目次
特徴
- サイズ:130cm×80cm
- 素材:ポリエステル100%
- 消費電力:40W
- 表面温度:強 約52℃、中 約36℃、弱 約20℃
- 電気代:強 約0.61円、中 約0.37円、弱 約0.06円
長所と短所
- ○価格の割りに厚手の毛布
- ○温まるのが早く温度が高い
- ○電気ひざ掛けでも使用可能
- ○電気代が激安
- △端っこに電熱線は通っていない
はじめに
今回レビューするのは、LIFEJOYさんの電気毛布『JBS401』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
外観チェック
かなりコンパクトな段ボール箱に入っていました。
しかし、左の一部分が潰れていました。まあ中身は毛布なので良いのですが。
パッケージ内容は、電気毛布、電源コード、クイックスタートガイド、説明書。
電気毛布は価格の割りに意外と厚手の毛布でした。
電源コードは取り外し可能なので、毛布のみを洗濯機で水洗いできます。
クイックスタートガイド。
説明書は全て日本語です。
説明書の裏側に保証書がありました。1年保証とのこと。
以上、外観チェックでした。
動画チェック
価格の割りに厚手の毛布
低価格の電気毛布は毛布の厚さが薄く、紙のようにペラペラなことがあります。そのせいで電熱線の凹凸がハッキリわかりみすぼらしくなることも…。しかし、この電気毛布はリーズナブルな割りには毛布の厚さがしっかりしていました。また、表面はそれほど毛が長いわけではないので、毛玉もできづらいようです。肌触りはフワフワではなくサラサラと言った感じ。
写真では分かりづらいかもしれませんが、中を通ってる電熱線の凹凸は分からない程度の厚みはきちんとあります。薄すぎると毛布を伝わる熱がすぐ逃げてしまうので毛布が暖まりづらいんです。しかし、これは熱を保温しておくだけの毛布の厚みがあります。
温まるのが早く温度が高い
電気毛布は構造が単純です。電熱線を2枚の薄い毛布挟み込むだけです。熱の出し方も電気を熱に変換する電熱線を通すだけとの構造。なので、電気毛布各種に差違は付けづらいのですが、こちらは温まるのが他の電気毛布より早く、そしてなにより温度がかなり高かったです。
温度は弱から強までスライドスイッチで無段階調整できるのですが、最強にすると熱いくらいです。今まで4つか5つの電気毛布を使用してきましたが、その中で最も暖かいです。多分、最強にすると熱すぎて眠れないくらいのレベルです。勿論、火傷するような熱さではありません。
電気ひざ掛けとしても使用可能
私はこの電気毛布を電気ひざ掛けとして使用しています。電気毛布と銘打ってはいますが、当然構造がほぼ一緒の電気ひざ掛けとしても使用可能です。
電気代が激安
暖房器具はエアコン、セラミックファンヒーター、石油ファンヒーター、ストーブ、こたつ…等々色々ありますが、その中でもおそらく最も電気代が安いです。
電気代の計算できるHPはいくつもあるので、ワット数で計算すればわかりますが、1時間で掛かる電気代は強で0.61円、中で0.37円、弱で0.06円です。異常に安いです。それもそもはずで、電気を熱に変換するという全く無駄のない暖房器具だからです。
今はLED電球が普及しましたが、白熱電球は触ると物凄く熱くなりますよね、あれは電気を光に変換する際に無駄になったエネルギーです。つまり、電気毛布は電気本来のエネルギーである熱に変えてやるだけなので、エネルギー効率は異常に良いんです。なので、40Wなんて低消費電力でこれだけ熱が出せるんですね。
ちなみに、前述したように強だと熱すぎるくらいなので、真冬でもなければ中で十分です。仮に中で使用するとして、1日12時間ガッツリ使用しても4.44円。1ヶ月30日で133.2円。1シーズンの冬を11月から3月の5ヶ月として666円。なんと1シーズンの電気代が666円です。もし寒がりの人で強でずっと使うとすると、1日で7.32円。1ヶ月で219.6円。1シーズンで1098円です。最強で使用しても1000円を超える程度となります。
勿論、電気毛布だけでは厳しいかもしれません。その際は他の暖房器具と併用すると、その暖房器具の稼働時間も減らせるので、1シーズンずっと電気毛布を使えることになり、電気代も節約できます。このようなことから、3000~4000円程度の電気毛布であれば1シーズンで楽々元が取れる計算になります。
気になるところ
最後に使用してみて気になったところを挙げていきます。
端っこに電熱線は通っていない
短所ではありませんが、この電気毛布は頭部分と足部分の向きが決まっていました。このように向きが指定されている電気毛布は初めてです。しかし、だからと言って逆にしたからと言って使えないなんてことはありません。
頭の方は電熱線が通っていないスペースが大きく、足の方は電熱線が通っていないスペースが小さいと言うことのようです。頭寒足熱になるようにしているとのこと。
**ずかん そくねつ【頭寒足熱】(名)
頭を ひやし、足を あたたかにすること。よくねむれて、健康によいという。三省堂国語辞典 第七版 (C) Sanseido Co.,Ltd. 2014
具体的には、頭の方向は電熱線が通っていない部分が15cm程度、足の方は10cm程度です。…微妙ですね。
電気毛布は壊れやすいので注意
これまで4つか5つの電気毛布を使用してきて確実に言える事があります。電気毛布は壊れやすいです。何故こんな単純な構造の物が…と思うでしょうし、私もそう思っていましたが、実際普通に使っていて壊れるんです。少なくとも4年5年使える物ではないと思います。
どこが壊れるのかと言えば…電源コードが断線するんです。電気ひざ掛けとして使用する場合、細かく移動したり、立ったり座っているうちに電源コードを捻ってしまったり、不意に伸ばしすぎてピンと張って負荷を掛けたり…。こんなことを繰り返しているうちに電源コードが断線してしまうんです。注意不足と言われそうですが、こればかりは日常生活で頻繁に立ったり座ったりする場所で使う以上どうしようもないんです。
さらに私の場合、パソコンチェアで使用しているので、キャスターで踏んだりなんてことも…。このような理由で実は結構壊れやすい電気毛布なので、あまり高級な物を購入し、「4年5年使うぞ!」と予定を立てるのは危険だと思います。これまで一番長く持った物で2年です。ただ、前述しましたが、電気毛布は異常に電気代が安いので、1年使うと元が取れます。
総評
やはり1時間最強で使用しても0.6円程度の電気代と言うのは何物にも代えがたいメリットだと感じます。夏と冬の冷暖房費って馬鹿になりませんからね。電気毛布を1枚置いておくと確実に暖房費を減らせます。夏で言う扇風機の立ち位置だと理解して貰えればわかりやすいと思います。
扇風機も電気代は他の冷房器具に比べ圧倒的に安いですよね。そして扇風機があることでエアコンの使用時間を減らすことができ、エアコンと併用しても冷房効率を上げてくれます。この扇風機の冬版が電気毛布です。
ちなみに、聞いたことのないメーカーでやや不安だったのですが、品質、温まり方の性能など全く問題ありませんでした。むしろ同価格帯の電気毛布よりもブランド料金が上乗せされていない分、毛布は厚く、温まりも早く、最高温度も高いのでお得でした。あとは耐久性ですが、こればかりは今後長く使ってみないとわからないので保留です。
電気毛布は壊れやすいので定期的に購入しています。できれば3年くらいは持って欲しいのですが。今回は細心の注意を払って使用してみます。
こんな人にお勧め
- 冬の暖房費を安く済ませたい人
- 電気ひざ掛けとして使用したい人
- 頭寒足熱で温まりたい人
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