今回レビューするのは、hohemさんのスマホジンバル『ISteadyXBK』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
- 【多機種に対応した超軽量スマホジンバル】Hohem iSteady X三軸スマホジンバルは最大耐荷重がなんと280g!対応するスマホの横幅範囲は55㎜から90㎜までとなりますので、普段お使いのiPhone SE/7/8/x/xr/xs/xs max/11/11pro、あるいは他のスマホにほぼ対応しております。しかも、本体重量はわずか259gで、サイズは179*79*49mmとなっており、手のひらに収まり、とてもコンパクトです。折りたたみ式でポケットやかばんにっ詰め込んで、どこへでも気軽に持ち運べます。*ご購入の前に、対応機種をご確認ください。何かご問題がございましたら、お気軽にご連絡くださいませ。
- 【iSteady 3.0のスマートブレ防止チップを搭載】アップグレードしたiSteady 3.0のスマートブレ防止チップを搭載したため、動きながらの動画撮影でも、ちゃんと被写体を捉えて、手ブレなしで綺麗に映像が撮れます。試合、イベント、旅行の記録撮影、あるいはペットとの遊び、お子様の成長記録、ライブ配信などの撮影というさまざまなシーンで全部安定した滑らかな映像をスムーズに撮影できます。
- 【簡単操作で誰でも活用が可能】アームを開いてスマホを挟み込んで、日本語対応アプリ「Hohem Pro」を起動しBluetoothで連動するだけでご利用いただけます。操作ボタンはたった2つで、タッチだけで縦向き撮影と横向き撮影の切替、前面カメラと背面カメラの切替や再センタリングなどの操作が可能です。また、ズームスライダー搭載のため、上下にスライドさせると、ズームイン/ズームアウトできます。さらに、ジョイスティックを動かすだけで、左右と上下へスマホの向きを操作可能です。Hohem iSteady Xはだれでも馴染みやすく、ジンバルの楽しみを満喫できる商品となっています。*1年間保証付きなので、不具合が出た場合、お気軽にご連絡ください。Bluetoothとの接続方法:スマホをインターネットに接続し、Bluetoothと位置情報をオンにする(*重要)‐アプリを開く‐装置検索‐検索した装置を選ぶ‐ジンバルのランプが緑色に点灯‐接続済み
- 【パノラマの撮影/インセプション効果/ローアングル/顔追跡など対応】専用アプリ「Hohem Pro」で「効果」モードを選択すれば、インセプション、ファンタスティックローテーション、パノラマ動画、モバイルタイムラプス、ドリーズーム、ラッキーとダイナミックという7つの効果で短いビデオの作成が可能!また、ローアングル撮影も可能で子どもやペットの目線で撮影できます。それに、顔追跡機能付きで、被写体が動いていても顔の位置を正確にキャッチします。さらに、タイムラプス撮影もできるので、Hohem iSteady X1つでSNSのアビリティを高めましょう!
- 【電池長持ち・ミニ三脚付き】Hohem iSteady X三軸スマホジンバルは2000mAhのバッテリーが内蔵され、単体で8時間ほど稼働可能。アウトドアでの長時間撮影が気軽にできます。また、折りたたみ式のミニ三脚も付いており、滑り止め用のラバーフィートという構造になっているため、ふらつくことなく自立でき、これによりタイムラプス撮影ではより安定した映像をお楽しみいただけます。
長所と短所
- ○小型軽量で気軽に使える
- ○低価格なのに3軸
- △使い方がやや複雑
- △Bluetoothでペアリング、アカウント登録する必要がある
- ◎三脚で使用すると顔を追い掛けてくれる
- ○バッテリーはおよそ8時間持つ
- ◎追従機能は素晴らしい
- ○自撮り棒としても使用できる
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
ジンバル。
ミニ三脚。
USB Type-Cケーブル。
ストラップ。
収納袋。
説明書。日本語ページあり。
動画
スペック
- 製品名:iSteady X
- 製品重量:259g
- 製品寸法:179*79*49mm
- 主要材料:高性能複合材料
- 機械的なチルト範囲:320°
