今回レビューするのは、Vamvoさんのミニプロジェクター『L4200』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
- ➤【驚きの明るさと画質】:最新な光学システムとエンジンを採用し、リアル解像度は1280*720 pで、最大解像度1080Pで、3200lmルーメンを至って、普通のプロジェクターより明るさは50 %アップし、解像度は30 %アップしました。2000: 1 の高コントラスト比は、鮮明な画像と鮮やかな色を提供できます。取説【二年安心サービス】
- ➤【自宅の映画館】:1.5~4.5mの投影距離によって、40-200インチの大画面を投影できます。推奨画面サイズは80インチで、投影距離は2.5mです。この投影距離は最適な画質とコントラストを提供できます。約1万円程で、自宅でもシアターとして映画を楽しむことができます。
- ➤【ミニサイズ&収納バッグ】:25*16*8の小さいサイズで、持ち運びがしやすいようにカバンも用意しています。シンプルで落ち着いた黒のカバンで、共に2KGも未満、スピーカーも搭載しており、場所を問わず、どこでも映画を楽しみましょう。
- ➤【多様な接続】:vamvo プロジェクターはAV、VGA、USB、SD、HDMIなどの入力端子が搭載しており、Fire TV Stick、PC、ラップトップ、DVD プレーヤー、PS3/ PS4、Xbox、TV box、ゲーム機、USBメモリー、Google Chromecastなど様々な周辺機器と接続ができます。また、iPad、iPhone、Androidスマートフォンにも適用しています。
長所と短所
- ◎小さくて取り扱いしやすい
- ○入力ソースは必要十分
- ○画質が良い
- ◎台形補正機能がある
- △ファンの音が結構する
- ○操作が簡単
- ○リモコンの反応が良好
- ○ケースがあるので持ち運びも整理もしやすい
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
プロジェクター。
HDMIケーブル。
電源ケーブル。
AVケーブル。
ケース。
合格証とサンキューカード。
説明書。日本語ページがきちんとあります。
動画
スペック
輝度:3200ルーメン
投影距離:1.5~5.6m
コントラスト比:2000:1
アスペクト比:4: 3/16: 9
投影サイズ:44~200インチ
ランプ寿命:50000時間以上
キーストーン:マニュアル±15°
ネイティブ解像度:1280x720 pixels
サポート解像度:1920*1080 pixels
使用した感想
◎小さくて取り扱いしやすい
このプロジェクターはいわゆるミニプロジェクターと呼ばれる物で、一般的なフルサイズのプロジェクターと比べて圧倒的に小さいです。さすがに手の平に載るとまではいきませんが、幅25cm×奥行き16cm×高さ8cmとコンパクト。机の上に置いても存在感はあまりなく、一般家庭で手軽に使用するには持って来いです。
コンパクトだと何が良いかと言うと、まず仕舞う場所を取らないことが1点。私の場合、プロジェクターは出しっぱなしではなく、必要なときに出し、使い終わったらクローゼットにしまいます。その時に収納スペースを取らないことは大きなメリットです。
また、出し入れが楽と言うのも1点。使用するときにだけだし、終わったら仕舞うことを繰り返すと、たまにでも面倒になって適当になってしまいます。本当はクローゼットの所定の場所にしまうのが1番スマートなのに、面倒になって部屋の隅っこにぞんざいに置いてしまうとか…。実際にフルサイズのプロジェクターではこれがありました。しかし、このプロジェクターはミニプロジェクターなので、簡単にクローゼットの奥から出して、簡単に片付けてられます。後述しますが、これには専用のキャリーバッグも一役買っています。
プロジェクターに関しては小さくてデメリットは基本的にないので、個人的には小さい方が好みです。小さいことのデメリットを上げるとすると、入力ソースが減ることくらいです。入力ソースとは、HDMIUSB端子だったり、それら端子類が面積の関係で少なくなる…と言うことです。この件に関しても後述しますがクリアしていました。
