目次
特徴
- 1)【画期的な完全ワイヤレス イヤホン】Q29はケーブルの無い左右独立型の完全ワイヤレスイヤホンです!海外では「True Wireless」とも呼ばれており最新のBluetooth イヤホンの形です!ケーブルから解き放たれ、服との摩擦によるノイズや断線の心配もなく、より快適に音楽を楽しめます。また、Bluetooth イヤホン(片耳Bluetooth イヤホン)としても利用でき、オフィスワーク中や運転中も大活躍できます。さらに、障害物なしの状況であれば最大10メートルまで左右離しても利用できますので、恋人や友達同士で一緒に音楽を楽しむなど、利用シーンでグッと広がります!
- 2)【充電スタンド付属&小型・超軽量・抜群なフィット感】充電機能搭載のコンパクトなスタンド(収納箱)が付属しており、イヤホンを入れるだけで充電がスタートしますので、収納および持ち運びがしやすく、運動や出張、旅行などのお出掛けに最適です。約1時間でフル充電でき、待機時間約40時間、連続再生約2.5時間となっております。長時間お使いになる場合は片耳で使っていただき、バッテリが切れそうになりましたらもう片方に交換し、その間にケースに入れておくという使い方をお勧めしています。丸みを帯びたコンパクトなボディーで超軽量(片耳5.3g)のため、カナル式ですが圧迫感は軽めで長時間使用しても耳が痛くなりにくいです。耳の中にすっぽり入りフィット感がいいので、ウォーキングやランニング中に使用しても落ちにくく、運転中はもちろん、スポーツにも最適です。3種類のイヤーピースを付属していますので、お客様の耳のサイズに合わせてぜひお試しください。
- 3)【信頼できる老舗のイヤホンメーカーSoundPEATS サウンドピーツ】SoundPEATS(サウンドピーツ)はBluetooth イヤホン(ブルートゥース イヤホン)やスピーカーなどのオーディオ製品を専門的に取り扱うメーカーです。Amazon.comでの販売を皮切りに世界進出し、高級機種に匹敵する音質と使い勝手を実現しながらリーズナブルな価格を武器に絶大な人気を集めました。現在はアメリカ、カナダ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、そして日本とインドの9か国のAmazonで販売しています。ここ日本にはAmazon.co.jpでの出店を契機に上陸し、初期はQY7、現在はQ12とQY8がイヤホン・ヘッドホン部門のベスト3に度々ランクインし、日本のお客様からも高い支持を受けています。SoundPEATSの強みはなんと言ってもコストパフォーマンスの高さにあります。Bluetooth ヘッドホン/イヤホン未体験の方も現在使用中の方もぜひご体験ください!
- 4)【Bluetooth 4.1&CVC6.0ノイズキャンセリング搭載】Bluetooth 4.1バージョン採用でより簡単且つ速くスマホやタブレットなどのBluetooth搭載デバイスと接続できます。CVC6.0ノイズキャンセリング技術搭載で、雑音が相殺されるため、ボリュームを上げすぎずに済み、耳への負担を軽減させることができるだけでなく、ハンズフリー通話の際にノイズに邪魔されることなく、相手と快適に会話できます。
- 5)【パッケージ内容&メーカー1年間保証】Q29イヤホン本体(左右)1セット、Q29専用充電スタンド1個、充電用USBケーブル1本、S,M,L 3サイズのイヤーピース,取扱説明書。
長所と短所
- ○両耳イヤホンながら完全ケーブルレス
- ○極小で耳の穴に入れるだけなので痛くならない
- ○収納と充電が同時にできるスタンドが便利
- ○スタンドがモバイルバッテリーになっている
- ○片耳イヤホンとしても使用できる
- ×音楽再生でのバッテリー持ちが2時間30分と短い
- ×音ズレがあるかも
はじめに
今回レビューするのは、SoundPEATSさんのイヤホン『Q29』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
外観チェック
パッケージ外観細長い長方形です。
パッケージ内容は、イヤホン、サイズ違いのイヤーピース(S,L)、USBケーブル、クイックスタートガイド、説明書。
イヤホンは極小タイプで耳の穴に填めるだけです。ただ、極小タイプの中では大ぶりです。
マルチファンクションボタンは前面の全ての面となっており、押しやすいのですが、逆に押し間違いをする危険性もあります。
左右にLRの文字が刻印されているので、左右の判別が一目でできます。
重量は5.2g。極小タイプの中ではやはり大ぶりで重いです。
収納ケースであり、充電ドックであり、モバイルバッテリーのスタンド。このイヤホンのキモです。
USBケーブルとサイズ違いのイヤーピース。
クイックスタートガイドと説明書はどちらも英語表記のみなので、操作方法を簡単に後述しておきます。
以上、外観チェックでした。
動画チェック
両耳イヤホンながら完全ケーブルレス
