今回レビューするのは、Ginovaさんのワイヤレスイヤホン『X10』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
特徴
- 【超大容量充電ケース&LEDディスプレイ】X10ブルートゥース イヤホンは超大容量5000mAhの充電ケースを搭載しているため、磁石式でカチッと充電できる収納ケース付きます、待機時間が720hまで延長ができます。連続再生時間が最大160時間まで実 現しました。片耳の音楽再生/連続通話時間約5時間。急速充電機能付き、50分で満タンになれます。さらに、正面のUSB出力ポートよりスマホや他の設備に充電でき、とっても便利です。お出かけや旅行中の電池切れの心配がありません。電気量をLEDスクリーンに数字で表示、バッテリー残量が一目で確認できます。
- 【最新Bluetooth5.0+EDR搭載&Hi-Fi高音質】最先端Bluetooth 5.0+EDRが搭載されたワイヤレスイヤホンで、信号が強くなり、15m-20m(障害物なし)長めの伝送距離iosとandroidに対応可能。さらに、データ伝送速度が速くなったことにより、遅延やノイズが減ります。進化したクリアでパワフルなサウンドを実現し、ステレオ音楽に楽しめます。低音から高音までバランス良く出ていて、解像度も高くキレ感が気持ち良いイヤホン。高性能ハードウェアを採用し、クリアな高音と豊かな中低音域をステレオサウンド再現、より臨場感を感じられるようになります。トレーニング、ドライブ、ウォーキング、デスクワーク、作業中、通勤/通学、DVD鑑賞、電話会議など、様々な日常のシーンで快適に楽しめます。
- 【自動ペアリング&簡単操作】充電ケースの収納部分にはマグネットが装備されており、イヤホン収納時にしっかりと吸着するので、失くしたり落としたりする心配がありません。さらに、ケースからイヤホンを取り出すと自動的にペアリングモードになり、簡単にBluetooth接続ができます。一ボタンで音楽再生/一時停止/曲戻し/次の曲/音量調節/着信応答/切る/着信拒否/Siri起動など実現。充電のケースから出し入れするだけで電源ON/OFFの切り替えと、端末とのペアリング設定モードが自動で起動します。2度目からは自動で機器に接続します。
- 【人間工学快適な設計&IPX7防水&スマホ用スタンド機能付き】人間の耳アーク線による設計された耳形状専用の形にし、長時間装着しても痛くなりません。IPX7完全防水の為、まもなく来る真夏で外出時の運動だけでなく、装着しながら水泳または旅行に行っても安心にご利用頂けます。(激しい運動の時はイヤホンの紛失にご注意ください)スマホ用スタンド機能付きでソファーやベッド等でテレビ鑑賞、Youtue動画を楽しむ時にも気楽に楽しめます。
長所と短所
- ○TWSイヤホンなので装着感が良い
- ○イヤホンの左右を判別しやすい
- △音楽再生でのバッテリー持ちが4時間
- ○イヤホンのボタンがタッチ式なので耳に優しい
- ◎イヤホンのボタンで音量と曲の変更ができる
- ○左右どちらも片耳イヤホンとして使用できる
- ○音質、受信感度、音ズレ問題なし
- ◎ケースのバッテリー残量が数値で分かる
- ○ケース内蔵バッテリーが5000mAhの大容量
- ○ケースから外部機器へ充電できる
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
イヤホン。
ケース。
イヤーピース。
USBケーブル。
巾着袋。
説明書。日本語単独の物です。
使用した感想
○TWSイヤホンなので装着感が良い
このイヤホンは完全ワイヤレスイヤホンで、TWSイヤホンとも呼ばれる物です。左右を繋ぐコードもありません。また、指先で摘まむ程度の大きさしかないので、装着は耳の穴に軽く填めるだけです。イヤーフックもなく、填め方はこれだけなのですが、激しく頭を振っても取れないほどしっかり装着されました。
100円玉と比較しても小さいことが分かると思います。また、重さは左右両方で9.2gと超軽量。片方約4.5gなので装着していても耳にストレスが掛かることはありませんでした。
表面はサラサラしており、指紋や皮脂が尽きづらいマット処理がされていました。雑に触っても長く使用しても汚れが付きづらい加工です。
実際に装着すると画像のような様子になります。丸みを帯びた長方形のイヤホンを縦に装着します。
四方から見ると画像のような様子になります。イヤホンは小さくて軽いのですが、やや厚みがあります。これよりも小さな極小イヤホンもあるのですが、それだと後ろから見ると耳たぶでイヤホンが全て隠れてしまう程です。しかし、これはやや厚みがあるので後ろから見ても少し見えます。
