目次
特徴
- 対象品番:SD-BM105-C/SD-BM104-P/SD-BH105-P/SD-BM101/SD-BT113-C/SD-BH102-D /SD-BM106-CT/SD-BMS102-N/SD-BH106-PW/SD-BMS101-SW/SD-BT113/SD-RBM1001-T/SD-RBM1001-W/SD-BH101/SD-BH104-D/SD-BT103/SD-BH103-P/SD-BM102-H/SD-BM103-D/SD-BT103-W/
長所と短所
- ○壊れた羽根を取り替えられる
はじめに
今回レビューするのは、パナソニックのパン羽根『ADD96-1431』です。
この製品はパナソニックの該当型番のパン羽根単品なのですが、このパン羽根は紛失してしまったり、長いこと使うと割れてしまったりするので、交換品が手軽に買えるのは有り難い限りです。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
ピッタリ合致
2,3年使用していたホームベーカリーのパン羽根が割れてしまったため、急遽使用しているホームベーカリーの型番に合うパン羽根を購入。本当にピタリと合うのか心配していたのですが、問題無くはまって買い換えようかと思っていたホームベーカリーが復活しました。結果的に1万数千円の出費を抑えることに成功。助かった…。
しかし良い時代になりましたね。ネットが無い時代なら電気店にお願いするか、メーカーに自ら連絡して直接取り寄せるしかありませんでした。ところがこのネット時代、使用しているホームベーカリーの型番とパン羽根などのキーワードでアンド検索するだけでした。
パンを作る機能自体に数年前の物と今の物で大差があるわけではないので、このホームベーカリーを壊れるまで使おうと思います。
ホームベーカリーは購入して損しないのか
ここからは少し話題を変えて、ホームベーカリーという家電について思うところを書いていきたいと思います。
私は頻繁に使用していますし、もはや欠かせない家電なのですが、このホームベーカリーというジャンルは、『購入したけど使わなくなった家電アンケート』では常連の家電です。それは何故か。原因はハッキリしていて、毎日食パンを食べるかどうかただ1点です。
私は毎朝食パンを食べるので、1斤を3日ほどで消費してしまいます。大体3日に1回ホームベーカリーを稼働させて食パンを作っています。このように、『毎日食パンを食べる人』の場合、ホームベーカリーを購入して眠らせるなんてことはないと思います。一方、たまに美味しい食パンを食べたくなるなんて、生活のちょっとした彩りでホームベーカリーを購入すると、十中八九眠らせることになるのではないでしょうか。
これは車に似ていて、週に3,4日以上乗るなら自家用車を購入した方が便利ですし、駐車場の肥やしになるなんてことはないですよね。購入して良かったな、あって便利だなと常に感じることができると思います。しかし、たまのレジャーや旅行でしか車を使わない場合、車を購入するよりレンタカーをその都度借りた方が圧倒的に安上がりで、メンテナンスにも気を遣わなくて良いので便利なはず。
このように、たまに美味しいパンを食べたいという欲求程度なら、車のようにレンタカー(その都度お店で美味しいパンを購入する)で良いんです。
美味しい
何を美味しいと思うかは人によって違うのですが、間違いなく市販の食パンよりも美味しい食パンができることは断言します。ただ、市販の食パンとホームベーカリーの自作の食パンの味の差に、1万円以上のホームベーカリー代の価値を見出すかどうかは、それこそそれぞれの判断になってしまうのですが、私のように毎日食パンを食べるなら十分にその価値ありだと思います。
余計な物が入っていない
ホームベーカリーの大きな利点の1つは保存料などの余計な物が入っていないことではないでしょうか。この食パンには『何と何が入っている』というのが自分で全てわかるんです。
また、自分でパンを作ってみて分かるのですが、カビが生えやすい状態を見て、市販の食パンにはどれだけ保存料などの余計な物がはいっていたのだろうと思うでしょう。後述しますが、ホームベーカリーで保存料の入っていない食パンを作ると簡単にカビが生えるんです。しかしこれが自然の状態です。で、あるならば市販の食パンはそれだけ保存料が入っていたんだ…と思うこと請け合いです。
コストが安い
市販の安い食パンにはコストでは敵わないものの、味的には300円、400円する高級食パン以上の美味しさになっていると私は思っています。そのような美味しいパンが、イースト菌、小麦粉、バターなどの値段で計算すると、1斤100円前後でできてしまいます。良い小麦粉など上を見ればキリがないのですが、スーパーに一般的に売っている普通の小麦粉でも、十分市販の高級パン以上の美味しさになります。
