今回レビューするのは、EarFunさんのワイヤレスイヤホン『TW200』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
- 【唯一2020 iFデザイン賞 & 2020 CES賞を受賞した完全ワイヤレスイヤホン】:EarFun Airは同時に「iFデザインアワード 2020」と「CES 2020 イノベーションアワード」を受賞した、唯一の完全ワイヤレスイヤホンとして、素晴らしい機能と優れた設計が世界的に認められました。見た目の高級感と良好な装着感などにこだわった丁寧な作りになっています。【片耳対応のTWS技術】:Airoha社のMCSync技術を搭載した最新チップを採用しており、左右いずれかのイヤホンを単独で使用できます。Bluetooth通信品質が強化され、音が途切れにくいです。
- 【高感度複合ダイナミックドライバー】:6mm径のドライバーにPEEK(剛性)+PU(柔軟性)の複合振動板を採用しており、不要な振動を抑えるので、中高域ではより滑らかかつ繊細な音、低音域では深みとキレのある迫力のある重低音を再生することができます。【35時間再生&急速充電】:イヤホン本体は1回の充電で7時間連続再生できます。充電ケースを使用すれば、最大35時間再生できます。急速充電に対応可能なので、10分だけ充電して120分間再生可能です。さらに、安全なUSB-C充電と便利なワイヤレス充電に対応します。
- 【直感的なタッチ操作&スマートな自動装着検出機能】:静電容量式タッチセンサーを搭載しており、指をタッチセンサーにふれることで音楽再生や着信応答、音量調整などの操作を直感的にコントロールできます。物理ボタンを押し込むことによる耳への不快感にさよなら!自動装着検出機能で、自動一時停止/再生が可能です。イヤホンを耳から取り外すと、自動的に音楽を一時停止します。再びイヤホンを耳に着け直すと、自動的に音楽が再開します。【18ヶ月安心保証】:ご購入日より18ヶ月の安心保証が付いております。万が一製品に不具合があった場合や、正常な使用中での故障の場合、ぜひ当店までご連絡ください。保証期間内において新品交換/返品/返金など対応いたします。
- 【デュアルマイクテクノロジーで通話品質向上】:イヤホンごとに2つのノイズキャンセル機能付きマイクを内蔵しており、音声通話の際に周囲の雑音や騒音の80%以上を取り除くことで、よりクリアな音声品質と優れた通話体験を提供します。両耳はもちろん、片耳でも通話することができます。【自動ペアリング】:充電ケースの蓋を開けると、自動的に電源が入り、ペアリングモードになります。一度ペアリングを済ませれば、次回は蓋を開ければ、自動的に再接続されます。イヤホンを取り出す前に接続完了!
- 【装着感が格段にアップ】:耳の穴にやや押し込んで使うカナル型なので、装着感が格段に向上しました。長時間装着しても不快感を感じません。同梱の4サイズ(XS/S/M/L)のシリコン製イヤーピースが選べます。【IPX7完全防水&各種認証取得済み】:自社開発の「SweatShield」テクノロジーを搭載し、水や汗からの侵食を防げるので、スポーツや運動をする時、不意に雨に降られ時も、安心してご利用いただけます。世界最大規模の認証企業、SGSからRoHS、CA65、CE、FCCやPSE、工事設計認証など、各認証を取得しました。また、欧州連合のRoHS適合で人体と環境に優しい素材を採用しており、安全性と機能性を両立させたイヤホンです。
長所と短所
- ○小型軽量なので耳に負担が掛からない
- ○ケースの開閉とイヤホンの電源が連動している
- ○両耳でも片耳でも使用可能
- ○音量と曲送りがイヤホンのボタンでできる
- ○ 自動装着検知機能で再生と一時停止が自動
- ○音質、受信感度十分
- ◎バッテリー持ちが7時間
- ◎IPX7の防水性能
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
イヤホン。
ケース。
USB Type-Cケーブル。
イヤーピース。
説明書。日本語ページあり。
動画
スペック
- ドライバーユニット : 直径 6mm複合ダイナミックドライバー
- 電池持続時間:約7時間(イヤホン)、約35時間(ケース充電込み)
- 充電時間:約 1.5時間(イヤホン)、約2時間(充電ケース)
- イヤホン重量 : 約 5.3g/一個 防水規格:IPX7
- Bluetooth規格:5.0 Bluetooth動作範囲:15m
- 対応コーデック:AAC、SBC 周波数特性 : 20Hz~20kHz
- Bluetoothプロファイル:A2DP、AVRCP、HFP、HSP
使用した感想
○小型軽量なので耳に負担が掛からない
