今回レビューするのは、hohemさんのスマホジンバル『hohem X2』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
- 【リモコン付き&ジェスチャー撮影】 hohem新機種X2には Bluetoothリモコンが付いており、遠くからでも簡単に撮影することができます。常にジンバルを手に持つ必要がないので、両手を解放できます。一人旅で写真を撮るときやパーティーの集合写真を撮るのに便利です。また、アプリのAI機能より特定のジェスチャーを認識でき、遠くからジェスチャー操作で写真を撮ることができます。SNSの初心者やいいねを取りたい方におすすめなアイテムです。
- 【大容量バッテリー&スマホに給電可能】hohem新機種X2は、バッテリ容量がより大きくアップされた上に、スマホへの給電もなんと実現しました。スマホの電池残量がなくなった時X2からスマホに充電可能です。また、低消費電力設計なので、最大10時間の連続使用が可能です。 注:ご利用の場合、ジンバルのバッテリー残量が1階段以上になっていることとジンバルの電源がオフになっていることを確認してください。
- 【三軸手ブレ補正】 アップグレードしたスマートブレ防止チップを搭載しており、動きながらの動画撮影でも、きちんと被写体を捉え、手ブレすることなく綺麗な映像を撮影できます。最大320度回転可能で、よりプロフェッショナルでスムーズなビデオ撮影が可能です。自撮り棒、三脚、スマホジンバルという三つの機能を一つにまとめた多機能スマホジンバルとなっています。試合、イベント、旅行の記録撮影、クリスマスやバレンタインデーなど大切な日の思い出、あるいはペットとの日常、お子様の成長記録、ライブ配信など様々なシーンに活躍してくれます。お誕生日やクリスマスのプレゼントとしても喜んでもらえます。
- 【レザーハンドル&ミニ三脚付き】人間工学に基づきデザインされたレザーハンドルは傷や汚れが出来にくく、快適な使い心地を楽しめます。また、折りたたみ式のミニ三脚も付いており、滑り止め用のラバーフィート構造となっているので、ふらつくことなく自立でき、タイムラプス撮影ではより安定した映像をお楽しみいただけます。
- 【小型軽量&多機種対応】三軸スマホジンバルは179*79*39mmの手のひらサイズで、収納しやすさと持ち運びやすさを兼ね備えます。革新的な折りたたみ式で、ポケットやカバンにスッと入れられ、どこへでも気軽に持ち歩けます。また、本体重量はわずか259gで、長時間持っていても疲れにくく、ストレスなく撮影出来できます。さらに、hohem X2は多機種に対応しており、普段お使いのiPhoneSE2/7/8/x/xr/xs/xs max/11/11pro/12 mini/12/12pro/12pro max、あるいは他のスマホにもほぼ対応しております。最大280g、幅55~90mm、最大厚さ8.9mm、最大6.5インチのスマホと互換性があります。
長所と短所
- ○小型軽量で扱いやすい
- ○初期設定は比較的簡単
- ○操作方法は比較的簡単
- ◎3軸なので追従機能が凄い
- ○卓上撮影機能がある
- ○顔追跡機能がある
- ○撮影モードがたくさんある
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
ジンバル。3軸なので強力な補正機能があります。
USB Type-Cケーブル。充電用です。PCのUSBポートからも撮影できます。
ストラップ。
収納袋。しっかりした厚みがあり、傷や衝撃から守ってくれます。
クイックスタートガイド。英語のみです。
説明書。多言語版で分厚く、日本語ページもきちんとあります。
動画
スペック
- 最大耐荷重: 280g
- 最大稼働時間: 10H
- 機械的なチルト範囲: 320°
- 機械的なロール範囲: 320°
- 機械的なパン範囲: 320°
- 重量: 259g
- 寸法: 179*79*39mm
使用した感想
○小型軽量で扱いやすい
このスマホジンバルは非常に小さく軽いです。千円里と比較すると、折りたたんだ状態ではほぼ同じサイズであることがわかります。