- 機械的なロール範囲:320°
- 機械的なパン範囲:320°
- バッテリータイプ:18650充電式リチウムバッテリー(3.7V、2000mAh)
- バッテリー駆動時間:8時間
- 操作ボタン:電源ボタン/シャッターボタン/ジョイスティック/ズームスライダー
- スマホ最大耐荷重:280g
- 対応端末:iphone SE2/8/x/xr/xs/xs max/11/11pro Samsung Galaxy S10+など(280g以下のスマートフォンほぼすべて)
使用した感想
○小型軽量で気軽に使える
このジンバル、スタビライザーは小型軽量です。片手で簡単に使用出来るどころか、大きめのポケットになら入ってしまいます。折りたたんだ状態だと画像のようになります。
使用できるように開いた状態でもこの小ささ。
折りたたんだ状態から開くには、スマホホルダーがヘディングモーターに引っ掛かっているので外し、ブームノブを回してロックを解除。その後スマホホルダーを立てて、ブームノブを回してロック。これで折りたたんだ状態から使えるようになります。
重さは256.5gです。片手で使用して全く疲れませんでした。
○低価格なのに3軸
ジンバルには2軸の物と3軸の物があります。2軸はチルト(上下)とロール(回転)の2つの軸が稼働して追従する物。3軸はそれに加えてチルト(上下)の3つが稼働して追従します。
このジンバルは3軸です。当然、2軸より3軸の方が追従性のが高く、揺れを補正してくれます。
具体的な使用シーンだと、徒歩程度なら2軸でも綺麗に揺れなく撮影できます。しかし、ジョギングだったり自転車での走行の場合、徒歩に比べて『上下』の揺れが大きく加わってしまうため、上下の追従がない2軸では厳しいです。上下の揺れがそのまま撮影されてしまいますからね。ところが、3軸になると上下の揺れにも追従するので、ジョギングやデコボコ道を走る自転車、バイクなどでも揺れなく綺麗に撮影してくれます。
構造の複雑さから、価格は2軸の方が安く、3軸の方が高いです。そのため、予算と用途に合った選択をしてください。2軸は安い物だと5千円以下。3軸で安い物だと1万円以下といったところです。有名メーカーの物だと、さらにここから1.5倍以上します。
△使い方がやや複雑
使い方はやや複雑です。以下に手順や使い方を記載します。
まずはこのジンバル『iSteady X』をアクティベートする必要があります。メールアドレスとパスワードの入力が必要です。ちなみに、アプリは日本語化されていますが少しおかしいです。
【iSteady Xをアクティベートする】
- 専用アプリ『Hohem Pro』をDLする
- アカウントの新規作成でメールアドレスとパスワードを入れて登録する
- 『装置検索』を選択してiSteady Xを選択してBluetoothで接続する
- iSteadyからビープ音が鳴りペアリング完了
【スマホをジンバルに取り付ける】
- ジンバルを広げる(スマホホルダーをヘディングモーターから外しブームノブを回して開く)
- ブームノブをロックする(閉める)
- ロスマホホルダーのゴ『Hohem』を上にする
- スマホホルダーにスマホを取り付ける
- ジンバルの電源を入れる
- 四方ロッカーでスマホを水平にする
【モードの変更】
- 【パン&チルトフォローモード】シャッターボタンを長押しすると同時に、電源ボタンを1回押します
- 【パンモード】シャッターボタンを長押しすると同時に、電源ボタンを2回押します
- 【オールロック】シャッターボタンを長押しすると同時に、電源ボタンを3回押します
- 【POVモード】シャッターボタンを長押しすると同時に、電源ボタンを4回押します
モードの変更は少し変わっていて、シャッターボタンを押しながら電源ボタンを押す回数で決まります。また、それぞれのモードはどのように動くかというと下記の通りとなります。ボタンでの変更が面倒な場合、アプリの設定からも変更できます。
【追従モードの挙動】
- 【パン&チルトフォローモード】パン軸(左右)&チルト軸(上下)&ロール軸(回転)が追従
- 【パンモード】パン軸(左右)のみ追従
- 【オールロック】全ての軸をロック
- 【POVモード】またはロールフォローモードとも言い、ジンバルを左右にロールした際、その動きに合わせてスマホも45度まで傾いてくれる
