今回レビューするのは、WiMiUSさんのアクションカメラ『H1』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
特徴
- 【高画質4K 】4K アクションカメラ 16MP圧倒的な高画質で今までの1080pフルHDを圧倒!また2.7K@30FPS/1080P@60FPS/1080P@30FPS/720P@90FPS種類撮影モードも選択可能です。wimius Q6アクションカメラは高精細な映像が撮影できるよう最適化、臨場感にあふれた5K映像を実現しました。
- 【2.0インチ液晶スクリーン・60M防水性能】液晶画面で撮った映像をすぐに確認できる2インチの液晶ディスプレイを搭載。1.5インチより画面確認がしやすく便利です。メニュー(設定画面)は日本語表記で一目瞭然で明快、直感的に扱うことができます。海で、山で、空で、様々なスポーツやホビー、アクティビティで、そしてビジネスや日常生活で使用可能にします。あらゆる場面を美しく、ダイナミックに記録してくれます。防水ケース装着で水深60m対応します!予備バッテリーが付属ので、録画時間が二倍になります。
- 【ウェアラブルカメラ タイムラプス多機能撮影搭載】タイムプラス映像とは、時間をかけて撮影した複数の写真をつなぎ合わせた動画のこと。風景の変化をぎゅっと凝縮することで、ひと味違うダイナミックな映像が楽しめる。スローモーション撮影もできます。複数のアクセサリーが付属され、様々な場で利用できます。カメラをヘルメット、自転車、手首などに取り付けることができます。
- 【アクションカメラwifi機能】スマホからの遠隔操作が可能になり、撮った動画もかんたんにスマホなどへ転送、シェアできます。iOS/Android/google playでWIMIUS CAM PROというAppをダウンロードします、WIFIコントロールワイヤレス録画や写真撮影ができて、ビデオと写真がこのままにスマホに保存できます、日本語の説明書が付属ので、初心者にも使用簡単です。
長所と短所
- ○小型軽量なので扱いやすい
- ○4K撮影ができる
- ○画質は十分
- ○メニューがシンプルで簡単
- △バッテリー持ちは4K撮影で45分、1080Pで90分
- ○USBケーブルで給電すれば電池無しでも使用できる
- ◎ドラレコとして使用できる
- ×ハウジングケースの穴からUSBケーブルが入らない
- △PCと接続するときは手動でモードを選ぶ必要があるかもしれない
- △アクションカメラはUSB Micro A、充電器はUSB Micro Bとそれぞれ別のUSB端子
- ○安い
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
アクションカメラ。(ハウジングケース付き)
アクションカメラ。(アクションケース無し)
各種アクセサリー。
説明書。
説明書は英語と日本語の2カ国語版です。
動画
スペック
* 画面:2インチLCD大画面
* スロー撮影:0.5S /1S /2S/ 5S/10S/30S/60S
* ループ録画:OFF / 2min / 3min / 5min
* セルフタイマー:3S/5S/10S/20S
定時撮影:3S/5S/10S/20S
自動撮影:3S/10S/15S/20S/30S
移動追跡/連写撮影:3S/5S/10S/20S
* 動画フォーマット:MP4/H.264 H.265
* 写真フォーマット: JPEG
* 電池容量: 1000mAh充電式リチウムバッテリーx2
* 充電時間:約3時間
* 光源の周波数: 50Hz/60Hz
* WDR: 有り
* WiFi:有り
* 連写:有り
* タイムラプス:有り
* オーディオ: 有り
* 日付表示: 有り
* 車載モード: 有り
* 防水:60M
* メモリーカード:Class10以上のMicroSDカード(付属無し)64Gまで対応できる
* 動画の解像度:4K@30FPS/2.7K@30FPS/1080P@60FPS/1080P@30FPS/720P@120FPS
* システム言語:English / Deutsch/ Français / Italiano /Español / 日本語
使用した感想
○小型軽量なので扱いやすい
標準的なアクションカメラの形状、大きさ、重さです。ハウジングケースを装着したままでも十分小さいのですが、そこから出すと大きなマッチ箱くらいの大きさで手の平に載るくらいです。
100円玉と比較した画像を見てもいかに小さいかわかると思います。
重さはハウジングケース込みで145.9g。無しで66.0g。超軽量なので頭に取り付けても負担になりません。
○4K撮影ができる
動画で撮影できる解像度は下記になります。
- 4K/30fps
- 2.7K/30fps
- 1080P/60fps
- 1080P/30fps
- 720P/120fps
- 720P/60fps
- 720P/30fps
4K撮影の動画の詳細はこちらになります。
[20160101_002412A.mp4] 3840x2160 8Bit AVC/H.264 Main@5.1 Unspecified Progressive 30.01fps 121f 38656.06kb/s
AAC 8.00kHz 1.0ch(1/0 C) LC 13.54kb/s
