目次
特徴
- 特別版のH501-Metal Blackヘッドホンは、より洗練された黒色金属筐体を採用、金属が持つ素材感と高い質感を実現。
- 鉄道、道路、飛行機などの環境での20Hz - 1000Hz範囲の低周波音を効果的に約92%低減できます。
- 単4形電池1本で、ノイズキャンセリング時間(NC時間)を最大50時間持続し、電池の取り替えに便利。
- 40mmドライバーユニットが迫力ある低音と繊細な高音をバランスよく再生し、臨場感豊かなサウンドを実現。
- 絡みにくいコードを採用、リモコンはApple Mfi 認証を取得、iPhone・iPad・iPodなどアップル製品に対応。
長所と短所
- ○優秀なノイズキャンセリング
- ○コンパクトに収納可能なスイーベル機能実装
- ○快適な装着感、密着感
- ○ケーブルが直付けではなく後付けで収納が楽
- ×ノイズキャンセリングには電池が必要
はじめに
今回レビューするのは、233621さんのヘッドホン『H501-Metal Black』です。
この製品は、飛行機に乗ることを想定してノイズキャンセリングに力を入れているヘッドホンとのこと。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
外観チェック
化粧箱。黒で高級感があります。持った感じかなり重かったのですが、中の緩衝材(専用型ケース)の重さだったみたいです。
化粧箱を開けると、キャリングケースの中にヘッドホンなどが全て入っていました。
キャリングケースの中の状態。
同梱品。ヘッドホン、キャリングケース、3極ステレオケーブル、4極ステレオケーブル、変換アダプタ×2、単四電池、説明書、ワランティカード。
キャリングケースの中のケーブルなどを入れる小ポケットは取り外しができ、どこにでも貼り付けることができる面白い作りでした。
キャリングケースの中身はヘッドホンの形にかたどってあるので収まりが良いです。
ヘッドホン本体。この状態でも非常にコンパクトです。
調整機能もあり。
スイーベル機能で更にコンパクトになります。
以上、外観チェックでした。
耳に密着する
装着してまず思ったことは『密着感が凄い』ということでした。このようなヘッドホンの場合、どうしても耳たぶの形状は複雑なので、装着しても多少の隙間ができてしまい、そのせいで外の音が若干入ってきます。ところがこのヘッドホンはみっちりと耳に密着し、まるでなにかで接着されているような不思議な感じでした。
今までいくつも使用してきたヘッドホンの中にも、このように耳たぶを圧迫して密着させる物はあったのですが、特筆すべきはそれで耳がほとんど痛くならないことです。ヘッドホンの中には、安物に多いのですが、耳に密着させるために圧力が強くなりすぎ、耳たぶが痛くなってしまう物も多々あります。しかし、このヘッドホンはそれがありませんでした。イヤーパッドが非常にフワフワで柔らかく、それでいて押すと戻りに若干時間が掛かる感じで、枕に使われている低反発素材のような感覚でした。また、耳に掛かる圧力もちょうど良い感じで、強くもなく弱くもなくといった感じ。この両輪が揃っているからなのか、表現は難しのですが、『みちっ』と耳に『くっつく』感じです。この密着力も後述する外界音の遮断やノイズキャンセリングに一役買っているのでしょう。
コンパクトなヘッドホン
持ち運びを想定されているヘッドホンに良く搭載されてるのですが、このヘッドホンにもイヤーカップをくるっと90度回転させるスイーベル機能がありました。このおかげで持ち運びの際にコンパクトにできるだけではなく、家でしか使わない場合でも収納時に場所を取りません。
スイーベル機能でコンパクトになるだけではなく、通常の状態そのままでも非常にコンパクトな部類に入ると思います。ヘッドパッドやイヤーカップそのものが、他の標準的なヘッドホンに比べて二回り以上小さいです。また、キャリングケースも付属しているので、商品説明にあるように飛行機での使用等、持ち運びを想定されている物と思われます。
ケーブルは後付け
このヘッドホンで面白いのはケーブルが直付けではなく、後から自分で付ける後付けだということも挙げられます。意味があるのか最初は疑問だったのですが、ケーブルが直付けではないおかげで、収納時にケーブルをヘッドホン本体にぐるぐる巻き付けて収納なんて不格好なことをしなくてよくなりました。ヘッドホンのケーブルをヘッドホン本体にぐるぐる巻き付けるの結構面倒なんですよね。
また、この付属の後付けケーブルのコードはいわゆる平麺タイプとなっており、ケーブル自体に変な癖が付かないようになっていて、これもまた収納時に便利でした。
ノイズキャンセリングが効く
このヘッドホンの最大の売りはなんと言ってもノイズキャンセリング機能でしょう。ステレオミニジャックで繋げる有線ヘッドホンでありながら、単四電池1本をイヤーカップに入れて使用する特殊な機能があります。
ノイズキャンセリング機能は、無音の時に実行するとホワイトノイズの『サーッ』との音がするので、外の雑音と打ち消し合うような周波数を出す一般的なノイズキャンセリング機能だと思います。実際に音楽をかけてノイズキャンセリング機能をオンにすると、一段音量が上がった感じになります。確かに謳われているように、外の雑音が小さくなるのは間違いありません。ただ、前述もしたように、イヤーカップの耳への密着感が凄く良く、ノイズキャンセリング機能を使用しなくても外の雑音はかなりカットされて没入感の高い状態になるので、ノイズキャンセリング機能を使用しないからといって、外の雑音が大きく入ってくるということもありません。ノイズキャンセリング機能を使用すると、より外の雑音が消えるという状態だと感じます。
ただ、当たり前ですがノイズキャンセリング機能を使用するには電池が必要です。USBケーブル接続にすれば電池は必要なくなるのですが、そうすると商品説明にもある、想定されている飛行機で使用できなくなりますからね。難しいところです。
総評
ノイズキャンセリング機能も確実のノイズをカットしてくれて有用な機能だと思うのですが、個人的には耳への密着感が素晴らしく、それでいて圧力もちょうどいいので耳が痛くなりづらい、非常に装着感の良いヘッドホンだと感じました。それでいて非常にコンパクトなヘッドホンなので、持ち運び、収納ともに非常に便利でした。
こんな人にお勧め
- コンパクトなヘッドホンが欲しい人
- 装着感の良いヘッドホンが欲しい人
- ノイズキャンセリング機能のあるヘッドホンが欲しい人
- ケーブルが後付けのヘッドホンが欲しい人
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