今回レビューするのは、EarFunさんのワイヤレスイヤホン『Air Pro 2』です。
それでは早速レビューを書いていきたいと思います。
目次
特徴
- 【ハイブリッド式のアクティブノイズキャンセリング&風切り音低減】:イヤホンの外側と内側に配置する二つの集音マイクで周囲の音をモニタリングし、ノイズを打ち消す逆位相の信号を生成し、最大40dBノイズ低減できます。Earfun独自のANC技術QuietSmart 2.0テクノロジーにより、風切り音を低減します。【3つのノイズコントロールモード】:「アクティブノイズキャンセリング」、「外音取り込み」、「ノーマル」の3つのノイズコントロールモードがあります。使用環境に応じて、3つのモードを切り替えることができます。※ノイズキャンセリング機能は、乗り物や空調などの低周波数帯の騒⾳に対して最も有効です。すべての騒音が打ち消されるわけではありません。
- 【大口径10mmチタンコーティング複合振動板搭載ドライバー】:大口径10mmチタンコーティング複合振動板を採用しており、豊かな低音から鮮明な中高音まで再生します。【6マイク通話テクノロジー】:強化された6マイク通話(ENC)テクノロジーにより、周囲のノイズを低減し、声を正確に拾うことで、対面のようにスムーズな会話を進めます
- 【34時間再生&ワイヤレス充電】:イヤホン本体は1回充電すると、最大7時間連続再生ができます。わずか10分の急速充電で最大120分間再生が可能です。充電ケースと合わせれば、最大34時間再生できます。USB-C充電とワイヤレス充電に対応します。
- 【直感的なタッチコントロール】:静電容量式タッチセンサーを搭載しており、指先で軽くタップすることで音楽再生や着信応答、音量調整などのよく使う操作を可能にしました。物理ボタンを押し込む事による操作時の不快感を解消します。
長所と短所
- ○完全ワイヤレスイヤホンなので邪魔な物が無い
- ○タッチボタンの軽快な操作性
- ◎装着検出機能がある
- ○音質、遅延、受信感度問題なし
- ◎音楽再生で3つのモードがある
- ◎音楽再生でのバッテリー持ちが7時間
- ◎ケースのQi充電ができる
- ○両耳と片耳の切り替えがシームレス
- ○IPX5の防水性能
外観
パッケージ外観
セット内容
パッケージ内容は画像の物で全てになります。
イヤホン。
ケース。
USB Type-Cケーブル。
イヤーピース。
サンキューカード。
説明書。日本語ページあり。
動画
使用した感想
○完全ワイヤレスイヤホンなので邪魔な物が無い
このイヤホンは完全ワイヤレスイヤホンです。一般的なワイヤレスイヤホンの場合、スマホなどと繋ぐケーブルが無く、左右のイヤホンを繋ぐケーブルはあります。しかし、こちらは左右を繋ぐコードすらありません。
いくら頭を振っても動きは自由です。首筋や衣服に引っ掛かるコードは無く、それによってイヤホンが下に引っ張られて不快な思いをしたり、イヤホン自体が取れてしまうこともなし。また、コードがこすれてゾリゾリしたノイズが耳まで届くタッチノイズも絶対に発生しません。装着して快適なだけではなく、音楽を聞く意味でもノイズがかなり軽減されるのでメリットがあります。
大きさは100円玉と比較しても小さいことが分かります。マイクの棒状部分を除いたハウジング部分は100円玉よりも小さいです。また、重さは左右両方で11.2g。片方5.6gと軽量です。もっと軽い片方5gを切るイヤホンもありますが問題ありません。軽くて小さく、丸みを帯びた形をしているので、長時間装着しても耳が痛くなりませんでした。
大きさは高さ36.6mm×奥行き21.9mm×幅15.6mm。指で摘まめるほどの大きさです。
マイクの棒状部分がありますが、それでも小さいイヤホンと言って差し支えありません。マイク部分も短いので装着して邪魔になるようなことも目立つこともありません。
形状はカナル型で、イヤーピースを耳の穴の中に入れるオーソドクスなタイプ。カナル型が苦手な方もいると思いますが、前述したように、小さい、軽い、丸いとのことで、長時間装着しても耳が痛くなりづらい構造になっています。また、装着力は十分で、頭をわざと激しく振って試したり、スポーツジムで激しい運動もしましたが、外れるどころか一切ズレませんでした。
○タッチボタンの軽快な操作性
イヤホンにある操作ボタンはタッチ式です。画像の赤丸で囲っている部分がそうで、わかりやすい位置になっています。また、ボタン部分が平らなのでタッチ精度も感度も良く、もたつきや誤操作もありませんでした。
接続は簡単で、ケースのフタとイヤホンの電源が連動しています。ケースのフタを開けるとイヤホンの電源が入り自動的に電源オン。同時にペアリング状態となるので、スマホなどのBluetooth機能から端末を検索。出てきた『EarFun Air Pro 2』を選択。以上で初回ペアリングは完了。以降はケースのフタを開けると、自動で接続されるので、接続操作は一切不要です。
