今回レビューするのは、TRANYAさんのワイヤレスイヤホン『T2』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
特徴
- 【最先端Bluetooth5.0採用・自動ペアリング】最新Bluetooth5.0技術を採用し、接続後の安定性も抜群に良く、従来より省電力化がすすみ、転送速度が最大2倍に拡大しました。更に、完全ワイヤレスイヤホンなので、邪魔になりやすいコードがなく余計なストレスを感じません。簡単に絡まったり、ほどけなかったり、こんな問題からすぐに解放でき、ストレスフリーな環境で、音楽を楽しめます。高機能のイヤホンですので、ケースからイヤホンを取り出すだけで電源が入るので電源ボタンを押す必要がありません。イヤホン同士のペアリングが自動的にされるので、あとはデバイスをワンタップするだけで簡単にペアリングが完了です。一度登録したデバイスには自動的にペアリングされるオートペアリング機能もあり、とても簡単です。
- 【超長再生時間・磁石式充電ケース】イヤホン本体1回の満タン充電で6-8時間連続使用可能です。磁石式でカチッと充電できる収納ケース付き、イヤホンの紛失防止だけではなく、500mAh容量イヤホンケースで待機時間が100hまで伸べます。充電と収納両立です‼
- 【高音質・密閉性】複合鼓膜を採用するので、低・中・高のすべての帯域に絶妙なバランスを与え、従来モデルより立体的なサウンドを楽しめます。力強く豊かな重低音をクリアにバランスよく再生できるとともに、遮音性を高めた筐体デザイン採用することで、密閉型ならではの高音質再生を実現します。驚きの3Dステレオサウンドを再現しました。 音楽再生・停止・スキップなどのコントロール機能や通話機能を搭載されます。ワンボタンで全ての操作を完成します。
- 【超フィット感・防水機能】スポーツ中に激しく動いても、耳から抜け落ちにくい人間工学に基づいた形状と素材の研究から開発した柔軟なイヤチップを採用しました。耳にしっかりとフィットし、疲れにくく快適性を実現する軽量デザインを採用しています。通勤・通学などの日常用としてもご活用いただけます。IPX5防水設計により水の侵入を防ぐ、水洗い、汗や水しぶき、急な雨などからイヤホンを守りますので、スポーツやトレーニングにも気兼ねなく使えます。※ご注意:充電ケースは防水仕様ではありません。
- 【梱包・保証】Bluetoothイヤホン双耳+充電ケース本体+イヤーピース×4ペア(XS,S,M,L)+USB充電ケーブル+日本語取扱説明書。
長所と短所
- ○セパレートタイプなので邪魔な物が一切無い
- △セパレートタイプとしては大きめ
- ○オートペアリングなので接続が楽
- ○音質、受信感度問題なし
- ◎動画の再生で音ズレ一切なし
- ○イヤホンのボタンで曲や音量の変更ができる
- ○左右どちらも片耳イヤホンとして使用できる
- ◎音楽再生でバッテリーが6時間持つ
- ○ケースの内蔵バッテリーが1000mAhと多い
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
イヤホン。
ケース。
USBケーブル。
イヤーピース。
説明書。
説明書は多言語版ですが日本語ページあり。
動画
スペック
対応コーデック:AAC、SBC
Bluetoothバージョン:Bluetooth 5.0
再生持続時間:6-8時間
通話時間:6-8時間
電圧:3.7V
防水等級:iPX5
電池容量:500mAh
イヤホン重量:約4.2g
音声アシスタント:シリ
マルチポイント接続:対応
プロフィル:A2DP/AVRCP/HFP/HSP
通信距離:見通し最大約10メートル
充電所要時間:イヤホン→約30分)
充電ケース→1~2時間
使用した感想
○セパレートタイプなので邪魔な物が一切無い
このイヤホンはいわゆるセパレートタイプと言われる物で、左右を繋ぐコードすら無い完全コードレスのイヤホンです。一般的なイヤホンは無線と言っても左右を繋ぐコードがあるのですが、これはそれすらありません。
左右を繋ぐコードが無いことのメリットは下記のようなことになります。
- 首筋や服に擦れるコードが無いのでタッチノイズが発生しない