いわゆる完全ワイヤレスイヤホンです。コードレスなのはもちろん、左右を繋ぐコードすらありません。そのため激しい動きをするスポーツでも、頭をいくら激しく動かしてもひっかかるものはありません。また、横になってみても、枕などにコードが触れないので快適です。音質は有線に比べて一段劣る傾向にはありますが、快適性では圧倒的に上なので、そこまで音質にこだわらない方にはオススメのタイプです。
大きさは100円玉と比較してもいかに小さいかが分かると思います。イヤホンのハウジング部分は100円玉よりも小さいです。そこから下にマイク部分の棒が伸びている形状になっています。
大きさは高さ3.73cm×幅1.90cm×奥行き2.33cm。重さは左右2両方で11.0g。片方5.5gの超軽量。
実際に耳に装着すると画像のような様子になります。マイクが下に伸びているタイプですが短めなので、意味タブからはみ出るかどうか程度で邪魔になりません。また、後ろから見るとイヤホンが完全に隠れてしまうほど小さいこともわかると思います。
これだけ小さくて軽いので耳の負担になりません。装着しても重さは全く感じず。コードのあるイヤホンだと、服などに引っ掛かって下に引っ張られることもあるのですが、完全ワイヤレスなのでそれもありません。
○ケースの開閉とイヤホンの電源が連動している
ケースの蓋とイヤホンの電源が連動しています。どういうことかというと、ケースのフタを開けるとイヤホンの電源がオンになり、閉めるとオフになる挙動です。そのため、基本的に自分で電源のオン、オフの操作をする必要はありません。もちろん、自分で電源のオン、オフすることもできます。
ペアリング方法としては下記のようになります。非常に簡単ですね。
- ケースの蓋を開ける
- スマホのBluetoothをオンにして検索
- 出てきた『EarFun Air』を選択してペアリング完了
初回ペアリングが終われば、2回目以降はケースのフタを開けると自動的に接続されます。自分ですることはケースのフタを開けるだけです。
ケースも小さくて軽いです。千円札、百円玉と比較してもいかに小さいかおわかりいただけると思います。片手で握りきれるほどの大きさなので、パンツのポケットに余裕で入ります。
ケースの大きさは幅5.01cm×厚さ2.96cm×高さ5.18cm。重さもはイヤホン込みでも軽くて55.2gです。蓋はマグネットになっているので開閉は楽ですし、ポケットやバッグの中に入れている最中、勝手に開くなんてこともありません。
○両耳でも片耳でも使用可能
この完全ワイヤレスイヤホンは両耳での使用も片耳での使用も可能です。しかも、左右どちらも簡単に片耳として使用することができます。
使い方は簡単で、最初から片耳で使用するなら、ケースのフタを開け、必要な片方だけ取り出し、残りはケースに入ったままにして蓋を閉じる。たったこれだけです。最初は両耳イヤホンとして接続されますが、片方を残したまま蓋を閉じることにより、自動的に片耳イヤホンとして再ペアリングされるんです。
逆に片耳で使用していて、両耳で使用したくなった場合、ケースのフタを開けて残りを取り出すだけです。これで勝手に両耳イヤホンになります。また、両耳として使用していて片耳にしたかったら、必要ない片方をケースにセットして蓋を閉じます。
最近の完全ワイヤレスにこの挙動が多いのは、接続方式が画像のようなシステムになっているからです。これまでは『スマホ→親機→子機』と接続されるため、音ズレや左右のバッテリー持ちの差がありました。しかし、最近はスマホから左右のイヤホンにそれぞれ接続するため、これらの課題はほぼ解消されたんです。このイヤホンもこの方式です。
この接続方式により、いちいちイヤホンの接続が切れることがないので、聞いている音楽やラジオが全く途切れることなく、両耳と片耳の切り替えが行われます。これは非常に快適です。両耳と片耳を頻繁に切り替える方は、この最新の方式を選ぶと良いでしょう。
○音量と曲送りがイヤホンのボタンでできる
完全ワイヤレスイヤホンの場合、小さいこのの弊害でボタンが1個しか設置出来ないことがほとんどです。そのため、音量や曲の変更ができなかったり、どちらか一方しか出来ない場合が多いです。しかし、こちらは音量の上下と、曲送りができます。注意点としては曲戻しができません。曲の変更でできるのは曲送りのみになります。
なぜ曲送りしかできないかというと、下表を見ると分かると思いますが、曲送りと対になる操作方法には音声アシスタントの起動が割り当てられているからです。使用スタイルによるとは思いますが、私の場合は素直に曲戻しが合った方が良かったです。
2回タッチ | 3回タッチ | 長押し | |
左右どちらでも |
|
|
|
右 | 曲送り | 音量アップ | |
左 | 音声アシスタント起動 | 音量ダウン |