計測すると、折りたたんだ状態で高さが約19cm。開いた状態でも約22cm。非常に小さいです。
重さは251.0gとこちらも超軽量。ポケットやバッグに入れても負担になりません。
○初期設定は比較的簡単
初期設定は比較的簡単ではありますが、手順があるので以下に記載しておきます。
①スマホアプリをDLします。
使用するには、スマホアプリでメールアドレス(S間が受信できる携帯番号でも可)とパスワードを入力してアクティベーション(有効)する必要があります。
②ジンバルを開いてスマホをクランプに挟んで取り付けます。その際ノブを回してロックして下さい。
スマホを取り付ける際、できるだけ水平になるようにしてください。ただ、多少斜めになっていても、電源を入れてから電動で修正することができるので、そこまで厳密にすることはありません。
手に持ったまま水平を図るのは結構面倒なので、付属のミニ三脚を底部に取り付け、卓上に立てて行うと楽です。また、ノブは折りたたむときにまた回して緩めて下さい。
③ジンバルの電源ボタンを長押しして電源を入れます。
④スマホのBluetooth機能を有効にし、スマホアプリの『撮影開始』を選択しペアリングします。
以上で初期設定は完了です。非常に簡単ですね。
○操作方法は比較的簡単
操作方法は覚えてしまうと簡単ですが、1つのボタンに割り当てられている数が多いので以下にまとめておきます。
①シャッターボタン
- 【1回押し】写真撮影/動画撮影の開始/停止
- 【2回押し】写真モード/動画モードの切り替え
- 【3回押し】前面カメラ/背面カメラの切り替え
②電源ボタン
- 【1回押し】横撮影モード/縦撮影モードの切り替え
- 【2回押し】ジンバルが初期位置に戻る
- 【3回押し】インセプション(自動回転)
③モード切替ボタン
- 【1回押し】パン&チルトフォロー(デフォルト)
- 【2回押し】パンフォロー
- 【3回押し】オールロック
- 【4回押し】POV(オールフォロー)
- 【長押し】ズームイン/アウトモードとジンバルチルト制御モードぼ切り替え
④ナビゲーションボタン
- 【上下①(モード切替ボタン長押しで切り替える)】チルトの制御
- 【上下②(モード切替ボタン長押しで切り替える)】画像のズームイン/ズームアウトの制御
- 【左右】パン制御
ジンバル本体での操作方法は以下になります。
①電源ボタン
- 【長押し】電源のオン/オフ
- 【1回押し】横撮影モード/縦撮影モードの切り替え
- 【2回押し】ジンバルが初期位置に戻る
- 【3回押し】インセプション(自動切替)
- 【5回押し】自動キャリブレーション
- 【7回押し】リモコンのペアリング
②シャッターボタン
- 【1回押し】写真撮影/動作GS圧エイの開始/停止
- 【2回押し】写真モード/動画モードの切り替え
- 【3回押し】前面カメラ/背面カメラの切り替え
③ジョイスティック
- 【上下】チルト軸を上下に制御
- 【左右】パン軸を左右に制御
④ズームスライダー
- 【上押し】ズームイン
- 【下押し】ズームアウト
リモコンでも本体のボタンでも基本的に同じような操作ができます。リモコンは本体に取り付けてあるわけではないので紛失に気をつけましょう。リモコンはこのジンバルを地面に設置したときの遠隔操作のときに使用すると便利です。
◎3軸なので追従機能が凄い
このジンバルは3軸です。3軸とは、上下、左右、回転3つの軸が回転し、あらゆる揺れを補正して動画を撮影してくれます。ジョギングでも跳びはねて撮影しても、まるで氷の上を滑らかにスーッと滑っているように撮影してくれる強力な物です。
ジンバルには安い2軸の物もあります。2軸の場合は大抵上下の追従がないので、縦揺れに弱く、歩く程度なら問題ありませんが、走ったり飛び跳ねたりすると、上下の揺れがそのまま入ってしまいます。完璧に追従したい場合、3軸を選びましょう。
撮影モードは以下の4つがあり、ユーザーが設定で任意に選ぶことができます。
- 【パン&チルトフォローモード】デフォルトのモードです。ジンバルを上下左右に動かすと、カメラはハンドルの動きに追従します。ロールモーター(回転)は回転しないので、このモードでは2軸ジンバルと同じになります。
