目次
概要
フロービー
■FLOWBEEのメリット1 散髪代の節約
とにかくこれがフロービーの一番のメリットです。けど、お金の節約という点ではバリカンやハサミでも同じ。違いはというと・・・
■FLOWBEEのメリット2 簡単あとかたづけ
そう、フロービーの場合、散髪と同時に切った髪の毛は掃除機に吸い取られるので、あとかたづけが簡単なんです!これはすごい。他にもまだ特徴がありますよ。
■FLOWBEEのメリット3 失敗しにくい構造
フロービーなら、スペーサーを装着して散髪するため、スペーサーの長さ以上に切りすぎることがありません。フロービーはバリカン等に比べて失敗しにくいのが特徴!使い方も簡単!さらに・・・
■FLOWBEEのメリット4 気軽に散髪
シートや新聞紙を広げて、といった準備が不要なので気軽に散髪ができます。モサモサに気が付いたらすぐフロービー!
■その他
子どもと同様、じっとしていないペット(犬、猫、フェレットなどの小動物)の毛のカットも簡単です。なお、人間とペット間でのフロービーの共用はしないでくださいね。
切りすぎることが絶対にないフロービー
数ヶ月前にパナソニックのセルフカットバリカンを買ったのですが、再びこのフロービーに戻ってきてしまいました。
このフロービーは、アメリカ生まれの実にアメリカンなセルフカット機器です。ホースを含めた大きさだったり、豪快な音だったりは、細かいことは気にしないアメリカっぽさがあります。大きさと音は難点なのですが、なによりこれはカットミスがほぼあり得ないのが良いんです。
バリカン型セルフカット機器の場合、自分のテクニック次第で、時間を掛ければあらゆる髪型にすることが可能なのですが、その反面、下手だったり慣れていないと、目も当てられない髪型になってしまいます。簡単に言うと切りすぎてしまうことがあるんです。ところがこのフロービーの場合、アタッチメントの形状上、切りすぎる事は絶対と言っていい程ありません。なので、細かいことは気にせず、長さを決めたらとにかく頭部にガシガシこのフロービーを当てるだけで良いんです。まあその反面、細やかな髪型の調整はできないので、その辺はバリカン型セルフカット器具と、このフロービーのどちらを取るかは使う人の用途や好みになります。
簡単にバリカン型セルフカット機器とフロービーの特徴ををまとめると以下のような感じになります。
バリカン型セルフカット機器 | フロービー | |
できる髪型の自由度 | 技術次第で自由自在 | ある程度型通りになる |
使いやすさ | 難しい | もの凄く簡単 |
失敗の可能性 | 技術次第で失敗する | 失敗はまずしない |
本体の大きさ | 小さい | 大きい |
音の大きさ | 小さい | 轟音 |
買えるところ | どこでも買える | ネット上の数店舗 |
価格 | 3000~8000円 | 13000円 |
バリカン型セルフカット機器とフロービーを両方使ってわかったこと
誤解のないように補足しておくと、バリカン型セルフカット機器が悪いわけではありません。他の人にカットして貰う場合、おそらくバリカン型セルフカット機器が最適です。他の人が切れていく髪型を、その都度細かくチェックしながら切ってくれるわけですからね。このような場合は、細かい調整ができ、あらゆる髪型にできるバリカン型セルフカット機器をお勧めします。
しかし、私のようにセルフカットと言う本来の意味通り、「自分で自分の髪を切る」人の場合、バリカン型セルフカット機器でカットするのは難しいかも知れません。カットしながら細かく自分の髪型を確認できるわけではないので、技術や勘が必要になると思います。
このように「自分の髪を自分で切る」。もっと言えば、大して確認せず、適当にカットしても綺麗に仕上がるのは、このフロービーの圧勝です。その代わり、ある程度定型通りの髪型になりますが、もの凄くお洒落な髪型にするわけではない、一般的な学生やサラリーマンの男性なら、このフロービーでできる髪型で十分だと感じています。長さを綺麗に切り揃えて、あとは真ん中分けにしたり、七三分けにしたり、オールバックにしたり、無造作ヘアにしたり。のちの髪型を作る工程で、いくらでも髪型はバリエーションが出せますからね。
