今回レビューするのは、FANGORさんのプロジェクター『206A』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
- 【さらに進化4500ルーメン】自宅にいながら、大きなスクリーンで映画・スポーツ観戦・ゲームなどを楽しめる家庭用ホームプロジェクター。4500ルーメンにより高精細な映像を楽しむことができます。
- 【HDMI/USB/SD/VGA対応】■HDMI:PC/ニンテンドースイッチ/PS3/PS4/パソコン/Fire TV Stickなど様々なデバイスに接続可能 ■USB/SD:本体に直接接続可能 ■VGA:パソコンなどのデバイスに接続可能。Lightning/Micro usb to HDMI変更アダプタを利用してiPhone/スマホ/タブレットと連携可能。
- 【55000時間以上ランプ寿命】FANGORプロジェクターの光源は動作寿命が55000時間以上と、耐久性のあるLEDを採用し、一般的なランプに比べて高寿命となっています。
- 【軽量かつコンパクト】内蔵スピーカーがあり、台形補正やフォーカス調整も簡単にでき、標準的なカメラ三脚も付属、画面サイズは30-200インチまで対応、自宅でも豪華な映像を楽しめます。
- 【付属品】付属品:三脚スタンド・収納バッグ・AVケーブル・VGAケーブル・HDMIケーブル・リモコン・日本語取扱説明書
長所と短所
- ◎小型軽量なので使いたいときだけ出せば良い
- ○入力ソースが豊富
- ○台形補正機能あり
- ○リモコン操作できる
- ○設定や操作が簡単
- ○明るさは十分
- ○解像度十分
- ○レジューム機能がある
- △動作音はそこそこする
- ○音量は細かく調整できる
- ○オマケが充実している
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
プロジェクター。
収納ケース。
HDMIケーブル。
VGAケーブル。
AVケーブル。
リモコン。
電源アダプター。
電源アダプター変換ユニット。
ミニ三脚。
説明書。日本語ページあり。
動画
スペック
- 光源種類
LED(発光ダイオード) - ルーメン
4500ルーメン - コントラスト比
3000:1 - アスペクト比
16:9/4:3/Auto - 解像度
ネイティブ1280 x 720 最大1920*1080対応 - 台形補正
上下±15° - 出力/入力端子
HDMI*2/USB/microSD/AV/VGA - Bluetoothバージョン
5.0(音声機器対応のみ) - 寸法
203 x 150 x 82 mm - 重量
0.9 kg
使用した感想
◎小型軽量なので使いたいときだけ出せば良い
このプロジェクターは小型です。一般的なフルサイズプロジェクターよりもずっと小さく、片手で持つことも可能。千円札と比較しても小さいことが分かります。
計測したところ、幅約260mm×奥行き約200mm×高さ約120mm。
重さは947g。
小さいので押し入れにしまったり出したりとの作業が楽ですし、なにより使わないときに押し入れなどの隅っこに置いておけます。
毎日のように使用するなら常時出しっぱなしになると思うので、大きくても気にしなくて良いと思います。しかし、たまに使うような場合、このように小さいプロジェクターの方が、なにかと便利です。
○入力ソースが豊富
入力ソースは一通り揃っています。側面にAV、HDMIケーブルを差し込むポートがあります。また、同じ面にヘッドホンジャックもあり、プロジェクターからイヤホンやヘッドホンで音声を聞くことができます。さらにはUSBメモリやSDカードに入れた動画や音楽、画像ファイルの再生も可能です。
背面には入力ソースのVGAがあります。
USBメモリに入れた動画を再生している様子です。このようにUSBメモリに動画を入れ、プロジェクターに差し込むと、動画や音楽、画像の再生がPCで扱うように簡単にできます。
HDMIやVGAでも映像を出せるので、PCの画面をこのプロジェクターを通して大画面スクリーンに映し出すことも可能です。プレゼンや授業にも使えます。
○台形補正機能あり
プロジェクターを上方向や下方向に角度を付けて映像を投影すると、画面が長方形ではなく台形になってしまいます。しかし、こちらはその台形を補正する機能が付いています。画像のように、レンズ上に2つのダイヤルがあります。その奥側が台形補正ダイヤルです。上下15度の台形を補正してくれます。
プロジェクターの底面には角度を付ける一脚があります。こちらはネジ式で組み込まれており、指で回して簡単に出すことができます。これで角度を上に向けて投影できるようになります。その際、投影される映像は前述のように台形になってしまうのですが、これを補正してくれるものが台形補正機能です。プロジェクターには必須機能だと思っています。
一脚を最大限に出すと、画像のように15度上を向く形になります。
○リモコン操作できる
付属にリモコンがあります。本体だけでも操作はできますが、リモコンがあった方がはるかに便利です。そのリモコンは、画像のように蛍光塗料が塗られており、薄明かりがあればぼんやりと光るので、視認性が良くなっています。ただ、部屋を真っ暗にするとほぼ見えなくなってしまいます。