操作方法もまあまあオーソドックスかなと思います。特別変わった部分はありませんが、曲送りが短押し3回は人によっては気になるかもしれません。ランダム再生していて、曲の変更を頻繁にする方は少し面倒かも。ただ、その代わり音量の変更は短押し1回で簡単です。移動中、状況によって頻繁に音量を変更する方は便利かもしれません。電車の中でアナウンスを聞くときに下げるとか、自転車に乗ってるときは雑音があるので大きくするとか…ですね。このように、状況によって音量を頻繁に変える方には向いている操作体系だと思います。
左 | 右 | ||
電源 |
電源オン | ケースのフタを開ける | |
電源オフ |
|
||
音楽再生 |
再生 | 短押し2回 | |
一時停止 | |||
次の曲 | 音楽再生中に短押し3回 | ||
前の曲 | 音楽再生中に短押し3回 | ||
音量アップ | 音楽再生中に短押し1回 | ||
音量ダウン | 音楽再生中に短押し1回 | ||
電話 | 電話に出る | 短押し2回 | |
電話を切る | |||
着信拒否 | 長押し2秒 | ||
通話切替 | 短押し3回 | ||
他 |
音声アシスタント起動 | 長押し2秒 | |
ANC/外音取り込み/ノーマルモードの切替 | 長押し2秒 | ||
リセット |
|
◎装着検出機能がある
さらにユニークな機能があります。それは『装着検知機能』。文字通り、イヤホンが耳に装着されているかどうかを検出する機能です。そして、耳に装着されれば再生。外されれば一時停止を自動で行ってくれます。ちなみに、この機能のオン、オフはできません。
装着検知機能で便利なシーンは、コンビニなどのレジのとき、知人と偶然会って立ち話するとき、電車でアナウンスを効くときなどです。このようなときにイヤホンを片方だけ外すと、自動的に音楽再生が一時停止するので、相手の声をつっじょうと同じように聞くことができます。また、その行為が終わったらイヤホンを戻すと自動的に再生されます。
これら一連の流れで、自分はボタンを押す必要がないので非常に楽です。イヤホンで音楽を聞きながら良く買い物をする方、電車に乗る方にお勧めの機能です。
○音質、遅延、受信感度問題なし
音質はaptxこそ対応していないものの、AACに対応しているので音質は良かったです。背後にサーッと流れるホワイトノイズも感じませんでしたし、歪んだり割れたりすることもありませんでした。また、受信感度も距離8mで一切途切れなかったので、日常生活で問題になることはありません。
音ズレに関しても、スマホで映画を流して口の動きと声をチェックしましたが一切感じませんでした。無線なので、厳密には音ズレがあるはずなのですが、人間が知覚できるレベルではないので問題ありません。
音質 | 概要 | |
対応コーデック | A2DP、AVRCP、HFP、HSP、AAC | |
高音 | 割れたり歪んだりは感じず | |
低音 | 割れたり歪んだりは感じず | |
音ズレ | スマホで映画を観て感じず | |
音質評価※1 | ||
★★★☆☆ |
※1 同タイプの他の物と比較しての評価(相対的評価)
条件1 | 概要1 | 結果1 |
場所 | 屋内 | 音が途切れることなく聞こえる |
距離 | 8m | |
建造物 | 鉄骨 | |
障害物 | 間に木の扉2枚 | |
条件2 | 概要2(概要1に加えて) | 結果2 |
同上 | 受信部分を手で覆う | 音がブツブツ途切れる |
条件3 | 概要3(概要2のあとに) | 結果3 |
同上 | 受診部分から手を離す | 再び音がスムーズに聞こえる |
受信感度評価※1 | ||
★★★★☆ |
※1 同タイプの他の物と比較しての評価(相対的評価)
◎音楽再生で3つのモードがある
ユニークな機能としては、音楽再生でモードが3つあることです。リーズナブルな完全ワイヤレスイヤホンではあまり見ない機能です。搭載されているモードは以下になります。
- アクティブノイズキャンセリング(ANC)モード
- 外音取り込みモード
- ノーマルモード
それぞれ解説していきます。まずは『ANCモード』。ヘッドホンにはたまにある機能です。イヤホン(ヘッドホン)から、人間に聞こえない周波数の音を出し、雑音を打ち消す機能です。やや籠もった音になる感じはしますが、周囲の雑音が軽減されました。感覚的に書くと、2m先の雑音が5m先に行ったような感じになります。もちろん、猿オンが完全に消えるわけではありません。雑音を軽減してくれる機能です。
次に『外音取り込みモード』。これは文字通り、ANCとは逆で周囲の雑音を通常よ襟取り入れるモードです。どのような時に使うかといえば、ジョギングやサイクリング中、周囲の音が聞こえないと危険な場合があります。例えば後ろから迫ってくる車の音。曲がり角の先にいる子供の遊び声。これが全く聞こえないとナルト危険なので、あえてそのような周囲の音を取り込んで安全に…との機能です。
