今回レビューするのは、Panasonicさんのエチケットカッター『ER-GN70-K』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
トルク約1.2倍※1のモーターで毛をパワフルにカット
「毛クズ吸引」と「スマート洗浄」で、掃除が簡単
「デュアルエッジ刃」で広範囲の毛を効率的にカット(特許取得)
※1モーター単体の最大トルク 当社ER-GN50との比較(当社調べ、当社独自基準に基づく)。
長所と短所
- △やや大きくて太い
- ◎鼻毛を簡単に切ることができる
- ◎鼻毛を吸引してくれる
- △単四電池2本が必要
- ○電池持ちは連続で約1時間
- ◎IPX7の強固な防水機能でお風呂使用が可能
- ◎水で丸洗いが可能
- △シンプルな物に比べて割高
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
エチケットカッター本体。名前は格好良いですが、要は鼻毛カッターです。
掃除ブラシ。別に必要ありません。多分使わないと思います。
注意書きなど。
説明書。使い方はスイッチのオンとオフしかないので簡単ですが、分解方法や洗浄方法が書いてあるので、一応目を通しておきましょう。
動画
スペック
- 本体サイズ:高さ16.4×幅3.4×奥行4.5cm(キャップ取付時)
- 電源:乾電池式
- 付属品:掃除用ブラシ
- 電源・電圧:DC1.5V(単4形アルカリ乾電池 または 単4形充電式ニッケル水素電池×2本)※パナソニック製をおすすめします
- 本体重量(kg):0.11
使用した感想
△やや大きくて太い
以前もパナソニックのエチケットカッターもとい、鼻毛カッターを使用していました。今回は、それが壊れてしまったため、同メーカーの高級機を購入しました。
以前の物はなぜ壊れたかというと、電池の接触が異常に悪くなり、電源が入らなくなってしまいました。見てみると、電池が接触している部分が錆びていたので、電池蓋をせずに使用していたことが悪かったのでしょう。軽く水洗いするときも電池蓋を付けずにしていたので、見えない水滴、部屋にある水分などで錆びたのではないかと思います。電池蓋はきちんとした方が良いですね。
以前購入した安い物に比べ、ぱっと見で大きくて太くなったことが分かります。重さは106.8g。重さはそこまで気になりませんが、大きいので洗面台に歯ブラシと一緒に置いている場合などは場所に困るかもしれません。
計測すると、高さ約18cm×直径が細い方で3.24cm、太い方で3.28cm。鼻の穴に入れるカッター部分の直径は0.79mm。手で持って鼻の中に入れやすいように、若干くの字に曲がっています。
男性が手で持った感じは全く問題ありません。持ちやすいです。ただ、女性だと、多分これは太すぎると思います。その場合は、パナソニックのエチケットカッターは多種類あるので、コンパクトな物を選んだ方が良いでしょう。
◎鼻毛を簡単に切ることができる
電動鼻毛カッターなんてなくても、小さいハサミ型の数百円のもので良いじゃないかと思われるかも知れませんが、電動歯ブラシと同じで、ほとんどの人は1度使うとその便利さで必需品になると思います。
ハサミ型となにが違うかというと、なんといっても『適当で良い』ことです。ハサミ型の場合、中の肉を切らないように気をつけなければなりませんよね。それでもときには一緒に肉を挟んでしまい「イタッ!」っとなることもあるあるです。しかし、電動式なら、朝起きて寝ぼけている状態で、適当に鼻の穴に突っ込んでグリグリすれば良いんです。中のお肉は巻き込みませんし切りません。この楽さは1度使うとわかります。
仕組みはどうなっているのかというと、画像のようなロケット状をした刃が高速で回転。前述の画像でわかりますが、先端カバーに隙間が空いています。ここから入って来た鼻毛を切るとのものです。仕組みとしては電機シェーバーと同じですね。このスキマからお肉は入らないで、間違って切ることがないんです。
