目次
特徴
- 【ネックバンドタイプ・マグネット収納】Q1000の最大の特徴はそのネックバンドデザインです。本体を首に掛けて使うタイプなので、煩わしい配線ケーブルによるストレスから解放されます。また、首周りに固定できるため落ちにくくランニングやジョギングなどスポーツ時の利用にも最適です。収納に関しては、イヤホン部分は本体にマグネットでくっつけて収納でき、 大変便利です。
- 【スポーツデザイン】耳にしっかりフィットする着心地。ランニング、サイクリングなどの運動をしても外れにくく、快適に音楽をお楽しみ頂けます。
- 【IPX4防水等級】IPX4防水等級でランニング・ジムなどスポーツ時の汗やお風呂の湿気、ワークアウト中の汗と小雨での使用に耐える防水・防汗性能を備えております。ただし、完全な防水性を保証するものではありませんので、どしゃ降りの雨天での使用や水に浸かることは必ずお避けください。
- 【最新のBluetooth 4.1・CVC6.0ノイズキャンセリング技術搭載】 最新のBluetooth 4.1採用で通常のBluetooth 4.0に比べより低消費電力になります。さらに、Q1000はCVC6.0ノイズキャンセリング技術にも対応しています。ノイズキャンセリング機能はマイクで拾った騒音と逆位相の音波成分を発生させてブルートゥース接続によるノイズを軽減させる仕組みです。雑音が相殺されるため、ボリュームを上げすぎずに済み、耳への負担を軽減させることができるだけでなく、ハンズフリー通話の際にノイズに邪魔されることなく、相手と快適に会話できます。
長所と短所
- ○ネックバンド式なので耳への負担がほぼない
- ○ネックバンド式なので衣擦れ音がない
- ○イヤホン部分がマグネットで収まりが良い
- ○IPX4防水等級対応で安心
- ×音楽再生でのバッテリー持ち5時間は短い
はじめに
今回レビューするのは、SoundPEATSさんのネックバンド式のワイヤレスイヤホン『Q1000』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
外観チェック
パッケージ外観は平べったい真四角の箱でした。
パッケージ内容は、イヤホン、サイズ違いのイヤーピース2組×2、USBケーブル、説明書。
イヤホンはネックバンド式なので、首にケーブルが当たることがなく快適です。
ボタンや端子類は全て右側に集中しています。USB端子カバーはしっかりしており、IPX4対応の防水となっています。
イヤホン背面にはマグネットがあり、イヤホン同士を吸着させてネックレス状にしたり、仕舞うときに邪魔にならないようにすることができます。
重量はネックバンドを含めて20.6gなのでかなり軽量な部類です。
10円と比較するとこんな感じ。イヤホン部分にはハウジングがないので非常にコンパクトで耳に負担が掛かりません。
サイズ違いのイヤーピース2組×2。
USBケーブル。
説明書に日本語ページはありませんでした。
以上、外観チェックでした。
動画チェック
ネックバンド式なので耳への負担がほぼない
ネックバンド式は首に乗っけたり挟み込んで装着するイヤホンのタイプなので、イヤホン部分のハウジングが極小となるため、耳への異物感や負担がほとんどありません。有線のなんのハウジングも無いシンプルなイヤホンとほぼ変わらないため、耳が痛くなることはまずないと思います。
無線イヤホンはBluetoothの受信や音響、バッテリーを入れるスペースが必要になるため、イヤホンやコントロールパネルが大きく重くなりがちです。そして、この部分の大きさや重さによって耳への異物感が出瑠場合があります。また、重量で下に落ちないように耳に引っ掛けるイヤーフックが必要になる場合もあるのですが、このイヤホンにはそのよう物は一切なく、掛け心地は非常に快適です。
無線のイヤホンとはいえ、首の後ろにケーブルが這うことに変わりがありません。ネックバンドが邪魔に感じる方もいるかも知れませんが、イヤホンで耳が痛くなるという方は、ネックバンド式を試してみるのも1つの方法だと思います。