最後に『ノーマルモード』。モードの変更をユーザーがしなければ通常はこのモードで運用されます。気にならないならこのままで音質的にも全く問題はありません。ちなみに、ノーマルも0度以外だと、ほんの少しバッテリー持ちが悪くなります。
◎音楽再生でのバッテリー持ちが8時間
音楽再生ではバッテリーが7時間持つとのことですが、実際にどれくらい持つのか実験してみました。その結果、音楽再生でのバッテリー持ちは8時間17となりました。
条件 | 仕様上 | 実験結果 |
両耳での音楽再生 | 7時間 | ▲8時間17分 |
片耳での音楽再生 | ||
充電 | 1時間(イヤホン) 2時間(ケース/USB Type-C) 3.5時間(ケース/Qi) |
▲1時間(イヤホン) 2時間(ケース/USB Type-C) 3.5時間(ケース/Qi) |
バッテリー評価※1 | ||
★★★★☆ |
※1 同タイプの他の物と比較しての評価(相対的評価)
充電もどれくらいでできるのかも実験してみました。その結果、イヤホンの充電は仕様の1時間よりも短く、○時間となりました。ちなみに、イヤホンのバッテリー容量は片方45mAhです。
ケースにもバッテリーが内蔵されており、イヤホンをケースにセットすると充電されます。そのケースの『バッテリー容量は500mAhとなっており、イヤホンを5.5回充電できることになります。
ケースに充電するにはUSB Type-Cケーブルで行います。また、後述しますが無線のQi充電にも対応しています。
ケースの大きさは小さく丸みを帯びているので、ポケットへの出し入れも楽でした。スリムジーンズのポケットにも楽に入りました。持ち運びは便利です。また、重さは53.8gと軽量です。
大きさは幅64.5mm×奥行き51.6mm×厚さ31.6mm。
◎ケースのQi充電ができる
前述しましたが、このケースはなんとQi充電にも対応しています。Qi充電とは無接点充電で、置くだけ充電と言われている物です。充電器も2千円程度で売っているので、この機会に一緒に揃えると便利になります。ケーブルの脱着が必要なく、置くだけで充電できるのは想像以上に便利です。
ただ、Qi充電の場合は出力が弱くなってしまうので、USB Type-Cケーブルによる充電よりは時間が掛かってしまいます。USB Type-Cだと2時間でケースが満充電になりますが、Qi充電だと3.5時間となります。ただ、寝ているときに充電したり、特別急いで充電する必要がないのであれば、やはりQi充電をお勧めします。
○両耳と片耳の切り替えがシームレス
このイヤホンは接続方法が左右独立型のため、両耳と片耳の切替がシームレスです。以前の完全ワイヤレスイヤホンの場合、スマホ→親機→子機と接続していました。そのため。電波が遅く届く子機に合わせていたため、音ズレ、バッテリー持ちの差違、両耳と片耳切替の差違のぶつ切れや再操作の問題がありました。しかし、最近は前述の左右独立方式の接続のため、これらの問題が全て解決しました。
このイヤホンは両耳で使用時に片方をケースにセットしてフタを閉じれば片耳で使用できます。また、逆に片耳で使用時にもう片方をケースから取り出せば両耳イヤホンとして使用できます。その際に、以前の方式だと音楽が途切れたり、再捜操作が必要だったのですが、最新のこの方式だとそれらが一切あなく気持ち良いです。
○IPX5の防水性能
防水性能も備わっています。それほど強固なものではありませんが、国際標準規格のIPX5に対応しています。不通の勢いのシャワーや、不通の雨程度なら故障しませんというレベルです。日常生活でこれだけあれば十分だと思います。
クーポン情報
- クーポン情報:8月28日 ~ 9月12日
- Amazonページ優待(1,000円OFF) クーポン優待:(600円OFF)
- 通常価格:7,999円→最終価格:6399円
- クーポンコード:EAP2BZ60
総評
機能満載の完全ワイヤレスイヤホンです。完全ワイヤレス、タッチボタン、タッチボタンで音量変更と曲変更の両方可能、装着検出機能、音楽再生での3モード(ノーマル、ANC、外音取り込み)、音楽再生での7時間のバッテリー持ち。ケースのQi充電。8千円を切るリーズナブルな完全ワイヤレスイヤホンでこれだけ多機能な物も珍しいと思います。
こんな人にお勧め
- 多機能な完全ワイヤレスイヤホンが欲しい人
- 装着検出機能のある完全ワイヤレスイヤホンが欲しい人
- 音楽再生で3モードある完全ワイヤレスイヤホンが欲しい人
- ケースをQi充電できる完全ワイヤレスイヤホンが欲しい人
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