「スマートフォン AQUOS sense 3 (SH-M12)/SHARP」レビュー3 ~使い込んでわかったこと~ 評価はまだありません

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今回レビューするのは、SHARPさんのスマートフォン『AQUOS sense 3 (SH-M12)』です。

 

今回は全3回ほどレビューする2回目となります。3回目の今回は実際にメインのスマホとしてしっかり使ってみて感じたことを詳しく見ていきたいと思います。

 

それでは早速レビューを書いていきたいと思います。

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動画

 

スペック

 

使い込んでわかったこと

OS

OSはピュアAndroidと言って差し支えないと思います。数個の削除できないSHARPの謹製アプリと、独自のAQUOS便利機能の項目があるくらいです。謹製アプリは画像のように6つくらいで、いくつかは削除もできました。あとはメーラーなどもあったのですが、このような物は邪魔ではないですし、格安スマホのどれにもあるので、今回挙げた『邪魔な謹製アプリ』には入れていません。

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AQUOS独自機能はその項目に入らなければ意識することはなく、存在しないものとして扱えるので問題ありません。しかし、実はこのAQUOS独自機能は結構便利な物がいくるかあります。

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個人的に便利だと感じたのは、独自のスクリーンショット撮影機能と、持ち上げて画面を点灯させる機能です。

 

本来、スクリーンショットはボリュームキーと電源キーを同時押ししないとできません。しかし、この独自機能である『Clip Now』を設定すると、画面端を横か縦になぞるとスクリーンショットが撮影されます。ただ、この機能を有効にしてしまうと、通知パネルを表示するときに上から下へスワイプする動作で不意にスクリーンショットになってしまうことも…。この辺りは多少の慣れが必要なので、頻繁にスクリーンショットを撮る方用でしょうか。

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ちなみに、Clip Nowとは関係なく、AQUOS Sense 3ではスクリーンショット時は基本的に音がしません。音がするのはカメラで撮影しようとしているときに、その画面をスクリーンショットするときだけです。ここで無音だと盗撮に使用されてしまう場合があると言うことでしょう。それ以外の一般的なスマホの画面を撮影するだけのスクリーンショットでは音が鳴りません。他のスマホではスクリーンショットでなんでもかんでも音が出る場合が多いので快適です。

 

持ち上げて画面点灯はそのままで、加速度センサーが内蔵されているので、それを利用してスマホが一定以上持ち上げられたら画面が点灯します。この持ち上げての画面自動点灯は顔認証と組み合わせると非常に快適です。どのような挙動になるかと言うと下記のようになります。

 

  1. スマホを持ち上げる
  2. 自動で画面が点灯する
  3. 画面を見つめるとロックが解除される

 

このロック解除の流れが非常に便利で、自分では一切ボタンを押すことなく、スマホを持ち上げて画面を見るだけでロックが解除されるスマートさはたまりません。

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AQUOS独自機能ではありませんが、最新のAndroidに搭載されているSmart Lockは非常に便利なので設定することをお勧めします。これは『安全な状態』を設定することにより、その安全な状態ならばロックしませんというものです。設定から『セキュリティと現在地情報』をタップ。次に出てきた『Smart Lock』をタップ。

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具体的に例を挙げると、場所、接続機器、移動中の3項目があります。安全な場所を設定することにより、GPSでその位置にいるときはロックが掛かりません。例えば自宅を登録しておくと、自宅に居るときはロックがされないので簡単にスマホを使うことができます。室内だとGPSの位置情報は10mや20mずれることもありますが、それくらいの範囲で安全な場所設定をしてくれるので、多少位置情報がズレてしまっても問題ありません。

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接続機器はBluetoothのイヤホンやキーボードのことです。安全な機器を登録しておくと、その機器が接続されている間はロックがかかりません。また、移動中はスマホがGPSで移動を検知している限りロックはかかりません。最後の移動中のSmart Lockは少し危険なのでお勧めはしません。前の2つは非常に便利です。

 

このAQUOS Sense 3は以上のように、画面点灯やロック解除に関して良く工夫されていて、毎日のロック解除や面倒と思っている方に最適だと思います。

 