○入力ソースは必要十分
前述したようにプロジェクターが小さくなるデメリットとしては、ほぼ唯一と言って良い入力ソースの減少ですが、このミニプロジェクターはフルサイズプロジェクターの入力ソースと遜色在りませんでした。と言うのも、これも前述しましたが、ミニプロジェクターと言っても、最小クラスではないからです。これよりも小さく、手の平に載るくらいのプロジェクターもあります。ただ、そうするとやはり入力端子を設置するスペースがなくなり、接続できる端子類は激減してしまいます。この辺りは変換アダプターなどで対応しているプロジェクターもあるのですが、いちいち変換アダプターを取り出して接続して…は面倒ですよね。
小さいプロジェクターを選ぶ際、手の平に載るくらいの最小タイプを選び、入力ソースを犠牲にする or 変換アダプターを使用するか、このようなバランスの良い中間のプロジェクターを選び、入力ソースはフルサイズと変わらないようにするか…です。これは好みにもよるので一概にどちらが良いかと言える物ではありませんが、外に持ち出したり、友人の家に頻繁に持っていかないのであれば、これくらいのミニプロジェクターは家庭用としてはベスとかなと思います。
その入力ソースですが、画像の右からVGA、AV、ヘッドホン、USB端子×2、HDMI、赤外線受信機です。十分だと思います。フルサイズで入力端子が豊富なプロジェクターの場合、これに加えてDVIがあったり、HDMI端子がもう1つあるくらい。
この画像はUSBメモリを入力ソースに差し込んだところです。この状態でプロジェクターを操作し、USBメモリの中の動画ファイルを選択すると再生して投影してくれます。個人的にはこの使い方を1番しています。いちいちHDMIケーブルを繋いだりしなくて良いので手軽です。ただ、この場合は再生する動画ファイルに限りがあるので注意してください。特にmp4動画の場合、再生できる物とできない物にバラツキがありました。MKVファイルは手持ちを10個以上試しましたが全部再生されました。
USBメモリに入れて再生できる動画ファイルは下記になります。ただ、前述したように動画ファイルの形式は同じでも、中身は解像度やビットレートが違ったりするので、再生できるかどうかはやってみないとわかりません。
○画質が良い
画質は十分良いと思います。大画面として投影しても画質の荒さやにじみは感じませんでした。ちなみに、投影しているのは大好きなドラマの『クリミナル・マインド』です。
プロジェクターの大きな魅力でもある視野角の広さですが、こちらもバッチリで上下左右ほぼ真横から見ても色の変化や色が暗くなることもなし。技術的な詳しいことは省きますが、液晶モニタだとこうはいきません。このようなプロジェクターの特性のおかげで、どの位置、どの角度から見ても同じように綺麗な色で見られます。映画館がそうですよね。多人数で見る場合や、色んな位置から見ることになるような場合、プロジェクターは最適です。
ちなみに、今回使用したプロジェクタースクリーンはこちらになります。
明るさですが、数値的には計測できないのでなんとも言えませんが、実際に使用したところ明るさが不足して見づらいなどはありませんでした。勿論、昼間にカーテンを全開にして部屋の明かりも付けっぱなしだとうっすら見えるだけで視聴するのは難しいです。しかし、昼間でも部屋の電気を消し、薄めのカーテンでも閉めれば十分見ることはできますし、真っ暗にすれば非常に綺麗に見えます。字幕が見辛いなんてこともありませんでした。
ちなみに、前述のクリミナル・マインドの映像ですが、あれは昼間にカーテンを閉め、部屋をオレンジ色の薄暗い状態での様子です。写真での撮影なので補正が掛かって正確に映し出せているかは微妙ですが、きちんと綺麗にハッキリくっきり見えています。最初の方に掲載した動画にもそのシーンはあるので、詳しく知りたい方はそちらを見てください。
◎台形補正機能がある