追従モードは、(1)のパン&チルトフォローモードが一番追従(ブレを補正)してくれます。可能な限り最初に設定したスマホを向けた方向、角度を保つように動きます。ただ、逆に上下左右に大きくカメラを移動すると、追従範囲を出てしまい動きがおかしくなるので、撮影する方向、対象物が一定である場合に有効です。
具体的な使用シーンとしては、徒歩やジョギング、自転車やバイクなどで、ほぼまっすぐ移動する撮影などです。
(2)のパンモードは左右のみの追従で、上下と回転はしません。追従性能は(1)のパン&チルトフォローモードよりも緩くなります。
具体的な使用シーンとしては、徒歩やジョギング、自転車やバイクなどで、上下や回転の追従をして欲しくない、上下の起伏が激しい坂道などでの撮影などです。
一方で(3)のオールロックや(4)のPOVモードは、最初の追従範囲(方向)を外れたら外れたで、また外れた状態から追従してくれるので、撮影する方向や対象物が変わる可能性があり、広い範囲を撮影したい場合に有効です。
具体的な使用シーンとしては、徒歩やジョギング、自転車やバイクなどで、曲がったり方向が変わる場合などの移動です。
△Bluetoothでペアリング、アカウント登録する必要がある
前述したように、このジンバルを使用するにはアクティベートが必要です。アクティベートとは、アカウント登録をすることで、メールアドレスとパスワードが必要です。ただBluetoothで接続すればすぐに使用できるという物ではありありません。
◎三脚で使用するとを追い掛けてくれる
ミニ三脚が付属しているのですが、これを取り付け、顔を認識して追い掛けるように設定すると、自動で顔(人)や物を追従してくれます。あまり激しい動きだと厳しいようですが便利です。
顔(人)だけではなく物の追従もできるので、サッカーやバスケなんかでボールを設定しておくとそこを追い掛けてくれます。
○バッテリーはおよそ8時間持つ
このジンバルには2000mAhの内蔵バッテリーが搭載されています。そのため、使用は8時間可能です。ジンバルを使用して連続8時間撮影することなんてないでしょうから十分です。バッテリー残量は本体正面上の残量インジケーターでわかります。
充電はUSB Type-Cで行います。裏表の属性のない最新の規格なので抜き差しが楽です。
◎追従機能は素晴らしい
肝心の追従機能ですが、結論から書くと素晴らしかったです。簡単に言うと、本来発生する上下左右の揺れを極力なくしてくれます。極力ゆれがなくなるというか、アップした動画を見ていただければわかりますが、ほぼありません。わざと体を上下左右に大きく揺らして走って札ウィもしてみたのですが、それでも滑らかな動画で揺れがありませんでした。子の辺りはさすが3軸ジンバルといったところ。
やはり、走ったりしてして上下の揺れが発生するシーンで撮影するなら3軸です。上下揺れがないなら2軸でも良いんですけどね。時なるありとなしでは雲泥の差です。
○自撮り棒としても使用できる
ジンバルで棒は短いのですが自撮り棒としても使用できます。ジンバルの底に三脚用のネジ穴があります。ここに付属のミニ三脚を取り付けておくと少しは棒が長くなります。
総評
小型軽量でポケットにも入るジンバルです。この小ささなのに3軸なので、お手軽に3軸ジンバルを使用したい方に向いています。ただ、棒は一切伸縮しないので短いです。自撮り棒のように自分と距離を取り、自分全体を撮影するなんてことはできません。
追従機能は3軸らしく上下左右、回転とあるので十分です。ジョギング程度なら全く揺れがないように補正してくれます。ジンバル自体から追従モードを変更するには、やや複雑な操作が必要なので面倒です。しかし、専用アプリで簡単に追従モードは変えられます。私はアプリから追従モードを変更しています。
3軸ジンバルは大手メーカーだと軽く1万円を超えるのですが、こちらは8千円程度で購入できるので、コスパは非常に良いと思います。ちなみに専用アプリではない純正カメラや、他のカメラアプリでも撮影、追従ができました。
こんな人にお勧め
- 小型軽量の3軸ジンバルが欲しい人
- 安い3軸ジンバルが欲しい人
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