ボタンはタッチ式なので操作感は快適です。指先で触るだけですぐに反応します。
○ 自動装着検知機能で再生と一時停止が自動
最もユニークな機能は自動装着検知機能です。この機能はあまり見ないレアな機能です。どのような挙動になるかというと、イヤホンを耳に装着しているかしないか、自動的に検知し、意味から外したら自動的に再生を一時停止。再び装着したら再生開始となります。
例えばお店で買い物をするとき、レジでイヤホンを一端取り外したとします。するとそこで自動で音楽は一時停止され、再び装着すると再生になるので、聴けない部分が発生しません。
私は好きならジオを録音してよく聞いているのですが、そのような場合にこの機能が役に立ちます。また、同じラジオですか、Radikoでタイムフリーを聞いているときも自動で一時停止してくれるので、『聞き逃し』がなくなります。ちなみに、両耳イヤホンとして使用していて、片方のみを耳から外しても一時停止します。この挙動は人によりけりでしょうか。
○音質、受信感度十分
音質は完全ワイヤレスとしては標準的なので不満はありません。スマホと接続して外で音楽を聞くとか、部屋の音楽を聞くのになんら問題なし。
音質 | 概要 | |
対応コーデック | A2DP、AVRCP、HFP、HSP | |
高音 | 割れたり歪んだりは感じず | |
低音 | 割れたり歪んだりは感じず | |
音ズレ | スマホで映画を観て感じず | |
音質評価※1 | ||
★★★★☆ |
※1 同タイプの他の物と比較しての評価(相対的評価)
イヤーピース手前に円盤状のストッパーがあります。このおかげで耳の穴はほぼ完全に塞がり、かつイヤーピースが奧に入りすぎないようになっています。遮音性がかなり高いので音楽への没入感は高いです。
受信感度は下表の通り非常に良かったです。日常生活で問題になることはないでしょう。IPX7の防水性能があるのでお風呂でも使用しましたが、お風呂場島のドアを完全に閉め切っても音は途切れず安定していました。
条件1 | 概要1 | 結果1 |
場所 | 屋内 | 音が途切れることなく聞こえる |
距離 | 8m | |
建造物 | 鉄骨 | |
障害物 | 間に木の扉2枚 | |
条件2 | 概要2(概要1に加えて) | 結果2 |
同上 | 受信部分を手で覆う | 音がブツブツ途切れる |
条件3 | 概要3(概要2のあとに) | 結果3 |
同上 | 受診部分から手を離す | 再び音がスムーズに聞こえる |
受信感度評価※1 | ||
★★★★☆ |
※1 同タイプの他の物と比較しての評価(相対的評価)
◎バッテリー持ちが7時間
実際に音楽再生でバッテリーがどれくらい持つのかも実験しました。その結果、公称値通りおよそ7時間持ったので十分です。
条件 | 仕様上 | 実験結果 |
両耳での音楽再生 | 7時間 | ▲7時間11分 |
片耳での音楽再生 | 7時間 | ▲7時間5分 |
充電 | 1.5時間 | ▲1時間39分 |
バッテリー評価※1 | ||
★★★★★ |
※1 同タイプの他の物と比較しての評価(相対的評価)
この手の完全ワイヤレスイヤホンの場合、バッテリー持ちは平均5時間程度なので、平均よりずっとバッテリーが持ちます。完全ワイヤレスイヤホンはバッテリー持ちが課題だったのですが、これは克服しています。完全ワイヤレスイヤホンでバッテリー持ちに不満がある方は是非。
◎IPX7の防水性能
防水性能はIPX7なのでほぼ完璧と言って良いでしょう。IPX8のイヤホンはほぼありません。IPX7は『水深1m30分以内の水没からの保護』となっています。そのため、お風呂で使っても問題ありません。実際にシャワーを浴びながら使用もしましたが、動作に問題はなく、その後も元気に動いています。
総評
IPX7の防水性能のあるイヤホンなので、お風呂での使用はできますし、シャワーを直接強く当てても全く問題ありませんでした。スポーツ路などに使用すると便利だと思います。また、この防水性能なので、汚れたら水でジャブジャブ洗えます。
音質は問題ありませんし、ストッパーがあるので遮音性が非常に高く、完全ワイヤレスイヤホンながら音楽への没入感が高いです。操作性だと音量の上下、曲送りはできます。曲戻しはできないので、そこだけは留意した下さい。
総合的に見て、バッテリーも音楽再生で7時間持つので、前述したような特徴と合わせると、非常にコスパの良いイヤホンだと思います。
こんな人にお勧め
- 遮音性が高い完全ワイヤレスイヤホンが欲しい人
- 音楽再生でバッテリーが7時間持つ完全ワイヤレスイヤホンが欲しい人
- IPX7の防水性能がある完全ワイヤレスイヤホンが欲しい人
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