がクイックスタートガイドです。本当に必要最低限の説明のみがここに書かれており、説明が多すぎて戸惑うことがないように考慮されています。こちらは日本語と英語の併記で、ペアリング方法が簡潔に書かれています。
本編の説明書は多言語版です。日本語は勿論、英語や中国語など、多数の言語に対応しています。
多言語の中に2番目に日本語のページがあります。しっかりした日本語の説明書で、不足無く説明が書かれているので、初めてイヤホンを使用する方にもわkりやすいと思います。
総評
オーソドックスなイヤホンですが、唯一変わっている部分はネックバンド式ということですね。そのネックバンド式の利点を生かし、驚異の音楽再生で16時間持つイヤホンを実現しています。首筋にバンドを引っ掛ける、置くということに抵抗がないのであれば、ここまでバッテリーが持つと使い勝手が飛躍的に上がるのでお勧めです。ネックバンド式の中でも軽くて薄く、サラサラした表面で、それほど違和感は出ない部類だと思います。
こんな人にお勧め
- バッテリーが長く持つイヤホンが欲しい人
- 音質の良いイヤホンが欲しい人
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