Androidのバージョンは9です。海外製の格安スマホでも、大抵バージョンが1つ上がるくらいまではアップデートしてくれるので、こちらも10まではアップデートしてくれることを期待しています。

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性能

性能は3Dゲームでもやらない限りストレスが溜まることはないと思います。画面を高速にスワイプしても引っ掛かりは感じませんし、WEBやメールの閲覧、SNS、電子書籍、フルハイビジョンの動画再生でも全てスムーズでした。

 

格安スマホの中では高価な部類なので、内蔵ROMが64GBあることも余裕があって良かったです。そこまで動画や音楽を入れないのであれば、SDカードを増設しなくても余裕でしょう。SDカードを増設するとしても、最大512GBまでは使用できることが保証されています。私の場合、使用しているアプリを全て入れても内蔵ROM64GB中、27GBしか使用にならず36GB余っています。

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バッテリー

バッテリーは驚異の4000mAhです。7インチタブレットと同じくらいの大容量バッテリーです。バッテリー持ちが良いことがこのスマホの大きな特徴の1つになっています。

 

スマホで映画の『ゼロ・グラビティ』をループ再生し、バッテリーがどれくらい持つのか実験しました。その結果、16時間45分でバッテリーが0になって切れました。

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電力管理のアプリ『Battery Mix』でのグラフがこの画像になります。

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動画再生実験での16時間45分は、これまで使用してきたスマホの中で最長記録です。しかも画面解像度が2160×1080でフルハイビジョン解像度以上だと言うことを考えると驚異的です。画面解像度が1280×720でバッテリー持ちが売りのシリーズ『Zenfone MAX 4』でもこんなに持ちませんでした。

 

ここまでバッテリーが持つとは予想外です。IGZOは画面が綺麗なだけではなく、省電力性にも優れていると言われているのですが、その評判は本当のようです。AQUOS Sense 3でフルハイビジョンの映画を観た場合、2時間映画だと8本観られることになります。実際、どんなに暇でもここまで観ることはないので、1日や2日映画を観まくっても余裕のバッテリー持ちです。

 

次は電子書籍でどれくらいバッテリーが持つのか実験してみました。動画のように再生して放置するわけにもいかかず、100%から0%まではとても実験できないので、5%減るのにどれくらい時間が掛かるかを見て、それを20倍して計算します。今回は99%から94%まで使用しました。その結果、漫画ですが電子書籍を読んだときは、5%減るのに2時間23分分掛かったので、それを20倍して、電子書籍では約47時間42分バッテリーが持つことになります。

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当然これも今までのスマホよりずっとバッテリーが持ちました。丸2日漫画を読み続けられます。ただ、これは読む電子書籍の色やタッチ回数によって大きく前後するので参考までに捉えておいてください。明るい部分(白)が多ければ多いほどバッテリー消費は激しいですし、暗い部分(黒)が多ければ多いほどバッテリーは持ちます。どちらにしても動画再生、電子書籍読みの両方でバッテリー持ち最長記録達成です。バッテリー持ち重視の方は現在これ一択でしょう。

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ちなみに、充電はどれくらい掛かるかも実験しました。こちらは通常充電時の結果です。画面下に『低速充電中』、『充電中』、『急速充電中』と3つの表示が出て、現在どの速度で充電しているのかが一目で分かるようになっています。しかし、これはロック画面中にしか出ず、ロックが解除されると消えてしまいます。

 

低速充電中は1A以下で、充電中は1A、急速充電中は2A以上ということだと思います。付属のUSB充電器だと急速充電になりますが、他の急速充電非対応のUSB充電器やUSBケーブルだと急速充電にならないので注意してください。盲点はケーブルで、急速充電対応となっていても、質が悪い物だと急速充電になりません。

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急速充電対応のUSB充電器やUSBケーブルだと下記のような物が当て嵌まります。やはり定評のあるメーカーや国内メーカーの物を選ぶと無難です。

 

空から満充電に掛かった時間は通常充電(1A)で2時間54分でした。約3時間と考えて差し支えないと思います。通常充電だとさすがに4000mAhの大容量ともなるとある程度充電時間が掛かってしまいます。