○イヤホンの左右を判別しやすい
地味ですが嬉しいことは左右のイヤホンを判別しやすいことです。大抵このようなイヤホンの場合、裏側に左右を示すLRの刻印があるのですが、こちらは表面にその刻印があります。そのため、ケースに装着している時も一目で分かりますし、手に取った時もわざわざ裏返さなくてもわかります。
このイヤホンは左右同じような形をしていますが、左右の属性がきちんとあり、ケースにも右の穴には右を、左の穴には左を入れます。また、当然ですが両耳として使用する場合は左右をきちんと合わせなければなりません。更に言えば、右イヤホンを左耳に入れようとすると形が合わずきちんと装着できません。そのため、このように左右を一目で判別できることは地味ですが便利です。
△音楽再生でのバッテリー持ちが4時間
公称値では音楽再生でのバッテリー持ちが5時間となっていましたが、実際に使用してどれくらい持つのか試してみました。その結果、両耳で使用した時、音楽再生で3時間52分バッテリーが持ちました。
また、片耳の音楽再生時は5時間19分持ちました。
充電は空から満充電で1時間13分掛かりました。
○イヤホンのボタンがタッチ式なので耳に優しい
このイヤホンのボタンはタッチ式です。押すと凹む物理ボタンではありません。指で触るだけで操作を受け付けるので、装着したままボタン操作をしても、イヤホンを耳の穴にグイグイ押し込むようなことにはならないので耳に優しいタイプと言えます。
タッチボタン部分は画像の中央で少し盛り上がっている部分です。表面全体ではなく、少し内側の円内部のみなので、雑にイヤホンを摘まんでも間違って押すことのない構造です。
表面全体がタッチボタンだったり、区切りがなくてどこからがタッチボタンか分からないTWSイヤホンもあるのですが、それだと耳から外す時に間違って押してしまい、一時停止や電源オフの誤操作の元になる場合も…。しかし、このイヤホンはボタン部分がハッキリしており、更に少し内部に配置されているのでそのようなことはありませんでした。
レスポンスも問題ありませんでした。触ればすぐに反応しますし、タッチしたのに操作を受け付けないなんてこともありませんでした。
◎イヤホンのボタンで音量と曲の変更ができる
最近のTWSイヤホンでは多いですが、こちらもイヤホンのボタン操作で音量と曲の変更ができます。ただ、その操作体系は少し変わっています。まずは両耳イヤホンとして使用した際の操作体系が下記です。
【両耳イヤホンとして使用した場合】
- 電源のオン/オフ:Bluetooth未接続時に長押し
- 再生/一時停止:左右どちらでも1回タッチ
- 音量アップ:右を長押し
- 音量ダウン:左を長押し
- 曲送り:右2回タッチ
- 曲戻し:左2回タッチ
ここでユニークなのは基本的に電源のオフはイヤホンのボタンでできないことです。その代わり、長押しすると音量がどんどん変わっていくノーストレスの仕様になっています。5秒押そうが10秒押そうが電源オフにならないので、あっと言う間に好きなように音量を変更できます。ちなみに、最大音量や最小音量になると『ププッ』と小さな警告音が鳴るのでわかります。
電源のオフはケースにセットすればできるので個、人的にははこの操作性は大歓迎です。両耳イヤホンットとして使用している時に、片方だけケースに戻す(=電源オフ)と、両方のイヤホンの電源が切れるわけではなく、ケースにセットした片方の電源だけオフになり、もう片方は片耳イヤホンとして自動的に再ペアリングされました。この挙動も便利なのでマルです。
他のTWSイヤホンと違うユニークな操作体系としては、片耳で使用したとき、両耳での使用と操作体系が変わることも挙げられます。片耳で使用した場合、音量の変更はイヤホンのボタンからできなくなります。その代わり、左右どちらを片耳として使用しても、2回タッチで曲送りの操作ができるようになります。
【片耳イヤホンとして使用した場合】
- 電源のオン/オフ:なし
- 再生/一時停止:左右どちらでも1回タッチ
- 音量アップ:なし
- 音量ダウン:なし
- 曲送り:左右どちらでも2回タッチ
- 曲戻し:左右どちらでも2回タッチ
私はスマホに入った3000曲以上の音楽をランダム再生し、気分ではなかったら次々次の曲にスキップする操作を頻繁にするので、このように左右どちらを使用しても曲送りができる操作体系は物凄く合っています。他の一般的なTWSイヤホンだと、左を使用したらボリュームダウンと曲戻ししかできないなんて場合が多いです。これだと私のようにランダム再生で次々曲を飛ばす方には合わないんです。