ISO Base Media v1
[MPEG4] 00:00:04.032 (4.032sec) / 20,538,061Bytes真空波動研Lite 171022 / DLL 171022 Unicode
また、2.7Kの動画の詳細はこちらです。
[20160101_011700A.mp4] 2688x1520 8Bit AVC/H.264 Main@5.1 Unspecified Progressive 30.00fps 506f 31474.64kb/s
AAC 8.00kHz 1.0ch(1/0 C) LC 16.81kb/s
ISO Base Media v1
[MPEG4] 00:00:16.867 (16.867sec) / 67,448,317Bytes真空波動研Lite 171022 / DLL 171022 Unicode
4K撮影と言っても、アクションカメラで撮影できる解像度には、機種によって少しバラツキがあるのですが、こちらはTVの4Kで採用されているオーソドックスな4K解像度(3840×2160)でした。癖のない解像度なのでエンコードなどでも扱いやすいです。
無理にフルハイビジョン以上の解像度で撮影しなくても1080Pでも十分綺麗です。と言うのも、1080Pだと60fps、720Pだと120fpsの高フレームレートで撮影できるんです。フレームレートは高ければ高いほどヌルヌル滑らかな動画で撮影できます。動きの激しいスポーツや車なんかを撮影するような場合、高解像度よりも高フレームレートで撮影した方が良い場合があります。このあたりは色々撮影してみて好みの解像度とフレームレートを見付けてください。このように色々選択できるのはメリットです。
○画質は十分
画質は上を見ればキリがありませんが、アクションカメラとして十分綺麗な部類に入ると思います。
ちなみに、カメラはアクションカメラやドラレコで良くある広角レンズです。しかも画像を見れば分かると思いますが170度と言うかなりの広角レンズです。撮影したコピー用紙は勿論綺麗な長方形なのですが左右が半円状になっていることがわかると思います。また外側に行けば行くほどこの歪みは強くなり、絨毯の境目も歪んでいることが分かると思います。
ただ、これは欠点ではなく左右を広く撮影するためにわざとやっていることで、GoProでもそうです。このあたり広角が何度かはアクションカメラの機種によるので、広角レンズの角度で選ぶのも1つの方法です。
○メニューがシンプルで簡単
操作性やメニューはオーソドックスでありシンプルなので、触っていれば誰でも操作できるようになります。変わった操作は何一つありません。
ちなみに、SDカードは128GBを入れたらエラーで認識されませんでした。メーカーの仕様によると64GBまで使用できるようです。
メニューは動画、写真、設定、オプションと別れており、それぞれ各種縦並びになっているので、好きな物を選択して上部のOKボタンを押すだけです。撮影解像度の設定、言語の選択、SDカードのフォーマットなどことがここで行えます。
モードを変更していくには前面の電源/モードボタンを短押しです。短押しすると動画撮影→写真撮影→タイムラプス→動画再生→写真再生→設定と切り替わっていきます。また、動画撮影と写真撮影のモードは一見すると今どちらか分かりづらいのですが、左上のアイコンがきちんとビデオカメラとカメラで変わるのでここで確認してください。
ハウジングケースをしたままでも全ての操作が可能です。きちんとハウジングケースにもボタンが付いています。ただ、ハウジングケースのボタンは非常に固いので押すのに力がいります。これは60m防水のハウジングケースなので仕方ないです。どのアクションカメラも堅牢性を保つためにハウジングケースのボタンは固いです。
ハウジングケースの脱着は上部のツマミを指で摘まんで持ち上げるようにすると簡単に脱着できます。ここが非情に固い物もあるのですが、これはスンナリと明けることができました。
ハードウェアのボタンにより操作性、メニューなどソフトウェアの操作性ともにシンプルでオーソドックスで使いやすかったです。解像度などと同じく癖のないアクションカメラとの印象。
ちなみに、このアクションカメラは現在の稼働状況をLEDでわかりやすく示してくれます。ただ、このLEDが分かりやすい分、前面に2つのLED、背面に2つのLEDの合計4つあるので非情に目立ちます。私は目立つのがいやなので設定からオフにしています。設定でLEDをオフにすると前面も背面も全くLEDが光らず目立ちません。
×ハウジングケースの穴からUSBケーブルが入らない
ハウジングケースにUSBケーブルを差し込めるような穴が開いているのですが…入りません。付属の物だと入るのかと思ったのですがこちらも駄目でした。
ハウジングケースを外せば当然ですがUSBケーブルを本体に差し込めます。このケースは他の機種からの流用なのか、設計ミスなのか謎です。
△バッテリー持ちは4K撮影で45分、1080Pで90分
実際に撮影したところ、4K撮影で約45分、1080P撮影で約90分持ちました。4K撮影はさすがに解像度が高いのであまり持ちません。ただ、その分付属のバッテリーが2個あるので、切れたら交換して使用すれば2倍の約90分持ちます。