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通常充電のグラフも見てみると綺麗な右肩上がりで安定しており、バッテリーの質も問題なさそうです。

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次に付属のUSB充電器で急速充電したときの実験結果です。その結果、空から満充電に掛かった時間は急速充電(2A)で2時間17分でした。変わった挙動としては、グラフを見ていただければわかると思いますが、バッテリー保護の観点からだと思うのですが、90%を超えると充電速度が落ちます。

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画面

画面は前述もしているとおり、IGZO液晶なので物凄く綺麗です。動画の視聴でも綺麗なことはわかるのですが、なんと言っても文字のにじみのなさは特筆すべきもので、字がくっきりハッキリ表示されるので文字を読むのに最適です。WEB閲覧を良くする方や、電子書籍をよく読む方には最適だと思います。

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前述の画像はデジカメで撮影した物なのですが、とても液晶画面に表示された文字とは思えません。紙に印刷された文字のようです。ここまで文字が綺麗になるとは…。

 

液晶は他のスマホと同じくグレア液晶(ツルピカの光沢のある物)で、動画を観るには発色が良く綺麗なのですが、文字を長時間読むと光が強すぎて目が疲れてしまいます。そこで、アンチグレアの液晶保護シートを貼り付けることをお勧めします。こうすることで光の反射を抑えられ、目が疲れづらくなります。なおかつ指紋が付きづらくなり、指の滑りも良くなるので、ギラギラした液晶画面が好きだとか、四六時中動画を見るような方でもない限り、アンチグレアの方が快適になるはずです。

 

7インチのタブレットと漫画の表示で比較してみました。AQUOS Sense 3は縦長の5.5インチなので、上下が余ってしまって勿体なくはありますが、漫画の単ページを読むのに問題ありませんでした。なんと言っても、前述のように液晶画面が綺麗で文字が全くにじまないので読みやすいです。

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7インチタブレットと重ねると画像のようになります。AQUOS Sense 3でも漫画を読めるのですが、やはりしょっちゅう読む方であるなら、7インチか8インチのタブレットが電子書籍端末としては最強だと思います。SIMカードスロットのないwifiモデルだと2万円程度で購入できるので、電子書籍をよく読む方ならスマホとの2台持ちにすることをお勧めします。

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とは言え、コマの多いページでも単ページ表示なら問題ありません。IGZO液晶は文字がにじまないので読みやすいんです。

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カメラ

カメラは1200万画素のデュアルレンズです。格安スマホの中では綺麗なカメラですし、明るいカメラで暗所の撮影にも強いのですが、何故かたまにシャッターが遅いときがあります。シャッターボタンをタップして、実際にシャッターが切れるまでに2秒ほどかかる場合があります。再現性は…よくわかりません。たくさん写真撮影をしましたが、カメラを起動して最初の撮影だったり、暗い場所での撮影には時間が掛かっているような気がします。

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挙動を見ると、どうもピントが上手く合わずに迷っている感じがします。かと思えば、1秒かからずにシャッターが切られることもあり…。どちらが多いかと言えば後者です。1秒たたずにシャッターが切られます。ただ、たまに何故かシャッターボタンをタップしてから2秒ほどシャッターが切られないことがあります。ちなみに、選べる解像度や設定は格安スマホなので最低限しかありません。写真撮影にこだわりがあるなら2,3万円のデジカメを買った方が良いです。

 

少し気になる点としては、カメラのレンズが出っ張っていること。他の格安スマホもほんの少し出っ張っていたりするのですが、これは明らかに裏面から出っ張っており、机の上に置いたときにゴチッっと当たる音がするので気になります。傷が付かないように、レンズの周囲のアルミの枠がレンズより更に飛び出てはいるので大丈夫なはずですが、気になる場合はレンズ保護の観点からもケースを購入した方が良いです。

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それでは実際にこのAQUOS Sense 3で撮影した画像を掲載していきます。各画像をクリックすると拡大します。

 

