今回レビューするのは、Logicool さんのキーボード『K370s』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
- パソコン、スマートフォン、タブレットに対応するフルサイズキーボードとスタンドのセットモデル。接続はBluetooth、USBの2種類
- Easy-Switchボタンを押すだけで、簡単に、あらかじめ接続された3台のデバイスで切り替え可能。
- FLOW機能対応マウスと使用すれば、マウスが駆動しているPC上で自動ペアリングも
- フルサイズでテンキー付きのおなじみのキーレイアウトを採用、静かで快適なタイピングを実現する設計
- スマートフォンやタブレットなど、様々なデバイスを使いやすい角度でしっかり保持するスタンドが標準付属
長所と短所
- ○オーソドックスなフルサイズキーボード
- ◎Bluetooth機器3台と接続できる
- ○Unifyingでも無線接続できる
- ○タイプ音が静か
- ○スマホスタンド付属
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
キーボード。
UnifyingのUSBドングル。
スマホスタンド。
単三電池2本。
注意書き。保証書。
説明書。図解で英語のみ。
動画
使用した感想
○オーソドックスなフルサイズキーボード
このキーボードはオーソドックスなフルサイズキーボードです。きちんとテンキーがありますし、上下左右のキーもその他のキーも配置は全てオーソドックス。最近はコンパクトなキーボードも多いです。その場合、コンパクトにするためにキーの並び順が特殊になってしまうことも多いのですが、こちらはなにからなにまでオーソドックスです。
大きさも他のフルサイズキーボードとほぼ同じ。画像は上が東プレの『Realforce 108UH-S(SA010S)』で下が当機です。
重さは456.5gと軽量。スマホ複数台に接続することができるので、部屋の中でも出したりしまったり、はたまた移動したりすることが多くなると思いますが、軽いのでそれも楽です。
キートップの文字は直接印字されているわけではなく、シールが焼き付けられています。このようなタイプの印字は摩耗に弱いので、使えば使うほど文字がかすれて消えてしまうと思います。これまで多くのキーボードを使用してきましたがそうでした。まあ、3,000円以下の安いキーボードですからね。ある程度は消耗品と割り切った方が良さそうです。
文字はアルファベットと併記されて平仮名も印字されています。かな入力の人も問題なし。
裏面を見るとチルトスタンドがあります。基本的に角度を付けた方が文字は打ちやすくなります。
チルトスタンドありとなしを横から比べたところ。奥に行けば行くほど高くなるのでキーが打ちやすくなります。
電力は単三電池2本です。単三電池は付属しているので、届いたそのパッケージですぐに使用し始められます。
フルサイズ、キー配列、メンブレン、アルファベットと平仮名の印字、単三電池などなどあらゆる面でオーソドックスなキーボードです。変わり種の部分はBluetoothで3台接続できるとの部分のみです。変わったところが全くと言って良いほどないので、誰でも安心して使用できるキーボードです。
◎Bluetooth機器3台と接続できる
最も特徴的な機能はBluetoothで3台に接続でき、それらをキー1つで簡単に切り替えられることです。キーボードの右上にF1からF3までのボタンがあり、そこが他とは違って白色になっています。ここを操作することにより、Bluetoothで接続したり切り替えたりができるようになっています。
接続や切り替えは簡単です。Bluetoothで初回ペアリングする場合、この白いキーの中で好きなところを長押し。するとLEDランプが激しく点滅。この状態でスマホなどの端末からBluetooth機器を検索すると、『Keyboard K370/K375s』が出てくるので選択。これで初回ペアリングが完了です。
白いキー3つにそれぞれBluetooth機器を登録できるので、スマホなどをそれぞれに登録し、切り替えたい場合はキーを短押しするだけです。切り替えはあっと言う間でした。
接続が不安定だったり、おかしくなった場合はリセットをすることをお勧めします。マニュアルには書いてないのですが、やり方は下記になります。このキーを素早く連続して入力します。すると、白いキーのLEDランプが全て素早く点滅。これまでの接続情報など、記憶された設定がリセットされ、工場出荷時の状態に戻ります。
- Esc
- O(オー)
- Esc
- O(オー)
- Esc
- B
○Unifyingでも無線接続できる
Bluetoothで接続できるだけではなく、ロジクールの他のキーボートと同じく、Unifyingでの接続も可能です。他のUnifyingと同様、付属のUSBドングルをPCのUSBポートに差し込むだけで接続は完了。Windows10で使用しましたが、別途ドライバをインストールする必要もなく、設定もなにも必要なく、すぐに使用できるようになります。
相変わらずこのUSBドングルは極小なので、ノートPCのUSBポートに差し込みっぱなしでも邪魔になりません。
○タイプ音が静か
動画を観ていただければわかると思いますが、タンピング時の音は静かです。私が今メインで使用しているキーボードは東プレの静音キーボード『Realforce 108UH-S(SA010S)』なのですが、それよりも静かでした。
東プレのRealforce 108UH-S(SA010S)は、騒音測定器で計測したところ、およそ73db前後。一方当機はおよそ70db前後でした。静音キーボードと言って差し支えないと思います。
キータイプはメンブレンなのですが、画像を見てもわかるようにキーストロークは浅く、パンタグラフのような打鍵感です。キーストロークが浅いので勢いが付かず、キーが底に付いたときの音が小さいのだと思います。
○スマホスタンド付属
オマケとしてスマホスタンドが付属しています。安定させるために重さもあり、スマホを置いてズレないように溝もあります。造りはしっかりしています。
手帳型ケースをしたままでも立てることができましたし、縦置きでも横置きでも可能。このようなスマホスタンドが付属していることを見ても、このキーボードはスマホなど3台に接続して使用することを想定されていることが分かります。
このキーボードを使用しないとしても、このスマホスタンドだけでも便利です。動画を観る際、WEB閲覧をする際、机に向かって自然の姿勢のままスマホを見て操作できます。
総評
全てがオーソドックスなキーボードです。オーソドックスなだけに癖は一切なく、老若男女誰にでも使いやすいキーボードです。
難点を挙げるとすると、キーストロークが浅いので、打鍵感がパンタグラフのようなので、あまり気持ち良さがないことくらいでしょうか。あとはこの文字の印字はおそらく長く使うと禿げてきて、最終的には良く打つキーは字が消えます。とは言っても、毎日使用して2年くらい掛かると思いますし、3,000円以下のキーボードなので、そこはある程度消耗品と覚悟してもコスパは良いと思います。
Bluetoothで3台のスマホ等を登録でき、キーを押すだけで簡単に機器を切り替えられるので、スマホを複数台持っている方で、なおかつ良く文字を打つ方が対象のキーボードだと思います。
こんな人にお勧め
- スマホを複数台持っている人
- スマホで良く文字を打つ人
- 簡単に接続先を切り替えたい人
- オーソドックスなキーボードが欲しい人
関連リンク
この記事と関係のある商品