売っているところが少ない
これはフロービーの性能や使い勝手とは違うのですが、売っているところが極端に少ないです。Amazonや楽天市場の大手通販サイトには売っておらず、Yahoo!ショッピングに2件、その他に数件あるくらいです。
また、値段も高いですね。シンプルセットで約13000円。バリカン型セルフカット機器よりも2.5倍くらいするので、それもネックになります。私は値段以上にメリットを感じたので、再度フロービーを購入しました。
バリカン型セルフカット機器を買ったときに、もうフロービーは用済みだと思ってヤフオクで売っちゃったんですよね…。あのとき売っていなければ、こんな出費をせずにすんだのにと後悔しています。以前使っていたフロービーは、7,8年使ったので、旧型から新型へ買い換えたと思えばいいんですけどね。
新型へ
以前私が買ったフロービーは旧型となったようで、今回送られてきたのは新型でした。ここで旧型と新型の比較を書いていきたいと思います。
まず外箱ですが、以前は白人男性の写真が印刷されており、青と黄色のカラフルな物だったのですが、今回送られてきた新型では、外箱が白一色に黒い文字の印字と、シンプルな段ボール箱になっていました。コストカットでしょうか。まあ外箱なんてどうでも良いので気にしません。
そしてなにより驚いたのが、ACアダプタが小さくなっていたことです。旧型のACアダプタは、とんでもなく大きくて重く、今まで使ってきた家電の中で、こんな大きいACアダプタを見たことがないくらいの物だったのですが、今回は大きさが1/4になり、非常に軽くなっていました。これは有り難いです。大きいACアダプタは、隣り合っているコンセントまで干渉してしまうことがありますし、壁に付いているコンセントに差し込むと、いつ落ちてもおかしくないほど、ACアダプタが不安定になっていましたからね。
ちなみに大きさは70mm×30mmでした。
ACアダプタが大きいせいで、箱に仕舞うときにも邪魔になり、上手く収まらないことがあったのですが、今回小型化したことにより、嘘みたいにスッキリ箱に収まりました。
アタッチメント
このフロービーは、アタッチメントが10個付属しており、この組み合わせにより、残す髪の長さが最大16cmまでに設定可能です。バリカン型セルフカット機器は、このアタッチメントの長さが一つのネックで、最大でも7,8cm程度までしかありません。7,8cm以上の髪にしたい場合、このフロービーが最適になります。
音の大きさ
フロービー最大のネックである音の大きさについて実験してみました。
下の画像左から、一般的な掃除機単体で73db。フロービー単体で79db。掃除機とフロービーを一緒に使った場合音が79db。当たり前ですが、大きい方の音の大きさになりますね。
音の大きさを人がどう感じるかの目安は以下の表をご覧下さい。
分類 | 騒音の大きさ(dB) | 目安 |
非常にやかましい | 120 | 飛行機のエンジンの直近 |
非常にやかましい | 110 | ロックコンサート自動車の警笛(前方2m)リベット打ち杭打ち |
非常にやかましい | 100 | 電車通行時のガード下 |
非常にやかましい | 90 | ピアノ、ステレオ騒々しい工場内大声の独唱怒鳴る声 |
やかましい | 80 | 地下鉄電車内バス車内交通量の多い道路電話が聞こえないレベル |
やかましい | 70 | 騒々しい街頭電話のベル音騒々しい事務所内 |
やかましい | 60 | 静かな住宅街静かな乗用車内普通の会話の音声 |
静か | 50 | 静かな事務所 |
静か | 40 | 図書館市内の深夜昼間の静かな住宅地 |
非常に静か | 30 | 深夜の郊外夜の静かな住宅地 |
非常に静か | 20 | 置き時計の秒針音(前方1m)木々の葉の触れ合う音 |
約80dbなので、「やかましい」に該当し、「地下鉄車内」って感じですね。表現として妥当だと思います。フロービー(+掃除機)を使うと、テレビの音は全く聞こえませんし会話もできません。以前買ったパナソニックのセルフカット機器ER-GF80-Sの音量が63dbだったので、20db弱音が大きくなったことになります。