また、生成されるファイルは4K映像では9分で1ファイルとなり、順次新しいファイルが作成されていきます。1ファイルの容量は撮影する対象にもよりますが2GB前後です。
ちなみに、1080Pの30fps撮影ではバッテリーが87分持ちました。やはり解像度が高くなればなるほどバッテリーは消費します。また、その際に生成されるファイルは4K撮影の時と少し違い、1ファイル15分で、容量は約1.65GBとなりました。これは、いわゆる『4GBの壁』を意識してのことでしょう。HDDやSDカードのフォーマット方式によっては、1ファイルで扱えるサイズが上限4GBなので、それ以上にならないよう調整しているのだと思います。
○USBケーブルで給電すれば電池無しでも使用できる
USBケーブルで給電しながらだと電池を入れなくても使用できます。ただし、ドラレコとしては機能しません。ドラレコは後述しますが、USBで給電が開始されると自動的に録画が始まるのですが、電池を入れないと自動的に録画が始まりません。手動で上部のシャッターボタンを押せば普通に録画できるので、アクションカメラ本来の使い方はできます。ただ、ドラレコとしては機能しないので注意してください。
◎ドラレコとして使用できる
このアクションカメラはドラレコとしても便利に使用できます。設定でドラレコの項目があるのでオンにしましょう。するとどのような挙動になるかと言うと下記のようになります。
- USBケーブルから給電されると自動的に録画開始(オート録画)
- USBケーブルから給電がなくなると自動的に録画停止、保存、シャットダウン
- SDカードの容量がいっぱいになると古いファイルから削除して録画を続ける(ループ録画)
ドラレコ設定をオンにすると、録画画面左下部にそれを示すループ録画のアイコンが表示されます。このアイコンが出ているときはドラレコ機能が有効になっていることを示し、前述の挙動になります。
つまり、車内のシガーソケットなどからUSBケーブルを接続し、このドラレコをダッシュボードの上にでも貼り付けておくと、エンジンが掛かると自動的に給電されるので、エンジンが掛かると同時に録画開始。エンジンが停止すると給電も止まるので録画停止となります。一般的なドラレコと全く同じ挙動になります。
△PCと接続するときは手動でモードを選ぶ必要があるかもしれない
このアクションカメラの電源が入っていて画面が点灯していない場合、USBケーブルを接続してPCでファイルを操作する場合、電源/モードボタンを短押し、画像のようにUディスクモードを選択肢なければなりません。この操作をしないとPCと正しく接続できず、アクションカメラを認識できませんでした。
ただ、これは前述のような『電源が入っていて画面が点灯していない場合』との条件で発生するようです。その他のパターンでは素直にこの画面が自動で出てきました。
一般的なアクションカメラの場合、どんな状況でもPCとUSB接続すると画面が点灯し、このようなモード選択画面が出るので、「ああ選択しなければならないんだな」とわかるのですが、前述の特定条件下だと、このアクションカメラはPCと接続しても画面が点灯せず消灯したままで、なおかつPCから認識しないでの少し焦りました。特定条件下だとPCと接続したら前面の電源/モードボタンを押し、手動で画面を点灯させる必要があるので注意してください。
前述のようにモードを選択したら、この画像のようにUSBメモリと同じようにエクスプローラーで認識します。生成されるファイル名は日時に依存するのでわかりやすいです。
△アクションカメラはUSB Micro A、充電器はUSB Micro Bとそれぞれ別のUSB端子
このアクションカメラ本体のUSBポートは、1世代前のUSB Micro Aで、付属の充電器のUSBポートは現在スマホなどで主流のUSB MicroBです。本体と充電器のUSBポートが違うのは少し面倒です。
○安い
なんと言っても安いのは魅力的です。4Kの30fpsが撮影できるアクションカメラが5千円を切るのは安いです。更に言及すると、前述したように4Kでも解像度が少し変わっている物も海外製アクションカメラは多いのですが、こちらはきちんと4Kの標準規格として採用されている3860×2160です。フルハイビジョン(1920×1080)のちょうど4倍の解像度なので、エンコードしたりとファイルを弄るにしてもなにかと便利です。
フレームレートも安いアクションカメラの場合、24fpsなんて物も少なくありませんが、こちらもきちんと30fpsです。安くてなおかつ癖のないオーソドックスなアクションカメラであることは結構重要です。
総評
安いながらも4Kの30fps録画ができ、フルハイビジョンだと60dpsで録画できるモードもあります。また、720Pだと120fpsなんてモードまで。動画の撮影では癖のない解像度、フレームレートなので安心して使用できるアクションカメラです。安いアクションカメラの場合、解像度やフレームレートでコストカットを図っている物も少なくなく、このあたり標準とは少し違った物もあるので購入前に詳細にチェックした方が良いです。その点、このアクションカメラは全て標準規格に則っているので安心です。
こんな人にお勧め
- 4K30fpsの動画撮影ができるアクションカメラが欲しい人
- オーソドックスなアクションカメラが欲しい人
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