ちなみに、私は電動式とハサミ型を併用しています。というのも、たまーに伸びきった鼻毛があるときありませんか?1本だけなぜか長い鼻毛。あれです。ああいった長すぎる鼻毛は電動式は苦手です。先端カバーのスキマに入りづらいからです。そんなこともたまにあるので、定期的にチェックしてハサミ型も使用しています。
以前使用していた物は、電池の接触部分が錆びていたと書きましたが、おそらく長年使っていたので、刃も悪くなっていました。以前の物は鼻毛を引っ張られる感じがあり、「イテッ」となることもありました。しかし、こちらにしてから鼻毛を引っ張られる感覚はゼロに。それどころか、全く切れている感覚がないので、ホントに切れているのか?と思い、何度も鼻の中や鼻毛カッターを確認してしまいました。結果スパスパ問題なく切れていました。
これは機種による違いではなく刃の状態ですね。取り敢えず鼻毛が切れているからいいやと思うのではなく、鼻毛が引っ張られる感じがしたら、替え刃も安く売っているので交換した方が良いみたいです。
◎鼻毛を吸引してくれる
さすが高級機といえる機能その1。鼻毛を吸引してくれます。安いバージョンではない機能で、簡単な掃除機のような空気で吸い込む機能があります。鼻毛が飛び散りづらいため、部屋でTVを見ながら使用したり、PCを弄りながら使用しても問題ありません。吸引機能がないと、切れた鼻毛は下に落ちることも多々あるので、使用場所は洗面所に限られます。ものぐさな人に。
切れた鼻毛はロケット状の先端部部分に貯まるので、基本的に毎回掃除した方が良いです。ただ、後述しますが、こちらは分解しなくても洗浄できる便利機能があるのでメンテナンスは楽です。さすが高いだけあります。
△単四電池2本が必要
動力は単四電池が2本です。以前使用していた物は単三電池1本だったので、ここはちょっと面倒かな…と。うちの場合、単四電池はリモコンくらいにしか使用しません。このために単四電池を複数用意しとくのもなあと。
電池を使用するなら、やはり使い捨てより充電池がお勧めです。いちいち危険物として捨てるのも面倒ですし、ゴミが減ることに越したことはありません。ダイソーの充電池でも良いですし、パナソニックのエネループでも。ただ、ダイソーの単四充電池はいつ行っても品薄なんですよね。
○電池持ちは連続で約1時間
電池持ちの時間ですが、ダイソーの充電単四電池を使って連続でずっと動かし続けた結果、1時間10分まで動きました。ただ、1時間を超えたあたりで、明らかにモーターの回転が弱るので、実質1時間と思っておいた方が良いです。
電池持ち1時間というと短いと思われるかもしれませんが、鼻毛カッターという特性上これでも十分です。1回に20分や30分鼻毛カッターを動かすわけではないですよね。私の場合は入念にやって2分。どんなに長くても3分は超えません。そうすると、60分÷3分で20回。週に1回使用するとしても20週。待機時に放電することを考えて15週といったところでしょうか。
私の場合、週に1度も使用しません。2週間に1回か3週間に1回かあたりです。このあたりは毛の伸びの早さだったり、どれくらいから気になるかは個人差なのでなんとも言えませんが、要は15~20回は電池交換なしで使用できますってことですね。週に1回なら15週(3~4ヶ月)。2週間に1回なら30週(6~7ヶ月)。十分でしょう。
贅沢を言うなら、電池交換は面倒なので、電機シェーバーや電動歯ブラシのように、専用の充電スタンドがあったり、USBケーブルで本体内蔵の電池に充電できればなと。
◎IPX7の強固な防水機能でお風呂使用が可能
高級機の機能その2。なんとIPX7の防水性能があります。IPX7とはなにかというと、防水性能の共通規格で、画像のようになっています。
要は『水没30分しても壊れませんよ』ということです。水深1mの制限はありますが、まさかプールに落として水深なんてシーンはないと思いますし、ご家庭での使用ならお風呂か洗面所で…ってあたりしか水没シーンはないはずなので、気にしなくて良いです。
水没しても大丈夫ということは、お風呂で気兼ねなく使用できるわけですね。実際にシャワーに当てながら使用と、水没での使用をしてみました。