一般的な両耳イヤホンは左右イヤホンを繋ぐケーブルが付いているのですが、このイヤホンはそのケーブルが一切ありません。両耳イヤホンながらケーブルが無いので非常に取り回しが良く、首に当たる物が一切無いので装着感も快適です。
ケーブルが首筋に当たると、邪魔くさいという単純な理由だけではなく、必ずそのケーブルが肌や服にこすれてゴソゴソという衣擦れ音が乗ってしまいます。これはこれで構造上仕方がありませんし、我慢できる範囲なのですが、ケーブルレスのこのタイプだと、それら雑音が一切入らないので音に集中できます。
ただ、1つの物を管理するというより、2つの物を管理することに近いので、片方を無くさないように気を付けたり、充電を2つしなければならなかったり、ペアリングや電源操作を2つしなければならないとの煩雑さも出てきてしまいます。ちなみに、これら全ての項目で手間をなくそうと努力していることが使うと分かるのですが、1つ1つ説明すると長くなるので詳しくは後述します。
極小で耳の穴に入れるだけなので痛くならない
このイヤホンは極小タイプなので、耳の穴にスッポリ収まりきります。そのため、耳の外郭に引っ掛けるイヤーフックは必要ありませんし、耳の穴の溝に引っ掛けるかぎ爪状のイヤーフックもありません。ただ耳の穴にスポッと収めるだけで、頭を激しく振っても取れない装着力が得られます。
カナル型で耳の穴の中に伸びたイヤーチップを奧に入れるタイプなのですが、無理にグイグイ押し込まなくてもしっかり装着できるので、耳のどの部分も痛くなる要素はありません。装着感は非常に快適です。
また、これだけ小さく、耳の穴に収まりきる形状なので、一見するとイヤホンをしていることがわからず、日常生活の中で全く目立たないことも個人的には快適に感じます。
収納と充電が同時にできるスタンドが便利
このように左右それぞれ独立したイヤホンの場合、管理が煩雑になると前述しましたが、それらの問題は全てこの特殊なスタンドでほぼ解決しています。
まず紛失する可能性ですが、使用し終わったら基本的にこのスタンドに収納することになります。なので、その辺にポンと置いて無くすということは基本的に起こりません。机の上に放り投げたりしなければ、スタンドのマグネットに吸着させてやるだけなので、よほどの面倒くさがりでも、1度ルーチンとして体が覚えてしまえば大丈夫だと思います。
2つめの充電の手間ですが、スタンドのマグネットに吸着させてやれば、勝手に充電されます。つまり、スタンドに収納すること=充電することとなります。「さあ充電しよう」と思うこともなく、いつもの通り使い終わったらスタンドに収納してやる動作だけで、勝手に充電されることになります。充電という行為はほぼ意識しないと思います。
最後の3つめのペアリングや電源の2度手間ですが、後述しますが操作方法はかなり簡単になっています。電源オン/オフの動作もほぼ意識しなくても良くなります。意識して行うのは最初に行うペアリングのみです。
このように、紛失の危険、充電管理の手間、電源やペアリングの2度手間。全ての面で手間が掛からないように工夫されています。勿論、これでも完璧ではないのでしょうが、このような極小イヤホンの完全ケーブルレスの類いは、日進月歩で使い勝手が向上していっているようです。
スタンドがモバイルバッテリーになっている
前述の便利なスタンドですが、触れなければならない更に便利な機能がもう1つあります。それは、このスタンド自体がモバイルバッテリーになっていることです。容量自体は物凄く小さいモバイルバッテリーなので、スマホの充電などには使用できませんが、この極小イヤホンを充電するには十分で、両方の満充電を2回以上することができます。
後述しますが、バッテリー持ちはお世辞にも良いとはいえないイヤホンです。このスタンドごと外に持ち出せば、充電やイヤホンの左右入れ替え(片耳として使用する場合)が必要ですが、長いこと使用できることになります。
片耳イヤホンとしても使用できる
基本的に両耳のケーブルレスイヤホンとして使用することが多いと思うのですが、使い方によっては片耳イヤホンとして使用すると威力を発揮する場合があります。
音楽再生でのバッテリー持ちは2時間30分ほどなので心許ないのですが、片耳イヤホンとして使用し、バッテリーが切れたらスタンドで充電していたもう片方のイヤホンと入れ替えて使用とのサイクルを繰り返すと、延々と片耳イヤホンを使い続けることができます。
とはいっても、スタンドにもバッテリー容量があり、空から満充電まで2回ちょっとの容量なので、2つの片耳イヤホン×2回の充電で、合計4つの片耳イヤホン分があると思って差し支えがありません。つまり、2.5時間×4となるので、10時間ほどこの片耳を使用できることになります。
普段は両耳のケーブルレスイヤホンとして使用し、長いこと外に出て音楽を聞く場合は、敢えて片耳イヤホンとして使用し、持ち出したスタンドで充電しながら入れ替えて聞くというのも1つの手です。どちらにしろ、工夫次第で色々な使い方ができることはメリットになります。
説明書に日本語版がなかったので、設定方法やペアリング方法を簡単に書いておきたいと思います。
【両耳イヤホンとして使用する場合】
<ペアリング>