- どんなに動いても体に触れる物が無いので邪魔にならない
また、デメリットは下記の通りです。
- 価格が高くなる
- イヤホン本体のボタンで音量や曲の変更ができないことがある
- 左右をシンクロさせる技術が難しく音ズレが発生する場合がある
ただ、このイヤホンはデメリットの(2)と(3)は解決していました。詳しくは後述します。
△セパレートタイプとしては大きめ
セパレートタイプは耳の穴にイヤホンを填めるだけなので極小なことがほとんどです。このイヤホンも小さいことは小さいのですが、他の極小と呼べるイヤホンほどは小さくありません。それらより一回り大きい感じ。見た目も少しゴツいです。
とは言え、100円玉と比較しても一番大きい面がそれと同じくらいななので実用上問題ありません。ただ、極小タイプと比べて一回り大きいので、耳に当たる面積も大きいようで、若干掛け心地に違和感がありました。
他の極小タイプと比較すると画像のように一回り大きいことが分かると思います。気にする人はもしかしたら気にするかな…と言ったレベルなので、ほとんどの方には問題ないと思います。
重量は左右両方合計で9.8gなので問題ありません。他の極小タイプと比較すると一回り大きいのですが、重さは全くと言って良いほど変わりませんでした。
○オートペアリングなので接続が楽
ケースからイヤホンを取り出すと自動的に電源が入りペアリング(接続)状態になるオートペアリング機能のあるイヤホンです。初回ペアリング時はケースから取り出し、スマホなど接続する端末で出てきたこのイヤホンを選択して終了。2回目以降の接続はケースを取り出すと自分では何も操作する必要はなく自動的に接続されます。
端末名は両耳でペアリングすると『T2-R』となり、同時に右耳の片耳イヤホンとしても登録されます。また、左の片耳イヤホンとして使用する場合、前述とは別に左耳だけケースから取り出してペアリングする必要があります。その端末名は『T2-L』です。
地味ですが左右で違う端末名になるのはわかりやすくて便利です。また、片耳イヤホンとして使用しているとき、もう片方をケースから取り出してペアリングすると、自動的に両耳イヤホンとしてペアリングされ直します。ちなみに、その際スマホやPCなどから音は漏れません。ペアリングし直すときは音楽の再生などは一時停止しているようです。電車の中などで片耳から両耳に仕様を変えるときも安心です。
○音質、受信感度問題なし
音質はそれほど拘りがある方ではありませんが問題ありません。ややシャカシャカした軽い感じはしますが、スマホと接続して気軽に音楽を聞く私の用途では十分です。また、受信感度も強く、屋内で8m離れて音が途切れることは一切ありませんでした。
◎動画の再生で音ズレ一切なし
一番驚いたのは動画の再生でも音ズレが一切なかったことです。厳密に書くと無線は人間が知覚できないタイムラグはあるので、音ズレがないと言うか感じられないとなりますが、注意深く口の動きを見て声を聞いても音ズレは全く感じませんでした。ちなみに、実験に使用した動画は映画の寅さんです。この映画は皆喋りまくるので絶好のテストになりました。また、スマホでもPCでも音ズレは確認できなかったので、間違いなく音ズレのないイヤホンと言って差し支えないと思います。
セパレートタイプはここが弱点で、音ズレが0コンマ何秒ある物が多いです。片耳として使用すると音ズレは感じないのですが、前述したように左右をシンクロする技術が難しいようで、両耳として使用すると音ズレがあるなんてことは数多く経験してきました。特に安いセパレートタイプはこの傾向が強いです。
先日使用したイヤホンも音ズレがなくて驚いたのですが、それは9千円近くしたため、高価な物だとそうなのかな、そうなってきているのかなと思ったのですが、5千円ほどで購入できるこちらも音ズレがありませんでした。
○イヤホンのボタンで曲や音量の変更ができる
セパレートタイプは本体のボタンが基本的に1つ(左右両方で2つ)しかないため、イヤホンのボタンで音量や曲の変更ができない物が少なくありません。しかし、このイヤホンはそのどちらもできました。
操作方法は下記の通りになります。注意点としては片耳で使用した場合音量の変更ができない事。そして、右を使用した場合は次の曲、左を使用した場合は前の曲の移動しかできない事です。