まずはこのAQUOS Sense 3のカメラの売りになっている超広角とはどれくらいの効果があるのか確認しましょう。はじめに標準画角で撮影したものです。わかりやすく床に置いた長方形のプリンタ用紙を真上から撮影しています。当然そのまま長方形で撮影されています。(クリックで拡大)

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次に超広角で撮影した画像です。明らかに標準画角とは違い、左右が広く撮影されていることが分かります。さらに広角レンズの特徴の通り、端に行けば行くほど半円状に歪んでいます。アクションカメラやドラレコでよくあるタイプの広角レンズになりました。ちなみに、前者とプリンタ用紙の大きさが違うように見えますが、全く同じプリンタ用紙で、同じ高さから撮影しています。それでもここまで違うんです。(クリックで拡大)

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超広角レンズにするとピント合わせはできません。逆に全てにピントが合う感じになるので、ピント合わせが苦手な方や、カメラ独特のボケ味が嫌いな方はこの超広角カメラは常用すると良いかもしれません。アクションカメラなんかを使い慣れている方も常用できると思います。端は歪みますが真ん中はプリンタ用紙を見るとあまり歪んでいないことがわかると思います。

 

いつものガンプラ画像です。前面にあるガンプラにピントを合わせてあります。後ろのハサミなどが良い感じにボケ味が出ています。ただ、やはりデジカメと比較するとボケ味は薄いです。1点だけを強調するのはデジカメの方に軍配が上がります。ボケ味はやや薄いですが、それでも格安スマホとしては非常に綺麗に撮影できていると思います。(クリックで拡大)

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こちらは前面のガンプラではなく、後ろ右のUSBメモリにピントを合わせた状態です。デジカメに比べてのボケ味が薄いとは言っても、このようにある程度きちんとボケてピント部分を強調してくれます。(クリックで拡大)

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文字がどれくらい綺麗に撮影できるか見るために、放送中のテレビ画面を撮影した様子です。綺麗に文字が撮影できています。(クリックで拡大)

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ちなみに、この状態で超広角にしたらどうなるかというと画像のようになります。先ほどまで全く画角に入っていなかった隣のモニターやカーテンまで入って来ました。超広角の効果は抜群です。こちらも前述の超広角の撮影と同じく、三脚で固定しての撮影なので、標準画角の撮影と位置も設定も同じです。(クリックで拡大)

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夜に暗い場所で撮影した画像です。オートHDRはオフになっています。(クリックで拡大)

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一方、こちらはオートHDRをオンにして撮影した画像です。左の『コミック・CD~』あたりが明るくなっているのと同時に、右側の黄色い背景の『GEO』という明るすぎて潰れていたところが、オートHDRをオンにすると明るすぎる場所が補正されて文字が見えるようになっています。しかし、左の青い部分を注視するとわかりますが、ツブツブと言うかザラザラ感が乗ってしまっていることが分かります。暗くても自然な色合いにするか、やや人工的でノイズが乗っても明るくするか…ですね。私は黒潰れしたり白飛びしたら、そもそも写真に部分的に写らないところが出てしまうのでHDR機能はオンにしています。(クリックで拡大)

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適当にサッと取り出して殺撮影しても綺麗に撮影できています。全く手ぶれしない、ピンボケしないというわけではありませんが、格安スマホのカメラの中では十分綺麗な部類だと思います。(クリックで拡大)

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格安スマホはサッと取り出してスナップ写真、メモ変わりの写真にするには十分だけど、旅行などの記念写真には厳しいかな…と言うカメラが多いです。一方、このAQUOS Sense 3のカメラは逆で、スナップ写真に使おうとすると、前述のように何故かシャッターを切るまで2秒ほどかかってしまう場合があり、友達が転んで笑えるところですぐに出して撮影…なんて使い方には厳しい場合もあります。その逆に、写真自体は綺麗に撮影できるので、しっかり時間を掛けて撮るような記念写真などには使えると思います。

 

前述もしましたが、2秒ほどシャッターを切るまでに掛かるのはどちらかと言うと希です。多くの場合は1秒かそれ以下でシャッターが切れます。それだけに、何故たまにシャッターを切るまでに2秒ほどかかるのか謎です。謎なだけにいまいち対策がなく、決定的瞬間をパシャッと撮影したい場合間に合わないなんてこともあり得ます。