- 右耳イヤホンのマルチファンクションボタンを長押しして電源をオンにするとペアリングモードに入る
- 端末を操作してペアリングする
- 左耳イヤホンのマルチファンクションボタンを長押しして電源をオンにする
- 両耳イヤホンになる
これは、右耳からペアリングすることが必須のようです。左耳からペアリングしてみたら、両耳イヤホンにはなってくれませんでした。
<電源オン>
- 右耳イヤホンのマルチファンクションボタンを長押しして電源をオンにする(この時点で右耳の片耳イヤホンになる)
- 左耳イヤホンのマルチファンクションボタンを長押しして電源をオンにする
- 両耳イヤホンになる
<電源オフ>
- 左右どちらの電源をオフにしても両方の電源がオフになる
【片耳イヤホンとして使用する場合】
<左耳のペアリング>
- 左耳イヤホンのマルチファンクションボタンを長押しして電源のオンにするとペアリングモードに入る
- 端末を操作してペアリングする
- 片耳イヤホンになる
左耳の片耳イヤホンとして使用している状態の時に、右耳の電源を入れると、ペアリングやコネクティッドとのアナウンスが流れますが、実際にはなにも起こりませんでした。左耳の電源から先に入れると、強制的に片耳イヤホンとなります。
<電源オン>
- あらかじめ前述の操作で両耳イヤホンとしてペアリングしておく
- 右耳イヤホンのマルチファンクションボタンを長押しして電源のオンにする
- 右耳の片耳イヤホンになる
- 更に左耳イヤホンのマルチファンクションボタンを長押しして電源のオンにすると前述のように両耳イヤホンになる
端末に表示されるBluetooth名は、きちんとRとLが末尾に記載されているので、片耳イヤホンとして使用する場合に便利でした。
まとめると、右耳の電源を入れる→左耳の電源を入れる=両耳イヤホン。右耳のみ電源を入れる=右耳イヤホン。左耳のみ電源を入れる→左耳イヤホンということです。この辺り、複雑な操作が必要になりがちな、両耳ケーブルレスイヤホンですが、相当操作が簡単になっていると思います。
音質について
音質は低音よりも高音が良く出ていると思います。さすがにこの極小のイヤホンタイプで重低音は期待しない方が良いと思います。個人的には重低音がズンズン響くより、高音がクリアに聞こえたり、ヴォーカルがハッキリ聞こえる方が好みなので何の問題もありません。
受信感度について
8mの距離で、間に木製の扉2枚を挟み、完全に閉めきった状態で音楽を聞いてみましたが、一切音が途切れることはありませんでした。また、この状態で耳を手で覆うと、完全に音が聞こえなくなり、離すとまた音が聞こえてきました。
この状態は上の下といったところで、受信感度は良い部類だと思います。8割方この辺りの受信感度なので、日常生活で使用する分には問題ありません。
気になるところ
最後に使用してみて気になったところを挙げていきます。
音楽再生でのバッテリー持ちが2時間30分と短い
さすがに音楽再生でのバッテリー持ちの2時間30分は短いと言わざるを得ません。このような極小タイプでも4時間ほど持つ物も普通にあるので、これは明らかに欠点と言えます。ただ、前述もしたように、非常に便利なスタンド(収納ケース=充電ドック=モバイルバッテリー)があるので、連続使用できないことさえ気にしなければ、充電の手間はほぼ考えなくて良いようにできています。
判断基準としては、2時間30分以上連続で聞くような使い方の場合は、1度よく考えた方が良いかもしれません。
音ズレがあるかも
動画やTVを視聴してみましたが、音ズレが確認できました。口と実際の声の差が0.2,3秒ほどあるでしょうか。そのため、注意深く見るといっこく堂さんの腹話術よろしくな状態になってしまいました。
この程度の音ズレだと、音楽を聞く場合には画と合わせて聞くことはないので問題ないのですが、動画やTVだと問題があります。このイヤホンで動画を見ようと思っている方は注意が必要かもしれません。ただ、暫く動画を見ていると、段々とズレが直っていき、10分くらい画ほぼ気にならなくなりました。暫く時間がたつと遅延がなくなるのかもしれません。
総評
両耳のケーブルレスイヤホンで考えられる管理の面倒さ、充電の面倒さ、電源やペアリングの面倒さをほぼ全て特殊なスタンドで解決しようと試みたイヤホンです。自作へ改善点が期待できるなら、スタンドがマグネットなら尚使いやすかったかなと思います。スタンドにイヤホンを押し込む際、表面の全部がマルチファンクションボタンになっているので、間違って押してしまうことがありました。
バッテリー持ちが悪いので、長時間の連続使用をしない場合、両耳の完全ケーブルレスのメリットを存分に享受できると思います。ペアリングや操作性も、これまで使用してきた両耳ケーブルレスのイヤホンよりも遙かに簡単でした。
こんな人にお勧め
- 両耳で完全ケーブルレスのイヤホンが欲しい人
- 両耳イヤホンとしても片耳イヤホンとしても使用したい人
- 衣擦れ音が気になっている人
- 収納スタンド兼モバイルバッテリーで充電の手間を省きたい人
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