今回レビューするのは、Tribitさんのワイヤレスイヤホン『C1』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
- 【VGP 2021 SUMMER受賞】: 国内最大級オーディオ&ビジュアル機器アワードを受賞しました。高音質設計にくわえ音声通話品質や操作性にこだわり、テレワークにも快適にご利用いただけるブルートゥースイヤホンです。
- クリアな音声通話 : 計4基(片側2基)搭載したマイクとcVc8.0テクノロジーにより、音声通話の妨げとなる環境雑音を低減します。街路や店舗、空港など、騒がしい場所でもクリアな通話を実現します。
- CDレベルのオーディオ品質 : Qualcomm最新チップ「QCC3040」を採用、高い通信品質とサウンドクオリティを実現しました。高音質コーデックaptXにも対応、クリアな中高域と張りのある低域をCDレベルのオーディオ品質でお楽しみいただけます。
- Bluetooth 5.2対応 : 最新規格のBluetooth 5.2に対応、省電力性能だけでなく接続範囲や接続安定性、データ転送速度も向上しています。低消費電力と超低遅延のリスニング体験を提供します。
- 物理ボタンを採用 : イヤホン本体には誤タッチの少ない物理ボタンを採用しました。スマートフォンに触れることなく、音量調整や着信応答、曲の再生・停止・スキップ、SiriなどAI機能の呼び出しをスムーズに行うことができます。
長所と短所
- ○小型軽量で耳の負担にならない
- ○イヤホンは物理ボタンでわかりやすい
- ○操作が一般的で簡単
- ◎apt-x対応の高音質
- ◎バッテリーが12時間持つ
- ○IPX5の防水性能
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
イヤホン。
ケース。
USB Type-Cケーブル。
イヤーピース。
説明書。日本語ページあり。
動画
使用した感想
○小型軽量で耳の負担にならない
このイヤホンは完全ワイヤレスイヤホンです。左右を繋ぐコードすらありません。いくら頭を振っても首や衣服に引っ掛かることはないので快適です。また、ベッドで寝てもコードは絡みませんし、両耳で使用しても片耳で使用しても自由です。
イヤホンは極小で、百円玉と比較してもいかに小さいかがよく分かります。また、重さは左右両方で10.7gと軽量。片方約5g程度なので、装着したときに下に引っ張られる感覚もありませんし、丸みを帯びた形状なので耳も痛くなりません。
計測するとマイク込みの高さが3.24cm×奥行き2.69cm×幅2.25cm。マイクが棒状に伸びているのですが、そこを除いたハウジング部分だけだと物凄く小さく、装着しても全く目立ちません。
ケースも小さく丸みを帯びており小さいです。重さはイヤホン込みで39.9gと軽量。持ち運びで苦になることはありませんし、小さくて丸みを帯びているのでポケットにスルッと入ります。
ケースの大きさは、幅6.37cm×高さ4.62cm×厚さ2.91cm。
完全ワイヤレスイヤホンの場合、しまうときには必ずケースに入れることになります。そのためケースの持ち運びは必須です。ケースの大きさがモバイル機器としての使い勝手を決めると言っても過言ではありません。その点、こちらは小さく軽く、丸い形をしているので、スリムジーンズにも難なく出し入れできました。
○イヤホンは物理ボタンでわかりやすい
Amazonの商品ページや説明書ではタッチボタンと書いてあるのですが、こちらのボタンは押すと凹むいわゆる物理ボタン、ハードボタンと言われる物です。画像のように棒状の側面に小さいボタンがあります。これを押して操作します。
イヤホンの形状はいわゆるカナル型です。イヤーピースを耳の穴の中に入れて装着するタイプ。イヤーピースを耳の中に入れる異物感が苦手な方もいますが、こちらは優しい装着感ですし、軽くて角張った部分もないので異物感は少ないと思います。
棒状に下に伸びた部分はマイクになっています。集音性能が良くなる形状なので、イヤホンをしたまま通話する方にも向いています。
タッチボタンは便利なのですが、イヤホンを装着するときや外すとき、不意に触って位置しない操作をしてしまうことがあります。しかし、こちらは物理ボタンなのでそのような誤タッチはありません。
実際に装着すると画像のようになります。マイクの棒状の部分が伸びているとは言っても短めなのでそれほど目立ちません。また、小さいので後ろから見るとほぼ隠れてしまい大仰な感じもしません。
