目次
長所と短所
- ○パーツが少ない
- ○組み立てが簡単
- ○関節がヌルヌル動く
- ○関節が強い
- ×武器はビームサーベル1本のみ
- ×盾のがポロポロ取れる
作業時間
- 組み立て:約3時間
- スミ入れ:約10分
- つや消しスプレー:約10分
はじめに
2006年に全バージョンのギャンが出ていたのですが、今回は実に10年ぶりのリニューアルとなります。以前出ていたギャンはフォール無も野暮ったく、合わせ目も結構露出していて、ファンの間でも酷評に近い評価を受けるあまりできの良いキットではなかったのですが、さすがに10年の技術の進歩、そして現在最も新しいシリーズのREVIVEだけあり、これらの不満を全て解消していました。
組み立て工程
化粧箱。10年ぶりのギャンです。厚みは一般的なHGと同じくらいです。
説明書。工程も他のガンプラと同じくらいでそれほど複雑な工程はありませんでした。
ランナーとシール。このキットは武器がビームサーベル1本のみなのでランナーは少ないです。また、シールはモノアイとコックピット部分に貼る2個のみでこちらも少なくお手軽。
そしていつものようにランナーを重ならないように並べて準備完了。今までのREVIVEに比べてランナーが少なく簡単そうです。
胸部。サクッと完了。難しいことは何も無し。
頭部。こちらも実にシンプルんま顔なので複雑な組み立ては無し。モノアイも十字のパーツの真ん中に付けるので実に簡単でした。
胸部と頭部を合体。形になってきました。しかし独特の顔ですね。
腕部。こちらも実に簡単。ザクやグフのように肩にトゲがあったり、ガンダムやジムのように肩を覆う外郭もないので本当に簡単で工程がわかりやすいです。
そして肘関節は180度近く無理なく曲がるので多様なポージングが可能です。
腕部を合体。これで上半身ができ上がりました。本当に簡単。
脚部。こちらも1つ1つのパーツが大きく、細かいパーツが無いので組み立てが楽ちんでした。
膝関節の可動も股と脹ら脛が物理的に当たる限界まで曲がります。
腰部。こちらもザクのような廃熱パイプ等細かいパーツが無いのでサクサク組み上がりました。
そして今までの者を合体させ本体は完了。武器はビームサーベルのみで、あとは盾だけなのでほぼ完成です。
ビームサーベルと盾を君で持たせたところ。
やはりギャンと言えばこの盾が特徴的ですね。存在感あります。
フォルムは旧キットに比べてかなり改善されています。格好良い。
アップで見ると変な顔なのですが全体で見ると味がある不思議なギャン。
以上、組み立て工程でした。
今までのREVIVEの中で最も組みやすいキットでした。
スミ入れ工程
スミ入れ工程の前にいつもの水洗い。削りカスを落とします。
適度にバラしてスミ入れ準備完了。
今回は流し込み用で全てスミ入れしました。壮大にはみ出ていますが…。ちなみに、足裏の肉抜きは無し。
今回は焦らず数時間乾かしてから消しゴムを掛けたのですが、びっくりするくらいサクサクとはみ出た部分が落ちていきました。完全に乾かせばここまで簡単に落ちるのね…。前回ははやる気持ちが前に出て消しゴムを掛けるのが速すぎたみたいです。
以上、スミ入れ工程でした。
流し込み用はしっかり乾燥させると消しゴミで軽く擦るだけで簡単に消えるんですね。簡単すぎてビックリ。これからはこれ1本で行くかも…。
つや消しスプレー工程
つや消しスプレーの前に消しゴムかすを流すためにもう1度水洗い。
そしてつや消しスプレーの前にもう1度組み上げて準備完了。
今回も簡易的に床と壁を新聞紙で保護してつや消しスプレー。
つや消しスプレーを2回吹き付けて終了。武器はビームサーベルだけなのでサクッと終わりました。
つや消しスプレーをするとプラスチック丸出しの光沢が消えるので落ち着きが出ます。
以上、つや消しスプレー工程でした。
組み立てが簡単
このキットには武器がビームサーベル1本のみで、かつ予備パーツは手が1個だけの余剰パーツが全くと言って良いほどない作りになっているので、組み立ては非常に簡単で3時間弱で組み立ては全て終わってしまいました。
また、パーツ1個1個の大きさも大ぶりで、足のパーツなんかは裾が広がっていて非常に組み立てやすかったです。それでいて完全色分けですからね。非常に良くできたキットだと思います。
関節が強い
REVIVEシリーズは関節がヌルヌル動く反面、ポロッと取れてしまう脆さもあるのですが、このキットは全ての関節がみっちりきっちりはまり、いくら動かしてみても取れる気配は一切ありませんでした。REVIVEは肩や股の付け根なんかが結構弱いんですけどね。この部分もガチッとはまりそれでいてヌルヌル動きました。
REVIVEのフォルムはMGと酷似
REVIVEシリーズは今までいくつか作ってきたのですが、1/144でありながら1/100のMGのフォルムにかなり近くなっています。今までHGの1/144はやはりMGの1/100に比べてフォルムがチープになっていたのですが、このフォールムのチープさは全くと言って良いほど無いと思います。
盾の固定にコツあり
旧キットのギャンは盾を上手く固定させられないことが不満として多く言われていたのですが、今回は盾をきちんと固定させることができました。ただ、ちょっとしたコツがあります。以下の写真のような方向からじゃないと上手くジョイントが填まりません。他の方向からジョイントで挟み込むと空間ができてスカスカになってポロポロ盾が外れてしまいます。最初は「また旧キットのように盾が固定できないのか~」と思ったのですが、ある方向限定で固定できました。まあこれでも腕はくるくる回転できるので、盾が向く位置に制限はないので問題ありません。
総評
このREVIVEギャンは旧キットの不満点を全て解消しており、それでいてREVIVEの気になるところだった間接の脆さ(取れやすさ)も無く、ほぼ完璧なキットなのではないでしょうか。REVIVEはグフ、キュベレイ、Mk-Ⅱと作ってきましたが、最もトータルバランス(フォルム、色分け、合わせ目処理、関節の動き、関節の強さ、等)の良いキットだと思います。
こんな人にお勧め
- 旧キットのギャンに不満があった人
- ガンプラ初心者
- 簡単なガンプラが欲しい人
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