買い物の手間が減る
地味に便利なことが食パンの買い物の手間が省けること。
市販の食パンを購入して食べていた頃は、食パンにも当然賞味美期限があるので、それを考慮しながら食パンがなくなりそうになったら購入するの繰り返しでした。実はこれが結構面倒で、食パンの在庫と賞味期限を常にチェックして、購入するかどうかを判断しなければなりませんでした。
ところがホームベーカリーを購入してからは、必要な材料の小麦粉、イースト菌、バターを冷蔵庫に省スペースで大量に保存しておけます。無くなったらそこから材料を出してホームベーカリーに放り込んで作るだけなんです。これは夜中だろうが朝だろうが関係なく、市販の食パンを買い忘れて「しまった」なんてこともなくなりましたし、家にある市販の食パンの在庫を常時チェックしなくてもよくなったので楽になりました。
耳が美味しい
ホームベーカリーの利点は、コストの安さ、不純物(保存料)の無さ、いちいちパンを購入しに行かなくて良い利便性など色々あるのですが、その中で最もわかりやすいのは耳が美味しいことだと思っています。
私はホームベーカリー導入前の市販の食パンを食べていた頃、行儀が悪いのですが耳を全部残して中の柔らかい部分だけ食べていました。それはひとえに耳が美味しくないからです。ところがホームベーカリーを導入してからはこれが真逆となり、カリカリした耳が美味しくて、わざわざ面が耳になっている端っこの食パン部分を食べるようになってしまいました。
腐りやすい
ホームベーカリーは毎日食パンを食べる人には良いこと尽くめなのですが、1点だけ市販の食パンに敵わないことがあります。それは保存性です。
ホームベーカリーでの手作りパンには保存料を入れていないナチュラルな材料のみなので、夏場は室温で放置しておくと3日でカビが生えてきます。このような保存性の点からも、毎日食べる人が使うべき家電であることがおわかりいただけると思います。
とは言っても、食べない日もあることでしょう。1人暮らしや少人数の家庭の場合、1斤をそんなハイペースで食べないなんてここともあるでしょう。その場合はジップロックに1枚ずつ小分けにして入れて冷凍庫に放り込んでください。そしてパンを焼くときに凍ったままのそのパンを入れれば、美味しい自家製トーストができ上がります。凍らせてしまうと生の食パンとしての風味は失われてしまうのですが、焼いて使用する場合はできたてとそれほど変わりなく美味しいパンが食べられます。どこまでを消費期限とするかは人によって違うのですが、カビが生えずに普通に食べられるとの点で言えば1ヶ月でも保存が可能です。
作るのは面倒?
ホームベーカリーで皆さん疑問に思うことの1つに、作るのが面倒ではないのかとのことがありますよね。人によってどれくらいを簡単と思い、どれくらいから面倒くさいと思うのかは違うのですが、面倒くさがりの私でも簡単にできると感じています。
炊飯器でお米を炊くのと差はあまりないと思います。炊飯器でお米を炊く場合の手順としては以下のような感じですよね。
- お米を必要分量お釜に入れる
- スイッチを入れる
一方、ホームベーカリーで食パンを作る場合。
- 小麦粉、イースト菌、バター、水を必要分量ホームベーカリーにセットする
- スイッチを入れる
非常に簡単で、お米を炊くのと大差ないと個人的には思っています。ただ、お米と違うのは以下の3点。
- 材料が小麦粉、イースト菌、バター、水の4種類あること
- 4種類の材料をそれぞれ計量しなければいけないこと
- でき上がったら必要に応じてパン切りナイフで6枚や4枚などに切り分けること
ホームベーカリーを面倒と感じる場合はこの部分でしょうね。ただ、バターの計量は今や適当です。バターナイフでこれくらいかなとサクッと切り出してポイッで問題ありません。また、イースト菌は適量を計る計量スプーンが付属しているので、それですくえば良いだけです。きちんと計量しなければいけないのは小麦粉と水ですね。強がりで言っているわけではなく、慣れてしまえばお米を炊くのとそれほど大差のない手順だと思っています。
総評
毎日食パンを食べる人の場合、購入して美味しく、そして便利になるのは間違いないと思います。ただ逆に、たまに美味しい食パンを食べたいなど、日常を少し豊にする道具として考えている場合、ホームベーカリーを眠らせる可能性大です。あくまで趣味としてパンを作ることが目的なのではなく、毎日食べるものを作る実用道具として考えておいた方が良いかと思います。
こんな人にお勧め
- 定期的に食パンを食べる習慣がある人
- ホームベーカリのパン羽根が壊れた場合
関連リンク
この記事と関係のある商品