リモコン受光部は前面と後面両方にあります。そのため、プロジェクターの後ろからリモコン操作をしてもスムーズに受け付けてくれます。
リモコンに使用する電池は単四電池2本です。
○設定や操作が簡単
設定や操作はオーソドックスなプロジェクターで簡単でした。電源を入れるとまずはトップ画面で画像のようなメニューが出ます。静止画、音楽、動画のどれを再生するのかを選択します。設定を行いたければ設定を選択。ただ、設定はデフォルトで全く問題ありません。
動画を選択すると、USBメモリやSDカードの中にあるドライブが出てきます。ここではCとなっているのがそれです。Cを選択。
すると今度はCドライブとされているUSBメモリの中に入った動画一覧が出てきます。その中から再生するものを選択。
無事動画が再生されました。音楽でも静止画でも同じような操作です。HDMIやVGA、AVケーブルで映像を出力する場合、入力ソースを選択するとその映像が出てきます。
設定項目もシンプルにまとまっています。画像は映像関連の設定です。
音声の設定。
システム設定。
時間設定。
設定は前述したように特に弄る必要はありません。そのままでなんの問題もなく使えます。
○明るさは十分
高価なプロジェクターだと、もっと明るい物もいくらでもありますが、普通に使用する分には明るさは必要十分です。部屋を豆電球だったり、TVやPCの画面を点灯したまま使用しても問題なく映像を観られます。薄明かり程度なら問題ありません。
部屋をいつもの状態で明るくしたときの様子です。うっすら映っていますが、さすがに明るくして観ることはできません。ちなみに、このときは間に合わせでクローゼットの茶色い扉に映像を出力しています。次の画像を見るとわかりますが、こんな適当な場所に映してもきちんと見ることができます。
こちらが部屋を暗くして映像を出力した様子です。問題なく映像が出ていて見やすいです。
当たり前ですが、部屋をいつも通り明るくするとまともに映像を観ることはできません。しかし、薄暗くすればかなり綺麗にハッキリくっきり映像を見ることができました。
○解像度十分
解像度は十分です。入力ソースの対応は1920×1080までで、出力解像度は1280×720です。出力はフルハイビジョンではありませんが、映像も字幕も問題ありません。
近付いて字幕を見てみましたが、ギザギザ感もなく綺麗です。読みやすく目も疲れません。
上下左右から角度を付けて見ても色の変化や暗転はありませんでした。
○レジューム機能がある
USBメモリやSDカードの動画や音声ファイルの再生の場合、レジューム機能があります。前回終了したところから再生してくれます。レジュームを行うかどうかは、ファイルを再生したときに、はいかいいえで選択します。
画像はリモコンのOKボタンを押したところです。すると、ファイルの情報やコントロールパネルが出現します。このコントロールパネルは、リモコンの上下左右のボタンで移動して、それぞれアイコンを選択すると操作できます。
△動作音はそこそこする
動作音はそこそこします。動作音とはファンの音です。小さいので内部に熱が溜まるのを避けるため、内部でファンが激しく回転します。
物凄く五月蠅く、プロジェクターで出している音声が聞こえなくなるほどではありませんが、真横にあったら結構気になります。できれば2mほど離れた方が良いです。
○音量は細かく調整できる
音量はリモコンでも操作できるのですが、1発で消音できるミュートもボタンもありますし、最小音量から最大音量までかなり幅広く、そして細かく調整できます。
最大音量にすると近所迷惑になるほど大きくなるので、映画やゲームなど迫力のある音で楽しめます。
○オマケが充実している
付属品が充実しています。少し変わったところとしては、電源アダプターのコンセントのプラグが3つあることです。日本用のプラグは画像の物になります。こちらを電源アダプターに装着します。その他も海外用に2種類あります。日本では使わないと思いますが、海外へ持って行くなら便利です。
何も装着していない電源アダプターが画像の物になります。ここに前述のプラグを取り付けます。
プラグを取り付けると画像のように、日本ではお馴染みのコンセントの形になりました。
しっかりとしたミニ三脚も付属。小さいのですが造りは頑丈で、1kgオーバーのプロジェクターを取り付けても安定していました。
ミニ三脚を開くと画像のようになります。角度調整もできます。
収納ケースもあります。こちらはプロジェクターから付属品一式まで全部入れることができます。また、各所にクッションが入っているので衝撃にも強いです。
総評
ミニプロジェクターなので、常時使用するというより、たまに使う方に最適だと思います。必要なときだけ出して、使い終わったらしまうとの方です。小さくて軽いのでこの手間が非常に楽です。前述したように一式全て収められるケースもあるので、付属品などがバラバラになりません。
プロジェクターとしての機能も家庭で使用するには十分です。動作音でファンの音はしますが、どのプロジェクターもこんなものです。2mくらい距離を開ければ問題ありません。
こんな人にお勧め
- 小型プロジェクターが欲しい人
- 台形補正機能のあるプロジェクターが欲しい人
- しっかりした収納ケースのあるプロジェクターが欲しい人
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