タッチボタンは指で表面を触るだけなので、装着したままたくさん操作する方に向いています。なぜかというと触るだけで良いので耳に負担を掛けず、痛みが出づらい仕組みだからです。どちらが良いかは人それぞれですね。
- 頻繁に操作する人→タッチボタン
- 不意に触って誤操作したくない人→物理ボタン
○操作が一般的で簡単
操作は極めて一般的で癖はありません。少しだけ変わっているところを挙げると、長押しすると音量がどんどん変わるのは便利です。私の場合、バイクに乗っているときはエンジン音で聞こえづらいので大きな音を。降りたら迷惑にならないように小さめで…など、音量を頻繁に変えるので助かっています。
左 | 右 | ||
電源 |
電源オン | 音楽停止中長押し2秒 | |
電源オフ | 音楽停止中長押し6秒 | ||
音楽再生 |
再生 | 短押し1回 | |
一時停止 | |||
音量アップ | 音楽再生中に長押し | ||
音量ダウン | 音楽再生中に長押し | ||
次の曲 | 音楽再生中に短押し2回 | ||
前の曲 | 音楽再生中に短押し2回 | ||
電話 | 電話に出る | 短押し1回 | |
電話を切る | |||
通話拒否 | 短押し2回 | ||
他 |
音声アシスタント起動 | 短押し3回 |
物理ボタンは小さいので押しづらそうに見えるのですが、きちんとちょうど良い感じの突起になっていて、触ってすぐここがボタンと分かるので使いやすいです。
◎apt-x対応の高音質
音質はaptX対応の高音質です。aptXは標準規格として策定されているため安心です。apt-xはiPhoneでは使用できませんが、そちら用にはAACがあるので、AndroidでもiPhoneでもどちらでも高音質で聞くことができます。
音質 | 概要 | |
対応コーデック | aptX、AAC、SBC | |
高音 | 非常にクリアな音 | |
低音 | 割れたり歪んだりは感じず | |
音ズレ | スマホで映画を観て感じず | |
音質評価※1 | ||
★★★★★ |
※1 同タイプの他の物と比較しての評価(相対的評価)
音質は具体的に書くと『クリア』の一言に尽きます。これはaptXの説明でも言われていることで、CD音質並となっています。背後に細かい雑音などは全く聞こえません。
少し前までの完全ワイヤレスイヤホンの場合、aptXを謳っていてもクリア感はそれほど感じませんでした。しかし、このワイヤレスイヤホンは、高価だからなのか、間違いなくあのaptX音質でした。
◎バッテリーが12時間持つ
実際に音楽再生で実験しましたが、このイヤホンはバッテリーが約12時間持ちました。公称値とほぼ一致しています。
条件 | 仕様上 | 実験結果 |
両耳での音楽再生 | 12時間 | 12時間 |
片耳での音楽再生 | 同上 | 同上 |
充電 | 記載なし | 不明 |
バッテリー評価※1 | ||
★★★★★ |
※1 同タイプの他の物と比較しての評価(相対的評価)
完全ワイヤレスイヤホンで初めの頃はバッテリー持ちが4時間前後でした。その後段々伸びていったものの、課題はバッテリーと言われていました。しかし、今ではこのように完全ワイヤレスイヤホンでも12時間持つ物が出てきました。ここまで持てばなんの不満もありません。半日に出て使っても問題無いバッテリー持ちです。
ちなみに、ケースはUSB Type-Cケーブルで充電します。裏表の属性がないので脱着が楽です。
○IPX5の防水性能
防水性能はIPX5に対応しています。防水レベルの5とは、『あらゆる方向からの直接軍流水からの保護』となっています。ただ、その上の6では『強い』との文言が入ることから、この5ではあまりに強い噴流水、ゲリラ豪雨や台風、強いシャワーが直接当たると危ないです。
とはいえ、IPX5もあれば普通の生活で問題になることはありません。使用中に少し強め程度の雨に降られても平気ですし、シャワーもp強くなければ問題ありません。
総評
5千円程度のワイヤレスイヤホンなのですが、aptX対応で間違いの無いクリアな高音質。12時間のバッテリー持ち。これらを考えると非常にコスパの高い完全ワイヤレスイヤホンだと思います。
完全ワイヤレスイヤホンの課題としては、バッテリー持ちと音質が言われていたのですが、そのどちらもクリアしています。それでいて5千円なら十分お勧めできます。
こんな人にお勧め
- aptX対応の高音質な完全ワイヤレスイヤホンが欲しい人
- バッテリー持ちが12時間の完全ワイヤレスイヤホンが欲しい人
- 物理ボタンで操作する完全ワイヤレスイヤホンが欲しい人
- IPX5の完全ワイヤレスイヤホンが欲しい人
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