ネックバンド式なので衣擦れ音がない
一般的な両耳イヤホンの場合、左右のイヤホンを繋ぐケーブルがあります。このケーブルが首の肌に接触したり、服に擦れることにより、ズリズリジョリジョリと結構なノイズが乗ります。しかし、ケーブルはネックバンド部分に固定されているため、ケーブルが擦れることはありません。厳密にいえば、ケーブルは少しは耳元で出てくるので、この部分で接触すると衣擦れ音が乗る場合はありますが、基本的に衣擦れ音はほとんど起こらない構造になっています。
気にしない人は関係ない話ですが、神経質な人の場合、衣擦れ音が気になってしまう方もいると思います。また、衣擦れ音はない方が良いことも事実。少しでも衣擦れ音が嫌だなと思う方は、1度試してみると快適さに気付くかも知れません。
イヤホン部分がマグネットで収まりが良い
イヤホンの背中にマグネットが仕込んであるため、使用しないときは本体部分に吸着させておけます。ワイヤレスのワイヤレスイヤホンとはいっても、基本的に両耳イヤホンの場合、左右を繋ぐケーブルがあるので、仕舞うときにゴチャゴチャしてしまうのですが、このイヤホンは収納時に非常にスッキリします。
使用中の場合でも、買い物でレジを通る場合などにマグネットで本体に吸着させたり、イヤホン同士をネックレスのように吸着させることで収まりが良くなります。
IPX4防水等級対応で安心
イヤホンをジョギングやウォーキング時に使用する方も多いと思いますが、IPX4の防水等級に対応しています。
上記画像を見ていただければ分かりますが。『あらゆる方向からの飛沫による有害な影響がない。』となっています。
お風呂場で使えたり、シャワーを浴びながら使えるわけではないのですが、日常生活やスポーツ時には全く問題のない防水等級です。あって困る物ではないですし、スポーツをする場合にはこのくらいの防水等級があると安心です。
音質について
音質は高音、低音ともにフラットに出ていると思います。余計な癖がないので個人的には好みです。
音ズレに関してはTVや動画を視聴してみましたが、全く確認できませんでした。音ズレが少しでもあると、腹話術のように口の動きと声がズレてしまいます。TVや動画を見る際には致命的になりかねないのですが、私の環境ではありませんでした。
マイクの感度についてですが、自分(スマホ)で自分(家の電話)に電話を掛けて実験したところ、こちらの声が小さすぎることもなく、途切れることもなく、スムーズに会話することができました。また、ノイズも確認できませんでした。マイク感度は上々だと思います。
受信感度について
受信感度は8mの距離と2枚の木製扉を挟み、その扉を閉めきって音楽を聞いたところ、一切音が途切れることなく聞くことができました。また、この状態でイヤホンやネックバンドのコントロール部分を手で覆ってみたところ、音が途切れ途切れになり、離すとまた音楽が聞こえてきました。受信感度としては問題のないレベルだと思います。このレベルで日常生活中に困ったことはありません。
気になるところ
最後に使用してみて気になったところを挙げていきます。
音楽再生でのバッテリー持ち5時間は短い
ネックバンド式にイヤホンは、ネックバンド部分の大きなスペースにバッテリーは音響部分を入れられるため、バッテリー持ちが良い物が多いのですが、残念ながらこちらは一般的な両耳イヤホンと比べても貧弱な音楽再生で5時間のバッテリー持ちでした。折角ネックバンド式なのですから、ここはもっとロングライフであった欲しかったのが正直なところです。
総評
ネックバンド式なのに音楽再生時間が5時間なのは少し残念ですが、それ以外は特に弱点の見当たらない総合力の高いイヤホンだと思います。
ケーブルの衣擦れ音をなくしたい方や、耳への負担が少ないイヤホンを探している方にはお勧めできると思います。
こんな人にお勧め
- 耳への負担が少ないイヤホンが欲しい人
- 衣擦れ音がしないイヤホンが欲しい人
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