今回レビューするのは、日立さんの電子レンジ『MRO-HE3B-W』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
レンジ最高出力850W*ですばやくあたため。
「200℃ 1段ヒーター式オーブン」搭載。自宅でオーブン調理ができる!
よく使うオートメニューがダイレクトキーで使いやすい。
*高出力850Wは、短時間高出力機能(最大2分間)
パッケージ外観

セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。

電子レンジ本体。庫内容量は16リットル。

回転台(右)と回転皿(左)。

保証書。

説明書兼レシピ集。

スペック
- 外形寸法:幅462×奥行338×高さ295mm(ハンドルなどを入れた最大奥行寸法:373mm)
- 庫内有効寸法:幅268×奥行288×高さ163mm
- 質量:約10.5kg
- 総庫内容量:16L
使用した感想
フラット型から回転式に戻した理由
今まで3台連続でフラット型の電子レンジを使用していましたが、壊れたので買い換える際、今回は今ではすっかり少数派になって廃れてしまった、回転式を敢えて購入しました。これにはいくつか理由があります。
詳細は後述するとして、最大の理由は、フラット式だと複数の物を温めると温めムラが凄く出て使い物にならないからです。
1つだけなら良いんです。温度設定もできますし、庫内は広々。掃除もしやすい。良いことも多いのですが、ただ1点。複数の物を一緒に温めるとまともに使えない。これがホントにうんざりで…。
もしかしたら、10万円するくらい高価で高機能なフラット型の電子レンジだと、複数でも大丈夫なのかもしれませんが、私が購入する価格帯の3万~5万で3台ほど購入しましたが、複数温めが上手くいく物は1つもありませんでいした。
私の場合、電子レンジ機能以外のオーブンやグリル、スチームなんてほとんど使いません。だったら高価なフラットにする意味あるのか?しかも、複数温めがまともにできないのに?と思った次第です。
回転式は複数の温めで温めムラが出ない
そして、今回、10年ぶりくらいに回転式の電子レンジに戻しましたが、やはり複数同時温めにはホントに強い。
ご飯とおかずを一緒に入れて1分半温め。これで両方ともきちんと温まりました。

これが、私が使用してきた3~5万程度のフラット式電子レンジだと、真ん中に位置指定の丸い印字があるのですが、そこに置かないとちゃんと温まりません。そして、2つ3つ温めようとすると、どうしてもその小さい円の中からはみ出るので、結果、どちらもまともに温まらないか、片方は温まっていても、もう片方は冷たいままなどがほとんどでした。
回転式の場合、大きいお弁当やお皿だと庫内が狭いので、壁に引っ掛かって回転しなくなるなんてこともありますが、それはごく希に起こることでしかありません。そのデメリットを考慮しても、やはり私は回転式の、『複数同時にきちんと温められる』というメリットの方がはるかに上回ると感じました。
自分のご飯とおかず、飲み物で3点温めたい物がある場合、フラット式を使用していたこれまでは、飯を50度設定で温め、ドアを開けて取り出し、おかずを入れて60度に設定し、またドアを開けて取り出し、飲み物を入れて飲み物ボタンを押す…なんてことを、点数の分だけやっていました。これが本当に面倒で…。家族がいるならもっと大変です。
これいちいちみんなやってるんですかね…。そんなわけないと思うので、やはり高価な高級機だと複数同時に温められるんでしょうね。私は先述したように、99%電子レンジの温めしか使わないので、そこに10万とかは出せません。
トーストも裏返しなしでしっかりと焼ける
ほとんど温めしか使わないにしても、トースター機能、グリル機能があり、パンが焼けた方が便利なので、単機能ではなく、グリルやオーブンのある機種を購入しました。たまにグラタンを作りたくなるときもあるんです。

トースト機能もしっかりしてて、裏返しなしで7分で完成。しかも、きちんと焦げ目が付いていたので、専用のトースターと焼き具合は変わりません。ただ、時間はトースターだと5分くらいでできるのですが、こちらは7分かかるので時間的には長く掛かります。

これも回転式のメリットですが、裏返しは必要ありません。フラットの場合は裏返しが必要です。
回転式が廃れたのには理由もある
現在は売れ筋のほとんどがフラット式です。回転式はすっかり廃れています。しかし、それには納得できる理由もあります。
庫内が狭くなる
フラット式は、中に回転台や回転皿を入れなくても良いので庫内が広いです。大きいお弁当やお皿も楽々入りますし、大きい物が引っ掛かって回転しなくなるなんてこともありません。
一方、回転式はどうしても回転台や回転皿を入れるので庫内が狭くなります。回転しないような引っ掛かる大きな物を入れてしまうと、想定通りの温まりになりません。

細かい温度指摘が基本できない
フラット式はほぼ温度センサーが付いています。なので、先述したように、温度指定が可能です。しかし、回転式は逆に、ほとんどの場合温度センサーは付いていません。その代わり、重量センサーが付いており、重さで温め時間を自動決定する仕組みです。このような違いから、正確に好みの温度に温めるという点についてはフラット式の圧勝です。
回転式の場合は重量で温め時間を決めるので、好みの温度にならない場合、使用する人間が癖を学習し、手動で、「これは確か1分30秒だな」などと入力する必要があります

確かにこれは面倒くさいです。しかし、先述したように、私はこの面倒くささより、複数温めがまともにできないフラット式の不便さの方がいやになりました。
掃除が面倒
フラット式は中になにもないどころか、出っ張りもないので掃除が楽です、底面の場合は布巾でさっと拭くだけで終わりです。1秒です。一方、回転式は回転台、回転皿を取り出し、それでも画像のように出っ張りがあります。同じようにサッと掃除するだけででも、30秒はかかります。

これに関しても、やはり私は複数同時温めが1回でできる回転式のメリットを取りました。回転皿を取って掃除しなきゃならないことは週1が良いところですからね。
総評
メリットとしては、フラット式の方が多く、便利だし高機能だと思います。だからこそ、現在はフラット式が圧倒的に売れて、回転式が売れていないわけです。
私の場合、ただ1点。複数同時温めを1度で行いたい。これだけのために回転式に戻りました。そして、後悔もしていません。1点だけ温めるならフラット式最高なんですけどね、
こんな人にお勧め
- 複数を同時に温めたい人
- 安い電子レンジが欲しい人
- フラット式の温めムラが気になる人。
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