良い意味でぬるい旅バラエティ「ロケみつ 桜 稲垣早希のブログ旅」レビュー 評価はまだありません

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旅バラエティというジャンル

私は旅バラエティというジャンルがここ数年で大好きになってしまいました。

 

何故かを端的に言うと「毒がないから」です。

 

昨今のバラエティ番組は、人を引っぱたいたり蹴ったり、罵詈雑言を浴びせて笑いを取る物が多い気がします。また、同じようないつも見る芸人が、内輪ネタ盛り上がるので、他人の宴会を見せられているような気もします。

 

これはこれで良いんです。こういうものが面白いと思う人もいると思いますし、私も適度に見る分には笑います。しかしあまりにも多すぎて、近年はいささか食傷気味でした。

 

そんなとき、本当にたまたまこのブログ旅を深夜に見たところガッツリはまってしまいました。

 

まだ街をブラブラするだけの番組を楽しめるほど達観はしていないのですが、ブログ旅のような旅とバラエティをバランス良くミックスしたジャンル、番組が物凄く楽しく見られるようになりました。

 

最初に挙げた、人を引っぱたいたり、蹴っ飛ばしたり、悪口を言って笑いを取るものを「熱い」番組と表現するなら、この旅バラエティって良い意味で「ぬるい」番組なんだと思います。熱い番組ばかりで辟易していた私には、その温度加減がピッタリでした。

 

ちょっとだけ変な旅バラエティ

芸人が町を歩いて面白おかしく紹介する、その町で遊ぶという、テレビ東京の「モヤモヤさま~ず」とは違い、ちょっとした変わったルールが設けられています。

 

  1. 一日に二回サイコロを振って、出た目の数掛けるブログに寄せられたコメントの旅資金が貰える(一は全額没収、一が二回続くと旅終了)
  2. 各地のチェックポイントを通過してゴール地点を目指す
  3. ブログに1,000件コメントがなければ旅強制終了

 

ヨーロッパになってからこのサイコロルールが少し変わりましたが、主なルールはこの三点です。

 

このルールが絶妙で、お金は常にギリギリしかなく、貧乏旅になることがほとんどで、現地で知り合った人に安い宿を紹介して貰ったり、時には泊めて貰ったり、食事も必死で節約したり、毎回楽なばかりの旅には絶対にならないんです。ただそれでもたまにサイコロの出目に奇跡が起きて、豪遊旅になったりするのですが、それが今まで節約していた分、早希ちゃんがはしゃいだりして、またそれも面白いんです。大抵このあと全額没収になったりするんですけどね。

 

8割くらいはその日に泊まる宿代すら危ないレベルなので、時には泣いたり、同行ディレクターにグチグチ文句などもよく言っていました。

 

そしてやはり触れなければならないのは早希ちゃんのコスプレです。最初に見たときは意味がわかりませんでした。何故かエヴァの惣流・アスカ・ラングレーのコスプレで、何の説明もなくコスプレで普通に街を歩いています…。初めて見て面白かったので調べたら、アスカのモノマネ系のコントを売りにしてると知りました。

 

早希ちゃんの魅力

可愛いは正義とは言いませんが、早希ちゃん普通に可愛いです。正直タイプです。

 

関東では余り名前が知られていませんが、関西では売れっ子のようです。

 

関東民の受難

このブログ旅は関西の番組です。なので、関東のTBSで放送するときは、酷いときだと一ヶ月以上遅れての放送になり、放送時間はなんと平日月曜日の深夜三時前後という凶悪ぶり…。酷いときは遅れて四時放送なんてこともありました。

 

今年四月から始まる、ロケみつフライデーって関東で放送しないんですかね…。いくら番組表を検索しても出て来ないのですが。と言うか、ヨーロッパブログ旅が尻切れで関東は終わってしまったのですが…。無責任すぎます。

 

ヨーロッパへ移ってからの難点

このブログ旅は、もう5年以上続いている人気番組であり長寿番組です。二十代前半だった早希ちゃんももう三十路です…。関西、四国、西日本、そして今やっているヨーロッパで四作目のブログ旅です。

 

日本のブログ旅の時は、地元民とのふれあい、地元民の面白キャラ、助けて貰う面白さ、助けて貰えないで途方に暮れる面白さなど、地元民との交流も面白い要素の一つでした。しかし今回は言葉の通じないヨーロッパです。地元の人とのふれあいはほとんどありません。あってもかなり薄いか、偶然出会った日本人とばかりです。これではブログ旅の大きな魅力である、地元民とのふれあいがごっそりなくなってしまってしまいました。

 

また、サイコロシステムがかなり変更され、日本国内の貧乏旅とは打って変わり、常に潤沢な資金があり、ほとんど豪遊に近いブログ旅になってしまいました。これでどうなるのかと言うと、なんの苦労もなく各地の観光名所を回るわけですから、単なる観光名所紹介の番組になってしまったんです。

 

治安が悪い、読めない外国ですから、野宿や素人の家に泊めて貰うのは避けたいとの思いから、サイコロシステムを緩くしたんでしょうけどね。ここでも一つブログ旅の面白さが失われてしまっていました。

 

このような点から、結果論ではありますが、ヨーロッパの選択はミスだったと思います。日本国内で三作やっていますから、マンネリを気にする制作者側の気持ちもわかりますけどね…。

 

こんな人のお勧め

  • 暴力や悪口で笑いを取るバラエティに飽きてきた人
  • 純粋な旅番組を見るまでには達観していない人

 

頼むから今後も関東で放送を

このブログ旅は、同系統を挙げると、旅猿、ウンナンの気分は上々、水曜どうでしょうなどだと思います。これらが好きな人は、ブログ旅も見てみることをお勧めします。

 

そして先にも述べましたが、どうも関東でロケみつを放送する気配がありません。どうか関東のファンに救いの手を…。

 

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