この操作体系は好みが分かれそうですが、私は好みですし合っていました。ただ、変わっているので逆にこれではイヤと言う方もいるかもしれません。ご自分のライフスタイルに合うかどうか良く検討した方が良いと思います。
○左右どちらも片耳イヤホンとして使用できる
両耳イヤホンとしてだけではなく、左右どちらも片耳イヤホンとして使用できます。最初に両耳としてペアリングすると両耳と右耳。左はこれとは別に片耳イヤホンとしてペアリング。これで両耳でも右片耳でも左片耳でも使用できるようになります。初回ペアリングすれば、2回目以降はケースから取り出すと自動で接続されます。
端末名は『X10-L』と『X-10-R』の2つとなり、左右を判別できるので便利です。ただ、最初に両耳としてペアリングした際、『X10-R』は『X10』となっており、左右を判別するRは付いていませんでした。その後、1度右片耳として使用するとこの画像のようにRが付き、それ以降ずっとこの状態です。
前述したように両耳として使用中、片方のイヤホンをケースに戻して電源をオフにすると、残っている方の片耳イヤホンとして再接続されます。また、逆に片耳として使用している時にもう片方をケースから取り出すと、自動的に両耳イヤホンとして再接続されます。この際、スマホの音楽が一時停止されたり、スマホから音が出てしまうなどのことはなく、スムーズに移行しました。
○音質、受信感度、音ズレ問題なし
音質はスマホと接続して音楽を聞く分には全く問題ありません。気になるようなノイズもありませんし、高音でも低音でも音が割れたり歪むことはありませんでした。中音域が良く出るごく普通のTWSイヤホンです。
受信感度は屋内で8m離れ、その間の扉や壁が2枚程度挟まれた状態で音が途切れること鳴く聞けました。しかし、その状態で耳を手で覆うと音が完全に消え、離すとまた聞こえてきました。受信感度は中の中と言ったたところ。普通の生活で使用していて問題になることはないと思います。
音ズレもスマホで動画を見て口の動きと声のシクロをチェックしましたがありませんでした。正確には無線なので人間に感知できないレベルではあるはずですが、気になるほどのものはなし。動画の視聴でも問題なく使用できています。
◎ケースのバッテリー残量が数値で分かる
ケースのバッテリー残量は数値でわかります。最大100%の1%刻みです。蓋を開けている状態だと正面からでも見やすいのですが、蓋を閉めてしまうと真上から見ないと数字が見えなくなります。ただ、これはメリットもあります。蓋を閉めてしまえばLEDライトの眩しさもほぼなくなるので、寝室で枕元に置いても邪魔になりません。
バッテリー残量の数字は充電中ずっと点灯しています。消すことはできません。満充電になると消えます。また、イヤホンのLEDも充電中はずっと点灯しており、満充電になると消灯します。
○ケース内蔵バッテリーが5000mAhの大容量
ケース内蔵バッテリーは5000mAhの大容量です。小さなモバイルバッテリー単体ととしても通用するレベルです。さらに、5V/2Aの出力に対応しており急速充電もできます。
この大容量のバッテリーを搭載しているため、ケースの大きさはそれなりにあります。胸ポケットに入れると大きすぎて不格好になるので現実的ではありません。また、ジーンズのポケットに入れるのも、こんもり盛り上がるので厳しいです。チノパンやカーゴパンツの大きいポケットなら余裕でした。
重さはイヤホンをセットした状態で108.3gでした。5000mAhのバッテリーを搭載してる割りには軽量です。
○ケースから外部機器へ充電できる
ケースはモバイルバッテリーと同じように、外部機器への充電ができます。モバイルバッテリーと同じような使い方で、正面の出力用USBポートにUSBケーブルを繋ぐと充電できます。その際もケースのバッテリー残量は表示され続けます。
ケースを充電するには右側面にあるUSB Type-CポートにUSBケーブルを接続します。こちらも入力は5V/2Aなので急速充電対応です。
総評
前述したように少し変わった操作体系があるので、これに合うかどうかで評価は大きく変わると思います。どちらにしろこの操作体系のことは知っておいた方が良いです。私はこの操作体系がピッタリと合う使い方だったので、両耳としても片耳としても非常に快適に使用しています。
こんな人にお勧め
- 片耳で使用した時に曲送りだけの操作で良い人
- 5000mAhの大容量バッテリー内蔵のケースが欲しい人
- ケースから外部機器に充電できるTWSイヤホンが欲しい人
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