 

デザイン、サイズ

デザインはオーソドックスで特に変わったところはありません。ただ、ホームボタンはハードボタンです。昨今格安スマホでもハードキーを廃してソフトキーにしている物も多いので、少し古いスタイルかなと思います。ハードキーとソフトキーではどちらが良いかは好みになるので一概には言えませんが、AQUOS Sense 3はハードキーのホームボタンに加え、液晶画面内にもホームボタンとリターンボタンがあるので、機能が重複してしまい、画面表示で無駄な部分があり勿体ないです。

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ホームボタンをハードキーにするなら、一緒にその横にリターンボタンも配置した方が画面も無駄にならずに良かったのではないでしょうか。実際、私が他に使用しているASUSの Zenfone MAX 4が、ハードキーにホーム、戻る、タスクボタンがあり、液晶が面内にはなにもない効率的な配置でした。

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AQUOS Sense 3がハードキーでホームボタンがあり、液晶が面内にもソフトキーでホームボタンがある無駄な部分が非常に勿体なく気になります。

 

バッテリーは5.5インチに4000mAhと規格外の大容量なので、他の格安スマホよりも厚みがあります。数ミリの差なのですが、厚みに関しては手で持ってすぐにわかります。邪魔とか重いとか、そこまで気になることではありませんが、薄さ重視の方は注意してください。この画像は先日購入したnova lite 3との比較です。

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非常に小さいことかもしれませんが、右側面にあるボリュームキーと電源キーの押下感が非常に気持ち良いです。硬すぎもせず、柔らかすぎもせず。カチッと音が鳴るわけでもなくムニュッとなる感じ。独特の気持ち良い押下感です。他の格安スマホでもハードキーの押下に問題があったわけではないのですが、押してなんとも言えない気持ち良さがあります。

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逆の左側面にあるSIMカードスロットは少しユニークで、一般的なスマホは細いピンを差し込んで開ける必要があるのですが、AQUOS Sense 3は指で開閉できます。ここは上手くできていて、若干あるくぼみに指を入れると、爪が短くても成人男性の私のゴツイ指でも簡単に開けることができました。

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頻繁に開ける場所ではありませんが、カードスロットを開けるときに専用の細いピンが必要なのは地味に不便だと感じていたのでこれは便利でした。

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認証、セキュリティ

認証やセキュリティの種類、設定方法、認証の早さや正確性は抜群に良かったです。指紋認証は他のもっと安い格安スマホでも早くて快適なので変わりはないのですが、顔認証の正確性と速さには驚きました。何故か私の場合、他の格安スマホだと顔認証が上手く行かなかいことが多かったのですが、AQUOS Sense 3では百発百中です。

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一応コツとしては、認証中に目をつむらないことくらいでしょうか。これを気をつけたからかは分かりませんが、眼鏡をしていてもしていなくても、または違う眼鏡でも認証は完璧でした。速さも1,2秒です。

 

前述したように、持ち上げて画面を点灯するAQUOS独自機能を設定しているので、この顔認証と組み合わせることにより、画面点灯からロック解除まで一切ボタンを押さないですみ非常に快適です。

 

GPS、その他センサー

GPSはこれまで使用してきた格安スマホの中で1番良かったです。これまでのスマホは良い物で最大誤差3mくらいでしたが、これは最大誤差2mくらいです。いつもGoogleマップでナビを使用しているのですが、1mの誤差とは言え、明らかに曲がるときの指示が正確でスムーズです。

 

画像は実際に居る位置から誤差2mくらいの様子です。交差点の真ん中に立っていますが、最大でこれくらいの誤差が出ます。格安スマホでは正確だと思います。

 

その他のセンサーでは照度センサーもあり正確で、部屋を暗くしたら画面も暗くする。逆に部屋を明るくしたら画面も明るくするなど、敏感に正確に反応してくれて快適です。

 