このプロジェクターには『台形補正機能』があります。個人的にはこれは超重要で必須条件です。プロジェクターを少し斜め上に傾けて投影すると、投影された画面は長方形ではなく台形になってしまいます。この台形をきちんとした長方形に補正してくれるのが台形補正機能です。補正角度は±15度までなので、思い切り上に傾けて…なんてことはできませんが、家庭で気軽に使用するには必須だと思います。きちんと高さ調整が任意にできるプロジェクター専用台なんて家庭にはあまりありませんからね。そのようなときに適当に机の上にプロジェクターを置き、投影したい高さに傾けるというやり方が家庭では最も手軽だと思います。
その台形補正機能ですが、レンズから見て奥の台形補正ツマミを上下に動かして補正します。レンズに近い方のツマミは焦点調整ツマミです。焦点調整ツマミは動かすと、画像のようにレンズが出たり引っ込んだりし、ボケを調整してくっきりした映像にしてくれます。
ちなみに、プロジェクターの底面前真ん中に指で回す傾き調整ネジがあります。これを出したり引っ込めたりすることで上にプロジェクターを傾けることができます。
△ファンの音が結構する
静音とは謳っていますが、やはりそこはプロジェクターの宿命と言うか、ファンの音は結構します。真横に置いて視聴すると結構苦しい物があります。できれば少し離れたいところ。
しかし、しっかりとファンが回るおかげで、プロジェクター本体は室温32度の状態でも、手で触ってやんわり温いかな程度の素晴らしい冷却性能でした。ただし、その分ファンの吹き出し口からは生暖かい空気がガンガン出てきます。
○操作が簡単
操作は一般的なプロジェクターと全く同じです。本体に付いているボタンもリモコンもメニューも、この手の海外製プロジェクターはどれもほぼ一緒です。
設定はメニューボタンを押し、それぞれのアイコンに合わせ、上下左右のボタンで移動。好きな設定をOKボタンで選ぶだけです。設定に関して私はほぼ弄っていません。このままですぐに使用できますし、難しいものはありません。
説明書は日本語単独の物ですし、メニューや設定項目自体多くないので詰まることはないと思います。初心者でも10分も弄っていれば使い方はわかるでしょう。
○リモコンの反応が良好
このような海外製のプロジェクターの場合、リモコンの反応が悪いことが少なくありません。理由はリモコンのボタンの造りが悪く、接触自体が悪かったり、赤外線の受信範囲が狭かったり…。大抵リモコンの反応速度や感度が悪い場合はどちらかです。ただ、これはリモコンの感度や反応速度が非常に良かったです。何故だろうと思ったら、前述の画像にもありましたが、背面にも赤外線受受信機があるからです。
プロジェクターは正面から操作するより、後ろから操作する方が多いんですよね。正確にはプロジェクターより後ろから映像を見ているので、結果的に自分とプロジェクターの位置関係がそうなるのですが…。なので、背面にリモコンの赤外線受信機があるのは実に理に適っています。ちなみに、正面にも赤外線受信機があるので、正面からも背面からも同じようにリモコンを使用できます。これは素晴らしかったです。
リモコンは単四電池2本で稼働します。
リモコンボタンの説明もきちんと日本語でされています。わかりやすいです。
○ケースがあるので持ち運びも整理もしやすい
意外と良かったのが付属品のキャリングケースです。クッションがきちんと入っているので衝撃にも安心です。プロジェクター、付属のケーブル類、リモコン、説明書が全部入ります。持ち手も付いているので持ち運びの際に便利です。それだけではなく、家で使用して仕舞う際も便利に利用できます。このプロジェクター周りの細かい物を全部ここにまとめておけるので整理がしやすいです。
総評
コンパクトなミニプロジェクターながら、入力ソースはフルサイズプロジェクターと遜色ありませんし、画質も音質も変わらないと思います。一般家庭で使用するならこれくらいのサイズの方が扱いやすくて良いと思います。
こんな人にお勧め
- コンパクトなプロジェクターが欲しい人
- リモコン感度の良いプロジェクターが欲しい人
- 台形補正機能のあるプロジェクターが欲しい人
- キャリングケース付きのプロジェクターが欲しい人
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