詳細は動画にも収めていますが、シャワーを直接当てた状態でも電源スイッチのオンオフが問題なくでき、モーターも正常に動きました。また、その後何日たっても壊れていません。
シャワーに直接当てた状態で電源オン、オフができてモーターも回るということは、自分がシャワーを浴びながら鼻毛を切ることができるわけです。いくら吸引機能が付いていても、鼻毛が落ちるんじゃないか気にする方もいますよね。そういった潔癖症の人でも、シャワーを浴びながら使用すれば安心。全ての汚れを落としながら鼻毛を切ってくれます。
さらに無謀なことに、洗面器に水を溜めて水没させて使用してみました。なんと、この状態でも電源のオン、オフができ、モーターも正常に回り、数日後にも壊れることはありませんでした。
あり得ない状況ではありますが、水中に潜りながら鼻毛を切ることが可能です。
ということで、IPX7の防水機能は伊達ではありませんでした。正真正銘IPX7で、水没させても壊れないどころか、水没させた状態でモーターが回ります。
ただ、1つだけ注意点があります。それは、電池蓋をキチッと閉めること。ここはホントに重要です。構造上、水が入る可能性があるのは、ユーザーが開け閉めするここだけです。
使用すると分かりますが、物凄く精密にピチッとスキマなくしまっています。これこそが防水性能の要でしょう。お風呂で使用する場合は電池蓋をしっかり閉めてください。とは言え、電池は前述もしたように、早いサイクルでも3,4ヶ月に1回の交換になるはずなので、そこまで気を使う必要もありません。
◎水で丸洗いが可能
前述の防水性能にも関係がありますが、水での丸洗いが可能です。汚れが気になったら、洗面所で全体をバシャバシャ洗って問題ありません。
丸洗いのとき、先端のダイヤルを回して水の注入口を開くと、鼻毛カッターの中に溜まった毛クズを洗い流してくれます。これも高級機ならではの機能その3ですね。
仕組みとしては、水の注入口が開き中を水洗い。その水は格子状の下の部分から抜ける…といった感じです。
いちいち分解しなくても、基本的にはこの掃除方法で問題ありません。汚い話ですが、鼻水や汚れが今日はあったな…なんてときは分解掃除をお勧めします。
分解掃除もそんなに手間ではありません。先ほどと同じように先端のダイヤルを回すと簡単に分解できます。土台、刃、カバーの3つに分解するので、汚れは完全に取ることができます。l
鼻毛カッターは汚れが心配、汚いんじゃないかと思っている方は心配無用です。全ての汚れは自分で取り除くことが可能です。
△シンプルな物に比べて割高
この鼻毛カッターの欠点…とまでは言えませんが、気になる点としては、大きいこと、単四電池が2本必要であること、そしてお値段が少し高いことが挙げられます。この記事を書いている2022年3月時点で約4千円です。
パナソニックの1番安いタイプが千円とちょっとなので、やはり割高ですね。ただ、定期的にずっと使う物ですし、それだけの価値はあると思います。
電動歯ブラシや電気シェーバーを使用して、『これは電動で楽、便利だな~』と思った方は、こちらも同じように楽で便利なので、少々お高くても購入することをお勧めします。
総評
IPX7なのでお風呂場で使えるので、私にとっては最高に便利です。ヒゲを剃るのもお風呂場でシャワー浴びながらやっているので、その時に一緒に鼻毛も切っています。また、お風呂で使用しないとしても、水濡れに極端に強いため、水での丸洗いや、水に濡れることを気にしなくて良いんです。
毛クズ吸引機能もあるため、部屋で適当に鼻の穴に突っ込んで切ることもできます。要は万能ですね。使用場所を一切選びません。洗面所、部屋、お風呂場どこでも使用できます。
こんな人にお勧め
- 鼻毛カッターをよく使う人
- 高機能な鼻毛カッターが欲しい人
- お風呂場で使える鼻毛カッターが欲しい人
- 掃除が楽な鼻毛カッターが欲しい人
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