- 【パンフォローモード】ハンドルを左右に回転させると、カメラのハンドルの動きに追従します。チルトモーター(左右)は-30度~+30度の動きには追従しませんが、それを越えると追従します。ロールモーター(回転)は動作しません。パン&チルトフォローモードで、真横にや真後ろなどにカメラをうごかす場合などに使用すると便利です。
- 【オールロックモード】チルトモーター(左右)は-30度~+30度の動きには追従しませんが、それを越えると追従します。パンモーター(上下)、ロールモーター(回転)は動作しません。1軸モードで、ほぼ自撮り棒のような固定された挙動になります。
- 【POV(オールフォロー)モード】パン、チルト、ロールが360度フォローして撮影されます。3軸で最も追従する機能で、上下左右回転あらゆる揺れを補正してくれます。
モードの切り替えは前述したように、本体のボタンやリモコンで行うことができますが、アプリでも切り替えることができます。ボタンを押すと何回押してなに…など、結構覚えるのが手間ですが、アプリだと直感的に操作できるので簡単です。どのモードがどのように追従するかが表示される点も親切です。
○卓上撮影機能がある
付属に画像のようなミニ三脚があります。これをジンバルの底部に取り付けることにより、卓上撮影が可能になります。また、これは一般的なカメラにもそのまま取り付けることができるので汎用性が高いです。
取り付けると画像のようにきちんと地面に立って安定します。この状態で自撮りなどをすることにより、配信などにそのまま使える映像が撮影できます。
○顔追跡機能がある
ユニークな機能としては顔追跡機能があります。これは、顔をスマホアプリが認識し、フォーカス(ピント)を合わせてくれるのと同時にカメラが動いて追い掛けてくれます。ただ、それほど速い動きには対応していないようです。速く動いてしまうとロックが外れてしまいます。
あくまで顔にオートフォーカスするのと、多少カメラが追い掛けてくれる程度の認識の方が良いと思います。
顔追跡機能の使い方はジェスチャーで行います。ジェスチャーを行う前に、まずはスマホアプリ内の手のマークを選択して有効にします。
ジェスチャー機能を有効ににしたら、カメラに向かってを『パー』か『チョキ』を出すと、カウントダウンの3秒タイマーが表示され、顔が緑色の四角に囲まれ、録画が自動的に開始されます。また、撮影中に同じようにジェスチャーでパーかチョキを出すと録画が停止されます。
○撮影モードがたくさんある
撮影モードは複数あるので、ただのジンバルと比べても多機能です。
- 【ドリーズーム】被写体をそのままのサイズで撮影しながら、背景に引きをもたらすことにより、背景が迫ってくるような独特の映像が撮影できる。
- 【スローモーション】スローモーションで撮影できる。
- 【インセプション】録画中にスマホが自動で回転し、遠近法の独特な世界観を演出する。
- 【パノラマビデオ】パン追従モードで広角撮影ができ、パノラマ撮影ができる。
- 【縮尺撮影】ゆっくりと動いている物や日の入り/雲の流れを撮影できる。
- 【タイムラプス】数秒や数分ごとに撮影することにより、独特の低速撮影ができる。
使用方法は簡単で、スマホアプリ内の『Moment』を選択。
すると、動画や音声とともに、どのように撮影されるかが出てくるのでそこでモードを選んでください。
総評
3軸のしっかりとしたスマホジンバルで、卓上撮影機能や顔追跡機能がありながら、1万円以下で購入できるので非常にコスパが高いです。肝心の追従機能も、動画を見ていただければほぼ完璧に動作していることが分かると思います。
折りたたむとポケットにも入るくらいの小ささになるので、非常に扱いやすくなっています。
こんな人にお勧め
- 3軸でしっかり追従するスマホジンバルが欲しい人
- コンパクトで持ち運びやすいスマホジンバルが欲しい人
- コスパの高いスマホジンバルが欲しい人
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