ネットワーク

wifi接続、モバイル通信ともに快適で問題なし。APNのプリセットも他の海外製格安スマホよりも多く、私が使用しているLINEモバイルも楽天モバイルもありました。プリセットにあるSIMカードを使用している場合、スロットに入れたら自動でが選択されるので一切設定を弄る必要はありません。

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モバイル通信のプリセットがない場合でも、APNも新規作成から簡単に作ることができます。入力する項目も少なく、通信会社から教えられたとおりに、4つ5つ入力するだけです。

 

何故か通知パネルにはどこを探してもモバイル通信のアイコンがありません。そのため、通知パネルからモバイル通信だけをオフにすることができません。モバイル通信をオフにしたい場合、通知パネルの機内モードアイコンをタップすれば良いのですが、そうするとBluetoothもオフになってしまいます。私はモバイル通信だけどオフにしたい場合があるのでこれは困っています。基本的にSIMカードを入れたら機内モードにしない限りモバイル通信は接続された状態になってしまいます。

 

通知パネルにあるアイコンは画像のもので全てです。ここに新たに追加したりなどはできません。どこを探してもモバイル通信のアイコンがありませんでした。

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Bluetooth

Bluetoothにはワイヤレスイヤホンとキーボードを繋げていますが、どちらも新規登録ですぐに表示されますし、ペアリングも速いです。音楽を聞いてもスムーズに接続されていますし、ぶつ切りになることもありません。キーボードもタイプして遅延を感じることもありません。ちなみに、Bluetoothのバージョンは5.0で最新です。

 

その他

格安スマホとしては珍しく、おサイフケータイが使用できます。FeliCaを搭載しているので、楽天EdyやモバイルSuicaを使用できます。実際におサイフケータイを登録し、楽天Edyのカードを読み取ってみましたが問題なくできました。格安スマホでおサイフケータイ対応は珍しいです。

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防水性能もほぼ完璧でIPX5/8対応です。少し変わった表記ですが、要は噴流水に対しては5で、水没対しては8ということで、このようにスラッシュで分けて表記される場合があります。

 

噴流水に関しては6の最高等級ではないので、あまりにも強い勢いだと駄目な場合もあります。ここは少し気になりますが、お風呂に持っていって普通の勢いでシャワーを当てながらの使用程度なら問題ありません。私はお風呂の時間はすることがなくて暇なので、このスマホを持ち込んで端っこに立て掛けておいてラジオや音楽、はたまた動画を観ています。

 

お風呂で見る動画はなんとも言えない楽しさがあり、暇潰しにもなるので重宝しています。

 

今回もQi充電対応機にしました。Qiレシーバーをスマホに装着し、Qi充電器に置けば無接点充電できるようになります。以前の記事でも書きましたが、Qiレシーバーは『Nillkin』で、Qi充電器は『Anker』が鉄板の組み合わせです。分厚い手帳型ケースをしても充電されます。

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私が使用している組み合わせはこちらになります。迷ったらこの組み合わせで揃えておけば大丈夫なはず。

 

総評

さすがのIGZO液晶だけあり、他の格安スマホとは画面の綺麗さが段違いで頭1つ抜けています。動画の再生でも綺麗で良いのですが、私が1番感動したのはなんと言っても文字が読みやすいこと。全くにじみがないのでとんでもなく1文字1文字が綺麗です。文字ににじみがなくハッキリくっきりしていて目が疲れません。WEB閲覧や電子書籍で文字をよく読む使い方をする場合に威力を発揮します。

 

バッテリー持ちも売りになっている通り素晴らしく、5.5インチスマホとしては規格外で、7インチタブレットと同等の4000mAhを搭載しています。当ブログの実験結果ではフルハイビジョンの動画で16時間超。漫画の電子書籍でおよそ48時間持ちました。これまで多数の格安スマホを使用してきましたが、ダントツでこのスマホのバッテリー持ちが1番です。

 

スマホは多機能で高画質に進化すればするほどバッテリー持ちが課題になっていますが、こちらは現在発売されている格安スマホの中では1番バッテリーが持ちます。バッテリー持ちが悪くて悩んでいる方にお勧めできます。

 

第1回と第2回の記事

 

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