夜にマンションやアパートで使うのは控えた方が良いと思います。一般的な掃除機より更に一段五月蠅いと思ってください。おそらく皆さん、夜の掃除は近所迷惑を考えて控えますよね。そのレベルですから、夜に使うことはお勧めできません。
フロービーはこの音さえもう少し小さくなれば完璧なんですけどね。私の場合、夜使えない五月蠅い音のデメリットよりも、「カットが簡単」のメリットの方が遙かに大きいので購入しました。
お金の節約
パナソニックのセルフカット(セルフカットに「ER-GF80-S/パナソニック」レビュー)の記事でも書いたのですが、セルフカット機器は目に見えたお金の節約になります。日々の食費を少し抑えるとか、ジュースを飲まないようにするとか、そのような細かい努力より、ドカンと大きな節約が可能なんです。
私が通っていた理容室は散髪代が3000円強しました。現在フロービーが13000円ほどなので、2か月に1回理容室に行っていた私は、4,5回で元が取れることになります。時間にして8ヶ月~10ヶ月ですね。今は1000円カットなどの安い理髪店もあるので、そこに通っている方の場合、12,3回ですね。こちらも2ヶ月に1回行くとすると、24ヶ月~26ヶ月の約2年で元が取れることになります。あとは髪をカットする度に節約できていることになるので、長く使えば使う程節約になります。
仮にこのフロービーを5年使ったとして計算すると、3000円超の理容室に行っていた私の場合、60ヶ月で30回カットするわけですから、3000円×30回となり、本来90000円必要なところが13000円で済むので、実に77000円の節約になります。1000円カットの場合でも同じように計算すると、本来30000円掛かっていたところが13000円で済むので、17000円の節約になります。
更にお金の面以外でも、カットしに行く移動時間や手間。会話が好きじゃない人の場合、カットしてくれる人との世間話の煩わしさ。このあたりからも開放されることになります。
失敗しないフロービー
このフロービーの大きな特徴として、切りすぎることが絶対と言っていい程無いので、カットの失敗はまずありません。カットで失敗するのは何故かと言えば、「意図せずカットしすぎること」ですからね。長めに残ってしまったなら、後からまたカットすれば良いだけなのですが、カットしすぎるとそれはもう元に戻せません。フロービーはそのカットのしすぎ、短くしすぎがほぼあり得ないアタッチメントの構造なんです。
このおかげで、2,3回使って自分の好みの髪の長さ(アタッチメントの組み合わせ)を見付けたら、そのアタッチメントをフロービーに取り付け、何も考えることなくガシガシ頭に当てて髪をカットしていくだけなんです。これだけで失敗の無いいつもの髪の長さになるんです。前述もしましたが、その反面、アタッチメントの組み合わせでできない長さにはカットできないので、ある程度定型通りの髪の長さになりますが、よっぽど凝った髪型にでもしない限り、男性の学生やサラリーマンは十分だと思います。
私の場合、1種類のアタッチメントの組み合わせでは、さすがに襟足や耳周りがスッキリしないので、斜めになっている襟足、耳周り用のアタッチメントで、その用途通り襟足と耳周りをカットしますが、たった2種類のアタッチメントでいつもの髪型に失敗無くなるので、非常に重宝しています。
向かない人としては男女に限らず、16cm以上の髪にしたい人と、髪型に拘りがある人ですね。逆に言えば、16cm以下の髪の長さで、特に髪型に拘りがない人の場合、フロービーはお金の節約と楽さを両立させてくれる物だと思います。私の場合、理容室に行っても「普通で」とか、「適当にいつも通り短く」とか注文していたので、フロービーは最適でした。
動画レビュー
こんな人にお勧め
- バリカン型セルフカット機器が難しいと感じている人
- バリカン型セルフカット機器で短く切りすぎてしまう人
- セルフカット本来の意味通り自分で自分の髪をカットする人
- とにかく簡単にカットしたい人
関連リンク