- 【電源オン/オフ】左右どちらかを3秒長押し
- 【再生/一時停止】左右どちらかを短押し
- 【音量アップ】右をダブルクリック(片耳使用では操作不可)
- 【音量ダウン】左をダブルクリック(片耳使用では操作不可)
- 【次の曲】右を2秒長押し
- 【前の曲】左を2秒長押し
曲の変更は2秒長押しで、電源オフも同じ長押しでこちらは3秒なので、この手の操作体系だとタイミングを間違え、次の曲にしたかったのに長く押しすぎて電源を切ってしまったなんてことが起こりやすいです。しかし、このイヤホンは長押し2秒で曲の変更が有効になると『ピッ』という警告音が流れます。この警告音が流れたら指を離すと曲が移動される親切設計。この警告音を無視して更に長押しを続けると電源がオフになります。なので、曲を変更したいのに間違って長押ししすぎて電源を切ってしまうなんてことは起こりません。これはよく考えられていると感じました。
○左右どちらも片耳イヤホンとして使用できる
前述もしましたが、このイヤホンは両耳イヤホンとして使用するだけではなく、左右どちらも片耳イヤホンとして使用できます。
ジョギングやサイクリング時は両耳イヤホンとして使用すると周囲の音が聞こえず、近付いてくる車の音や角の先で遊ぶ子供の声などが聞こえず危険なので片耳での使用をお勧めします。両耳でも片耳でも使用できるので、このようにシーンに合わせて使い分けができます。
また、片耳イヤホンとして使用し、バッテリーが切れたらケースにセットされているもう片方のイヤホンと切り替えということを繰り返すと、延々バッテリー切れの心配をすることなく使用することができます。
◎音楽再生でバッテリーが6時間持つ
セパレートタイプは現在、3時間30分前後のバッテリー持ちが多いのですが、このイヤホンは6時間5分バッテリーが持ちました。このバッテリー持ちの少なさがセパレートタイプの弱点だったのですが最近はだいぶ改善されたようで、一気にバッテリー持ちが上がっているようです。
もう少し具体的に書くと、6時間2分で初めての警告アナウンス「ロウバッテリー」と流れ、その後もう1度2分後にこれが繰り返され、それから1分ほどの合計6時間5分で完全にバッテリーが切れました。
また、片耳だともっと持つのかと思い、そちらも実験してみました。その結果、片耳だと7時間15分で1回目の「ローバッテリー」との警告アナウンスが流れ、その2分後に2回目の警告アナウンス。そしてその1分後の7時間18分でバッテリーが切れました。やはり両耳として使用するより片耳として使用した方がバッテリーが持ち、片耳だと7時間18分との実験結果となりました。
もうこれだけバッテリーが持つとセパレートタイプの弱点とは言えなくなってきました。左右を繋ぐコードのあるイヤホンは8時間くらいですからね。6時間持てば通勤、通学+αでもだいぶ余裕があるので安心です。
○ケースの内蔵バッテリーが1000mAhと多い
イヤホンのバッテリーも長く持つのでありがたいのですが、ケースに内蔵されているバッテリーも1000mAhと多いです。セパレートタイプ付属のバッテリー内蔵ケースの平均としては、400~800mAhと言ったところなので、こちらも標準を大きく上回ります。
ちなみに、充電は空から満充電で1時間55分かかりました。
充電中は画像のように、イヤホンの赤色LEDライトが点灯。充電が完了すると消灯します。また、ケースの白色LEDはUSBケーブルを接続してケース自体を充電しているときに点灯。それ以外は消灯しています。ただ、ケースのバッテリー残量を示すLEDライトは3つだけのため細かい残量はわかりません。大雑把にしかわからないのは難点です。
総評
バッテリーが6時間持つこと。音ズレが一切ないこと。この2つが他に中々ない特徴になります。長めの通勤、通学で使用する方、動画を良く見る方に向いていると思います。
こんな人にお勧め
- バッテリーが6時間持つセパレートタイプが欲しい人
- 音ズレのないセパレートタイプが欲しい人
- 動画をよく見る人
- イヤホンのボタンで曲や音量の変更をしたい人
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